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鉱山温泉オープン
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山にうっすらと雪が積もる頃、鉱山温泉がオープンした。
ずっと鉱山に出張して作り上げていた建築士のベントはどうてすか!と花葉亭に似た建物を誇らしげに見せた。
「すごく素敵だわ!お部屋から山に流れる川も見れる様になってるのね。長い間、出張ありがとうね」
私に褒められて、ベントはいえいえ!と照れながら首を振る。
石オタクのレインは興奮し、何種類もの岩盤浴の石の説明をしている。お客さんを捕まえて石を見せているのだ。
「この石の効能はジワジワと体を温めてくれ、なんとダイエットにも効果あります!あっ!そこの人!こっちの石は体の中の毒素を取り除いてくれ……」
お客さんは『あ、はぁ……どうも』とやや引き気味である。
「ちょっ、ちょっと!レイン、いいかしら?」
「なんですか?セイラさん?」
「説明もいいけど、どうかしら?看板のようなものを作って、岩盤浴の前に貼り出すというのは?」
「あっ!いいですね!!ちょっと作ってきまーす!!」
気弱なレインがイキイキとしている。石のこととなるとアツイ男になっていまう。アツイ通り越して、暑苦しい気もするが……。
「女将!お客様が到着しましたー!」
「はぁい!」
ミリーの声だ。明るい彼女は物怖じもしないし、人懐っこいので、接客向きで、今のところ問題なく女将をしている。
「坑道の灯りの道がすごく素敵だったわ」
「ロマンチックだったー!今度来るときは彼氏と来たいわ」
「ひどーい!私とだっていいてしょー!」
三人組の女子が賑やかにはいってきた。長身のメガネ女子、フワフワとした髪の毛の小柄な人、ケタケタと笑う明るい人の3人だ。女子同士の旅は楽しそうだ。
「お客様、お荷物お持ちします」
「ありがとー!」
「でね、ひどいのよー!職場のね……」
「あのハゲチャビンでしょ?人の手柄持ってってさ」
「そうそう!先輩泣いてたの。サイテー!」
三人は会話が途切れることなく賑やかに部屋へといった。
日本でも見たことあるあるの光景だなぁと思いつつミリーが部屋へと案内する姿を見送る。
ポンッといきなり肩に手をおかれ、私はギャッと悲鳴をあげかけた。
「ハァイ!久しぶりね。今回呼んでくれてありがとう」
『歌姫』だ。大きな帽子をふかーく被り、メガネをしている。後ろにマネージャーだろうか?背の低いワンコを想像させる可愛い系の男の人が控えている。
「こちらこそ!来てくれてありがとう!」
エナがニッコリと微笑み、キョロキョロする。どうしたんだろう?
「あら??リヴィオは??」
「私の代わりに花葉亭の本店で頑張ってる……はず」
最近のリヴィオはスタッフ達から『若旦那』と呼ばれて、私の護衛のみならず、旅館の仕事も頑張っている。本当は岩盤浴をしてみたかったらしいが、今度、私と入れ替わりで来ることにしたのだ。
「なんですって!あなた……ねぇ?婚約者になったからっていい気になってないわよね?」
「ええええ!?」
「いいこと!?リヴィオのことは諦めてませんからね!あなたより魅力的なのは間違いないんだからねっ!リヴィオがいないなら引き受けなきゃよかったわー!」
頭を抱えて叫ぶエナに後ろから控えめーにマネージャーが声をかける。
「お仕事ですよ……エナさんっ!」
「わかってるわよ!」
行くわよっ!と控室にプンプンと怒りながら案内されていく。
相変わらず……嵐のような人だなぁ。でも変わらず、美人で堂々としていて気持ちが良い人である。そして彼女の歌は人を魅了する。
「大変ですぅ!」
ミリーがヒソヒソと小さい声で調理場で夕食のメニューチェックをしていた私のところへきた。
「どうしたの!?」
「女のコ同士できていた三人がいないんですっ!もうすぐ夕食なので呼びに行ったのに!」
「散歩やお風呂は?」
夕食の時間に間に合わないお客様はたまにいるので、私はさほど驚かない。
「もう外は暗いし、お風呂には居なかったですよ……」
私も一緒に館内を探してみることにする。そろそろ夕食の時間のため、皆、広間へ集まっていく。今日は『歌姫』のショーがあるので、早々と行く人が多い。
………あ、『歌姫』!!
