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それについては黙っておいて
西国君の話(#1)
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同じ学部の同じ学科。
共に学び、共に遊ぶ。
つるむ顔ぶれは大体、同じ。
昨日は俺んちだったから、
今日はお前んちな。
そんな感じで夜な夜な集う。
今夜の集いは
雨崎んちでだった。
また明日な!と解散し、
それぞれ岐路に着く。
途中、
スマホが無いことに
気がついた。
スマホのアラームがないと、
絶対に寝過ごす。
目覚まし時計なんて、
持っていない。
目覚まし機能の
他にもいろいろ。
スマホが無いと
不安になるのは、現代病か。
きっと雨崎んちだ。
仕方なく、今来た道を戻る。
けっこう遅い時間だし、
ドアを叩くのは気が引ける。
チャイムは壊れていたはずだ。
解散する直前、
唯一の喫煙者である五段坂が、
ベランダで一服していたな。
運が良ければ、ベランダから
アプローチできるかも。
スマホがないから、
連絡を入れられないし、
驚かしてしまうかもだが、
雨崎、許してくれ。
そっと、雨崎んちの
ベランダへまわる。
窓枠に手をかけ、少し引いてみる。
開いてる!
「雨崎すまん!スマホを…(超小声)」
―――ん、ん、
―――はぁ、はぁ、
ぎしぎし。
窓を少しずつ開けながら、
中に呼びかけてみたものの、
その先は続けられなかった。
押し殺した声、
荒い息遣い。
ベッドの軋む音。
経験が少ない
俺にだってわかる。
お楽しみ中だ!
「どっちが欲しいんだ?」
「どっちもください!」
「欲しがりだな。」
「く・だ・さ・い!」
ささやくような、
雨崎の声と相手の声。
二人が立てているであろう
水音が聞こえる。
よく聞こえないが、
相手の声は低く、
女子のそれではない。
雨崎と高校時代から
純愛しているという、
噂の健気くんか!
(俺達が勝手につけた呼び名)
様々な音を聞き漏らすまいと、
全神経を耳に集中させる。
男同士のお楽しみって、
こんなにエッチィのか!
知らなかった!
まじ、知らなかった!
夜も更けているというのに、
俺のジュニアは
おっきしてしまった。
もう寝なさい!明日寝坊するでしょ?
母親風に諭してみる。
だめだ。
寝てはくれない。
いろいろと思うことや、
ジュニアの事情も含め、
少し遠い俺んちに帰る気にはなれない。
雨崎んちから一番近いのは、
家長んちか。
前のめり&小走りで
そこを目指す。
チャイムを連打するが、
応答がない。
そういや、
一度寝たら朝まで
起きないやつだった。
次に近い
五段坂んちを目指す。
こいつんちはいつも
鍵を閉めてないはず。
静かにドアを開けて
侵入する。
走ってきたから
息が上がっている。
風呂かシャワー後か、
パンツ一丁の
五段坂と目が合う。
「うわあ。はあはあしながら、股間をこんもりさせた変態がいる!」
「はあはあ、おじさんとイイコトしない?はあはあ。」
「おじさんって、お前、俺とタメだろ。しねーし!まじ引く!」
「冗談はよしこさんだよ、五段坂!聞いてくれ!」
「ふるっ!一体どうしたんだ?」
俺のジュニアがおっきした
事情をかいつまんで話す。
「ジュニアは聞き分けがいい子なんだよ、それがこうだ。」
「なかなかの興奮具合だな。そんなにエロエロだったのか?」
「窓を開けたら、違う扉も一緒に開いちゃったというか。」
「うまいような、そうでもないような。」
「一人では処理できない思いでいっぱいですよ!」
「なんで丁寧語?」
「健気くん、雨崎に丁寧語だったから。」
「まじで?なんかエロいな。」
「欲しがりな健気くんは、ください!って雨崎に強請るんだ。」
聞こえてきた水音も
再現して聞かせる。
「濁音と半濁音ばっかだな。俺も妙な気分になってきた。」
「再現してたら、ジュニアも再燃したわ。」
「一発抜いちまおうぜ。ほら、ティッシュ使え。汚すなよ。」
ごそごそと
それぞれ取り出す。
他者がいる空間で抜くなんて、
正直、落ち着かない。
ちらっと、五段坂の方を見る。
「でか!ビッグサンだな!」
「あ?西国はその名のとおり、ジュニアだな。」
「ジュニアを悪く言うな!でかければいいってのは時代遅れなんだよ!」
「コンパクトで機能的って言いたいのか?」
「言いたいね!言いたいさ!言ってやる!」
「なにその三段活用。でも、ジュニアの方が硬いな。」
「まじだ!ビッグサン、見かけより軟いな。」
夜更けに握り合うって。
なんとなく気まずくなり、
それぞれ背を向けて
処理を終えた。
「結局スマホ、雨崎んちなんだ。五段坂も一限からだろ?泊まらせてくれよ。」
「いいけどさ。ベッドは譲る気ないから、床で寝ろよな。」
「わかってるって。シャワー借りるぞ。先寝てて。」
「おう。おやすみ。」
シャワー後、
五段坂が寝ついたのを
確認してから、
ベッドに入り込む。
一緒のベッドで寝る位、
ちっとも気にならん。
むしろ、床だと眠れん。
ベッドに入り込んだ途端、
眠りについた。
共に学び、共に遊ぶ。
つるむ顔ぶれは大体、同じ。
昨日は俺んちだったから、
今日はお前んちな。
そんな感じで夜な夜な集う。
今夜の集いは
雨崎んちでだった。
また明日な!と解散し、
それぞれ岐路に着く。
途中、
スマホが無いことに
気がついた。
スマホのアラームがないと、
絶対に寝過ごす。
目覚まし時計なんて、
持っていない。
目覚まし機能の
他にもいろいろ。
スマホが無いと
不安になるのは、現代病か。
きっと雨崎んちだ。
仕方なく、今来た道を戻る。
けっこう遅い時間だし、
ドアを叩くのは気が引ける。
チャイムは壊れていたはずだ。
解散する直前、
唯一の喫煙者である五段坂が、
ベランダで一服していたな。
運が良ければ、ベランダから
アプローチできるかも。
スマホがないから、
連絡を入れられないし、
驚かしてしまうかもだが、
雨崎、許してくれ。
そっと、雨崎んちの
ベランダへまわる。
窓枠に手をかけ、少し引いてみる。
開いてる!
