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48日目

コジマサトコさん(シンガーソングライター)

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みなさん、おはようございます。

本日は鹿児島県在中のシンガーソングライターのコジマサトコさんのご紹介です。



プロフィール

コジマサトコ 鹿児島県在住。シンガーソングライター。 10年8月まで、3ピースバンドsodoppのギター&ボーカルとして活躍。同年11月にソロ活動スタート。​2013年に1stアルバム『utau』、2015年に2ndアルバム『Life』、2018年に3rdアルバム『Your Songs』をリリース。 グッドネイバーズ・ジャンボリー2011やウォークインフェスにも出演。 これまでにCMソングも数多く手がけ、鹿児島ユナイテッドFCの応援歌なども制作している。 アコースティックギター1本で、県内外の様々な場所で演奏している。

下の記事は上泰寿さんがコジマサトコさんについて書かれた記事になります。

上 泰寿
Yasutoshi Kami
編集者。日置市出身。2020年春に編集者として独立。ウェブメディア『てまえ~temae~』の運営や鹿児島の行商を各地で行っている。


【鹿児島県日置市】ローカルから歌をつくり続ける /シンガーソングライター コジマサトコさん

インタビュー

2023.06.02

鹿児島県日置市を拠点に鹿児島県内外問わず音楽活動をされているシンガーソングライターのコジマサトコさん。そんなサトコさんから、音楽活動を始められた背景等を伺いました。

ステージに立てることへのありがたみ

幼い頃、ご家族の影響で音楽に興味を持ち
テレビやラジオで流れる曲を中心に聴かれるようになったサトコさん。
高校からは吹奏楽部に所属する傍ら、
バンド活動を開始し、ライブハウスを中心に演奏されたといいます。
「同じクラスだったセイナ(バンドのドラム担当)が、授業中にお手紙を回してきて“サトコちゃん、一緒にバンドをやろう”と声をかけてくれたんです。」
「それまで周りに一緒に音楽をやってくれそうな友人が中々いなかったので、跳ね上がるくらい嬉しかったです。」
そこからスリーピースバンド・sodopp(ソドップ)へ加わり、
サトコさんはギターボーカルを担当。
当時流行っていたバンドを目標に実践を積みました。
「ある大会に出場したのですが、結果は準優勝でした。その時は優勝するつもりで臨んでいたので、悔しさで一杯で…。膨れ顔で賞状をもらったのを覚えています(笑)。」
「その悔しさをバネに必死に練習をして、2年後にはその大会にゲストとして呼んでもらえました。若さゆえの悔しさだったのかもしれません。今思うと、ちょっと恥ずかしいですよね。」

高校卒業後はそれぞれの進路を歩むながらも
九州ツアーを行うなどバンド活動を地道に継続されました。
そうしているうちに、とあるレコード事務所から声がかかり
全国ツアーやCD制作に追われる日々が始まります。
「その時は“練習しなきゃ”“ちゃんと曲を作らなきゃ”ということで頭がいっぱいで毎日が必死でした。」
しかし、メンバーそれぞれのライフステージの変化等もあり活動休止に。
それまで当たり前のように立てていたステージで歌うことができなくなり、挫折を味わうことになるのです。
「ステージに立てなくなって初めて、関わってくださっていた方々のありがたみを痛感しましたし、何より、一人じゃ何もできないことを思い知りました。」
「しばらく落ち込んで何もできませんでした。でも、落ち込んでいても何も変わらない。とにかくアクションを起こそう。そう決めて、色々な場に顔を出すようになったんです。」

ローカルと音楽

ソロ活動のやり方もわからないまま、とにかくアクションを起こそうと決め、気になったイベントには足を運び交友関係を広げていったといいます。
その中でサトコさんにとって
転機となる大きな出会いがあったのでした。
「私と同世代のデザイナーと写真家と仲良くなって、そこから一気に気が合う仲間が増えていきました。その二人と出会っていなかったら、今の自分はないかもしれません。」
「デザイナーの友人はサクラ島大学を立ち上げて、一緒に学びの場やイベントを企画したりしました。初めて音楽以外の場に携わったので、自分の世界も広がったと思います。」
「そうしているうちに、私には音楽しかない。弾き語りがしたい。そんな気持ちが明確になり、シンガソングライター・コジマサトコとして活動する事にしました。」
2010年に活動開始し、
お店や音楽フェス、地域イベント等で少しずつファンが増えていったそうです。
そして、2013年。
念願の1st ALBUM『utau』をリリースし、さらに活動の幅を広めていきました。
「”utau”は弾き語りを始めてから、歌うことがちょっと日常になってきたこともあって、原点回帰的な意味を込めました。」
「そして、改めて鹿児島が好きだということに気づいて、そんな地元の風景をテーマにした曲を歌い続けていきたい。そう思い、このタイトルにしました。」
「写真やCDジャケットは転機に出会った仲間たちにお願いしました。アルバムをつくると決めた時からそう決めていて…。」
「次第に“ローカルと音楽”というものが私の中に芽生えてきました。音楽を通して、各地のおもしろいお店や人に会いに行きたい。もっと足を運んだ地域のことを知りたい。そんな気持ちが強くなりました」
ずっと歌い継がれる曲を、みんなで

サトコさんは最近シンガーソングライターのわかまつごうさんとタッグを組み、鹿児島県内を巡業してライブを行っています。
「ごうくんとは同い年で、デビューして上京してバンド活動をしていたり、今は一人で鹿児島で活動していたりで、見てきた世界も近いんです。」
「近い感覚で音楽活動ができるし、この3年なかなかライブもできなかったので、一緒にツアーをまわることにしました。」
「お互い活動をしてきて、各地に知り合いもいるし、お互いがファンの皆さんを紹介し合うことで、さらに面白い展開が待っているんじゃないかと思うんです。」
さらに、先日は愛知県岡崎市のホテルで単独ライブを開催されたそうです。
「イベントを主催した鹿児島の友人と一緒に行ってきたのですが、初めて来た場所とは思えないくらい、温かい時間でした。」
「それは友人や運営者が時間をかけて岡崎の皆さんと信頼関係をつくっていたからだと感じました。それは、他の地域で演奏させてもらう時も同じ感覚です。だからこそ改めて思いました。“人が大事だなぁ”って。」

最後にシンガーソングライターとして大切にされていること、今後の展望について伺いました。
「活動を始めた当初からどの世代の人にとっても聴きやすい曲をつくるように意識しています。それは私自身が昔から童謡や唱歌が好きだったからかもしれません。ずっと歌い継がれるような曲をつくりたいと思っています。」
「岡崎のライブの際、『サクラカネヨのうた』を演奏したら会場が一体となって。“あ、これだ”って思ったんです。」
「そのために日本の郷土や海外の音楽にもっと触れたいと思っています。そうすることで、表現の幅も広がるし、パフォーマンスも変わってきますし。」
「活動を始めた当初と違い、今は“いつも通りやればいい”と落ち着いた気持ちで演奏できます。周りの人も信頼できる人ばかりです。そんな今の私だからこそ、皆さんにお届けできる曲を歌い続けていこうと思います。」

鹿児島県内ではコジマサトコさんのことをご存知の方もいるかもしれませんが、その地域中心に活動しているシンガーソングライターについてはその地域に在中していなければ知る機会って少ないですよね。

本日は鹿児島県在中のシンガーソングライターのコジマサトコさんのご紹介でした。
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