「イケメン滅びろ」って呪ったら

竜也りく

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カッコ良すぎるだろ

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デッカいチンコにふさわしく、佐々木はかなりの量の精液をオレの口ん中に吐き出した。吐き出し終えてもビクンビクンと震えてる。

さすがに飲んだりするのはハードルが高いから、すぐにティッシュに吐き出したけど、佐々木の顔を覗き込んだら、目を瞑って熱い息を吐きながら余韻に浸ってる紅潮した顔が見れた。

体はすっかり力を失って完全に弛緩してる。佐々木のヤツ、クッションに座った状態じゃなかったら、多分立ってるのもヤバかったんじゃねーかと思うとちょっと誇らしい。

ここ一か月で佐々木にされてきたたくさんのエロいテクニックをオレなりにやってみたんだけど、ちゃんと気持ちよくさせてやれたみたいだ。

「……幸せで死にそう」

佐々木が、泣きそうな顔でつぶやいた。

あんまり感無量って感じで佐々木が言うから、オレはニカっと笑ってやった。

「こーゆーことできるくらいには、オレもお前のこと、ちゃんと好きなんだからな」

「悠真……っ」

ぎゅうっと抱き締められて、オレもしっかり抱き締め返す。ちゃんと分からせとかないと、永遠に貢がれてご奉仕されて……ってなるのもなんだしな。恋人たるものフィフティフィフティが基本だろ。

チュって可愛いキスをしてやったら舌を突っ込まれて、エロビデオかって言うくらいめちゃくちゃエロいキスされた。口ん中全部舐め回されて、舌を絡めて音が立つくらい吸われる。ケツの穴がきゅうんとするくらい、情熱的なキスだった。

オレがエロいことに興味津々だと言ったからか、佐々木はエロ技術の習得に熱心だ。元々頭が良くて、要領も良くて、努力を惜しまないコイツが本気出したらそりゃもうスゴイわけで。オレはぶっちゃけ圧倒されっぱなしだ。既に佐々木の方がレベルの高いエロで変態に成長してしまったと思ってる。

エロいキスでメロメロにされてる間に上は脱がされ、下も半分くらいは脱がされてた。

佐々木、恐るべし。

「悠真、ベッドに上がって」

クッションに座ってベッドに背中を預けてる佐々木を乗り越えてベッドに手をついたら、ズボンもパンツも一気に引き下げられてすっぽんぽんの状態にされた。そのまま佐々木が乗っかってきて、背中から抱きしめられる。足の間に佐々木の元気いっぱいな息子が入ってきて、オレの息子を擦り上げた。

「ん……っ」

「このままバックでぴったりくっついてするのもいいけど、一回めはやっぱり顔見ながら愛し合いたいな」

コロンとひっくり返されて佐々木と目が合ったオレは、その目がいつにも増してヤバいことに気がついた。

「待てよお前、一回めって……何回ヤる気だ」

「明日休みだし、泊まっていけるだろ?」

「待て待て待て、ほどほどに……ほどほどにしろよ?」

焦ったオレの要求に、佐々木はにっこりと笑顔を作るだけだ。

オレを見下ろす佐々木は、さっきまでオレの口と手に翻弄されて快感でぐずぐずになってた時とは打って変わって、完璧に雄の顔をしている。どうしよう、壮絶にカッコいい。

「ごめんね」

「あっ……」

腹から胸へ、ゆっくりと手が這わされる。佐々木のイケメンフェイスが間近に迫って、もう見慣れた筈なのにそれでもドキドキする。俺をじっと見つめる目がすごく綺麗で、目が離せない。

「今日は悠真にすごく気持ち良くして貰ったし、悠真の気持ちも分かったから、ものすごく興奮してるんだ。悪いけど今日は簡単に終われると思わないで」

やべぇ。

いきなりオレを襲ってきたあの日みたいな、切羽詰まったエロい顔してる。

チュ、と軽いキスをして佐々木がオレに微笑みかける。

「……好きだ、悠真」

次にされたキスは甘々で、佐々木はオレの唇を甘やかすように舐めてふにふにと感触を楽しんでいた。

いつもはがっついて息も出来ないくらいなのに、今日はオレの目をじっと見つめたまま、手の動きさえもゆっくりで丁寧に丁寧に優しく触ってくる。

こんなに切羽詰まった顔してるくせに、なんで。

「なんで、いつもより余裕あんの……?」

「ないよ……! 今すぐ悠真のナカに入って、めちゃくちゃにしたい」

言葉の通り、佐々木は熱い吐息を吐きながらオレにその立派なチンコを擦り付けた。いつの間に脱いだのか、直接触れ合う肌やチンコの硬さ、陰毛の擦れる感触が生々しい。

苦しそうに眉根を寄せた佐々木は、それでも「はあ……っ」とため息をついて、オレの頬を優しく撫でる。

「でも今日はそれ以上に、悠真を大切に大切に抱きたい」

イケメンかよ!

やべぇ! めっっっっっちゃ胸とチンコにギュンってきた。

「ばか野郎、カッコ良すぎるだろ……!」

オレの呻きに佐々木は優しいバードキスで応える。オレの恋人がイケメンすぎて辛い。

「悠真……愛してる」

イケメンフェイスに相応しい王子様みたいな愛の言葉を囁いて、佐々木がオレの唇を割って侵入してきた。それだけでいつもより感じてしまうオレは、舌を吸われる度にビクビクと体が震えてしまう。

その震えを抑えるように佐々木のすらりとした体が強く抱きしめてきて、安心感からか体の力が抜けた。
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