「わかったかもしれないわ」
「えっ!?」
『歌姫』の控室へ向かう。
「こ、困ります!個人的なものは許可してないんです」
エナのマネージャーだ。可愛いワンコ男子だが、しっかりと断わるところは断っている。
「いいじゃない!サインくらい!」
「そうよぉ!私達、ファンなのよ?」
「『歌姫』がサプライズショーするって知ったから、この高い旅館も予約して来たのよ!」
「えっ!いやいや……でもっ………」
でも?なによ?とメガネの長身女子に見下されて凄まれ、ひきつる顔のマネージャー。
「お客様、申し訳ありません、そろそろ『歌姫』は出番ですので、お席の方でお待ち下さいな」
ニッコリと私は微笑み、ご案内しますよと言う。
「えー!つまんなーい!なんでダメなのぉ?」
ふわふわ女子がそう不満げに言う。
「この、旅館イマイチだったって、みんなに行っちゃうー」
威勢のいい賑やかな女子がそう言う。
「申し訳ありません、お食事の方へどうぞ。舞台は近いですし、ファンの方ならば嬉しい距離感を考えておりますから……一緒に広間の方へ行きませんか?」
ミリーが一生懸命言う。不満げな顔をしながらも3人の女子は広間へと来てくれる。
「わー!このお料理ってなんですか!?」
「この鉱山の名物の石鍋です!」
うわぁ!すごい!と三人娘達はじゅうじゅうと音を立てて熱い石で具材を煮込んでいるのを見ている。
「熱々で冷めないのね。おいしー!」
「タレをつけるの?3種類あるのね!このタレ、柑橘系?さわやか!」
「飲み物追加しちゃうー!」
……女子は食べ物で割と機嫌が治る。
「レディースアンドジェントルマン!!」
フッと室内が薄暗くなった。
「花葉亭!第二号店オープン記念!なんと!『歌姫』からのお祝いでーす」
ワアアアア!と歓声が起こる。シャララン!と腕輪の音が鳴る。音楽隊が楽器を奏でだす。
その音に合わせて、きれいで透き通る声で歌い出す。お客さんは皆、食べることを一時中断して聴き入っている。
故郷を思う歌を歌っている。クスンと鼻をならし、少し涙ぐむ人もいる。
3曲ほど歌い、時々舞台から降りてきて握手したりし、サービス満点だった。
……リヴィオがいないなら、どーの言ってたけど、ちゃんと彼女はやりきるのであった。さすがだわ。
美しい声と彼女のキラキラとした表情。妖精のような姿は最後まで素敵だった。
拍手喝采が鳴り止まず、アンコールを2回もして、終わったのだった。
「みなさん、ありがとう!また王都の劇場も見に来てねー!」
『歌姫』が挨拶を終えて去ろうとした瞬間、三人娘の一人、フワフワとした女の子が駆け寄る。マネージャーが慌てて止める。
「あのっ!うちの妹が病気で……どうしてもサインが欲しいんです!『歌姫』の大ファンなんです」
エナは一瞬だけ沈黙したけれど、マネージャーに書くものを持ってこさせ、彼女の持っている台紙にサラサラと書いた。
エナは形の良い唇を横にキュッとし、笑顔を作る。
「妹さんのお名前は?」
「あっ!これだけで十分です!ありがとうございます。大切にします」
ササッとエナのサインだけもらうと去っていく。くるりとエナは出口へと行った。
「えー!ずるーい!」
「あなたに妹なんていた!?」
「いいじゃない。サインの一枚くらい」
ヒソヒソと彼女たちはテーブルで話していた。
次の日の朝、ミリーは三人娘を見送った後に納得のいかない顔をした。
「ぜーったいウソでしたよね!?なんなのかしら!」
嫌なお客様だったわ!とボスッ!ドスッ!と枕にパンチしているミリー。
「まあまあ。ほんとのことかもしれないしさ……」
エナはさすがだった。本当は疑惑もあったに違いない。それでもせっかく盛り上げた場を台無しにしたくなくて対応したのだろう。
ミリーはエナが帰る時に謝罪した。
「すみませんでした!お客様の中に無理やりエナさんに……」
「あら?…いいのよ。そういうお客様もいるわ」
「ど、どうして割り切れるんですか!?」
ミリーのほうが納得できない!という感じである。
「ああまで言われたら、お客様を…ファンを信じるしかないわ」
そういうものよ!とエナは腰に手を当てて言う。かっこよく言い放った彼女は私に向き直る。
「セイラ!今度はリヴィオに会わせなさいよ!わたしにとられるのが怖くて連れてこなかったのよね?絶対確信犯でしょ!?」
え!?……私のことは信じないとか!?
