深刻にならないのが取り柄なオレが異世界をちょっとだけ救う物語

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44:生まれながらの天然エロ仕様ですか

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一瞬で水溜まりの体積が何倍にもデカくなって、襲い掛かってきた。
ざっぶぅ~ん!って。

ほら、あれだ、昔の日本画で有名な、あの凄い高波のやつ。
見たことあるだろ。
あれみたいな感じだぞ。
とにかくデカイ津波だ。
冗談抜きで呑み込まれたらヤバいやつだ。


「ひょぅ!」

咄嗟に逃げようとしたオレはバランスを崩し、後ろに倒れる寸前で捕まえられた。
オレの腹から下全部が、ギラ付いた半透明なぷよぷよジェルに包まれる。

地べたに尻餅を着く羽目にならんかったのは助かったぞ。全裸だからな、オレ。
身動き取れんけど。


それはいいとして。


「ぅわっ、にゃ…ははっ! ゃう~……っ!」

友だちの身体……ん? 身体って言えるか? 水溜まりが? まぁいいや。
とにかく、友だちの性能が凄い。半端ない。

ゼラチンのようなジェルのような、妙に弾力と吸い付きが良い粘りに包まれて、気持ち良いのと擽ったいのとが一緒くたになって押し寄せて来る。
この感じは、そうだな、何かに例えるなら……なんっつ~かな。
チンコを最高級のオナホでサービスされながら、太腿の内側とか足の裏、指の間までドクターフィッシュ的な何かに突っつかれてるみたいな感じ。
関係無さそうな刺激を快感に帰るとか上級者テクニックだ。
このままフィニッシュするまでどうかヨロシクお願いします。


とりあえず何かに掴まりたくて、チンコを覆ってる部分に手をやってみたら、これがまた。手触りも最高だ。
アレだよ、アレ。
あまねくすべての人間を次々とダメにしてく、地上最強毛布を撫でてる感じ。
ツルンツルンでトロントロンだ。


あのさ、これでもオレ。
散々っぱら、リダとアホな遣り取りしてたけど、オレさ。
割かしエロいことを期待しながら、イイコで待ってたんだ。

……だもんだから、さ。
抜き足りないってのもあって、早々に気持ち良くなっちゃうわけよ。


「ふぅ、っんん、……あっ、ヤバ…ぃ。」

このままサクッと出そうかな~。
もうちょっと我慢しよっかな~。
オカワリOKか分からんから~。


文字通り身悶えしながら悩むオレを。
リダはニコニコしながら見てるだけ。


だがしかし!

悩んでるような時間は無かった!

チンコを包んでる部分のジェルがぶぶぶ…って、急に激しく痙攣して。
まるで天然素材の超エロ専用アイテムみたいに。

気付いたらザーメン搾り取られてた!
スマン、水溜まりの性能を見くびってた!
我慢云々、考えてたけど全くの無駄だった!



「………(ジャブジャブ)」
「あ。……あぁ~。」

放出したオレの白い体液は水溜まりの中で、あっという間に溶けて消えた。
元気良く波立つ水溜まり。と、元気無く項垂れるオレ。

何故なら……。
オカワリ可能かどうかも分からんのに、出しちゃったから。
まだ意思の疎通もままならないってのに。

……いやまて。
水溜まりがオレのザーメン飲んだじゃないか。
いや、正確には飲んだって呼べないのかも知れんけど、吸収したのは間違いない。
だったら。
少なくとも。
オレの意思は水溜まりに伝わるんじゃないか。
もし駄目だったらリダに通訳させれば問題解決だろ。

そうだ、そうだ。まずはザーメン飲ますって目的だったじゃないか。
そういえばリダからも「飲ませてあげて」って言われてたっけな。
すっかり忘れてた。思い出せて良かった。


「よし、次はオレの番だな。お前の……え~っと、体液飲ましてくれ。」

ずばりザーメンって言おうか、一瞬迷って止めた。

相手は水溜まりだからな。ザーメンじゃない可能性あるだろ。
同じ理由でおちんぽミルクもナシだ。白くなさそうだもんな。


「………(チャプン)」

水溜まりが小さく波打って答える。
それと同時にジェルがオレの両肩を包んだから、今のはたぶんOKの返事。
なのでさっそく飲ませてもらおうと、水溜まりに顔を寄せ。

そこでオレは大きな問題に直面した。


……なぁ、こいつ、ドコがナニだ?
どれが乳首で、どの辺がチンコだ?
肝心要の、大事な大事なアナルは?
あるのか? あるよな? あるだろ!


どこを舐めたり吸ったりすれば水溜まりの体液が飲めるのか、さっぱり見当付かん。
だからオレはハッキリ訊くし、直球で要求するぞ。


「なぁ、お前のチンコってドコだ? しゃぶりたいけど、さっぱり分からんから誘導してくれ。……おぉっ?」

言ったそばから、ジェルの一部分がオレの顔目掛けて伸びた。
水溜まりモンスターのチンコも棒状なんだな~、って安心したのも束の間。
チンコはオレの口唇にピトッと付いたと思ったら、グイグイ中に入り込む。

「……ふ、ぐぅっ!」

正直言って苦しい。
表面はツルツルしてて、柔らかい弾力がある上にヌルヌルで、適度に潤ってるから舐めやすいはずなんだけど。
とにかく遠慮が無い。
口の中をとっくに通り越して喉仏の裏側まで行ってる。たぶん。
大事なことだから繰り返しで言うけど、正直言って苦しい。
味がどうとか言ってられない。
せっかくチンコ(推定)しゃぶってるのに。
エロスが欠片も息をしてない。
水溜まりが気持ち良くなってるかどうかさえ、分からないとか、残念過ぎる。


だけど。
それでも。
オレは諦めない!
絶対に、体液、飲むったら飲むんだ!

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