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1章 ビッグプロローグ
4話 見知らぬ世界で絶体絶命
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ヒュン! ガツッ!
逃げた。とにかく逃げた。振り返ると奴が火を吐きながら追いかけてくるような気がして必死で逃げた。
木々の間を今度は躓かないように必死で走り、かなりの距離を稼いだところでようやく一息ついた。
なんとか逃げ切ったか。木の幹にゼーゼーと呼吸を整えもたれかかったとたん、頭上に矢が刺さった。
思わずヒッと首をすくめて矢が飛んできた方向に目を向けると数人の男たちが必死で走ってくる。
げ、今度はなんだよ、あいつら盗賊? なんでこんなところまで……まさか俺を追ってきたの?
その時、中の一人がバッタリ倒れた。背中に矢がさってる。後方から槍とか弓を持った男たち。騎馬に乗った人までくる。統一された装備に身をまとって組織だった動きをしているので兵士なのか。対して逃げてきた奴らはおなじみのバラバラなこきたない姿は典型的な盗賊。必死にこっちまで逃げ来て俺なんかには目もくれず通り過ぎて行く。
突然盗賊の一人が目の前で止まり、
「ほいっ!」
と持ってた剣を俺に投げ渡す。思わず受け取ってしまう。
ニヤッと笑った盗賊はそのまま逃げて行った。意味もわからず渡された剣を見る。
「動くな!」
冷たい槍の刃先が数本俺の喉に向けられる。後ろには弓に矢をつがえた者、剣に手を添えている者、殺気立った兵士たちにいつの間にか取り囲まれていた。
「武器を捨てろ! 逆らうと殺す!」
「はい!」
剣を捨て両手をホールドアップ。こんな時は何を言っても通じない。言われたとおり剣を捨て、言われなくても両手をあげた。その行為がこの世界で無抵抗を表すのかどうか一抹の不安はあったけど。
そこへ騎馬が近づいてくる。
「盗賊の一人を捕獲しました」
おそらく上司だろう馬上の人に向かって報告する兵士たち。
「……え?」
最悪の誤解だと気づく俺。あ、あの野郎……剣を俺に渡した盗賊のニヤけた顔の意味をやっと理解した。
「隊長、数人の盗賊は逃がしてしまいましたがあとは殲滅しました。こいつが逃げた先を知ってるかもしれません」
知らん知らん。
「ここまでだ。盗賊は壊滅させた。その者は連行して審判を受けさせる。撤収!」
馬上の隊長さんは兜を脱いで顔を一振りする。
後ろに束ねた銀髪のポニーテールがふわっと風に舞う。馬上から威風堂々とした姿で命令する女戦士。
や、やっぱり異世界だ。
やや小ぶりなその顔立ちに木漏れ日を受けてブルーに光る目。ストレートな鼻の先が気持ち上を向いている。ピンク色をしたぽっちゃりとした唇、その口から兵士たちに命令を下すために出るややハスキーな声。透き通るような肌。胸当てに肘当てに膝当てはすべて銀 。膝下までのブーツは黒。踵には拍車を装着でこれも銀。馬上で身長はわからないが、やや細身の肢体に纏う軽鎧の上からでもわかるスタイルの良さ。白いマントが風に舞うと腰には直刀の剣。胸当てがキツイんじゃないかと余計なことを考えてた俺にガシャリと木製の手枷がはめられる。
俺は捕まってしまったらしい。盗賊として。手枷をはめられるとホッとしたような空気が兵士たちから感じる。これで相手も落ち着いたはず。
「あのうすみません、俺盗賊じゃないんです。もともと乗合馬車で移動中に盗賊に襲われまして、客の冒険者らしい人たちが逃がしてくれたんです。あ、彼らは玉砕覚悟で盗賊に突っ込んで行きました。さっきの剣は逃げてきた盗賊が俺に放り投げたものでして……」
何を見え透いたことを言っているこの盗賊が、というような顔をしている兵士たちと小首をかしげる馬上の女戦士。俺は黙り込む。べつにそんな態度をされて説得を諦めたわけじゃないんだけど……首の後ろの産毛がチリチリしだしてそれどころじゃなくなった。
グァアアアッ! と聞き覚えのある声。圧倒的なプレッシャー。
全員が身構えて振り返った時、見たくもない赤い恐竜は大きくジャンプ。頭上からその武器の一つであるカギ爪を振りかぶって襲ってきた。
「戦闘準備!」
女隊長さんが命令しながら馬で突っ込んでいく。唖然としたまま固まっている兵士たち。兵士たちのど真ん中に着地してそのカギ爪を振り下ろす赤竜。
「うおおおおっ!」
その時、気合もろとも馬で突っ込んだ女隊長さんが剣を抜きざまカギ爪に叩きつけた。さすがに隊長さん、勇気がある。
しかしいくら勇気があっても質量が違う。女隊長さんは馬もろとも弾き飛ばされるが、軌道が変わったカギ爪は一人の兵士も引っ掛けることもなく地面にふりおろされた。狙いを外された赤竜はそのまま体を軽くひねった。ブンと尻尾が空気を引き裂く。巻き込まれた兵士たちが吹き飛ぶ。
グアアアアアアッ!
