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01 意外なオファー(Unexpected Offer)
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しおりを挟む空港までの車中、アレクシスは静かだった。帽子もかぶらず、サングラスもかけずに窓を開けて海をずっと眺めていた。「マイアミに来るのは久しぶりだ。こんな場所だったか?」
「こんな場所だ、夕暮れはいつも」
「そうか」アレクシスは子供のように座席にもたれた。「夕方はこんなに静かなんだな」
ラニウスはそれまで小さな音量でかけていたラジオを消し、助手席の窓を半分閉めた。アレクシスは目を閉じていたが眠ってはいなかったようだ。
「着てろ」
「あ?」
「着ることを推奨する。これから日が暮れると冷える」
ラニウスが差し出したのはスポーツウエアだった。有名なスポーツブランドのありふれたジャージ。急な雨のために持参していたが、今日は出番がなかった。
アレクシスはぼんやりした目でジャージをしばらく眺めていたが、やがて受け取った。ラニウスにとっては体にフィットするサイズのそれが、アレクシスが着ると大分オーバーサイズだった。立てた襟に額まですっぽりはまった状態になってようやく、助手席からは寝息が聞こえ始めた。
空港に着くころには空も随分暗くなっていた。西日は遠くに沈み、灰を被ったような薄闇の中で空の低いところだけが篝火のように赤く燃えている。
西日に照らされていた肌には冷たい風が吹いた。車を降りたアレクシスはぶるりと震え、キャップを再び目深に被った。
「出立は何時?」ラニウスも車から降りた。
「20時過ぎ……あと二時間は寝られるな」
アレクシスはビジネスクラス用の待合口へ進み、電子チケットで認証を行った。明らかにグレードの異なる制服を着たスタッフが案内のためにラウンジの方からこちらへ歩いてくるのが見える。
そこでアレクシスはふとガラス扉に映る自分の姿を見た。
「ああ、上着返さなきゃな」
「いい」
「くれるのか? 俺明日からまたニューヨークだぞ」
「問題ない」
ジャージの襟にかけたアレクシスの手が止まる。形のいい眉がくいと浮かぶ。ラニウスは言った。サングラスの奥にその目を隠したまま。
「明日、俺が取りに行く」
ラウンジのガラス扉が内側から開き、スタッフが慇懃に歓迎の言葉を述べた。そしてアレクシスに対してにこやかに入室を促す。「お客様、よろしければそちらの上着をお預かりいたします」
アレクシスは襟のジッパーを握ったままだった。そして下ろしかけたそれを、彼は再び上まで引き上げた。「___いや、このままでいい。冷え性でね、なにか温かいお茶でももらえるか?」
スタッフがアレクシスを連れてラウンジの奥へ去っていくと同時にラニウスもその場に踵を返した。別の帰着便からぞろぞろと降りてきた乗客と、入れ違いに清掃へ向かうスタッフの人の波をすり抜け、時には向こうがスキンヘッドにサングラスをつけた巨漢を果敢に避け、駐車場へ戻る。
車に乗り、オレンジの車内灯に照らされるなかでラニウスは短いチャットを打った。
『あんたの息子の尻をぬぐってやることにした』
即座に既読がつき、レイリーからはさらに短い返事が届く。『優しく頼むよ』
ラニウスは携帯を助手席に放った。そして車のエンジンをかけ、ジープは流れるように空港を後にした。
「___アレクシス、今なんて言った」
そして同刻、ビジネスクラス用のラウンジの一角からアレクシスは去り行くジープの赤いテールライトを見ていた。
その手元には携帯があり、ビデオ通話中と表示された画面には光沢のあるグレーのスーツを身に着けたエリオット・シュナイダーが映っている。
エリオットはPCから参加しているのか、顔は正面を向いているが視線はカメラから微妙にずれている。手元がかすかに動いていることからして仕事中だろう。今やエリオットはアレクシスを擁する大手モデル事務所の若き頭取だ。
アレクシスは自分にとって兄弟のようなこの男が、得てして本当の兄弟がしばしばそうなるように別の方向を向いて進み始めていることをこのときもまた感じた。そしてやがて致命的な決別を迎えようとしていることすらも。
「もう一度言ってくれ」エリオットは軽くウェーブのかかったオリーブ色の髪を撫でた。「マネージャーを新しくするなんて話、俺の記憶が正しければ今日初めて聞いたが」
「安心しろ、今日初めて言った」
「どこの会社から引き抜いた?」
「FBIからスカウトした」
「冗談でかけてきたのか?」エリオットの声は掠れていた。取引先はこの声をひどく持て囃す。「そもそもお前今どこにいる」
