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第3章
defeated
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走ってもないのに乱れる呼吸。
裏路地のバーを前にして足が竦む。妄想,空想の類だろうと思われる考えが頭を巡る。
おそらくだが,このバーに入っても何のメリットもないだろうとバーの入り口で考え込む。
人の行動というのは,メリット・デメリットいう概念に基づき初めて行動に移ることができるのだと思う。ただそれが出来るのは判断力が優れている。という部類の人だけだ。当然僕にはその判断力がない。その為こんな行動をとっているのだろう。この十数年間の話だが後々後悔した,ということも少なくない。僕の行動はまさに,行き当たりばったり。
―誰のためにこんなことをやっているんだ?
決心しても尚,無意味な妄想に耽っていると段々行動するのが億劫になってきそうだった。
行動あるのみ。一体誰がそんな無責任な言葉を迷言に仕立てあげたのだろうか? 実際のところ,この言葉の責で被害を被った人も多いのではないのだろうか。僕がその代表例だ。
やはり冷静に鑑みると僕の行動は間違っていると思えた。
どうして誰のためにもならないことをしているのだろう。事実確認が取れたところでこの先どうすれば良いのだろう。僕が何とかする? あほなのか僕は。たかが中学生の僕にこの先出来ることがあるのだろうか?
良くない頭を使い自問自答を繰り返す。
きっとまだ中学生の僕にはできることは今はほとんどないだろう。
どこまでも無力な自分が笑えて来る。
僕の妄想が妄想でなくなれば,この先今まで通りの時間を過ごすことは難しいんだろうな。
でも妄想を妄想のままで保っておく器なんて僕は備えていない。ここで行動しても,きっと自分一人の輾転反側が解消されるだけだろう。
しかし,そうであればこのどうしようもない一歩も踏み出せる。今まで自分の人生十数年,誰かのために行動してきたことなんて数える程しかない。食べる・寝る・遊ぶ。全部自分のためのものだ。だったら自分の思い悩みを解消するなんて当然のことだ。簡単だ,みんなそんなもんだろうと。
全世界の善意を持った人々を敵に回した気持ちで小洒落た引き戸を開ける。
開けてから思う。未成年がこんなバーに一人で来るなんて補導対象の反面教師である。やはりあほだ。
父親を迎えに来たとでも言っておこう。十七時五十分。子供の僕にとってはもうだが,大人にとってはまだといえる時間帯である。こんな時間に酔いつぶれる大人がいるのだろうか。なんて浅はかな言い訳なこと。
そんなことを考えても戸を開けるとカウンターが見えている。早速お粗末な言い訳を披露するとしよう。
「父を探しに来たんですけど?」
何とかなってくれ。本分を忘れてしまいそうな緊迫感が襲う。マスターらしき髭を携えた男性もこちらを見つめ唖然としている。いきなり少年がこんな店にこんな時間に入ってくるのだから当たり前だ。しかも店内には二人しかお客の姿がない。その二人はカウンター,マスターであろう人の目の前に隣り合って座りお互いに肩にもたれかかって酒を飲んでいる。そして男女の座っている備え付けの椅子の間から女性が男性の太ももに手をやっているのが垣間見えた。
そしてマスター? が言葉を発する前に僕は自然と言葉を発していた。席に座る男女は僕が尾行してきた人達であったから。
妄想ではなく現実になってしまいそうな事態に呆然となりながら問いただしていた。
「おばさん? ―何してるの?」
そう僕が横断歩道から尾行してきた人は柚葉の母親だった。
見慣れない服装をしていたが若々しい顔は僕がいつも見慣れた顔であった。内心,ほぼ毎日見ていた顔だから間違いないとまで思っていた。
しかし男性と腕を組んで歩いているおばさんの表情はいつも見ている表情とは異なっていた。子供の僕でもわかるような表情。道理を外れた大人の表情だった。
