夢唄~dreaming memorial~

瑠璃

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転校生

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夢を見た翌日。
芽依歌は中々目覚めが良くなくて、学校に来ても少し寝ぼけていた。
机に顔を伏せながら瑞樹に髪をいじられ、話しに曖昧な返事をしていた。
先生が来てからも、頭がぼんやりしてた私を目覚めさせるひとこと。
「転校生を紹介します。」
びっくりして彼を見ると、雰囲気が夢の中の彼にそっくりだった。
明るい茶髪の柔らかそうな髪、ぱっちり開いた大きな目、透き通った真っ白な肌。
クラスからは女子たちのざわめきが聴こえる。
瑞樹も私に「ねえ…ちょっと…超綺麗な顔じゃない?」
私も唖然としながら頷く。
彼が口を開く。
「松崎奏多です。よろしく」
まさに夢の中の彼の声だった。
凄い嬉しかった。
窓際の一番端の席に座った彼。
私は休み時間になって、彼に話しかける事にしたが、彼の周りには女の子が群れて、無理だった。
カラオケに運良く来ないかなーなんで思ってみたりして…
放課後、私はカラオケに少し小走りで向かった。
すると少し前に彼の姿が。
私は意を決して話しかけた。
「奏多くん?」
彼は少し驚いた表情だ。
「私、同じクラスの三浦芽依歌。カラオケに行くんだよね?」
彼は頷く。
「良かったらでいいんだけど一緒に歌わない?」
少し困った様子の彼。
私は彼に事情を説明した。
彼の声を聞いた事がある事、話しかけたかった事。
すると彼は
「もしかして君…」
と微かな声でつぶやき
「いや、なんでも無い。いいよ、いこう」
と言った。
私は内心舞い上がりながら平然を保ってカラオケに向かった。
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