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強面の三十路兵士団長 × 若きエリート騎士団副長
4.兵士団長 × 騎士団副長(続)
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ナンディが目線を下げれば、両足を開いて高く上げたモナイの尻が見える。
張りのある尻肉の間の慎ましやかな窄まりは、パッと見では振動している様子は窺えなかった。
「ヨーナ副長……触るぞ?」
「……っ。ぁ、あぁ……。」
声を掛けるナンディは興奮で僅かに震えていたが、その震えがモナイには緊張として伝わった。
いよいよ始まるのだと、覚悟したモナイは知らずの内に身体が強張る。
これから先、ナンディから「やはり無理だ」「もう止めよう」と言い出されないようにしなくては。
例え自分がどれだけ恥ずかしくとも、それでナンディが耐えられなくなるような、あるいは罪悪感等を覚えるような真似だけは出来ない。
温めたローション塗れになった無骨な指先が、モナイの尻の割れ目を撫でる。
まずは尻たぶを掴まれるだろうと考えていたモナイは、急に指を当てられた感覚に驚き、反射的に孔をキュっと窄めてしまった。
「あっ……。」
声が出てしまった瞬間、慌ててモナイはナンディを振り返る。
しまった。今の反応ではまるで、指を嫌がったように感じるのではないか。
ナンディにそう思われるのを避ける為に。そうではないと、伝えようとしてだ。
「ち、違……っ、いっ、今のは…」
「大丈夫だ。」
焦り掛けるモナイの言葉を、力強くナンディが遮った。
モナイを安心させるように眦を細める。
「反応すんのは仕方ねぇ。そうそう他人に触られる事なんか無い場所だ。……気にするな。」
気にするなと言われて、実際に気にせずにいられるものではないのだが。ナンディなりに慰めてくれようとしたのだろう。
気遣いを感じたモナイは、申し訳なく思うと同時に好感も覚えた。
恐らくこれからの行為中にも、モナイが自分自身でさえ思ってもみなかった反応を取ってしまうかも知れないが、そうした全部ひっくるめて……ナンディは気にせず、受け止めてくれるのではないかと。そう感じるようになっていた。
「これから色々するが、我慢しねぇで声を出した方がいいぞ? そっちの方が辛くないし、それに……。オレとしても、そっちの方が楽しい。」
日頃は強面と称されるナンディだが、今はぎこちなくも微笑みを作っている。
緊張を解す為に言ったジョークなのだろうが、こんな詰まらない男の肉体に触れて「楽しい」とは、随分と思い切ったリップサービス紛いの言葉を口にしたものだ。
もっと表情の豊かな美しい者であれば、あるいはもう少し可愛げのある素直な性格をした者であれば……。ナンディの言葉通り、多少は楽しい思いをさせたであろうか……。
そんな考えが頭に浮かび、モナイは慌てて頭を振った。
馬鹿馬鹿しい。何を考えているんだ。
そもそもマサラー団長は楽しみに来ているのではない。私が頼み込んで……それこそ、先日の出来事を盾に取って押し切ったから、断れずにいるだけだ。
少し気遣うような事を言われたからといって、彼がこれからの行為を歓迎しているわけではないんだ。
「……ヨーナ副長?」
モナイの態度に何かを感じたのだろう。
ナンディが訝し気に声を掛けたので、モナイは誤魔化すように口元に笑みを作る。
「気遣わせて済まない。私は大丈夫だ。それより、早く…」
「あ……あぁ、こっちこそ悪いな。」
大きく息を吐き出したナンディが、中断した行為を先に進める為に、再び指をモナイの双丘へと伸ばした。
……ウッカリ本音を零しちまった。危ねぇ。
「っあ……、なっ、なんでそんな所を…」
「ここら辺にも肌が当たるかも知れねぇからな。擦れたり引き攣れたりして傷付かねぇように、だ。」
「っそ、そう……ッん。」
モナイの割れ目から尻穴、その先にある蟻の門渡りを指で撫で回しながら、冷静な声とは無関係にナンディは内心で焦っていた。
つい本音である「楽しい」などという言葉を漏らした時、モナイの顔が強張ったように見えたからだ。
そもそもこれは突発性肛門縁異状振動……通称『振動病』の対処療法であり、楽しいとか楽しくないとか、そんな風に考える事ではなかった。
だからこそ「楽しい」と言われたモナイは、自分が揶揄われたか、あるいは馬鹿にされたように感じたのかも知れない。
変な誤解はされたくない。ナンディは期待された事柄はキッチリ応える気だ。
だが、しかし……。
「あ…っ。……っふ、ゃ、擽った……ぁん。」
「もうちょっと我慢だ。まずは周りから解してかねぇと……。」
ナンディの言葉にコクコクと頷くモナイだが。
実は擽ったがりだったのか、指を滑らせる度に震えながらヨがるのだ。
「ぁ、あぁ……んぁっ。…はっ、っふぅ……んっ。」
クぅ……あぁ、クッソ、何だコレ! ブチ込みたくなるだろがあぁっ!
いやいや、待てっ。落ち着けオレっ。
まだ指も入ってねぇ。しかも本人が言うには、初めてらしいから……。
うわぁ~、堪んねぇなオイっ。……って、だから! 大丈夫か、落ち着け、オレ!
今こそ! 今こそ普段『鉄面皮』って言われてる精神力を発揮するトコだろ! この状況で入れたらお互いに痛い思いをするだけだ!
