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第313話 魂を取り戻せ
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「エミル!」
「ううううっ!」
弟の名を呼ぶプリシラの叫び声とエミルの呻き声が廊下に響き渡る。
弟に抱きついてそのまま組み伏せようとするプリシラと、そんな姉を振り解こうと暴れるエミル。
それを見たアーシュラはこれが好機だと悟り、一気に駆け出してシャクナゲに襲いかかった。
シャクナゲは二の腕に突き刺さった短剣を苦悶の表情で必死に引き抜こうとしている。
アーシュラはそんなシャクナゲの懐深くに飛び込むと、拳でその腹を突き上げた。
「うぐっ!」
腹部の激痛にシャクナゲが思わず体をくの字に折り曲げたところ、アーシュラはシャクナゲの顎を横から肘で鋭く払った。
「あうっ……」
頭を激しく揺さぶられたシャクナゲは2、3歩よろめいて、そのままガックリと膝を付いて床に倒れる。
彼女は気を失っていた。
アーシュラはすぐさま自分の腰に巻いていた縄を解き、それでシャクナゲの手足を縛り上げる。
それからシャクナゲの二の腕に刺さった短剣を無理に抜かず、その周囲に手拭いを巻いて固定した。
「あなたにはまだ生きていてもらわないと困りますからね」
そう言うとアーシュラは先ほどシャクナゲから黒い香炉を奪ってそれを窓の外へ投げ捨てた白髪の少女に目を向けた。
彼女は拳銃を手にしたまま呆然と立ち尽くしていたが、アーシュラの視線に気付くと拳銃をそっと床に置いた。
そんな少女を驚かせぬよう、アーシュラは穏やかに声をかける。
「ワタシはダニアの銀の女王クローディアの秘書官であるアーシュラと申します。エミル様を救出するためにここまで来ました。あなたは?」
「わ、私は……ココノエのヤブランと申します」
おずおずとそう言うヤブランという少女にアーシュラは尋ねる。
「ヤブラン。先ほどの黒い香炉は何なんですか?」
「あれは……私も詳しいことは分からないんですけれど、シャクナゲ様は香炉を使ってエミルに何かをしていたみたいなんです。だからあれが無くなれば、エミルが元に戻るんじゃないかと思ったんですけれど……」
そう言うとヤブランは悲しげな顔でエミルを見た。
エミルの様子はおかしいままだ。
だが、先ほどまでとは何かが違う。
エミルは額に汗を浮かべており、妙に苦しそうに見えた。
(あの黒い煙がエミル様に何らかの作用を及ぼしている。それが無くなった今、もしかしたらエミル様は今の状態を保てなくなるかもしれない。それにしても……)
アーシュラは目の前の少女をあらためて見つめる。
ココノエ特有の白い髪を持つ彼女だが、プリシラよりも年下だろう。
エミルと近い年齢のヤブランというこの少女の思惑が気になった。
ココノエの民は皆、この王国に従属しているはずだ。
「エミル様を助けてくれようとしたのですか?」
「はい……私も……エ、エミルを……救いたくて」
アーシュラはその少女の心に黒髪術者の力で触れてみた。
赤毛のアーシュラを黒髪術者だとは思いもよらないはずのヤブランの心には、嘘をつく者特有の怯えや焦りは感じられなかった。
エミルを救いたいと言うその言葉は真実だろう。
「……あなたはココノエの民だというのに、どうしてシャクナゲに刃向かってまでエミル様を救おうと?」
その言葉にヤブランはわずかに唇を震わせた。
そしてプリシラに押さえ込まれているエミルを見やる。
その目に明らかな親愛の情が浮かんだのをアーシュラは見逃さなかった。
「エミルは……敵国に所属する私と……友達になりたいって言ってくれたんです。私はそれが……嬉しかった。エミルが……好きだから」
そう言ったヤブランの目からポロポロと涙が零れ落ちた。
「だから……シャクナゲ様がエミルにひどい実験をしていると知って……どうしても許せなくて……エミルに自由になって欲しくて」
そう言うとヤブランはアーシュラに頭を下げる。
「お願いです。敵国の私が言うことではありませんが、エミルを……故郷に連れて帰って下さい。エミルにはご家族の元で安心して暮らして欲しいんです」
声を震わせてそう言う少女の心がアーシュラに伝わってきた。
一心にエミルを想い、その幸せを願う心が。
