125 / 286
第四章 交錯
エンフィル第三王子
しおりを挟む
あぁ、自分はこのまま死ぬのかな……
でも、やっぱり死ぬのは怖いな……
そんな風に目を閉じながら死を待ち構えていた。
そんな俺の目の前にさっそうと現れて俺を救ったのは、綺麗な長い黒髪をなびかせた長身の男の人だった。
「ありが……」
目の前の人が俺を助け、俺は生きているのだと分かり「ありがとうございます」とその人に言おうとしたのに、こちらに背を向けていた人が俺の方へと振り返った瞬間、凍てつくような冷たい目でこちらを見たので、言葉を続けることができなかった。
「ゆうにぃっ!大丈夫?!ごめんね」
焦った表情で良太が走って俺の傍へと来る。大輝さんもこの騒ぎに気付いたのか「優馬、大丈夫か?」と慌てて駆け寄ってきた。
そんな心配する2人をよそにラウリア王子がその男の人に笑顔に駆け寄り抱きつこうとしてうざがられていた。
このラウリア王子は基本的に誰に対してもこんな感じなのかな?
ラウリア王子が俺を見ながら男の人に何か言っている。その後、ラウリア王子は良太と大輝さんにその男の人を紹介しているようだった。
「ゆうにぃ……この人はこの王子の弟、エンフィル第三王子らしい」
誰?という俺の疑問が分かっているのか、良太がその人の名前を俺に教えてくれる。
でも、そのことを教えてくれた良太の声からは怒りや憎しみのようなトゲトゲしさを感じる。
そして、ラウリア王子の弟と聞いても、ラウリア王子とは全く似ておらず他人のように思えた。
ラウリア王子は金髪に綺麗な青い瞳、白い騎士の服で絵本の中にも登場するような王子様だった。
ちょっと失礼だけど、その王子様は”見た目だけ”だけど……。
良太に対する接し方や垣間見る唐突な行動、出会って間もない良太に跪いてキスしたり、今もエンフィル王子に抱きつこうとしたりするところを見ると、王子様らしくはないように思う……。
その反対にエンフィル王子は長い黒い髪に黒い瞳、騎士服は黒色でそれもまた似合ってる。
表情は鋭い目つきのままで、相手を射るような恐ろしさと警戒心はいまだ崩されていない。
良太が俺の手を引っ張り立たせてくれる。立ち上がった俺の前に何故かエンフィル王子から護るようにして良太が立った。
先ほどの冷たい目に怯えてしまったけど俺を助けてくれた人なのに何故だろうか?
良太が警戒している理由が分からず、首を傾げてしまう。
それでもまずはお礼を言うべきだろうと考えた。良太が前に立っているので、後ろから顔を出すようにしてエンフィル王子にお礼を言う。
「あの……助けてくれてありがとうございます」
エンフィル王子と目は合っているものの何も言葉を発せられることはなく、俺をじっと見ているだけだった。
その後、エンフィル王子はラウリア王子に何か話しかけて2人で少し離れた場所へと移動した。エンフィル王子は俺を助けてくれた人だけど、どことなく怖い雰囲気があった。
先ほども返事はなかったものの良太の後ろにいる俺を上から下まで見てまるで値踏みするような視線を感じたからだ。
ラウリア王子は俺に対して無関心……いや、ちょっと前からラウリア王子はたまに友好的なことがあるけど、エンフィル王子は何か探るような怪しむような、そして邪魔をするなら排除も厭わない……そんな末恐ろしさをまだ出会ったばかりなのに感じてしまった。
(助けてくれた人に失礼だよね……)
こちらの世界に来た時、俺は魔力がないと言う理由で冷たい視線を送られていたことを思い出した。冷たい視線なんて慣れているはずで、助けてくれたエンフィル王子を怖いなんて失礼なことを考えてしまったと反省した。
「怪我はないか?」
「あんたもゆうにぃに近寄らないで」
大輝さんが心配して俺に声をかけると、良太がまた大輝さんに噛みついた。
エンフィル王子が現れてから苛々している良太は大輝さんを睨みつけ会話を阻止しようとしている。
それにもめげず、大輝さんに「大丈夫です。ありがとうございます」と伝えた。
その後、すぐラウリア王子とエンフィル王子が戻ってきて、先へ進むことになった。
ユグリル騎士団長がいる場所へと向かうのだ。
エンフィル王子はラウリア王子同様、攻撃魔術も剣術もどちらも使えたため、最初の頃よりもぐっと楽に進むことができた。
ただエンフィル王子は寡黙で淡々と魔物を倒し、必要最低限なことしか話さなかった。
と言っても、良太も大輝さんもエンフィル王子に話しかける気がないみたいで、エンフィル王子が必要最低限に発する言葉はラウリア王子が何か話しかけて、『あぁ』とか『いや』のような二言ぐらいで終わる返事のみだった。
ユグリル騎士団長がいる場所までもう少しというところで日が暮れてしまったので、合流することはできず野営することとなった。
ジャングルの奥地で川はあるもののテントを張る場所がなく、大きな木の根元の穴蔵でその日は過ごすことになった。
ジャングルの中でも一際大きいその木は、大きな木が2つくっついたのだろうか?というくらい大きかった。
その大きな木は、穴蔵の奥にもう1つ穴蔵があり、5人入るには十分すぎる大きさだ。
穴蔵は以前、魔物に連れ去られた時のことを思い出して恐ろしさもあったけど、今は大輝さんや良太、ラウリア王子とエンフィル王子がいるから大丈夫そうだ。
そんな俺の様子を知ってか知らずか大輝さんが魔物避けの葉を焚いてくれてた。
その魔物避けの葉は全ての魔物に効くわけじゃないが、人間には分からない特有の匂いがあり、魔物が襲ってこなくなるらしい。
少ししてラウリア王子が穴蔵から出て行った。穴蔵にはエンフィル王子と大輝さん、良太、俺の4人になった時だった。
エンフィル王子が珍しく口を開いたのだ。エンフィル王子が『ーーーー?ーーーー?』何か2人に尋ねている。
でも、尋ねられた2人は何も答えられずにいて、大輝さんと良太は動揺しているようだった。
俺は話が分からず首を傾げることしかできなかったけど、ただならぬ雰囲気だ。
『ーーー.ーーーーーー』
続けて口を開いたエンフィル王子に2人はまた動揺し、良太が立ち上がって何か言おうとした。その時、ラウリア王子が戻ってきて、その話は終わったのだろう、皆、口を閉ざした。
「なぁ?なんて言ってたんだ?」
コソッと良太に聞くも、良太は何も答えず、ラウリア王子に話しかけて外へと行った。
良太は外へ行く前に大輝さんに「ゆうにぃに話しかけないで。近づかないで」とわざわざ言って出て行った。
良太は外から中の様子が見える範囲で、こちらを監視するようにしてラウリア王子と立ち話をしている。
エンフィル王子はもう1つの穴蔵の方へと移動したので、今この空間には大輝さんと俺の2人となり、自然と大輝さんと目が合う。でも、良太がこちらを見張っているのですぐに逸らしてしまった。良太がこちらに気づいて中に入って来られるよりかは2人きりでこの空間を過ごしたかったからだ。
大輝さんも良太の視線は分かっているものの「大丈夫か?」と小さな声で心配してくれる。大輝さんは良太のいる方に背を向けているのでバレないように気遣ってくれた。
大輝さんは焚き火で作ってくれた飲み物をコップに入れると俺に差し出してくれ、俺はそのコップで口元を隠すようにして大輝さんと会話した。
大輝さんが俺の体調を気遣ってくれたのは、どうも穴蔵に入ってから顔色が悪かったみたいだ。
先ほど焚いていた葉っぱとは異なる色の葉を追加して焚き始めた。以前飲ませてくれた薬湯・ユモルの葉で、焚くことでも気分を和らげる効果があるらしい。
俺が「葉を炊いても効果があるんですね」と小さな声で感心したように言うと、「葉っぱの効能は凄いんだ。また教えてやる」と言ってくれた。その「また」という約束が嬉しかった。
そういえば俺が魔物に襲われる直前、大輝さんは調査対象の生き物を見つけた気がすると言ってあの場を去っていたので気になって聞いてみると、大輝さんは「逃げられてしまった」と肩を落として言った。
ほどなくしてラウリア王子と良太が帰って来て、良太は俺の横でべったりくっついていた。
俺はうつらうつらしていたけど、皆体力があるのか眠る気配はなく、でも誰も喋らないのでその静寂さが逆に怖かった。
と思っていたら、ラウリア王子が良太にいつものようにおちゃらけた雰囲気で話しかけて邪険に扱われていた。
少し怖い雰囲気が和んだ気がして、俺はそのまま眠りについた。
さすがの良太も皆がいるからか手を出してくることはなかった。
でも、やっぱり死ぬのは怖いな……
そんな風に目を閉じながら死を待ち構えていた。
そんな俺の目の前にさっそうと現れて俺を救ったのは、綺麗な長い黒髪をなびかせた長身の男の人だった。
「ありが……」
目の前の人が俺を助け、俺は生きているのだと分かり「ありがとうございます」とその人に言おうとしたのに、こちらに背を向けていた人が俺の方へと振り返った瞬間、凍てつくような冷たい目でこちらを見たので、言葉を続けることができなかった。
「ゆうにぃっ!大丈夫?!ごめんね」
焦った表情で良太が走って俺の傍へと来る。大輝さんもこの騒ぎに気付いたのか「優馬、大丈夫か?」と慌てて駆け寄ってきた。
そんな心配する2人をよそにラウリア王子がその男の人に笑顔に駆け寄り抱きつこうとしてうざがられていた。
このラウリア王子は基本的に誰に対してもこんな感じなのかな?
ラウリア王子が俺を見ながら男の人に何か言っている。その後、ラウリア王子は良太と大輝さんにその男の人を紹介しているようだった。
「ゆうにぃ……この人はこの王子の弟、エンフィル第三王子らしい」
誰?という俺の疑問が分かっているのか、良太がその人の名前を俺に教えてくれる。
でも、そのことを教えてくれた良太の声からは怒りや憎しみのようなトゲトゲしさを感じる。
そして、ラウリア王子の弟と聞いても、ラウリア王子とは全く似ておらず他人のように思えた。
ラウリア王子は金髪に綺麗な青い瞳、白い騎士の服で絵本の中にも登場するような王子様だった。
ちょっと失礼だけど、その王子様は”見た目だけ”だけど……。
良太に対する接し方や垣間見る唐突な行動、出会って間もない良太に跪いてキスしたり、今もエンフィル王子に抱きつこうとしたりするところを見ると、王子様らしくはないように思う……。
その反対にエンフィル王子は長い黒い髪に黒い瞳、騎士服は黒色でそれもまた似合ってる。
表情は鋭い目つきのままで、相手を射るような恐ろしさと警戒心はいまだ崩されていない。
良太が俺の手を引っ張り立たせてくれる。立ち上がった俺の前に何故かエンフィル王子から護るようにして良太が立った。
先ほどの冷たい目に怯えてしまったけど俺を助けてくれた人なのに何故だろうか?
良太が警戒している理由が分からず、首を傾げてしまう。
それでもまずはお礼を言うべきだろうと考えた。良太が前に立っているので、後ろから顔を出すようにしてエンフィル王子にお礼を言う。
「あの……助けてくれてありがとうございます」
エンフィル王子と目は合っているものの何も言葉を発せられることはなく、俺をじっと見ているだけだった。
その後、エンフィル王子はラウリア王子に何か話しかけて2人で少し離れた場所へと移動した。エンフィル王子は俺を助けてくれた人だけど、どことなく怖い雰囲気があった。
先ほども返事はなかったものの良太の後ろにいる俺を上から下まで見てまるで値踏みするような視線を感じたからだ。
ラウリア王子は俺に対して無関心……いや、ちょっと前からラウリア王子はたまに友好的なことがあるけど、エンフィル王子は何か探るような怪しむような、そして邪魔をするなら排除も厭わない……そんな末恐ろしさをまだ出会ったばかりなのに感じてしまった。
(助けてくれた人に失礼だよね……)
こちらの世界に来た時、俺は魔力がないと言う理由で冷たい視線を送られていたことを思い出した。冷たい視線なんて慣れているはずで、助けてくれたエンフィル王子を怖いなんて失礼なことを考えてしまったと反省した。
「怪我はないか?」
「あんたもゆうにぃに近寄らないで」
大輝さんが心配して俺に声をかけると、良太がまた大輝さんに噛みついた。
エンフィル王子が現れてから苛々している良太は大輝さんを睨みつけ会話を阻止しようとしている。
それにもめげず、大輝さんに「大丈夫です。ありがとうございます」と伝えた。
その後、すぐラウリア王子とエンフィル王子が戻ってきて、先へ進むことになった。
ユグリル騎士団長がいる場所へと向かうのだ。
エンフィル王子はラウリア王子同様、攻撃魔術も剣術もどちらも使えたため、最初の頃よりもぐっと楽に進むことができた。
ただエンフィル王子は寡黙で淡々と魔物を倒し、必要最低限なことしか話さなかった。
と言っても、良太も大輝さんもエンフィル王子に話しかける気がないみたいで、エンフィル王子が必要最低限に発する言葉はラウリア王子が何か話しかけて、『あぁ』とか『いや』のような二言ぐらいで終わる返事のみだった。
ユグリル騎士団長がいる場所までもう少しというところで日が暮れてしまったので、合流することはできず野営することとなった。
ジャングルの奥地で川はあるもののテントを張る場所がなく、大きな木の根元の穴蔵でその日は過ごすことになった。
ジャングルの中でも一際大きいその木は、大きな木が2つくっついたのだろうか?というくらい大きかった。
その大きな木は、穴蔵の奥にもう1つ穴蔵があり、5人入るには十分すぎる大きさだ。
