深刻にならないのが取り柄なオレが異世界をちょっとだけ救う物語

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8:この状況で異世界人と遭遇って罰ゲームですか

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美青年が妊娠したって主張するのは、ひとまず置いといて。
赤ちゃんが出来たから今日はオシマイって言ったけど、イイ感じの雰囲気だから頼めばイケるだろうと考えてた。
わりとチョロいタイプだし、人間じゃないし、エロいの好きっぽいから。簡単に頷いてくれるだろうと思ってた。

ところが……。
これがなかなか、首を縦に振って貰えない。


「もっかいヤろうぜ。なぁ……だめ?」

抱き寄せた美青年の耳元で堂々と誘ってみた。
美青年、首を横に振る。

「激しい動きはしないから。……だめ?」

柔らかな髪に指を差し込んで強請ってみた。
美青年、首を横に振る。

「浅い部分までで、優しく動くから。……だめ?」

手の甲にそっと口付けて紳士っぽく懇願してみた。
美青年、首を横に振る。

「ええぇ~? なんでだよ、なんで駄目なんだよ。」
「だってぇ……赤ちゃん、潰れちゃう。」

地球だと、妊婦でもセックスしてる人、大勢いるだろ。
異世界じゃ、そんな繊細な問題なのか。そんな神経質にならなきゃ駄目なのか。
分からん。オレ、この世界に来たばっかりだからなぁ。
異世界ファンタジー成分がどんな風に作用するかも分からないし、ここは美青年に従っておくべきなんだろうけど。


やっぱり諦めきれないオレは、ちょっと考えた。
考えて、考え付いた妥協案を提案する。
これでも駄目だったら、さすがに諦めよう。

「そうだ、赤ちゃんがいる場所には入れないから。……だめ?」
「でも……危ないもん。」
「よし分かった。それじゃあ、挿入はナシで。それでどうだ?」
「それなら……ん~、でも……ぅ~ん。」

悩み出した美青年。
挿入ナシ。このセンで頼み込んだら可能性がありそうだ。

「もうちょっと触りたい。なぁ、触るだけ。気持ちいいことしよう。」
「……触るだけ?」
「さっき舐めたり触ったりしててさ、気持ち良くなかったか?」
「……気持ち、良かった。」
「もっかい、一緒に気持ち良くなろう。……なっ?」
「……じゃあ、イイよ。」
「やったぜラッキー。」

面倒がらずに口説いた甲斐があったな。
方向性も間違ってなかったようだ。


了承をもぎ取ったオレはすかさず美青年の胸の飾り、すなわち乳首に吸い付いた。
もう片方の乳首は胸筋ごと包み込んで、やわやわ、揉み揉み。
舌先で舐め転がしてる方も、指や掌で触れてる方も、どっちもコリコリと硬く膨れた感触がとてもイイ。
美青年はもっとって強請るように、オレに胸を押し付ける。気持ち良さそうだ。片方を口で強めに吸いながらもう片方をグリッと押し潰してやると、ピクピク震えながら可愛く啼いてくれる。

「ぅ、んん~。胸も、いい…けど……コッチぃ……。」

今回は入れられないから、しばらく雄っぱいを弄らせて貰う気でいたのに。
切なそうな声で甘えられながら、手を引かれて、チンコへと導かれたらさ。
そんな可愛いリクエストに応えないほど、オレは意地悪じゃない。

チンコ弄る。弄るったら弄る。

ちょうどオレのも勃ってるし。一緒に、2本まとめて握る。
美青年も股間に手を伸ばして来た。共同作業だ。
硬くなってるモノ同士を擦り合わせるのは意外と、思ってたより難しかった。お互いにヌルヌルしてるし、ビクビクもしてるし、角度とかの問題もあるから。
だけど頑張るだけの価値はある。
ゴッリゴリ同士でグリッグリするの、凄い、気持ちいい。

「ッハ、気持ち…いい。……くそ、雄ッパイ、は……後で。」
「ぅんっ、んっ、あっ、きもちぃ…」

気持ち良くて堪らなさそうな美青年が、ツタをオレの背中や腰に絡み付けてくる。
冷静な第三者が見たら、植物モンスターに襲われてる真っ最中だと思われそうな大惨事っぽい状態だけど、なんだか必死に抱き締められてるみたいでオレ的にはご褒美だ。悪くない。
ちょっと動かし難いのは気にしない。

「そっ……そろそろ…」

気持ち良くなるの、1回だけって約束はしてないもんな。
もう少しズリ合わせてから、イカせて貰おう。その後でパイズリ頼もう。

「あんっ、も…っとぉ~。」

トロンってした表情の美青年と視線を絡め、タイミングを計り合う。
手の動きを大きく、スピードを速める……って、その状況で。


その状況、で!


「$$##☆~!」

なんか、声が聞こえたぞ。


「¥¥@@☆~!」

なんか、返事も聞こえた。
なんとなく人間っぽい。外国語みたいに聞こえた。ヒトの言語。

誰かが通り掛かるにしたってよ。なんで今になって、このタイミングなんだよ。
コッチは今、凄い盛り上がってて、そろそろ出そうかって頃合いなんだ。
いや、本っ当に。気付きたくなかった。
気付かないで、イクまで擦っていたかった。
それは無理かな。オレが気付かなくても、美青年は気付いちゃってるもんな。


聞こえた声に、耳をそばだてる美青年は真剣な表情になってた。
ガサガサッて茂みを掻き分ける音が聞こえて。

「##$¥%&~!」

出て来た。
ヒトっぽい誰かが。
明らかにオレたちの方を見てる。
武器っぽい物を持って、コッチに来ようとしてる。

もしかしたら、オレを助けようとしてるのかもだけど。
今じゃないだろ! 遠慮しろ!
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