深刻にならないのが取り柄なオレが異世界をちょっとだけ救う物語

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18:医務室+白衣+色気=ロマンですか

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砦って聞いてもさ~。日本人なオレだからさ~。
あんまりイメージ湧かなかったんだけどさ~。
実際に見たら、森の中に高い壁が建ってて、ナルホドなって感じだった。


頑丈そうな扉を潜って、塀の中に入った。
中は案外広い。廊下とかも、外から見て予想したよりは広い。

廊下にいた、中々に顔立ちの整った男とディルが話し出す。
どうでもいいかも知れんけど、オレにとっては重要だからハッキリ言うけど。異世界に来てからオレ、割と顔面偏差値の高めな人しか見てないんだけど。


巡回のことを話してるなら仕事の話を盗み聞きするのも悪いし、オレはボンヤリ辺りを眺めた。
オレの話かも知れんけど、必要だったら声掛けて貰えるだろ。

へぇ~、ここで暮らしてるのか~。
ってキョロキョロしてたら。

ディルに連れられて、サクサクッと廊下を通って、アッサリと塀の外に出た。
どうやらここは、人が休憩したり準備したりするスペースはあっても、あくまでも防御壁らしい。



防御壁の内側には、これまた幾つもの建物が建ち並んでた。
ちょっと昔のコンシューマRPGに出て来るような、町をギュッてして塀で囲んだような感じ。

そんな、ちょっとした人里を、全裸マントで練り歩くオレ。
全裸マントなオレを連れ歩くディル。


外に出たオレたちはまたすぐ、結構デカい建物に入って行く。
特に説明も無く小部屋に連れてかれたけど、そこで椅子に腰掛けてる人を見たら、ここが何の部屋なのか予想が付いた。
こちらに背中を向けて座ってる、その人。白衣を着てるからな。
病院とか医務室とか、そういう系統の部屋だろ。

白衣の人は何かの書類を眺めてて、入室したオレたちに気付いてない様子。


「コホンっ。……リヴィ。」
「えっ? あ、あぁ、ご免なさぁい、気が付かなくって。」

咳払いをしたディルが声を掛けてようやく、気付いたようだ。
慌てて振り向いた白衣の人を見て、オレはさっき、ここが医務室だと思った自分の予想を改めることにした。

白衣の人……エロい……。
声がエロい。顔がエロい。小首を傾げながら振り向く仕草がエロい。薄っすらと微笑む表情がエロい。泣きボクロの位置もエロい。

きっとここは天国だ。エロいことしてくれる天国に違いない。
それか、高級な値段で高級なサービスをしてくれる高級店だ。
そっちの方が現実的だな、うん。どっちでもいい。


「えぇと、それで……保護したっていうのはぁ……、そこにいる人?」
「はいっ、オレです、オレっ。」

元気良く返事するオレ。
白衣の人……改め、エロ美人……改め、リヴィはクスッと笑みを零す。
余裕のあるアダルトエロい笑み。
いいなぁ、いいとも。砦に連れて来てもらって本当に良かった。

「ふぅ~ん……見た限りだと元気そうで、良かったぁ。」
「アッチもコッチも元気だぞ。」

もちろん息子も元気だ。
できれば今すぐにマントを開いて見せたいくらい元気だ。

……まぁ、ディルから「ホイホイ開くんじゃない」って言われてるから我慢。

「それじゃあ、さっそくだけど……そこに寝てくれる?」
「ハイ、喜んでぇ~っ。」

リヴィが示したのはベッドだった。
先に寝かせて、待ち構えてるとこに圧し掛かるのがお好みか。
もちろんオレに異論は無い。
さっさとベッドに飛び乗って、ついでにマントも脱ぎ捨てた。

さぁ来いっ、ギンギンのチンコでお出迎えしてやるぞ。
それにしても、久々にチンコって言ったな。


「こらっ! ぬっ、脱がんでいいっ!」

ディルが真っ赤になってオレを叱る。
見せるくらい、いいじゃないか。ディルとはもっとエロいこと、してるのに。

「だってベッドに誘われたからぁ~。」
「リヴィは医者だっ。怪我などをしていないか、念の為に確認するだけだっ。」
「ちぇえ~。」

分かってたさ。そ~いうんじゃないって。
でも少しくらい夢を見たっていいじゃないか。
ワンチャン、流されてくれてアリ、になるかも知れないじゃないか。
無かったけど。

「ディルトリッヒったら、なかなか面倒なのを拾って来たじゃなぁい。」
「面倒掛けて悪いんだけど面倒みてくれ。できればアッチもコッチも。」
「あれだけ飲んでおいて、まだ足りないのかっ。」


ちょっと思ったんだけどさ。
今の一連の遣り取りって、ディルがヤキモチ妬いてるっぽくね? 悪くないな。

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