「あの……ほんとにリヴィオ仕事してくれてて……」
「嘘よ!嘘!婚約していようが、奪ってみせるわよ!リヴィオを今度こそ連れてきなさいよっ!!そもそもあなたじゃなくてリヴィオが来れば良かったでしょうが!わざとよね!」
「ええええええーっ!?」
恋する乙女は信じられないこともあるのだった。
ずっと鉱山に出張して作り上げていた建築士のベントはどうてすか!と花葉亭に似た建物を誇らしげに見せた。
「すごく素敵だわ!お部屋から山に流れる川も見れる様になってるのね。長い間、出張ありがとうね」
私に褒められて、ベントはいえいえ!と照れながら首を振る。
石オタクのレインは興奮し、何種類もの岩盤浴の石の説明をしている。お客さんを捕まえて石を見せているのだ。
「この石の効能はジワジワと体を温めてくれ、なんとダイエットにも効果あります!あっ!そこの人!こっちの石は体の中の毒素を取り除いてくれ……」
お客さんは『あ、はぁ……どうも』とやや引き気味である。
「ちょっ、ちょっと!レイン、いいかしら?」
「なんですか?セイラさん?」
「説明もいいけど、どうかしら?看板のようなものを作って、岩盤浴の前に貼り出すというのは?」
「あっ!いいですね!!ちょっと作ってきまーす!!」
気弱なレインがイキイキとしている。石のこととなるとアツイ男になっていまう。アツイ通り越して、暑苦しい気もするが……。
「女将!お客様が到着しましたー!」
「はぁい!」
ミリーの声だ。明るい彼女は物怖じもしないし、人懐っこいので、接客向きで、今のところ問題なく女将をしている。
「坑道の灯りの道がすごく素敵だったわ」
「ロマンチックだったー!今度来るときは彼氏と来たいわ」
「ひどーい!私とだっていいてしょー!」
三人組の女子が賑やかにはいってきた。長身のメガネ女子、フワフワとした髪の毛の小柄な人、ケタケタと笑う明るい人の3人だ。女子同士の旅は楽しそうだ。
「お客様、お荷物お持ちします」
「ありがとー!」
「でね、ひどいのよー!職場のね……」
「あのハゲチャビンでしょ?人の手柄持ってってさ」
「そうそう!先輩泣いてたの。サイテー!」
三人は会話が途切れることなく賑やかに部屋へといった。
日本でも見たことあるあるの光景だなぁと思いつつミリーが部屋へと案内する姿を見送る。
ポンッといきなり肩に手をおかれ、私はギャッと悲鳴をあげかけた。
「ハァイ!久しぶりね。今回呼んでくれてありがとう」
『歌姫』だ。大きな帽子をふかーく被り、メガネをしている。後ろにマネージャーだろうか?背の低いワンコを想像させる可愛い系の男の人が控えている。
「こちらこそ!来てくれてありがとう!」
エナがニッコリと微笑み、キョロキョロする。どうしたんだろう?
「あら??リヴィオは??」
「私の代わりに花葉亭の本店で頑張ってる……はず」
最近のリヴィオはスタッフ達から『若旦那』と呼ばれて、私の護衛のみならず、旅館の仕事も頑張っている。本当は岩盤浴をしてみたかったらしいが、今度、私と入れ替わりで来ることにしたのだ。
「なんですって!あなた……ねぇ?婚約者になったからっていい気になってないわよね?」
「ええええ!?」
「いいこと!?リヴィオのことは諦めてませんからね!あなたより魅力的なのは間違いないんだからねっ!リヴィオがいないなら引き受けなきゃよかったわー!」
頭を抱えて叫ぶエナに後ろから控えめーにマネージャーが声をかける。
「お仕事ですよ……エナさんっ!」
「わかってるわよ!」
行くわよっ!と控室にプンプンと怒りながら案内されていく。
相変わらず……嵐のような人だなぁ。でも変わらず、美人で堂々としていて気持ちが良い人である。そして彼女の歌は人を魅了する。
「大変ですぅ!」
ミリーがヒソヒソと小さい声で調理場で夕食のメニューチェックをしていた私のところへきた。
「どうしたの!?」
「女のコ同士できていた三人がいないんですっ!もうすぐ夕食なので呼びに行ったのに!」
「散歩やお風呂は?」
夕食の時間に間に合わないお客様はたまにいるので、私はさほど驚かない。
「もう外は暗いし、お風呂には居なかったですよ……」
私も一緒に館内を探してみることにする。そろそろ夕食の時間のため、皆、広間へ集まっていく。今日は『歌姫』のショーがあるので、早々と行く人が多い。
………あ、『歌姫』!!