過去の経緯がどうあれ、所属する国家が現在は敵対していようとも、今この少女は心からエミルを大切に思ってくれているのだとアーシュラにはよく分かった。
「顔を上げて下さい。ヤブラン。エミル様のことを大切に思って下さって感謝します。エミル様は必ず連れて帰りますよ。ご家族の元へ」
アーシュラの言葉にヤブランはようやく安堵の笑みを浮かべながら涙を両手で拭った。
ヤブランというこの少女の背景を何も知らないからアーシュラはそれ以上、軽はずみはことは言わない。
しかしアーシュラは思った。
この少女はこのままでは王国に罰せられてしまうのではないだろうかと。
敵国に通じた者として重罪に問われるかもしれない。
特にココノエの民は王国にとって移民であり、その技術で王国に貢献しているとはいえ、まだまだ微妙な立場なのだ。
何か王国に対して不利益なことをすれば、その心証は一気に悪くなる。
受ける罰も重くなりがちだろう。
そうはさせたくなかった。
おそらく彼女が不幸になればエミルは悲しむのだろうから。
何よりヤブランのおかげでこうしてシャクナゲを捕らえることが出来たのだから。
ここから先は政治的な交渉が求められることになるが、この少女が罰せられずに済む道を探ろうとアーシュラは心に決めた。
「ヤブラン。これからこのシャクナゲを王妃ジェラルディーン殿に引き渡します。あなたも付いて来て下さい」
その言葉にヤブランは驚き、何かを言いかけた。
だがその時だった。
「ううううああああっ!」
響き渡ったのはエミルの唸り声だ。
プリシラに組み付かれたエミルは先ほどまでとは一転して、苦しげに唸り声を上げて暴れている。
そして押さえつけるプリシラの腕にエミルは思い切り噛み付いた。
プリシラは激痛に表情を歪める。
「いっ!」
「プリシラ様!」
すぐにアーシュラがプリシラの元へ向かおうとしたが、プリシラはそれを制した。
「大丈夫! 大丈夫だから! エミルに呼びかけてあげて!」
そう言うプリシラにアーシュラは再び黒髪術者の力を用いてエミルの心に触れてみる。
すると呼びかける度にエミルの中に揺らぎのようなものを感じるようになった。
先ほどまでには無かった反応だ。
(やはり……あの黒い煙が無くなったからだ)
そう感じ取ったアーシュラはヤブランに目を向ける。
「ヤブラン。あなたからもエミル様に声をかけてあげて下さい」
「は、はい」
ヤブランはおずおずと床に膝をつけるとエミルに語りかけた。
「エミル。戻ってきて。もう誰もあなたを支配しようとする人はいない。自由よ。故郷に帰れるわ。エミル」
「うううううっ!」
その言葉にもエミルはプリシラの腕を噛んだまま激しく暴れようとする。
プリシラは噛まれた腕から血が出るのも構わずにエミルを叱りつけた。
「エミル! 戻って来なさい! いい加減にしないと怒るわよ! 姉様が怒ったら怖いって、あなたよく知っているでしょ!」
「うあああああっ!」
エミルはプリシラの腕から口を離し、苦しげに声を上げる。
その顔を見たアーシュラとヤブランはハッとした。
「エ、エミル様……」
「エミル……」
エミルは獣のように唸り声を上げながらも、その両目から大粒の涙を流していたのだ。
エミルに組み付いているプリシラからは見えなかったが、その顔を見たヤブランはたまらずに大きな声を上げた。
「エミル! がんばって! 負けないで! また私と一緒にお話ししよう! たくさん色々ななことを! だから……だから戻って来て! エミル!」
切なる願いを込めたヤブランの声が廊下に響き渡ったその時だった。
廊下の反対側から大勢の足音が聞こえて来たのだ。
「いたぞ! 侵入者だ!」
「シャ、シャクナゲ様が捕らえられているぞ!」
「侵入者を殺せ!」
そこに現れたのは十数名の王国兵だった。
見たところ銃火器は所持していないようだが、その手に槍や剣などの武器を持っている。
そんな彼らが数十メートル先の廊下から突進してきたのだ。
「くっ! こんな時に!」
アーシュラはヤブランを背後に庇って必死に臨戦態勢を取るが、手負いの彼女1人でさばき切れる数ではない。
プリシラはエミルを押さえるのに必死で手が離せない。
最悪のタイミングだった。
アーシュラは歯を食いしばる。
(全員と刺し違えてでも……プリシラ様とエミル様をお守りするのがワタシの使命。クローディア。申し訳ありません。ワタシはここで命を捨てることになります)