口にした以上は引き下がれない。なんと言われようと,補導されようと,本当のことを聞き出すまでは帰れない。
マスターとスーツの男性は口を挟んでこない。
僕はおばさんの返答を待つ。しらばっくれるだろうか。はたまた開き直って事実を認めるのだろうか。おばさんは沈黙を破り口を開く。
「陽葵君? どうしたの? こんなところに何の用?」
どうしたの? はこっちの台詞である。だから何してるのと聞いた。あなたにご用だ。
「おばさん。隣の男の人だれ? 見たことないけど」
僕は本当のことを話して欲しい一心で質問を無視しさらに疑問を投げつける。
「研修で前の職場の同僚と偶々会ってね…」
歯切れが悪い返答だった。
「それにしても随分仲がいいんだね? 僕駅前から見てたよ。おばさんって柚葉やおじさんのこと裏切るの?」
腹立たしさと虚しさから涙が零れそうになる。
「これはね…」
言葉詰まりなかなか返答がない。完全に修羅場と化そうとしている現場。
隣の男性はと言うと俯いたままで何も言ってこない。大人というのはこうも情けない生き物なのか。
僕は堪え切れなくなり涙を流しがらも声を絞り出す。
「本当のこと言ってよ。柚葉を悲しませることしてたんでしょう?」
柚葉のことだ母親のこんな姿を見たら落ち込むに決まっている。誰よりも両親のことを思っていた彼女だ。
そんな柚葉を騙していたなんてと思うと言葉を選んでいられない。
「さっさと答えろよ!」
「…」
沈黙が答えなのだろう。僕は考えていた一つ答えに辿り着いてしまった。
女性は僕の大声に下を向き泣きだした。それでも怒りが収まらない。
「なんでおばさんが泣いてるの? 早く答えてよ」
女性はなかなか言葉が出てこない。
すると口を開いたのは隣の男性だった。
「半年前からだ。正月に実家に帰っていた彼女と偶然会ってからだ。多分後のことは君の思っている通りだ」
あっさり認められた。それにしても薄情だ。
男性の言い草だと先に言い寄ったのは男性の方だろうが,この際そんなことはどうでもいい。
なんでもっとおじさんのこと,何より柚葉のことを思ってあげれなかったのか。柚葉は自分を産み育ててくれた彼女のことが大好きだったのに。親は子の気持ちを踏みにじっても良いのだろうか?
「最悪だね。もうあんた達の顔なんて見たくない。もう柚葉に近寄るな」
涙はもう枯れていた。残るのはやはり虚無感だけ。
女性は「ごめんなさい」と顔を覆い口にしていた。そんな死に化粧にも似た言葉はいらない。全部嘘であってほしかった。
その思いを飲み込み僕はバーを後にした。
帰りの電車の中。何台目だろう? 道路脇を走る電車を車が追い越していく。
怖いもの見たさでこんなことをしてしまったボロボロの僕を彼女は…
―柚葉はこんな僕を待っていて,きっといつもと変わらないまっすぐな笑顔で迎えてくれるのだろう。
こんな邪な僕を。
きっと…
裏路地のバーを前にして足が竦む。妄想,空想の類だろうと思われる考えが頭を巡る。
おそらくだが,このバーに入っても何のメリットもないだろうとバーの入り口で考え込む。
人の行動というのは,メリット・デメリットいう概念に基づき初めて行動に移ることができるのだと思う。ただそれが出来るのは判断力が優れている。という部類の人だけだ。当然僕にはその判断力がない。その為こんな行動をとっているのだろう。この十数年間の話だが後々後悔した,ということも少なくない。僕の行動はまさに,行き当たりばったり。
―誰のためにこんなことをやっているんだ?
決心しても尚,無意味な妄想に耽っていると段々行動するのが億劫になってきそうだった。
行動あるのみ。一体誰がそんな無責任な言葉を迷言に仕立てあげたのだろうか? 実際のところ,この言葉の責で被害を被った人も多いのではないのだろうか。僕がその代表例だ。
やはり冷静に鑑みると僕の行動は間違っていると思えた。
どうして誰のためにもならないことをしているのだろう。事実確認が取れたところでこの先どうすれば良いのだろう。僕が何とかする? あほなのか僕は。たかが中学生の僕にこの先出来ることがあるのだろうか?
