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愛
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私は、いつの間にか、亘理先生に好意を抱いていたのでした。友人としてでは無く、恋愛対象として。
普段ストイックに仕事をこなす彼女と、恋愛に悩む女性らしい姿とのギャップは、とても私の心をくすぐるものがありました。今まで、彼女と森谷先生のお付き合いの話を聞いていて、胸がざわついた感覚があったのはこのせいでした。私が彼女を好きだからどうという訳ではありませんが、私は、彼女のために色々尽くしてあげたい、彼女をこの苦しみから救ってあげたいと思いました。そう思う理由に一番似合うのは、同期だから、でもなく、友達だから、でもなく、好きだから、でした。
私はそれからも彼女の家に通い、相談に乗りました。彼女は地方の出身だったため、同い歳で相談に乗ってくれる友だちがあまりいないと話していました。森谷先生に手をあげられたこと、彼と連絡がつかない不安から眠れない日もあったと言います。そんな時は私が夕食を作りに行ったり、夜がふけるまで話し込んだりして、彼女のメンタルを立て直そうと尽くしました。そうしていつの間にか私たちは、同期から、世間で言う親友になって行ったのです。初めのうちは、そんな自分を受け入れることが出来ませんでした。女が女を好きになるなんて、それも同期の女性を。でも私は、彼女のことを心から思う自分の気持ちを大切にしようと思い、だんだんそんな自分を受け入れることが出来ました。今でも鮮明に覚えています。彼女の声色、嬉しそうな表情、細やかな仕草。私は彼女を愛していました。心から。
普段ストイックに仕事をこなす彼女と、恋愛に悩む女性らしい姿とのギャップは、とても私の心をくすぐるものがありました。今まで、彼女と森谷先生のお付き合いの話を聞いていて、胸がざわついた感覚があったのはこのせいでした。私が彼女を好きだからどうという訳ではありませんが、私は、彼女のために色々尽くしてあげたい、彼女をこの苦しみから救ってあげたいと思いました。そう思う理由に一番似合うのは、同期だから、でもなく、友達だから、でもなく、好きだから、でした。
私はそれからも彼女の家に通い、相談に乗りました。彼女は地方の出身だったため、同い歳で相談に乗ってくれる友だちがあまりいないと話していました。森谷先生に手をあげられたこと、彼と連絡がつかない不安から眠れない日もあったと言います。そんな時は私が夕食を作りに行ったり、夜がふけるまで話し込んだりして、彼女のメンタルを立て直そうと尽くしました。そうしていつの間にか私たちは、同期から、世間で言う親友になって行ったのです。初めのうちは、そんな自分を受け入れることが出来ませんでした。女が女を好きになるなんて、それも同期の女性を。でも私は、彼女のことを心から思う自分の気持ちを大切にしようと思い、だんだんそんな自分を受け入れることが出来ました。今でも鮮明に覚えています。彼女の声色、嬉しそうな表情、細やかな仕草。私は彼女を愛していました。心から。
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