見得を切り立ち上がった赤竜は女隊長さんを睨みつける。
「赤いラプトル、火竜……か? 上位種がなぜこんなところに……」
そういいながらも立ち上がり剣を構える女隊長さん。
火を吐くから火竜ってなんとベタな命名。
あ、だからファイヤーラプトルっていうんだ。あれ、誰が言った?
「槍を投げろ!」
隊長さんの命令で無傷な兵隊さんたちが槍を投げる、竜の硬い皮膚はなかなか槍を通さない。それでも二、三本は刺さったが、ブルんと体を一振りするとボロボロと抜け落ちる。それを見た兵隊さんたちは剣を抜いたがそのあとがどうしていいかわからない。
「撤退だ!」
「隊長!」
「これは命令だ。私がここで足止めをする」
女隊長さんはそう言って剣を右肩に構えゆっくり剣先を竜に向けた。剣に白い霧のようなものがまとわりつく。魔法? 魔法剣か? でもすごい……部下を逃がして一人で戦おうとしてるのか。
自分の武器であるカギ爪を跳ね返した女隊長の気迫に反応した火竜は、顔を右上に向けカチカチカチと歯を鳴らし始めた。その隙を見逃さず突撃しようとする女隊長さん。
ちょ……ちょっと待ってくれ。異世界での竜と女戦士の戦い、ワクワクするシチュエーションなんだけど、もう一度言う。ちょっと待ってくれ。
あれは火を吹く儀式じゃないか、女隊長さんは知らないんだろうか。それもまあいい。
問題なのは竜と女隊長を結んだ線上に手枷をはめられてボケっと立っている俺がいる。竜に弾き飛ばされた隊長さんは偶然俺の前に落ちて来たんだから。その場で剣を構えそれを狙う竜がいる。当然火球を吐いたら隊長もろとも俺もこんがり上手に焼けてしまう。
竜はボッと口の中で点火しスローイングのように火球を吐いた。
同時に突撃しようとした女隊長さんは異様な出来事に突撃を躊躇した。
俺は手枷があるので仕方なく隊長の身体めがけて突っ込んで隊長さんを弾き飛ばした。
グオッと火球が通り過ぎて行く。
火球の軌道からなんとか逃げることができた。後ろで火球の爆発音。
唖然としてる隊長さん。怒り心頭の火竜。ガチガチとまた歯を鳴らし出す。二連発か?
「話には聞いてたが……火を吐くのか」
だから火竜だって。水吐いたら水竜で土吐いたら土竜でしょう……あれ?
「助かった盗賊どの 。礼をいう。でも早くここから逃げてくれ」
そう言って剣を構える女隊長さん。いや盗賊じゃないから。そんなことよりもまた火球がくるよ。もうボロボロじゃないか。みんなに逃げろって一緒に逃げたらいいだろ。こら、ぼーっと立ち尽くしてる兵隊! なんとかしろよ!