……そうだ。慣れろ、オレ。この状況に慣れるんだ。大丈夫だ、慣れろ。
触られているモナイ以上に股間を滾らせながら、ナンディは密かに、慣れろ慣れろと必死で唱えた。
張りのある尻肉の間の慎ましやかな窄まりは、パッと見では振動している様子は窺えなかった。
「ヨーナ副長……触るぞ?」
「……っ。ぁ、あぁ……。」
声を掛けるナンディは興奮で僅かに震えていたが、その震えがモナイには緊張として伝わった。
いよいよ始まるのだと、覚悟したモナイは知らずの内に身体が強張る。
これから先、ナンディから「やはり無理だ」「もう止めよう」と言い出されないようにしなくては。
例え自分がどれだけ恥ずかしくとも、それでナンディが耐えられなくなるような、あるいは罪悪感等を覚えるような真似だけは出来ない。
温めたローション塗れになった無骨な指先が、モナイの尻の割れ目を撫でる。
まずは尻たぶを掴まれるだろうと考えていたモナイは、急に指を当てられた感覚に驚き、反射的に孔をキュっと窄めてしまった。
「あっ……。」
声が出てしまった瞬間、慌ててモナイはナンディを振り返る。
しまった。今の反応ではまるで、指を嫌がったように感じるのではないか。
ナンディにそう思われるのを避ける為に。そうではないと、伝えようとしてだ。
「ち、違……っ、いっ、今のは…」
「大丈夫だ。」
焦り掛けるモナイの言葉を、力強くナンディが遮った。
モナイを安心させるように眦を細める。
「反応すんのは仕方ねぇ。そうそう他人に触られる事なんか無い場所だ。……気にするな。」
気にするなと言われて、実際に気にせずにいられるものではないのだが。ナンディなりに慰めてくれようとしたのだろう。
気遣いを感じたモナイは、申し訳なく思うと同時に好感も覚えた。
恐らくこれからの行為中にも、モナイが自分自身でさえ思ってもみなかった反応を取ってしまうかも知れないが、そうした全部ひっくるめて……ナンディは気にせず、受け止めてくれるのではないかと。そう感じるようになっていた。
「これから色々するが、我慢しねぇで声を出した方がいいぞ? そっちの方が辛くないし、それに……。オレとしても、そっちの方が楽しい。」
日頃は強面と称されるナンディだが、今はぎこちなくも微笑みを作っている。
緊張を解す為に言ったジョークなのだろうが、こんな詰まらない男の肉体に触れて「楽しい」とは、随分と思い切ったリップサービス紛いの言葉を口にしたものだ。
もっと表情の豊かな美しい者であれば、あるいはもう少し可愛げのある素直な性格をした者であれば……。ナンディの言葉通り、多少は楽しい思いをさせたであろうか……。
そんな考えが頭に浮かび、モナイは慌てて頭を振った。
馬鹿馬鹿しい。何を考えているんだ。
そもそもマサラー団長は楽しみに来ているのではない。私が頼み込んで……それこそ、先日の出来事を盾に取って押し切ったから、断れずにいるだけだ。
少し気遣うような事を言われたからといって、彼がこれからの行為を歓迎しているわけではないんだ。
「……ヨーナ副長?」
モナイの態度に何かを感じたのだろう。
ナンディが訝し気に声を掛けたので、モナイは誤魔化すように口元に笑みを作る。
「気遣わせて済まない。私は大丈夫だ。それより、早く…」
「あ……あぁ、こっちこそ悪いな。」
大きく息を吐き出したナンディが、中断した行為を先に進める為に、再び指をモナイの双丘へと伸ばした。
……ウッカリ本音を零しちまった。危ねぇ。
「っあ……、なっ、なんでそんな所を…」
「ここら辺にも肌が当たるかも知れねぇからな。擦れたり引き攣れたりして傷付かねぇように、だ。」
「っそ、そう……ッん。」
モナイの割れ目から尻穴、その先にある蟻の門渡りを指で撫で回しながら、冷静な声とは無関係にナンディは内心で焦っていた。
つい本音である「楽しい」などという言葉を漏らした時、モナイの顔が強張ったように見えたからだ。
そもそもこれは突発性肛門縁異状振動……通称『振動病』の対処療法であり、楽しいとか楽しくないとか、そんな風に考える事ではなかった。
だからこそ「楽しい」と言われたモナイは、自分が揶揄われたか、あるいは馬鹿にされたように感じたのかも知れない。
変な誤解はされたくない。ナンディは期待された事柄はキッチリ応える気だ。
だが、しかし……。
「あ…っ。……っふ、ゃ、擽った……ぁん。」
「もうちょっと我慢だ。まずは周りから解してかねぇと……。」
ナンディの言葉にコクコクと頷くモナイだが。
実は擽ったがりだったのか、指を滑らせる度に震えながらヨがるのだ。
「ぁ、あぁ……んぁっ。…はっ、っふぅ……んっ。」
クぅ……あぁ、クッソ、何だコレ! ブチ込みたくなるだろがあぁっ!
いやいや、待てっ。落ち着けオレっ。
まだ指も入ってねぇ。しかも本人が言うには、初めてらしいから……。
うわぁ~、堪んねぇなオイっ。……って、だから! 大丈夫か、落ち着け、オレ!
今こそ! 今こそ普段『鉄面皮』って言われてる精神力を発揮するトコだろ! この状況で入れたらお互いに痛い思いをするだけだ!
……そうだ。慣れろ、オレ。この状況に慣れるんだ。大丈夫だ、慣れろ。
触られているモナイ以上に股間を滾らせながら、ナンディは密かに、慣れろ慣れろと必死で唱えた。
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