テレ×2テレパシー 純愛

すばる♪

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 今日からメグは晴れてテニス部の仲間入りをした。
レンは陸上部、リリカ、ワカナはバレー部とコージ、ユウリもバスケ部に入った模様で仲良しのメンツは揃っていない。
部活の多種化が進む桜中学だが、テニス部は不動の人気を誇る。2年、3年生の数をみてあまりの多さに驚愕してしまう、ここからレギュラーを決めるだけでも果てしなく遠い道のりが伺える。

「佐々木さんっていうのね、よろしくね。」

「よろしくお願いします。」

 ポニーテイルの似合うキャプテンの女子から笑顔で声をかけられた。同学年だけでもあんなに人がいるのに、一人一人名前と顔を一致させるのは大変な所業だろう。
今日の部活は体験会とほぼ同じ形で行われ、早々解散になった。帰り支度をしていると、同小の女子に話しかけられた。

「ねえメグ!サッカー部みにいかな~い?かっこいい人がいるんだって~!」

「うん!いいよ!いく!」

 ソウタの出現以来、「かっこいい男子」に目が光るようになったメグ。友人に連れられてサッカー部の観戦にいく。わらわらと、2年3年の生徒たちも運動場へ向かう。陸上部や野球部、サッカー部は女子から多大な人気を誇っているらしく、ギャラリーが多い。
特に運動場は陸上部とサッカー部の2つが合同で使っているということもあり、策を取り囲むように女子が群がり、黄色い声援を送っていた。

精鋭揃いの運動部、人気もあるのか、それに憧れて入る新入部員もテニス部を凌ぐほどだった。

 メグの友人の狙いはサッカー部の秋山くん。
すぐに姿をみつけ、こっちを向けと言わんばかりの声援を送る。お目当てもいないまま、観戦目的できたメグとしては、どこに目を向けていいのかもわからず、きょろきょろと辺りを見回した。
2年の生徒たちは陸上部にお目当てがいるらしい。そちらに耳を傾けているとある名前がしきりに呼ばれていることに気がついた。

「ソウタくん!!!キャー!こっち向いて!!!」

「イケメン!!!ソウタくんこっちきて~~!」

 噂できいていた通り、レンの兄ソウタはものすごい人気だった。特に、同じ2年にウケているらしい。王子様キャラの明るい彼のことを好いている人も男女共に多い。
ふとこちらを向いたソウタがメグに気がついて手を振ってくれた。小さく手を振り返すとにっこり笑って半袖を捲りあげた。

「え?!いま手振ってくれた~!」

「ちがうよ私だって!笑ったし!はあ~イケメン本当に惚れちゃいそう。」

メグの横にいた2年の女子がわいわいと論争している。

「あ、隣に弟いんじゃん。」

「あー、クラスで爆弾って言われてるらしいけどねー。」

「まじ?闇じゃん。ヤバくない?まあ、ソウタくんみたいに目立つタイプではないよね~。」

ソウタの影に隠れていたレンの姿が見えると話題を聞きつけた女子が2年女子に割り込んできた。メグにもとばっちりがきた。

「佐々木さんなんか知ってる?1組だよね?」

「え、いやまあ。」

「初っ端から飛ばしたんでしょ、ブチ切れて学年指導の緒方と言い合いしたってきいたよ。喋ったことある?」

飛ばした話は授業初日に教室に入れず、校内を巡回していた主任と口論になった話である。そうやって自分の意見を曲げない箇所があるらしい。

「少しだけなら。意外と大人しいですよ。」

「え~?そうなの?やばい噂しかきかないよ?教室では大人しいのかな。ソウタくんがかなり庇ってるし。優しいよね。」

「ね~。」
この会話だけきくと、ソウタがどれだけ賞賛されてるかがわかる。助けてやって欲しい。小学生のときにソウタから言われた言葉を思い出す。
メグと手を組んだことで感情を前に出し、刺々しくなったが、ソウタは良かったと笑ってくれていた。
ああやって感情をだしてくれるのが、彼にとっては本望だったのかもしれない。そう思ったメグであった。
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