ガチガチッボッ! その時ルーティーンを終えた火竜は再び口の中に火種を点火させた。
あ、やばい。
「ったくもう!」
俺は手枷をつけたまま女隊長さんの横をすり抜け竜に向かって全速力で走った。
何してるんだ俺。指示どうり逃げりゃいいだろ。なんで竜に向けて走ってる? と言っても走り出したんだから今更どうしようもない。どうやら竜は口で作った火種を内蔵から吐き出した可燃物に点火して火球を作ってるらしい。お前は火吹きの大道芸人か!
逃げた。とにかく逃げた。振り返ると奴が火を吐きながら追いかけてくるような気がして必死で逃げた。
木々の間を今度は躓かないように必死で走り、かなりの距離を稼いだところでようやく一息ついた。
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げ、今度はなんだよ、あいつら盗賊? なんでこんなところまで……まさか俺を追ってきたの?
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と持ってた剣を俺に投げ渡す。思わず受け取ってしまう。
ニヤッと笑った盗賊はそのまま逃げて行った。意味もわからず渡された剣を見る。
「動くな!」
冷たい槍の刃先が数本俺の喉に向けられる。後ろには弓に矢をつがえた者、剣に手を添えている者、殺気立った兵士たちにいつの間にか取り囲まれていた。
「武器を捨てろ! 逆らうと殺す!」
「はい!」
剣を捨て両手をホールドアップ。こんな時は何を言っても通じない。言われたとおり剣を捨て、言われなくても両手をあげた。その行為がこの世界で無抵抗を表すのかどうか一抹の不安はあったけど。
そこへ騎馬が近づいてくる。
「盗賊の一人を捕獲しました」
おそらく上司だろう馬上の人に向かって報告する兵士たち。
「……え?」
最悪の誤解だと気づく俺。あ、あの野郎……剣を俺に渡した盗賊のニヤけた顔の意味をやっと理解した。
「隊長、数人の盗賊は逃がしてしまいましたがあとは殲滅しました。こいつが逃げた先を知ってるかもしれません」
知らん知らん。
「ここまでだ。盗賊は壊滅させた。その者は連行して審判を受けさせる。撤収!」
馬上の隊長さんは兜を脱いで顔を一振りする。
後ろに束ねた銀髪のポニーテールがふわっと風に舞う。馬上から威風堂々とした姿で命令する女戦士。
や、やっぱり異世界だ。
やや小ぶりなその顔立ちに木漏れ日を受けてブルーに光る目。ストレートな鼻の先が気持ち上を向いている。ピンク色をしたぽっちゃりとした唇、その口から兵士たちに命令を下すために出るややハスキーな声。透き通るような肌。胸当てに肘当てに膝当てはすべて銀 。膝下までのブーツは黒。踵には拍車を装着でこれも銀。馬上で身長はわからないが、やや細身の肢体に纏う軽鎧の上からでもわかるスタイルの良さ。白いマントが風に舞うと腰には直刀の剣。胸当てがキツイんじゃないかと余計なことを考えてた俺にガシャリと木製の手枷がはめられる。
俺は捕まってしまったらしい。盗賊として。手枷をはめられるとホッとしたような空気が兵士たちから感じる。これで相手も落ち着いたはず。
「あのうすみません、俺盗賊じゃないんです。もともと乗合馬車で移動中に盗賊に襲われまして、客の冒険者らしい人たちが逃がしてくれたんです。あ、彼らは玉砕覚悟で盗賊に突っ込んで行きました。さっきの剣は逃げてきた盗賊が俺に放り投げたものでして……」
何を見え透いたことを言っているこの盗賊が、というような顔をしている兵士たちと小首をかしげる馬上の女戦士。俺は黙り込む。べつにそんな態度をされて説得を諦めたわけじゃないんだけど……首の後ろの産毛がチリチリしだしてそれどころじゃなくなった。
グァアアアッ! と聞き覚えのある声。圧倒的なプレッシャー。
全員が身構えて振り返った時、見たくもない赤い恐竜は大きくジャンプ。頭上からその武器の一つであるカギ爪を振りかぶって襲ってきた。
「戦闘準備!」
女隊長さんが命令しながら馬で突っ込んでいく。唖然としたまま固まっている兵士たち。兵士たちのど真ん中に着地してそのカギ爪を振り下ろす赤竜。
「うおおおおっ!」
その時、気合もろとも馬で突っ込んだ女隊長さんが剣を抜きざまカギ爪に叩きつけた。さすがに隊長さん、勇気がある。
しかしいくら勇気があっても質量が違う。女隊長さんは馬もろとも弾き飛ばされるが、軌道が変わったカギ爪は一人の兵士も引っ掛けることもなく地面にふりおろされた。狙いを外された赤竜はそのまま体を軽くひねった。ブンと尻尾が空気を引き裂く。巻き込まれた兵士たちが吹き飛ぶ。
グアアアアアアッ!
