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【閑話】2月2日はにゃんにゃんの日
【閑話】2月2日はにゃんにゃんの日(ルサー 1/2)
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【ルサー】
夕方、詰め所でルサーと合流した。
今日はずっと外出しっ放しだったから、ルサーを迎えに行ったんだ。
手を繋いで帰宅して。
先にルサーがシャワーを浴びて、沢山歩き回ったオレも汗を流して。
朝の内に準備しといた晩御飯を二人で食べた。
「そういやぁ、皆にプレゼントは渡せたか? どうだった?」
「あぁ、無事に渡せた。喜んでくれたかは……まぁたぶん、そこそこ。」
食後のお茶を飲みながらルサーから聞かれた。
皆の反応を思い出したオレ、ちょっと苦笑い。
「なんだ、意外に芳しくねぇなァ。普通に考えたら、イグザからのプレゼントなら何でも喜びそうなモンだが……。まさか、何か変な物じゃねぇだろうな?」
「んん~、……。」
「おい……? なんで黙る?」
「……オレの趣味が前面に押し出されてるけど、可愛いから安心してくれ。」
なるべく爽やかな笑顔になるよう心掛けるオレ。
ちょっと目蓋を伏せたルサーは、あんまり信用してない顔になった。
「確か……俺の分も同じ物だと、言ってたな?」
「あぁ、もちろん。可愛いし絶対似合うから。」
「ハハ…っ、まぁ……、覚悟はしておく。」
「本当に可愛いんだぞ? ちょっと待っててくれ。今、持って来るから。」
乾いた笑いをするルサー。
話の流れもちょうど良い。
邪魔にならないよう、居間の隅っこに置いてた肩掛けバッグを持って来た。
ルサーには最初から家で渡すツモリだったんだから、ルサーの分だけは、オレの部屋にでも置いとけば良かったんだろうけど。
渡せるかどうかも微妙だった猫しっぽも含めて、オレは自分が作った成果物を全部、他のと一緒にバッグに入れちゃったんだ。
今現在のバッグの中身は……ルサー用のグッズ以外に。
茶一色の猫耳と手。
茶と黒ミックスの猫耳と手。
それと。フィロウにしか渡せなかった、他の人用の猫しっぽが何本も入ってる。
ルサーの為の、白猫の耳と手をテーブルに並べるオレ。
それを見たルサーの動きが一瞬ピクッとしてから、ゆっくりとカップをテーブルの端の方に置いた。
ゆっくり手を伸ばしたルサーは、カチューシャを持ち上げて猫耳部分を摘む。
しばらくフニフニしてから、ジッとオレを見て。
「……なんだ、これは?」
「見ての通り猫耳だぞ。2月2日は『にゃんにゃんの日』だから、作ってみた。」
「そりゃ初耳だな。……なんでだ?」
「え…いや……。にゃんにゃん、だから猫…」
「なんで、2月2日が『にゃんにゃんの日』なんだ?」
ええぇ~っ、そこぉっ? ルサー、そこから……なのかっ!
そこから説明するとか、ちょっと恥ずかしいぞ。
「えっと、2月の『に』が……にゃんにゃんの『に』で。2日の…」
「にゃんにゃんなら、2月8日じゃねぇのか?」
「ハっ……! それもいいなっ。2月8日も、にゃんにゃんの日にしようっ。それはそれ、として……ルサーっ。それっ、……それ、着けてくれ! コッチの手もっ。」
ルサーからの素敵な提案を喜んで受け入れつつ。
オレは、たぶん欲望に塗れた顔でルサーに向かって猫パンチ手袋を差し出した。
我ながら意味不明に興奮してる。
「着けろ、ってお前……。オレのトシを考えろっ。」
「大丈夫だ、ルサーより年上の人にも着けて貰ったぞ。ルサーも絶対、可愛い。」
「いや、俺ァそういうガラじゃねぇんだ、って。」
「頼むルサー。猫耳を付けたルサーが見たい。猫手も……見たいっ。」
必死にルサーを拝み倒すオレ。
オレが差し出したままの手袋を、戸惑った表情のルサーが受け取ってくれたのを確認してから。バッグの中をゴソゴソ漁って、白猫のしっぽも取り出した。
このしっぽ、アナルビーズを流用して作ったヤツだ。
ちょっとエッチな感じなのが分かる人には分かるだろうから、フィロウ以外には見せてもいないんだけど。
ここは自宅だし。
フィロウのお陰で可愛い装着方法が分かったから、是非ルサーに着けて欲しい。
しっぽに視線を向けたルサーは、目を見開いた。
このアナルビーズ、ルサーは前にも見たことがあるからな。
「おいっ、それ……!」
「これも着けて欲しい。」
「着けるかっ、バカっ!」
尻穴に入れるのを想像したのか、ルサーは顔を真っ赤にする。
このまま全部を断られそうだけど、オレは逆に、このピンチをチャンスにする。
「大丈夫だ、ルサー。エッチな着け方するんじゃないから。これは、こう…」
バッグから適当な猫しっぽを掴み出したオレ。
説明をしながら、自分のズボンの背中側にビーズを突っ込んだ。
ちょうど腰の位置から、はみ出したしっぽが揺れる。
予想が違ってたルサーはちょっとバツの悪そうな顔になった。
絶対、エッチな格好にさせられるってルサーは予測したんだろう。
だからこそ、ルサーが思ってたよりハードルを下げれば、猫☆変身グッズを身に着けてくれるんじゃないかって、オレは考えたんだ。
「……な? 可愛いだろ? 恥ずかしくないぞ?」
「ん……、あぁ……そう、だな。」
「ってワケで。……頼む、ルサー。着けてくれっ。」
「ったく……仕方ねぇ、な。ちょっとだけだぞ?」
「うんっ!」
超嬉しい、超喜ぶ、オレ。
しっぽを着けて良かった。
……凄い邪魔くさいけど。
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