決死の覚悟を決め、アーシュラは襲い掛かって来る王国兵らをたった1人で迎え撃つのだった。
「ううううっ!」
弟の名を呼ぶプリシラの叫び声とエミルの呻き声が廊下に響き渡る。
弟に抱きついてそのまま組み伏せようとするプリシラと、そんな姉を振り解こうと暴れるエミル。
それを見たアーシュラはこれが好機だと悟り、一気に駆け出してシャクナゲに襲いかかった。
シャクナゲは二の腕に突き刺さった短剣を苦悶の表情で必死に引き抜こうとしている。
アーシュラはそんなシャクナゲの懐深くに飛び込むと、拳でその腹を突き上げた。
「うぐっ!」
腹部の激痛にシャクナゲが思わず体をくの字に折り曲げたところ、アーシュラはシャクナゲの顎を横から肘で鋭く払った。
「あうっ……」
頭を激しく揺さぶられたシャクナゲは2、3歩よろめいて、そのままガックリと膝を付いて床に倒れる。
彼女は気を失っていた。
アーシュラはすぐさま自分の腰に巻いていた縄を解き、それでシャクナゲの手足を縛り上げる。
それからシャクナゲの二の腕に刺さった短剣を無理に抜かず、その周囲に手拭いを巻いて固定した。
「あなたにはまだ生きていてもらわないと困りますからね」
そう言うとアーシュラは先ほどシャクナゲから黒い香炉を奪ってそれを窓の外へ投げ捨てた白髪の少女に目を向けた。
彼女は拳銃を手にしたまま呆然と立ち尽くしていたが、アーシュラの視線に気付くと拳銃をそっと床に置いた。
そんな少女を驚かせぬよう、アーシュラは穏やかに声をかける。
「ワタシはダニアの銀の女王クローディアの秘書官であるアーシュラと申します。エミル様を救出するためにここまで来ました。あなたは?」
「わ、私は……ココノエのヤブランと申します」
おずおずとそう言うヤブランという少女にアーシュラは尋ねる。
「ヤブラン。先ほどの黒い香炉は何なんですか?」
「あれは……私も詳しいことは分からないんですけれど、シャクナゲ様は香炉を使ってエミルに何かをしていたみたいなんです。だからあれが無くなれば、エミルが元に戻るんじゃないかと思ったんですけれど……」
そう言うとヤブランは悲しげな顔でエミルを見た。
エミルの様子はおかしいままだ。
だが、先ほどまでとは何かが違う。
エミルは額に汗を浮かべており、妙に苦しそうに見えた。
(あの黒い煙がエミル様に何らかの作用を及ぼしている。それが無くなった今、もしかしたらエミル様は今の状態を保てなくなるかもしれない。それにしても……)
アーシュラは目の前の少女をあらためて見つめる。
ココノエ特有の白い髪を持つ彼女だが、プリシラよりも年下だろう。
エミルと近い年齢のヤブランというこの少女の思惑が気になった。
ココノエの民は皆、この王国に従属しているはずだ。
「エミル様を助けてくれようとしたのですか?」
「はい……私も……エ、エミルを……救いたくて」
アーシュラはその少女の心に黒髪術者の力で触れてみた。
赤毛のアーシュラを黒髪術者だとは思いもよらないはずのヤブランの心には、嘘をつく者特有の怯えや焦りは感じられなかった。
エミルを救いたいと言うその言葉は真実だろう。
「……あなたはココノエの民だというのに、どうしてシャクナゲに刃向かってまでエミル様を救おうと?」
その言葉にヤブランはわずかに唇を震わせた。
そしてプリシラに押さえ込まれているエミルを見やる。
その目に明らかな親愛の情が浮かんだのをアーシュラは見逃さなかった。
「エミルは……敵国に所属する私と……友達になりたいって言ってくれたんです。私はそれが……嬉しかった。エミルが……好きだから」
そう言ったヤブランの目からポロポロと涙が零れ落ちた。
「だから……シャクナゲ様がエミルにひどい実験をしていると知って……どうしても許せなくて……エミルに自由になって欲しくて」
そう言うとヤブランはアーシュラに頭を下げる。
「お願いです。敵国の私が言うことではありませんが、エミルを……故郷に連れて帰って下さい。エミルにはご家族の元で安心して暮らして欲しいんです」
声を震わせてそう言う少女の心がアーシュラに伝わってきた。
一心にエミルを想い、その幸せを願う心が。
過去の経緯がどうあれ、所属する国家が現在は敵対していようとも、今この少女は心からエミルを大切に思ってくれているのだとアーシュラにはよく分かった。
「顔を上げて下さい。ヤブラン。エミル様のことを大切に思って下さって感謝します。エミル様は必ず連れて帰りますよ。ご家族の元へ」
