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剥かれた高篠と、吸い付く才原
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苦労しながら、高條の服を脱がせ、上半身を裸にした。慣れないこと続きで、額に汗がにじみ、もうヘトヘトだ。風呂に入って着替えまでして来たのに、まったく意味がなかった。
「たかじょ~、いいカラダしやがって~!むかつく~!」
「まじだ。なんか運動してんのかな」
寝こけていても、端正な顔立ちの高篠は、脱がせても端正だった。由良川が、モテモテと言っていたのもわかる。これでモテないわけがない。
上半身しか写さないけど、下半身の前部分もくつろがせておいた。今は大丈夫でも、そのうち気持ちが悪くなって、吐かれたら大惨事だ。ちょっとでも、楽にさせておいた方がいい。
ヅラがないから、俺も仕方なく、上半身を脱ぐことにした。
「さいはら、ひょろっちろーい!うける~!ふふふ」
「こいつをここまで運んだのは、誰だと思ってんだ」
「さいはら~!ひょろっちろいのに、ちからもち~!うける~!ふふふ」
「笑いたければ笑え。…っつーか、写真も俺が撮らなきゃならないのかよ」
細くて白いから、ひょろっちろいとおちょくられたんだろうけど、頭にくるというより、だんだん哀しくなってきた。
見ず知らずの男を半裸に剥いて、自身の貧相な身体を晒しながらの自撮りツーショットって、なんの罰ゲームだ。
「キスマーク、ついてたほうが、それっぽくな~い?」
「そういうもんなのか?」
「そういうも~ん!いたしちゃった、イコール、キスマークだよ~!」
「まじか…」
経験がないのでわからない。由良川の経験値は謎だけど、ここは従っておいた方が良さそうだ。
「どこに?どうやって?」
「くびとさこつに、たくさん、すいついちゃえ~!」
「首と鎖骨に、たくさん吸い付くのか…」
「さいはら、ちゅうちゅう、がんばれ~!」
今から吸い付くのは、決して、さっき会ったばかりの見ず知らずの男の肌なんかじゃない。柔らかそうな女の子の肌なんだ…。
自己暗示をかけながら、吸い付いたが、ぜんぜん痕が付かない。一回で付けようとするから駄目なのか?もっと強く吸い付いた方がいいのか?
わからないなりに考えて、ちゅっちゅっちゅっと、数回に分けて強く吸い付いてみた。
吸い付いているうちに、余裕が出てきて、高條の肌のわずかな塩気と、微かな香水のにおいを感じた。大半は、酒臭ささだったけど。
「さいはら、くちが、たこみた~い!たこちゅうで、うける~!ふふふ」
「こうしてやると、しっかり痕が付くんだから、笑ってないで労えよ」
「さいはら、がんばってて、えら~い!えろ~い!」
コツを掴んだことに気を良くして、思った以上に吸い付いてしまった。これだけ付いていると、色っぽい物じゃなくて、病的な物に見えてくる。
「うえだけだと、あやしいから、ほけんで、へそあたりにもつけちゃえ~!」
「保険?…そうだな。付けておくか」
同じように吸い付いてみたけど、薄っすらとしか痕が付かない。腹筋が発達しているから、柔らかくないし、首や鎖骨に比べて、皮膚が厚いのもあるだろう。
「うちももは~?やわらかいから、つくんじゃな~い?」
「内ももか。そこなら、しっかり痕が付きそうだな」
高條のジーンズに手をかけ、下着ごとずり下ろさないように加減をして、太もも部分まで露出させる。
パンイチの高條の頂きが、すぐ目の前にあるけど、これは、女の子には存在しないモノだ。都合のいい例えが…思い浮かばなかったので、痕を付ける、ただそのことだけに、意識を集中させた。
ぐっと股を開き、下着をちょっと持ち上げてから、そこに吸い付く。額から鼻にかけて、ずっしりとした質量を感じたけど、それは瞬時に忘却した。
下半身にも程よく筋肉がついていたが、内ももはそれなりに柔らかく、しっかりと痕が付いた。
「さいはら、ちょ~だいたん!ちょ~ひわい!」
「黙れよ…。これでいいだろ?写真を撮ったら、即行、帰るからな」
高條の肩に頭を置いて、顔はうつむきがちに、目も伏せ気味にしてみた。それでいて、やつの顔と、キスマークだらけの首や鎖骨も収まるようにする。
自撮り初挑戦に加え、高度な構図だったから、何度も撮り直した。ようやく、それっぽい写真が撮れたので、黙っていた由良川に見せる。
「…う…ん。…うう…ん?さいはら、ナイス~!それ、おくっちゃって~!たかじょ~の、めあどは、これだよ~!」
「今、思いっきり寝てただろ。…はあ?俺が送るのか?捨てメアドとかは?」
「ねてないよ~?ふしぜんだから、それはだめ~!さいはらので、いいじゃ~ん!」
「いろんなものが奪われていく…」
「なんでも、けいけんだ~!さいはら、めげんなよ~!」
「おまえに言われたくない!」
服を着た後に、やけになりながら、高條のメアドをメールの宛先に打ち込む。
「おい。メールの文章は、どうすんだよ?」
「わすれられない、いちやだったよ~!とかで、よくな~い?ハートつきで~!」
「はい、それで送信!…やっと、終わった。とっとと、帰るぞ」
「あれ~?さいはら、たてな~い!だっこか、おんぶしてくれよ~!」
「そんな気力も体力も残ってないから!」
由良川も、俺よりでかいから、冗談じゃなくて、本気で運び出す自信がなかった。
