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第参拾伍話-都市
都市-5
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長四郎と燐はこれまでの事件現場を回ることにした。
「ここが第一の現場か・・・・・・」
燐は周囲をきょろきょろと見回す。
文京区内の閑静なマンション群の中で第一の殺人事件は起きた。
「ねぇ」と長四郎に声を掛けると「何?」と返事をする。
「顔を引きつらせる第二の殺人事件から調べた方が良くない? 紘一君も言っていたじゃない。トリガさんに顔を見られたって」
「そうかもしれんが、俺は第一の事件から調べたいの。お分かり?」
「分かんない」長四郎の言うことを一蹴する燐。
「ま、何にせよ。こんな所で人を刺し殺して逃げ切るんだ。ここら辺に土地勘があるんだろうな。相手は」
「それって、通り魔のこと言っているの?」
「どっちもだ。警察だって、バカじゃないローラー作戦をかけて犯人をとっ捕まえようとするが、これに引っかからないって事は?」
「警察の裏をかける人間」
「そういう事」
「私。思いついちゃったんだけど」
「何を?」
「犯人の職業」
「教えて」
「うん。犯人は警察の人間じゃないのかって事。これは通り魔の方ね。だから、ローラー作戦に引っかからないし、土地勘もある!」と燐は自身の推理を披露する。
「凄いなぁ~ たまげた伊達に35話も引っ付き虫の如く、つきまとっていたわけではなかったという事だな」
「けなしてる?」
「滅相もない。褒めてんだよ」
「絶対、噓だ」
「とはいえ、警察関係者ってところまでは良い線ついていたが、その先がなぁ~」
「何よ。私の推理が外れてるって?」
「違う。違う。具体的な警察関係者の名前が出てこないなって」
「教えてよ」燐は腕を組んで長四郎の推理に耳を傾けようとする。
「え~ どうしようかなぁ~」勿体ぶる長四郎にイラッとし、長四郎の脛にキックをする。
「ふげっ!!」
長四郎は変な声を出して、その場にしゃがみ込む。
「さ、答えなさいよ」
「この状況で、物を尋ねるとは良い根性してんなぁ~」涙目の長四郎は燐を睨む。
「そんな顔をしたって、ダメよ。さ、答えなさい」
「へい。交番勤務の警官だろうな。通り魔の方は・・・・・・」
「成程。確かにそれだと、土地勘もあるし、ローラー作戦の内容も小型無線機で傍受できるし寧ろ、警官が犯人だとは思わないからすんなり逃げ切れるって訳だ・・・・・・ やるなぁ~」
「感心してないで、ラモちゃんのその冴えた推理を絢ちゃんに教えてあげなよ」
「そうね。じゃ、私、絢さんの所に向かうから。じゃあねぇ~」
燐はスキップを踏んで、去っていった。
「邪魔者が居なくなったな・・・・・・」
長四郎はそう言うと、燐とは逆方向へと歩き出した。
そのまま向かった先は、文京区内のオフィス街だ。
「すいません」
長四郎はあるテナントが入っているビルに入り、受付の女性に声をかける。
「なんでしょうか?」
「こちらの会社ではメスは扱っておられるのでしょうか?」
「はい。扱ってはおりますが・・・・・・ ご購入を検討なのでしょうか?」
「ああ、いえ。私、探偵なのですが、ある調査で調べておりまして」
「はぁ」
「どうも、ありがとうございました」
長四郎はそう告げビルを後にした。そこから長四郎はフラフラと医療機器メーカー会社を渡り歩き事件に繋がる物を探そうとしていた。
「ここが第一の現場か・・・・・・」
燐は周囲をきょろきょろと見回す。
文京区内の閑静なマンション群の中で第一の殺人事件は起きた。
「ねぇ」と長四郎に声を掛けると「何?」と返事をする。
「顔を引きつらせる第二の殺人事件から調べた方が良くない? 紘一君も言っていたじゃない。トリガさんに顔を見られたって」
「そうかもしれんが、俺は第一の事件から調べたいの。お分かり?」
「分かんない」長四郎の言うことを一蹴する燐。
「ま、何にせよ。こんな所で人を刺し殺して逃げ切るんだ。ここら辺に土地勘があるんだろうな。相手は」
「それって、通り魔のこと言っているの?」
「どっちもだ。警察だって、バカじゃないローラー作戦をかけて犯人をとっ捕まえようとするが、これに引っかからないって事は?」
「警察の裏をかける人間」
「そういう事」
「私。思いついちゃったんだけど」
「何を?」
「犯人の職業」
「教えて」
「うん。犯人は警察の人間じゃないのかって事。これは通り魔の方ね。だから、ローラー作戦に引っかからないし、土地勘もある!」と燐は自身の推理を披露する。
「凄いなぁ~ たまげた伊達に35話も引っ付き虫の如く、つきまとっていたわけではなかったという事だな」
「けなしてる?」
「滅相もない。褒めてんだよ」
「絶対、噓だ」
「とはいえ、警察関係者ってところまでは良い線ついていたが、その先がなぁ~」
「何よ。私の推理が外れてるって?」
「違う。違う。具体的な警察関係者の名前が出てこないなって」
「教えてよ」燐は腕を組んで長四郎の推理に耳を傾けようとする。
「え~ どうしようかなぁ~」勿体ぶる長四郎にイラッとし、長四郎の脛にキックをする。
「ふげっ!!」
長四郎は変な声を出して、その場にしゃがみ込む。
「さ、答えなさいよ」
「この状況で、物を尋ねるとは良い根性してんなぁ~」涙目の長四郎は燐を睨む。
「そんな顔をしたって、ダメよ。さ、答えなさい」
「へい。交番勤務の警官だろうな。通り魔の方は・・・・・・」
「成程。確かにそれだと、土地勘もあるし、ローラー作戦の内容も小型無線機で傍受できるし寧ろ、警官が犯人だとは思わないからすんなり逃げ切れるって訳だ・・・・・・ やるなぁ~」
「感心してないで、ラモちゃんのその冴えた推理を絢ちゃんに教えてあげなよ」
「そうね。じゃ、私、絢さんの所に向かうから。じゃあねぇ~」
燐はスキップを踏んで、去っていった。
「邪魔者が居なくなったな・・・・・・」
長四郎はそう言うと、燐とは逆方向へと歩き出した。
そのまま向かった先は、文京区内のオフィス街だ。
「すいません」
長四郎はあるテナントが入っているビルに入り、受付の女性に声をかける。
「なんでしょうか?」
「こちらの会社ではメスは扱っておられるのでしょうか?」
「はい。扱ってはおりますが・・・・・・ ご購入を検討なのでしょうか?」
「ああ、いえ。私、探偵なのですが、ある調査で調べておりまして」
「はぁ」
「どうも、ありがとうございました」
長四郎はそう告げビルを後にした。そこから長四郎はフラフラと医療機器メーカー会社を渡り歩き事件に繋がる物を探そうとしていた。
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