見得を切り立ち上がった赤竜は女隊長さんを睨みつける。
「赤いラプトル、火竜……か? 上位種がなぜこんなところに……」
そういいながらも立ち上がり剣を構える女隊長さん。
火を吐くから火竜ってなんとベタな命名。
あ、だからファイヤーラプトルっていうんだ。あれ、誰が言った?
「槍を投げろ!」
隊長さんの命令で無傷な兵隊さんたちが槍を投げる、竜の硬い皮膚はなかなか槍を通さない。それでも二、三本は刺さったが、ブルんと体を一振りするとボロボロと抜け落ちる。それを見た兵隊さんたちは剣を抜いたがそのあとがどうしていいかわからない。
「撤退だ!」
「隊長!」
「これは命令だ。私がここで足止めをする」
女隊長さんはそう言って剣を右肩に構えゆっくり剣先を竜に向けた。剣に白い霧のようなものがまとわりつく。魔法? 魔法剣か? でもすごい……部下を逃がして一人で戦おうとしてるのか。
自分の武器であるカギ爪を跳ね返した女隊長の気迫に反応した火竜は、顔を右上に向けカチカチカチと歯を鳴らし始めた。その隙を見逃さず突撃しようとする女隊長さん。
ちょ……ちょっと待ってくれ。異世界での竜と女戦士の戦い、ワクワクするシチュエーションなんだけど、もう一度言う。ちょっと待ってくれ。
あれは火を吹く儀式じゃないか、女隊長さんは知らないんだろうか。それもまあいい。
問題なのは竜と女隊長を結んだ線上に手枷をはめられてボケっと立っている俺がいる。竜に弾き飛ばされた隊長さんは偶然俺の前に落ちて来たんだから。その場で剣を構えそれを狙う竜がいる。当然火球を吐いたら隊長もろとも俺もこんがり上手に焼けてしまう。
竜はボッと口の中で点火しスローイングのように火球を吐いた。
同時に突撃しようとした女隊長さんは異様な出来事に突撃を躊躇した。
俺は手枷があるので仕方なく隊長の身体めがけて突っ込んで隊長さんを弾き飛ばした。
グオッと火球が通り過ぎて行く。
火球の軌道からなんとか逃げることができた。後ろで火球の爆発音。
唖然としてる隊長さん。怒り心頭の火竜。ガチガチとまた歯を鳴らし出す。二連発か?
「話には聞いてたが……火を吐くのか」
だから火竜だって。水吐いたら水竜で土吐いたら土竜でしょう……あれ?
「助かった盗賊どの 。礼をいう。でも早くここから逃げてくれ」
そう言って剣を構える女隊長さん。いや盗賊じゃないから。そんなことよりもまた火球がくるよ。もうボロボロじゃないか。みんなに逃げろって一緒に逃げたらいいだろ。こら、ぼーっと立ち尽くしてる兵隊! なんとかしろよ!
ガチガチッボッ! その時ルーティーンを終えた火竜は再び口の中に火種を点火させた。
あ、やばい。
「ったくもう!」
俺は手枷をつけたまま女隊長さんの横をすり抜け竜に向かって全速力で走った。
何してるんだ俺。指示どうり逃げりゃいいだろ。なんで竜に向けて走ってる? と言っても走り出したんだから今更どうしようもない。どうやら竜は口で作った火種を内蔵から吐き出した可燃物に点火して火球を作ってるらしい。お前は火吹きの大道芸人か!
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