どうしようかと思っていたら、由良川のスマホが鳴った。
「チカちゃんからだ~!マイ、スウィーティ~!あいしてる~!」
「たかじょ~、いいカラダしやがって~!むかつく~!」
「まじだ。なんか運動してんのかな」
寝こけていても、端正な顔立ちの高篠は、脱がせても端正だった。由良川が、モテモテと言っていたのもわかる。これでモテないわけがない。
上半身しか写さないけど、下半身の前部分もくつろがせておいた。今は大丈夫でも、そのうち気持ちが悪くなって、吐かれたら大惨事だ。ちょっとでも、楽にさせておいた方がいい。
ヅラがないから、俺も仕方なく、上半身を脱ぐことにした。
「さいはら、ひょろっちろーい!うける~!ふふふ」
「こいつをここまで運んだのは、誰だと思ってんだ」
「さいはら~!ひょろっちろいのに、ちからもち~!うける~!ふふふ」
「笑いたければ笑え。…っつーか、写真も俺が撮らなきゃならないのかよ」
細くて白いから、ひょろっちろいとおちょくられたんだろうけど、頭にくるというより、だんだん哀しくなってきた。
見ず知らずの男を半裸に剥いて、自身の貧相な身体を晒しながらの自撮りツーショットって、なんの罰ゲームだ。
「キスマーク、ついてたほうが、それっぽくな~い?」
「そういうもんなのか?」
「そういうも~ん!いたしちゃった、イコール、キスマークだよ~!」
「まじか…」
経験がないのでわからない。由良川の経験値は謎だけど、ここは従っておいた方が良さそうだ。
「どこに?どうやって?」
「くびとさこつに、たくさん、すいついちゃえ~!」
「首と鎖骨に、たくさん吸い付くのか…」
「さいはら、ちゅうちゅう、がんばれ~!」
今から吸い付くのは、決して、さっき会ったばかりの見ず知らずの男の肌なんかじゃない。柔らかそうな女の子の肌なんだ…。
自己暗示をかけながら、吸い付いたが、ぜんぜん痕が付かない。一回で付けようとするから駄目なのか?もっと強く吸い付いた方がいいのか?
わからないなりに考えて、ちゅっちゅっちゅっと、数回に分けて強く吸い付いてみた。
吸い付いているうちに、余裕が出てきて、高條の肌のわずかな塩気と、微かな香水のにおいを感じた。大半は、酒臭ささだったけど。
「さいはら、くちが、たこみた~い!たこちゅうで、うける~!ふふふ」
「こうしてやると、しっかり痕が付くんだから、笑ってないで労えよ」
「さいはら、がんばってて、えら~い!えろ~い!」
コツを掴んだことに気を良くして、思った以上に吸い付いてしまった。これだけ付いていると、色っぽい物じゃなくて、病的な物に見えてくる。
「うえだけだと、あやしいから、ほけんで、へそあたりにもつけちゃえ~!」
「保険?…そうだな。付けておくか」
同じように吸い付いてみたけど、薄っすらとしか痕が付かない。腹筋が発達しているから、柔らかくないし、首や鎖骨に比べて、皮膚が厚いのもあるだろう。
「うちももは~?やわらかいから、つくんじゃな~い?」
「内ももか。そこなら、しっかり痕が付きそうだな」
高條のジーンズに手をかけ、下着ごとずり下ろさないように加減をして、太もも部分まで露出させる。
パンイチの高條の頂きが、すぐ目の前にあるけど、これは、女の子には存在しないモノだ。都合のいい例えが…思い浮かばなかったので、痕を付ける、ただそのことだけに、意識を集中させた。
ぐっと股を開き、下着をちょっと持ち上げてから、そこに吸い付く。額から鼻にかけて、ずっしりとした質量を感じたけど、それは瞬時に忘却した。
下半身にも程よく筋肉がついていたが、内ももはそれなりに柔らかく、しっかりと痕が付いた。
「さいはら、ちょ~だいたん!ちょ~ひわい!」
「黙れよ…。これでいいだろ?写真を撮ったら、即行、帰るからな」
高條の肩に頭を置いて、顔はうつむきがちに、目も伏せ気味にしてみた。それでいて、やつの顔と、キスマークだらけの首や鎖骨も収まるようにする。
自撮り初挑戦に加え、高度な構図だったから、何度も撮り直した。ようやく、それっぽい写真が撮れたので、黙っていた由良川に見せる。
「…う…ん。…うう…ん?さいはら、ナイス~!それ、おくっちゃって~!たかじょ~の、めあどは、これだよ~!」
「今、思いっきり寝てただろ。…はあ?俺が送るのか?捨てメアドとかは?」
「ねてないよ~?ふしぜんだから、それはだめ~!さいはらので、いいじゃ~ん!」
「いろんなものが奪われていく…」
「なんでも、けいけんだ~!さいはら、めげんなよ~!」
「おまえに言われたくない!」
服を着た後に、やけになりながら、高條のメアドをメールの宛先に打ち込む。
「おい。メールの文章は、どうすんだよ?」
「わすれられない、いちやだったよ~!とかで、よくな~い?ハートつきで~!」
「はい、それで送信!…やっと、終わった。とっとと、帰るぞ」
「あれ~?さいはら、たてな~い!だっこか、おんぶしてくれよ~!」
「そんな気力も体力も残ってないから!」
由良川も、俺よりでかいから、冗談じゃなくて、本気で運び出す自信がなかった。
どうしようかと思っていたら、由良川のスマホが鳴った。
「チカちゃんからだ~!マイ、スウィーティ~!あいしてる~!」
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