「マイアミ。久しぶりに来たがいいとこだな」
「……仕事に穴を開けなきゃエジプトだろうがブラジルだろうが構わないが、マネージャーの件は駄目だ。お前はうちの看板だぞ、FBI捜査官だからなんだ、結局ズブの素人だろうが」
「そのズブの素人を嫌ったお前が用意したベテランどもは全員音を上げて逃げちまっただろ」
「お前が追い出したんだ」
「根性なしの温室育ちは話が遅くてイライラする。あいつらは喋りたがりで駄目だ、そのくせつまらん」
「アレクシス」
エリオットの声のトーンが変わった。ずっと動いていた彼の手元は止まっていた。
エメラルドグリーンの瞳が画面越しにまっすぐアレクシスを見た。アレクシスは喉に刃を突きつけられるような、嫌な感触を覚えた。だがそれは、アレクシスの目と見合うエリオットもまた感じていることだった。
「お前が事務所に不満があるのは分かっている。だが事務所だってお前に不満がある。お前は好き放題に不平不満を言い、独立するとまで言い出したが、事務所はそれでもお前を許して、文句も言わずに付き合ってるんだ。我儘も大概にしろ」
「不満? 言いたいことがあるなら言えよ。俺の個人の稼ぎまで個人の税理士脅して調べておいて、くどくどと面倒な話をするな。結局俺の稼ぎを手放したくないだけだろ」
「それがお前の価値だ」
エリオットは淡々と返した。「そしてお前の価値をここまで高めたのは誰だ? まさかお前ひとりの手腕だとでも?」
アレクシスはラウンジの窓から外を見た。だが日が完全にくれた外は闇ばかりで、ガラスに映るのは自分ばかりだった。
「……とにかく決めた。もう決めたんだ。マネージャーをあいつにやらせる。お前にとっても悪い話じゃないだろ、俺が決めて俺が責任を持つんだ。これで失敗したら、お前は大手を振って俺を好きにできる」
「思いあがるな。俺が腹立たしいのは……」エリオットはそこで額に手を当てた。「お前がいつまでも子供のままでいることだ」
アレクシスは返事をしなかった。明日事務所に行くこと、細々した書類の用意を言い逃げのように頼んで通話を切った。
子供のまま。
エリオットの声がアレクシスの耳にこびりついていた。
どっちが、とアレクシスは思わず呟いた。成功を掴んだ者の多くは、成功を掴む前のがむしゃらだった日々をよく覚えているものだ。まるでいつか自叙伝を書いたり、インタビューされることをわかっていたかのように。
だがアレクシスは昔のことをもう思い出せなくなっていた。10代でこの業界に飛び込んで、今では考えられないぐらい安い仕事も受けた。呼ばれておいて顔をちょっとも映さない撮影などざらだった。
媚びへつらうのが嫌で、その分ひたすら努力した。努力が表情や素振りに滲み出るぐらいだ。影の努力なんて意味がない。血の滲むような、その人間の皮膚にまで浮かび上がるほどの、それほどまでに努力しなければ駄目だ。努力の価値を決めるのは努力した本人ではない。だから努力しましたなんて自己申告しても何の意味も無い。問答無用で、言葉が違っても文化が違っても、一目でわかるほどに努力しなければ。それ未満の努力など時間の無駄だ。
そんな我武者羅だった日々はもう濁流のように流れ、過ぎ去り、排水溝の底に溜まった泥のようにだれに顧みられることもない。もはや今のアレクシスは地上にいて、スポットライトの差す場所に立っている。
あの頃の自分が子供だったのなら、大人になれというのはどういうことなのだろうか?
昨日の些細な成功を繰り返し自慢して、媚びへつらうことが今のステージでは求められているのか?
(ごめんだな)
アレクシスは鼻で笑った。かつてはそれを後押ししてくれたエリオットは考えを変えた____否、彼は適応したのだろう、過酷な環境に。適応できずに潰れていった多くの同僚の死体を踏み越えて。
アレクシスが名声を掴んだように、エリオットも今や事務所の下働きではなく、事務所の次期代表と目される人物だ。誰かの車を運転する側ではなく、される側になった。
そして今度はエリオットという環境が、アレクシスに適応を迫っている。適応か、死か。
エリオットのマネジメントや営業、業界とのコネクションは確かにアレクシスに巨額のプロダクションを運んでくる。事務所のやり方が気に入らないと言いながら、アレクシスもまたその恩恵を一心に受けていることは明らかだ。
「バックマン様、お茶のおかわりはいかがですか?」
背後からの呼びかけにアレクシスは振り返る。声をかけたスタッフがたじろぐほどまでに完璧な微笑で。
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