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第14話 ハゲエルフと秘密の部屋
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ハーゲルンが住む50階建ての木造ビルには、精霊達ですら立ち入りが許されない秘密の部屋がある。その部屋にもしも入れば、誰であろうともハーゲルンに絶交されてしまう。
禿げネタが大好物の精霊達にとって、ハーゲルンとの絶交は、最早生きる価値を失う程の事である。
それほどにハーゲルンという存在は、精霊達にとって重大であり、まるで麻薬のように、絶対に離れられないエルフなのだ。
「それじゃあ、ちょっと秘密の部屋に入るけど、絶対に入ってくるなよ?絶対だからな?」
『『『『『わかった』』』』』
精霊の多くは人間で言う所の幼児から少年少女ぐらいの精神年齢だが、この時においてだけは言いつけを守って大人しく待つ。
あの部屋の中で、一体何が行われているのか。見たい。けれど、バレたら絶交される。
強い葛藤が繰り広げられて尚、精霊は誰一人として秘密の部屋を覗こうとしない。よく躾けられた盲導犬のように、まんじりとも動かずにハーゲルンの帰りを待ち続けるのだ。
因みに前後左右上下、部屋の周囲をびっしりと精霊が守っているので、ハーゲルンの身の危険は万に一つもないと加えておこう。
5分経ち、10分経ち。精霊達はまだかまだかとハーゲルンを待つ。
そして15分後、漸く秘密の部屋の扉が開いた。
「お待たせー。いやぁ、参ったわ。薬の調合してたら急に爆発するんだもんなー」
部屋から出て来たハーゲルンは、顔に黒い煤を付けて、頭にはチリチリのアフロを載っけていた。
「あー、靴も汚れちゃったよ」
そう言って腰を曲げ、手で靴の汚れを払う。その瞬間、頭に載せたアフロが落ちて、立派な禿げ頭が登場した。
それに気付いたハーゲルンは、体を起こして慌てた様子で頭頂部を確認する。
「あれ?俺の髪…。俺の髪が…無くなってるぅ!?」
『『『『『あはははははは!』』』』』
精霊達は忘れっぽいので忘れているが、秘密の部屋は禿げネタを仕込む為の控室である。
禿げネタが大好物の精霊達にとって、ハーゲルンとの絶交は、最早生きる価値を失う程の事である。
それほどにハーゲルンという存在は、精霊達にとって重大であり、まるで麻薬のように、絶対に離れられないエルフなのだ。
「それじゃあ、ちょっと秘密の部屋に入るけど、絶対に入ってくるなよ?絶対だからな?」
『『『『『わかった』』』』』
精霊の多くは人間で言う所の幼児から少年少女ぐらいの精神年齢だが、この時においてだけは言いつけを守って大人しく待つ。
あの部屋の中で、一体何が行われているのか。見たい。けれど、バレたら絶交される。
強い葛藤が繰り広げられて尚、精霊は誰一人として秘密の部屋を覗こうとしない。よく躾けられた盲導犬のように、まんじりとも動かずにハーゲルンの帰りを待ち続けるのだ。
因みに前後左右上下、部屋の周囲をびっしりと精霊が守っているので、ハーゲルンの身の危険は万に一つもないと加えておこう。
5分経ち、10分経ち。精霊達はまだかまだかとハーゲルンを待つ。
そして15分後、漸く秘密の部屋の扉が開いた。
「お待たせー。いやぁ、参ったわ。薬の調合してたら急に爆発するんだもんなー」
部屋から出て来たハーゲルンは、顔に黒い煤を付けて、頭にはチリチリのアフロを載っけていた。
「あー、靴も汚れちゃったよ」
そう言って腰を曲げ、手で靴の汚れを払う。その瞬間、頭に載せたアフロが落ちて、立派な禿げ頭が登場した。
それに気付いたハーゲルンは、体を起こして慌てた様子で頭頂部を確認する。
「あれ?俺の髪…。俺の髪が…無くなってるぅ!?」
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