アーシュラの言葉にヤブランはようやく安堵の笑みを浮かべながら涙を両手で拭った。
ヤブランというこの少女の背景を何も知らないからアーシュラはそれ以上、軽はずみはことは言わない。
しかしアーシュラは思った。
この少女はこのままでは王国に罰せられてしまうのではないだろうかと。
敵国に通じた者として重罪に問われるかもしれない。
特にココノエの民は王国にとって移民であり、その技術で王国に貢献しているとはいえ、まだまだ微妙な立場なのだ。
何か王国に対して不利益なことをすれば、その心証は一気に悪くなる。
受ける罰も重くなりがちだろう。
そうはさせたくなかった。
おそらく彼女が不幸になればエミルは悲しむのだろうから。
何よりヤブランのおかげでこうしてシャクナゲを捕らえることが出来たのだから。
ここから先は政治的な交渉が求められることになるが、この少女が罰せられずに済む道を探ろうとアーシュラは心に決めた。
「ヤブラン。これからこのシャクナゲを王妃ジェラルディーン殿に引き渡します。あなたも付いて来て下さい」
その言葉にヤブランは驚き、何かを言いかけた。
だがその時だった。
「ううううああああっ!」
響き渡ったのはエミルの唸り声だ。
プリシラに組み付かれたエミルは先ほどまでとは一転して、苦しげに唸り声を上げて暴れている。
そして押さえつけるプリシラの腕にエミルは思い切り噛み付いた。
プリシラは激痛に表情を歪める。
「いっ!」
「プリシラ様!」
すぐにアーシュラがプリシラの元へ向かおうとしたが、プリシラはそれを制した。
「大丈夫! 大丈夫だから! エミルに呼びかけてあげて!」
そう言うプリシラにアーシュラは再び黒髪術者の力を用いてエミルの心に触れてみる。
すると呼びかける度にエミルの中に揺らぎのようなものを感じるようになった。
先ほどまでには無かった反応だ。
(やはり……あの黒い煙が無くなったからだ)
そう感じ取ったアーシュラはヤブランに目を向ける。
「ヤブラン。あなたからもエミル様に声をかけてあげて下さい」
「は、はい」
ヤブランはおずおずと床に膝をつけるとエミルに語りかけた。
「エミル。戻ってきて。もう誰もあなたを支配しようとする人はいない。自由よ。故郷に帰れるわ。エミル」
「うううううっ!」
その言葉にもエミルはプリシラの腕を噛んだまま激しく暴れようとする。
プリシラは噛まれた腕から血が出るのも構わずにエミルを叱りつけた。
「エミル! 戻って来なさい! いい加減にしないと怒るわよ! 姉様が怒ったら怖いって、あなたよく知っているでしょ!」
「うあああああっ!」
エミルはプリシラの腕から口を離し、苦しげに声を上げる。
その顔を見たアーシュラとヤブランはハッとした。
「エ、エミル様……」
「エミル……」
エミルは獣のように唸り声を上げながらも、その両目から大粒の涙を流していたのだ。
エミルに組み付いているプリシラからは見えなかったが、その顔を見たヤブランはたまらずに大きな声を上げた。
「エミル! がんばって! 負けないで! また私と一緒にお話ししよう! たくさん色々ななことを! だから……だから戻って来て! エミル!」
切なる願いを込めたヤブランの声が廊下に響き渡ったその時だった。
廊下の反対側から大勢の足音が聞こえて来たのだ。
「いたぞ! 侵入者だ!」
「シャ、シャクナゲ様が捕らえられているぞ!」
「侵入者を殺せ!」
そこに現れたのは十数名の王国兵だった。
見たところ銃火器は所持していないようだが、その手に槍や剣などの武器を持っている。
そんな彼らが数十メートル先の廊下から突進してきたのだ。
「くっ! こんな時に!」
アーシュラはヤブランを背後に庇って必死に臨戦態勢を取るが、手負いの彼女1人でさばき切れる数ではない。
プリシラはエミルを押さえるのに必死で手が離せない。
最悪のタイミングだった。
アーシュラは歯を食いしばる。
(全員と刺し違えてでも……プリシラ様とエミル様をお守りするのがワタシの使命。クローディア。申し訳ありません。ワタシはここで命を捨てることになります)
決死の覚悟を決め、アーシュラは襲い掛かって来る王国兵らをたった1人で迎え撃つのだった。
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