354 / 770
第弐拾壱話-海外
海外-5
しおりを挟む
「リイルさんとアマンダさんの共通の知り合いに犯人がいるとは考えないんですか?」
燐がクランに質問すると「俺もデモンには内緒で、こっそりとその線で捜査している」と答えた。
「でもね、燐。共通の知り合いは私も含まれるし、リイルとアマンダの共通の知り合いは知っているからその線は薄いかも」
「だけど、その可能性も捨てきれないからクランに調べさせているんだろ?」
長四郎の問いにミシェルは頷くだけで何も言わなかった。知り合いに犯人が居るとは思いたくない様子が分かった。
「じゃあ、アマンダさんの職場に犯人が居るとかは?」
燐がそう言うと、アメリカ人二人はギョッとした顔で燐を見る。
「まさか、その線を疑っていなかったのかよ」長四郎がツッコミを入れる。
「そ、そんな事はねぇ。クラン」
「ああ、ミシェルの言う通り、その線も勿論、疑ってたさ」
『ホントにぃ~』二人は声を揃えて、ミシェルとクランを見る。
バツが悪そうな顔をするミシェルとクランであった。
こうして、アマンダの勤務先に移動した長四郎達四人。
アマンダの勤務先は、世界的なネット小売業大手のホライゾンの配送センターで配送管理をしていた。
そして、上司のタイショーからミシェルの話を聞けることになった。
「まさか、アマンダが殺されるとは思わなかったです」と英語で喋るタイショー。
「ラモちゃん。あいつ、なんて言っていんの?」
すかさず長四郎は燐に通訳を求める。
「まさか、アマンダが殺されるとは思わなかったです。って、言ってる」
「ああ、そ」長四郎はそれだけ答え、タイショーの話に耳を傾ける。
「彼女は優秀だった。本当に惜しい事をした」
タイショーが言う事をすぐに通訳する燐。
「アマンダが殺害される前に、会社でトラブルとかはなかったんですか?」
ミシェルが事件について質問すると、タイショーは「No」と言い首を横に振る。
「彼女デスクを見ても?」デモンがタイショーに許可を求めると、「それは出来ない。彼女の机は別の人間が使っています」と答えた。
それを聞いた長四郎は、フフッと笑う。
「ちょっと」燐は不謹慎という意味を込めて注意する。
「悪い。悪い。続けてもらって」
燐は申し訳なさそうに目でミシェルに合図をする。
「分かりました。彼女の私物は?」
「ああ、それなら彼女の実家に送ることになっていますから。まだ、あるんじゃないかな?」
タイショーは席を立ち、アマンダの遺留品を取りに行った。
「これが彼女の私物です」タイショーはアマンダの私物が入った箱を抱えて戻ってきた。
「拝見しても?」デモンが許可を求めると、「どうぞ」とタイショーが許可するといの一番に長四郎が中身を確認し始めた。
燐がクランに質問すると「俺もデモンには内緒で、こっそりとその線で捜査している」と答えた。
「でもね、燐。共通の知り合いは私も含まれるし、リイルとアマンダの共通の知り合いは知っているからその線は薄いかも」
「だけど、その可能性も捨てきれないからクランに調べさせているんだろ?」
長四郎の問いにミシェルは頷くだけで何も言わなかった。知り合いに犯人が居るとは思いたくない様子が分かった。
「じゃあ、アマンダさんの職場に犯人が居るとかは?」
燐がそう言うと、アメリカ人二人はギョッとした顔で燐を見る。
「まさか、その線を疑っていなかったのかよ」長四郎がツッコミを入れる。
「そ、そんな事はねぇ。クラン」
「ああ、ミシェルの言う通り、その線も勿論、疑ってたさ」
『ホントにぃ~』二人は声を揃えて、ミシェルとクランを見る。
バツが悪そうな顔をするミシェルとクランであった。
こうして、アマンダの勤務先に移動した長四郎達四人。
アマンダの勤務先は、世界的なネット小売業大手のホライゾンの配送センターで配送管理をしていた。
そして、上司のタイショーからミシェルの話を聞けることになった。
「まさか、アマンダが殺されるとは思わなかったです」と英語で喋るタイショー。
「ラモちゃん。あいつ、なんて言っていんの?」
すかさず長四郎は燐に通訳を求める。
「まさか、アマンダが殺されるとは思わなかったです。って、言ってる」
「ああ、そ」長四郎はそれだけ答え、タイショーの話に耳を傾ける。
「彼女は優秀だった。本当に惜しい事をした」
タイショーが言う事をすぐに通訳する燐。
「アマンダが殺害される前に、会社でトラブルとかはなかったんですか?」
ミシェルが事件について質問すると、タイショーは「No」と言い首を横に振る。
「彼女デスクを見ても?」デモンがタイショーに許可を求めると、「それは出来ない。彼女の机は別の人間が使っています」と答えた。
それを聞いた長四郎は、フフッと笑う。
「ちょっと」燐は不謹慎という意味を込めて注意する。
「悪い。悪い。続けてもらって」
燐は申し訳なさそうに目でミシェルに合図をする。
「分かりました。彼女の私物は?」
「ああ、それなら彼女の実家に送ることになっていますから。まだ、あるんじゃないかな?」
タイショーは席を立ち、アマンダの遺留品を取りに行った。
「これが彼女の私物です」タイショーはアマンダの私物が入った箱を抱えて戻ってきた。
「拝見しても?」デモンが許可を求めると、「どうぞ」とタイショーが許可するといの一番に長四郎が中身を確認し始めた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる