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第五章 逃亡
第4章までのあらすじと登場人物紹介(ネタばれあり)
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第4章までのあらすじ
魔力が高く救世主として召喚された弟の良太に夜な夜な犯される兄の優馬。優馬は妊娠する方法を調べるという約束の代わりに図書館へ行くことを良太に許してもらえた。魔力もなく、言葉も通じないこの世界で絶望に打ちひしがれていたものの、司書のスハンと出会い、そのスハンのおかげで出会えた薬師・大輝との日々を心の拠り所にしていた。ある日、大輝に言葉の勉強を教えてもらっていることが良太にバレてしまい、良太は邪魔な大輝を殺そうと考える。
フグラセン国の魔物討伐に同行させられた優馬は、グルファン王国のエンフィル第三王子と出会う。良太を好きなラウリア第一王子は邪魔な優馬をエンフィルと結婚させようと目論む。良太は優馬に近づくエンフィルを殺害する。そして、その罪を大輝に擦り付け、ラウリアに大輝を殺すように誘導する。
ラウリアは好きな良太からの頼みで悩むも大輝を殺すことはできず、大輝を逃がす。
ちょうどその頃、魔界に行けば男でも妊娠できるということを知った良太が、優馬を連れて魔界へと向かった。あと約1年後、優馬が20歳になり、妊娠すれば魔界側へつくことを約束する良太。良太は妊娠する果実が魔物に食べられないように結界を張りに魔界の奥地へと進み、優馬は窓のない部屋へと戻され途方に暮れていた時、大輝が部屋へと訪れ優馬を連れ出し、グルファン王国から脱出するのだった。
第4章までの人物紹介
橘優馬
切れ長な目、黒い短髪で髪質は少し硬い。身長170cm。
不器用で親を含む周りからずっと弟の良太に比べられて、自分は不要じゃないかと考えている。
こちらの世界では召喚されるべき人間ではなかったため、言葉が分からず、魔力もない。
弟の良太に犯され、自殺しようとするも知らない間に良太に自殺防止の魔術を施されていて死ぬこともできない。
橘良太
優馬の双子の弟。アーモンド型の可愛い目に栗色で柔らかい髪質。身長168cm。
要領が良く、親からも周りからも可愛がられるタイプ。
兄の優馬のことがずっと好きで、この世界で優馬が自分しか頼る人がいないと分かり歓喜し、夜な夜な犯す。
大輝が優馬との湖での行為を見ていたことに気付き、優馬の前でそのことをバラす。
大輝
体格が良く、顔も彫りが深い。黒髪で少し髪が長く後ろで少し縛っている。180cm。
魔力があまりないものの、薬師としての能力は高い。剣術も長けている。
国王陛下の病を治すために薬師としてこちらの世界に召喚された。スハンが連れてきた優馬と出会い、ほっとけなくて言葉の勉強を教えたりする。
タルラーク国付近の湖で良太が無理やり優馬を抱いているところを見てしまい、引き離そうと城で勤務することにする。
城勤務では良太の妨害に合い、アルツナハインの疫病を治すために向かうと、そこで過去の国王陛下の病と類似していることに気付く。
ラウリア第一王子
グルファン王国の第一王子。少しウェーブがかった透き通るような金髪で青い瞳。178cm。
魔力が高く、攻撃魔術で火と水の魔術が得意。
膨大な魔力に可愛らしい顔の良太に一目惚れし何度もアタックするも全く相手にされない。
良太に利用されていると分かっていても、抗えずその結果、利用されることの虚しさを知る。
エンフィル第三王子
ラウリアの異母兄弟。母親はアルツナハイン出身で、母譲りの綺麗な長い黒髪と黒い瞳が特徴的。183cm。
魔力がほぼなく、そのせいで母親やアルツナハインから疎まれる。
アルツナハインから支給される魔法石で魔術を使用している。
ユグリル騎士団長
グルファン王国の騎士団長。物事に多少の犠牲はしょうがないと考えている。
ラウリアの魔力には劣るものの攻撃魔術、剣術どちらも長けている。
主であるラウリアを何よりも優先する。
ロ二アス国王陛下
グルファン王国の国王陛下。良太や優馬はこちらの世界に来て一度しか会っていない。
エンフィルが死んだ時、死者を操る魔術がとけロ二アス国王陛下が死んでいたことも露呈する。
国を大きくしようとする野心家で、水面下で領土を広げようとしていた。
スハン
身体が弱い妹のミンと共に田舎からルウファへとやって来た。魔力はあまりないものの、記憶力が良く図書館3階で司書として働くことを許可されている。
図書館にある日やって来た優馬に最初警戒するも次第に打ち解けて、気を許すようになる。
元気がない優馬を見かねて、大輝の薬屋へと連れて行く。
ミン
スハンの妹。身体が弱く、大輝に薬を調合してもらっている。
元々は図書館でスハンと過ごすことが多かったが、良太に脅されたため、元神官のユーシアが開いている寺子屋で過ごすようになる。
ユーシア
元神官で、大輝の啓示が降りてきた後は神官を辞め、ルウファで子供たちに勉強を教える寺子屋を開いている。
年をとってからできた息子のホルアンが可愛くて仕方がない。
ホルアン
騎士団長補佐を務めている。国王陛下の命により若くして騎士団長補佐になった。
攻撃魔術は使えず、良太と同じ結界の魔術を使うことができる。
救世主である良太を羨望している節があり、城から逃げようとする大輝を阻む。
グルファン王国
この世界で一番大きい国。遠い昔、領土を広げようとあらゆる手を使っていたものの、ある時から他国への侵略をやめて、他国と友好的な関係を築くようになった。ロ二アス国王陛下になってからは領土を広げようと動いていた。
アルツナハイン国
グルファン王国の南東にある小さな国。エンフィルの母親の故郷。この世界で一番多くの魔法石が採れる国。
グルファン王国とアルツナハイン国を繋ぐ森で禁書が見つかった時、いちゃもんをつけ、救世主である良太に自身の国に結界を張るように言ってきた。
魔力が高く救世主として召喚された弟の良太に夜な夜な犯される兄の優馬。優馬は妊娠する方法を調べるという約束の代わりに図書館へ行くことを良太に許してもらえた。魔力もなく、言葉も通じないこの世界で絶望に打ちひしがれていたものの、司書のスハンと出会い、そのスハンのおかげで出会えた薬師・大輝との日々を心の拠り所にしていた。ある日、大輝に言葉の勉強を教えてもらっていることが良太にバレてしまい、良太は邪魔な大輝を殺そうと考える。
フグラセン国の魔物討伐に同行させられた優馬は、グルファン王国のエンフィル第三王子と出会う。良太を好きなラウリア第一王子は邪魔な優馬をエンフィルと結婚させようと目論む。良太は優馬に近づくエンフィルを殺害する。そして、その罪を大輝に擦り付け、ラウリアに大輝を殺すように誘導する。
ラウリアは好きな良太からの頼みで悩むも大輝を殺すことはできず、大輝を逃がす。
ちょうどその頃、魔界に行けば男でも妊娠できるということを知った良太が、優馬を連れて魔界へと向かった。あと約1年後、優馬が20歳になり、妊娠すれば魔界側へつくことを約束する良太。良太は妊娠する果実が魔物に食べられないように結界を張りに魔界の奥地へと進み、優馬は窓のない部屋へと戻され途方に暮れていた時、大輝が部屋へと訪れ優馬を連れ出し、グルファン王国から脱出するのだった。
第4章までの人物紹介
橘優馬
切れ長な目、黒い短髪で髪質は少し硬い。身長170cm。
不器用で親を含む周りからずっと弟の良太に比べられて、自分は不要じゃないかと考えている。
こちらの世界では召喚されるべき人間ではなかったため、言葉が分からず、魔力もない。
弟の良太に犯され、自殺しようとするも知らない間に良太に自殺防止の魔術を施されていて死ぬこともできない。
橘良太
優馬の双子の弟。アーモンド型の可愛い目に栗色で柔らかい髪質。身長168cm。
要領が良く、親からも周りからも可愛がられるタイプ。
兄の優馬のことがずっと好きで、この世界で優馬が自分しか頼る人がいないと分かり歓喜し、夜な夜な犯す。
大輝が優馬との湖での行為を見ていたことに気付き、優馬の前でそのことをバラす。
大輝
体格が良く、顔も彫りが深い。黒髪で少し髪が長く後ろで少し縛っている。180cm。
魔力があまりないものの、薬師としての能力は高い。剣術も長けている。
国王陛下の病を治すために薬師としてこちらの世界に召喚された。スハンが連れてきた優馬と出会い、ほっとけなくて言葉の勉強を教えたりする。
タルラーク国付近の湖で良太が無理やり優馬を抱いているところを見てしまい、引き離そうと城で勤務することにする。
城勤務では良太の妨害に合い、アルツナハインの疫病を治すために向かうと、そこで過去の国王陛下の病と類似していることに気付く。
ラウリア第一王子
グルファン王国の第一王子。少しウェーブがかった透き通るような金髪で青い瞳。178cm。
魔力が高く、攻撃魔術で火と水の魔術が得意。
膨大な魔力に可愛らしい顔の良太に一目惚れし何度もアタックするも全く相手にされない。
良太に利用されていると分かっていても、抗えずその結果、利用されることの虚しさを知る。
エンフィル第三王子
ラウリアの異母兄弟。母親はアルツナハイン出身で、母譲りの綺麗な長い黒髪と黒い瞳が特徴的。183cm。
魔力がほぼなく、そのせいで母親やアルツナハインから疎まれる。
アルツナハインから支給される魔法石で魔術を使用している。
ユグリル騎士団長
グルファン王国の騎士団長。物事に多少の犠牲はしょうがないと考えている。
ラウリアの魔力には劣るものの攻撃魔術、剣術どちらも長けている。
主であるラウリアを何よりも優先する。
ロ二アス国王陛下
グルファン王国の国王陛下。良太や優馬はこちらの世界に来て一度しか会っていない。
エンフィルが死んだ時、死者を操る魔術がとけロ二アス国王陛下が死んでいたことも露呈する。
国を大きくしようとする野心家で、水面下で領土を広げようとしていた。
スハン
身体が弱い妹のミンと共に田舎からルウファへとやって来た。魔力はあまりないものの、記憶力が良く図書館3階で司書として働くことを許可されている。
図書館にある日やって来た優馬に最初警戒するも次第に打ち解けて、気を許すようになる。
元気がない優馬を見かねて、大輝の薬屋へと連れて行く。
ミン
スハンの妹。身体が弱く、大輝に薬を調合してもらっている。
元々は図書館でスハンと過ごすことが多かったが、良太に脅されたため、元神官のユーシアが開いている寺子屋で過ごすようになる。
ユーシア
元神官で、大輝の啓示が降りてきた後は神官を辞め、ルウファで子供たちに勉強を教える寺子屋を開いている。
年をとってからできた息子のホルアンが可愛くて仕方がない。
ホルアン
騎士団長補佐を務めている。国王陛下の命により若くして騎士団長補佐になった。
攻撃魔術は使えず、良太と同じ結界の魔術を使うことができる。
救世主である良太を羨望している節があり、城から逃げようとする大輝を阻む。
グルファン王国
この世界で一番大きい国。遠い昔、領土を広げようとあらゆる手を使っていたものの、ある時から他国への侵略をやめて、他国と友好的な関係を築くようになった。ロ二アス国王陛下になってからは領土を広げようと動いていた。
アルツナハイン国
グルファン王国の南東にある小さな国。エンフィルの母親の故郷。この世界で一番多くの魔法石が採れる国。
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