「わかったかもしれないわ」
「えっ!?」
『歌姫』の控室へ向かう。
「こ、困ります!個人的なものは許可してないんです」
エナのマネージャーだ。可愛いワンコ男子だが、しっかりと断わるところは断っている。
「いいじゃない!サインくらい!」
「そうよぉ!私達、ファンなのよ?」
「『歌姫』がサプライズショーするって知ったから、この高い旅館も予約して来たのよ!」
「えっ!いやいや……でもっ………」
でも?なによ?とメガネの長身女子に見下されて凄まれ、ひきつる顔のマネージャー。
「お客様、申し訳ありません、そろそろ『歌姫』は出番ですので、お席の方でお待ち下さいな」
ニッコリと私は微笑み、ご案内しますよと言う。
「えー!つまんなーい!なんでダメなのぉ?」
ふわふわ女子がそう不満げに言う。
「この、旅館イマイチだったって、みんなに行っちゃうー」
威勢のいい賑やかな女子がそう言う。
「申し訳ありません、お食事の方へどうぞ。舞台は近いですし、ファンの方ならば嬉しい距離感を考えておりますから……一緒に広間の方へ行きませんか?」
ミリーが一生懸命言う。不満げな顔をしながらも3人の女子は広間へと来てくれる。
「わー!このお料理ってなんですか!?」
「この鉱山の名物の石鍋です!」
うわぁ!すごい!と三人娘達はじゅうじゅうと音を立てて熱い石で具材を煮込んでいるのを見ている。
「熱々で冷めないのね。おいしー!」
「タレをつけるの?3種類あるのね!このタレ、柑橘系?さわやか!」
「飲み物追加しちゃうー!」
……女子は食べ物で割と機嫌が治る。
「レディースアンドジェントルマン!!」
フッと室内が薄暗くなった。
「花葉亭!第二号店オープン記念!なんと!『歌姫』からのお祝いでーす」
ワアアアア!と歓声が起こる。シャララン!と腕輪の音が鳴る。音楽隊が楽器を奏でだす。
その音に合わせて、きれいで透き通る声で歌い出す。お客さんは皆、食べることを一時中断して聴き入っている。
故郷を思う歌を歌っている。クスンと鼻をならし、少し涙ぐむ人もいる。
3曲ほど歌い、時々舞台から降りてきて握手したりし、サービス満点だった。
……リヴィオがいないなら、どーの言ってたけど、ちゃんと彼女はやりきるのであった。さすがだわ。
美しい声と彼女のキラキラとした表情。妖精のような姿は最後まで素敵だった。
拍手喝采が鳴り止まず、アンコールを2回もして、終わったのだった。
「みなさん、ありがとう!また王都の劇場も見に来てねー!」
『歌姫』が挨拶を終えて去ろうとした瞬間、三人娘の一人、フワフワとした女の子が駆け寄る。マネージャーが慌てて止める。
「あのっ!うちの妹が病気で……どうしてもサインが欲しいんです!『歌姫』の大ファンなんです」
エナは一瞬だけ沈黙したけれど、マネージャーに書くものを持ってこさせ、彼女の持っている台紙にサラサラと書いた。
エナは形の良い唇を横にキュッとし、笑顔を作る。
「妹さんのお名前は?」
「あっ!これだけで十分です!ありがとうございます。大切にします」
ササッとエナのサインだけもらうと去っていく。くるりとエナは出口へと行った。
「えー!ずるーい!」
「あなたに妹なんていた!?」
「いいじゃない。サインの一枚くらい」
ヒソヒソと彼女たちはテーブルで話していた。
次の日の朝、ミリーは三人娘を見送った後に納得のいかない顔をした。
「ぜーったいウソでしたよね!?なんなのかしら!」
嫌なお客様だったわ!とボスッ!ドスッ!と枕にパンチしているミリー。
「まあまあ。ほんとのことかもしれないしさ……」
エナはさすがだった。本当は疑惑もあったに違いない。それでもせっかく盛り上げた場を台無しにしたくなくて対応したのだろう。
ミリーはエナが帰る時に謝罪した。
「すみませんでした!お客様の中に無理やりエナさんに……」
「あら?…いいのよ。そういうお客様もいるわ」
「ど、どうして割り切れるんですか!?」
ミリーのほうが納得できない!という感じである。
「ああまで言われたら、お客様を…ファンを信じるしかないわ」
そういうものよ!とエナは腰に手を当てて言う。かっこよく言い放った彼女は私に向き直る。
「セイラ!今度はリヴィオに会わせなさいよ!わたしにとられるのが怖くて連れてこなかったのよね?絶対確信犯でしょ!?」
え!?……私のことは信じないとか!?
「あの……ほんとにリヴィオ仕事してくれてて……」
「嘘よ!嘘!婚約していようが、奪ってみせるわよ!リヴィオを今度こそ連れてきなさいよっ!!そもそもあなたじゃなくてリヴィオが来れば良かったでしょうが!わざとよね!」
「ええええええーっ!?」
恋する乙女は信じられないこともあるのだった。
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