良くない頭を使い自問自答を繰り返す。
きっとまだ中学生の僕にはできることは今はほとんどないだろう。
どこまでも無力な自分が笑えて来る。
僕の妄想が妄想でなくなれば,この先今まで通りの時間を過ごすことは難しいんだろうな。
でも妄想を妄想のままで保っておく器なんて僕は備えていない。ここで行動しても,きっと自分一人の輾転反側が解消されるだけだろう。
しかし,そうであればこのどうしようもない一歩も踏み出せる。今まで自分の人生十数年,誰かのために行動してきたことなんて数える程しかない。食べる・寝る・遊ぶ。全部自分のためのものだ。だったら自分の思い悩みを解消するなんて当然のことだ。簡単だ,みんなそんなもんだろうと。
全世界の善意を持った人々を敵に回した気持ちで小洒落た引き戸を開ける。
開けてから思う。未成年がこんなバーに一人で来るなんて補導対象の反面教師である。やはりあほだ。
父親を迎えに来たとでも言っておこう。十七時五十分。子供の僕にとってはもうだが,大人にとってはまだといえる時間帯である。こんな時間に酔いつぶれる大人がいるのだろうか。なんて浅はかな言い訳なこと。
そんなことを考えても戸を開けるとカウンターが見えている。早速お粗末な言い訳を披露するとしよう。
「父を探しに来たんですけど?」
何とかなってくれ。本分を忘れてしまいそうな緊迫感が襲う。マスターらしき髭を携えた男性もこちらを見つめ唖然としている。いきなり少年がこんな店にこんな時間に入ってくるのだから当たり前だ。しかも店内には二人しかお客の姿がない。その二人はカウンター,マスターであろう人の目の前に隣り合って座りお互いに肩にもたれかかって酒を飲んでいる。そして男女の座っている備え付けの椅子の間から女性が男性の太ももに手をやっているのが垣間見えた。
そしてマスター? が言葉を発する前に僕は自然と言葉を発していた。席に座る男女は僕が尾行してきた人達であったから。
妄想ではなく現実になってしまいそうな事態に呆然となりながら問いただしていた。
「おばさん? ―何してるの?」
そう僕が横断歩道から尾行してきた人は柚葉の母親だった。
見慣れない服装をしていたが若々しい顔は僕がいつも見慣れた顔であった。内心,ほぼ毎日見ていた顔だから間違いないとまで思っていた。
しかし男性と腕を組んで歩いているおばさんの表情はいつも見ている表情とは異なっていた。子供の僕でもわかるような表情。道理を外れた大人の表情だった。
口にした以上は引き下がれない。なんと言われようと,補導されようと,本当のことを聞き出すまでは帰れない。
マスターとスーツの男性は口を挟んでこない。
僕はおばさんの返答を待つ。しらばっくれるだろうか。はたまた開き直って事実を認めるのだろうか。おばさんは沈黙を破り口を開く。
「陽葵君? どうしたの? こんなところに何の用?」
どうしたの? はこっちの台詞である。だから何してるのと聞いた。あなたにご用だ。
「おばさん。隣の男の人だれ? 見たことないけど」
僕は本当のことを話して欲しい一心で質問を無視しさらに疑問を投げつける。
「研修で前の職場の同僚と偶々会ってね…」
歯切れが悪い返答だった。
「それにしても随分仲がいいんだね? 僕駅前から見てたよ。おばさんって柚葉やおじさんのこと裏切るの?」
腹立たしさと虚しさから涙が零れそうになる。
「これはね…」
言葉詰まりなかなか返答がない。完全に修羅場と化そうとしている現場。
隣の男性はと言うと俯いたままで何も言ってこない。大人というのはこうも情けない生き物なのか。
僕は堪え切れなくなり涙を流しがらも声を絞り出す。
「本当のこと言ってよ。柚葉を悲しませることしてたんでしょう?」
柚葉のことだ母親のこんな姿を見たら落ち込むに決まっている。誰よりも両親のことを思っていた彼女だ。
そんな柚葉を騙していたなんてと思うと言葉を選んでいられない。
「さっさと答えろよ!」
「…」
沈黙が答えなのだろう。僕は考えていた一つ答えに辿り着いてしまった。
女性は僕の大声に下を向き泣きだした。それでも怒りが収まらない。
「なんでおばさんが泣いてるの? 早く答えてよ」
女性はなかなか言葉が出てこない。
すると口を開いたのは隣の男性だった。
「半年前からだ。正月に実家に帰っていた彼女と偶然会ってからだ。多分後のことは君の思っている通りだ」
あっさり認められた。それにしても薄情だ。
男性の言い草だと先に言い寄ったのは男性の方だろうが,この際そんなことはどうでもいい。
なんでもっとおじさんのこと,何より柚葉のことを思ってあげれなかったのか。柚葉は自分を産み育ててくれた彼女のことが大好きだったのに。親は子の気持ちを踏みにじっても良いのだろうか?
「最悪だね。もうあんた達の顔なんて見たくない。もう柚葉に近寄るな」
涙はもう枯れていた。残るのはやはり虚無感だけ。
女性は「ごめんなさい」と顔を覆い口にしていた。そんな死に化粧にも似た言葉はいらない。全部嘘であってほしかった。
その思いを飲み込み僕はバーを後にした。
帰りの電車の中。何台目だろう? 道路脇を走る電車を車が追い越していく。
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―柚葉はこんな僕を待っていて,きっといつもと変わらないまっすぐな笑顔で迎えてくれるのだろう。
こんな邪な僕を。
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