「雨崎すまん!スマホを…(超小声)」
―――ん、ん、
―――はぁ、はぁ、
ぎしぎし。
窓を少しずつ開けながら、
中に呼びかけてみたものの、
その先は続けられなかった。
押し殺した声、
荒い息遣い。
ベッドの軋む音。
経験が少ない
俺にだってわかる。
お楽しみ中だ!
「どっちが欲しいんだ?」
「どっちもください!」
「欲しがりだな。」
「く・だ・さ・い!」
ささやくような、
雨崎の声と相手の声。
二人が立てているであろう
水音が聞こえる。
よく聞こえないが、
相手の声は低く、
女子のそれではない。
雨崎と高校時代から
純愛しているという、
噂の健気くんか!
(俺達が勝手につけた呼び名)
様々な音を聞き漏らすまいと、
全神経を耳に集中させる。
男同士のお楽しみって、
こんなにエッチィのか!
知らなかった!
まじ、知らなかった!
夜も更けているというのに、
俺のジュニアは
おっきしてしまった。
もう寝なさい!明日寝坊するでしょ?
母親風に諭してみる。
だめだ。
寝てはくれない。
いろいろと思うことや、
ジュニアの事情も含め、
少し遠い俺んちに帰る気にはなれない。
雨崎んちから一番近いのは、
家長んちか。
前のめり&小走りで
そこを目指す。
チャイムを連打するが、
応答がない。
そういや、
一度寝たら朝まで
起きないやつだった。
次に近い
五段坂んちを目指す。
こいつんちはいつも
鍵を閉めてないはず。
静かにドアを開けて
侵入する。
走ってきたから
息が上がっている。
風呂かシャワー後か、
パンツ一丁の
五段坂と目が合う。
「うわあ。はあはあしながら、股間をこんもりさせた変態がいる!」
「はあはあ、おじさんとイイコトしない?はあはあ。」
「おじさんって、お前、俺とタメだろ。しねーし!まじ引く!」
「冗談はよしこさんだよ、五段坂!聞いてくれ!」
「ふるっ!一体どうしたんだ?」
俺のジュニアがおっきした
事情をかいつまんで話す。
「ジュニアは聞き分けがいい子なんだよ、それがこうだ。」
「なかなかの興奮具合だな。そんなにエロエロだったのか?」
「窓を開けたら、違う扉も一緒に開いちゃったというか。」
「うまいような、そうでもないような。」
「一人では処理できない思いでいっぱいですよ!」
「なんで丁寧語?」
「健気くん、雨崎に丁寧語だったから。」
「まじで?なんかエロいな。」
「欲しがりな健気くんは、ください!って雨崎に強請るんだ。」
聞こえてきた水音も
再現して聞かせる。
「濁音と半濁音ばっかだな。俺も妙な気分になってきた。」
「再現してたら、ジュニアも再燃したわ。」
「一発抜いちまおうぜ。ほら、ティッシュ使え。汚すなよ。」
ごそごそと
それぞれ取り出す。
他者がいる空間で抜くなんて、
正直、落ち着かない。
ちらっと、五段坂の方を見る。
「でか!ビッグサンだな!」
「あ?西国はその名のとおり、ジュニアだな。」
「ジュニアを悪く言うな!でかければいいってのは時代遅れなんだよ!」
「コンパクトで機能的って言いたいのか?」
「言いたいね!言いたいさ!言ってやる!」
「なにその三段活用。でも、ジュニアの方が硬いな。」
「まじだ!ビッグサン、見かけより軟いな。」
夜更けに握り合うって。
なんとなく気まずくなり、
それぞれ背を向けて
処理を終えた。
「結局スマホ、雨崎んちなんだ。五段坂も一限からだろ?泊まらせてくれよ。」
「いいけどさ。ベッドは譲る気ないから、床で寝ろよな。」
「わかってるって。シャワー借りるぞ。先寝てて。」
「おう。おやすみ。」
シャワー後、
五段坂が寝ついたのを
確認してから、
ベッドに入り込む。
一緒のベッドで寝る位、
ちっとも気にならん。
むしろ、床だと眠れん。
ベッドに入り込んだ途端、
眠りについた。
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