穴蔵は以前、魔物に連れ去られた時のことを思い出して恐ろしさもあったけど、今は大輝さんや良太、ラウリア王子とエンフィル王子がいるから大丈夫そうだ。
そんな俺の様子を知ってか知らずか大輝さんが魔物避けの葉を焚いてくれてた。
その魔物避けの葉は全ての魔物に効くわけじゃないが、人間には分からない特有の匂いがあり、魔物が襲ってこなくなるらしい。
少ししてラウリア王子が穴蔵から出て行った。穴蔵にはエンフィル王子と大輝さん、良太、俺の4人になった時だった。
エンフィル王子が珍しく口を開いたのだ。エンフィル王子が『ーーーー?ーーーー?』何か2人に尋ねている。
でも、尋ねられた2人は何も答えられずにいて、大輝さんと良太は動揺しているようだった。
俺は話が分からず首を傾げることしかできなかったけど、ただならぬ雰囲気だ。
『ーーー.ーーーーーー』
続けて口を開いたエンフィル王子に2人はまた動揺し、良太が立ち上がって何か言おうとした。その時、ラウリア王子が戻ってきて、その話は終わったのだろう、皆、口を閉ざした。
「なぁ?なんて言ってたんだ?」
コソッと良太に聞くも、良太は何も答えず、ラウリア王子に話しかけて外へと行った。
良太は外へ行く前に大輝さんに「ゆうにぃに話しかけないで。近づかないで」とわざわざ言って出て行った。
良太は外から中の様子が見える範囲で、こちらを監視するようにしてラウリア王子と立ち話をしている。
エンフィル王子はもう1つの穴蔵の方へと移動したので、今この空間には大輝さんと俺の2人となり、自然と大輝さんと目が合う。でも、良太がこちらを見張っているのですぐに逸らしてしまった。良太がこちらに気づいて中に入って来られるよりかは2人きりでこの空間を過ごしたかったからだ。
大輝さんも良太の視線は分かっているものの「大丈夫か?」と小さな声で心配してくれる。大輝さんは良太のいる方に背を向けているのでバレないように気遣ってくれた。
大輝さんは焚き火で作ってくれた飲み物をコップに入れると俺に差し出してくれ、俺はそのコップで口元を隠すようにして大輝さんと会話した。
大輝さんが俺の体調を気遣ってくれたのは、どうも穴蔵に入ってから顔色が悪かったみたいだ。
先ほど焚いていた葉っぱとは異なる色の葉を追加して焚き始めた。以前飲ませてくれた薬湯・ユモルの葉で、焚くことでも気分を和らげる効果があるらしい。
俺が「葉を炊いても効果があるんですね」と小さな声で感心したように言うと、「葉っぱの効能は凄いんだ。また教えてやる」と言ってくれた。その「また」という約束が嬉しかった。
そういえば俺が魔物に襲われる直前、大輝さんは調査対象の生き物を見つけた気がすると言ってあの場を去っていたので気になって聞いてみると、大輝さんは「逃げられてしまった」と肩を落として言った。
ほどなくしてラウリア王子と良太が帰って来て、良太は俺の横でべったりくっついていた。
俺はうつらうつらしていたけど、皆体力があるのか眠る気配はなく、でも誰も喋らないのでその静寂さが逆に怖かった。
と思っていたら、ラウリア王子が良太にいつものようにおちゃらけた雰囲気で話しかけて邪険に扱われていた。
少し怖い雰囲気が和んだ気がして、俺はそのまま眠りについた。
さすがの良太も皆がいるからか手を出してくることはなかった。
12
あなたにおすすめの小説
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
2025/09/12 1000 Thank_You!!
人気俳優に拾われてペットにされた件
米山のら
BL
地味で平凡な社畜、オレ――三池豆太郎。
そんなオレを拾ったのは、超絶人気俳優・白瀬洸だった。
「ミケ」って呼ばれて、なぜか猫扱いされて、執着されて。
「ミケにはそろそろ“躾”が必要かな」――洸の優しい笑顔の裏には、底なしの狂気が潜んでいた。
これは、オレが洸の変態的な愛情と執着に、容赦なく絡め取られて、逃げ道を失っていく話。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる