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スノーレース
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シューッ、ザザッ!白い雪煙が舞う。スノーボードタイプの板を履いている私は準備体操をかねて上から滑ってきた。チャッとゴーグルを帽子の上にあげる。
「セイラ!上手なのだ!」
「我らはこれなのだー!」
トトとテテが褒めてくれ、自分たちの二人乗りのそりを見せる。やけに大きい。
「優勝はいらないのだ!」
「単なる冷やかしなのだ」
私はそう言う二人乗りのそりの後ろに回り込む。
「風魔法のブースターを後ろに付けて言ってるのはこの口なのかなっ?」
ぷにーーっと人差し指で二人のほっぺを押す。ばれたか……としぶしぶ取り外している。マラソン大会でそういうことあったよね?
『スノーレース』
のぼり旗に書かれていて、パタパタと風に揺れている。
ザッ!と音がしてボードの板を片手で持ち、ジャンプし、着地!派手に上から滑ってきて登場したのはリヴィオだ。
きゃー!と女子達の歓声があがる。
………すごーく目立ってるんじゃない!?
スイーッと片足ずつに板をつけたジーニーがその後ろから冷静にやってきた。スキーの方を選んだらしい。今回は出場する。
「準備運動に張り切りすぎだろ」
「こんな良い滑り場があったとは知らなかった!」
ご機嫌でリヴィオは言う。
ここは山の方にあるナシュレの街の人御用達の冬の遊び場である。近くにはスケート場もある。
私は雪を固めて作った壇上に立つ。
「みなさん!今日は参加ありがとうございます!」
ナシュレの人達にのみならず、噂を聞いてやってきた近隣の人達もいる。うわあああ!と歓声をあげて盛り上げてくれる。
「優勝者には金一封!サニーサンデーのスペシャルボックス!温泉チケット10回分でーす」
イエー!と会場は寒さを吹き飛ばすほど盛り上がる。
「参加賞は銭湯チケット、雪だるま柄のタオルとクッキー缶です」
「雪だるま!カワイイ!」
雪だるま祭りは毎年開催していて、定着しつつあるので、実は冬季限定雪だるまキャラを模索中なのだ。……反応悪くないわねとニヤッとする。
「コースを完走後には皆に温かい食べ物を振る舞おうと思います。お楽しみにー!頑張りましょう!」
わーーー!と歓声をあげる参加者達。
「ん?今回はセイラ出ないのか?準備のために滑ってなかったか?」
リヴィオが私の『スタッフ』腕章を見てそう言う。
「今回は雪山で危険だし、レスキュー隊の方をするのよ。その準備運動よ」
それならオレもしたのに!声かけろよ!と言う。
「何も起こらない確率の方が高いのに、見てるだけってリヴィオ、つまんないでしょ?楽しんできなさいよ」
楽しめる人にはなるべく楽しんでもらいたいのがイベントというものだ。
私は山の上へ行く。スタートラインに立つ人たち。ガヤガヤとしているが、始まる時が来ると一瞬静まり、合図を待つ。
「みなさーん!気をつけていってらっしゃい!位置についてー!ヨーイドン!」
私の号令と共にスタートする。パァン!と音が鳴った。
「っしゃー!」
リヴィオは大人気なく、本気である。スタート時には後ろの方にいたのに、人々を追い越していく。段差のあるところにわざといき、クルッと一回転し、ザッと降り立つ。キャー!ステキー!と女子の歓声。
………絶対に狙ってしてんでしょ?と半眼になる私。
私も選手たちと並走しつつユルユルと滑っていく。コースを外れた人がいないかチェック。
シャッシャッ!とジーニーが軽やかに滑っていく。こ、これはっ!!最短距離を割り出してる!無駄なく進む姿。
やや遅れて『ヤッホー!』と私に手を降るトトとテテが来た。私も手を振りかえし……あああっ!!よそ見してると……。
バフッと雪の塊にツッコミ、雪まみれになる二人。『アハハハ!!』と大爆笑してる。
勝ち負け関係なく、楽しそうな二人を私はいいなぁ~と眺める。
『こちらA地点!異常なし!どうぞ』
トランシーバー型の通話機から連絡が入る。新製品だ。この日のためにトトとテテと作ってみた!
『B地点も順調です。一位は今のところリヴィオさんです』
「了解!こちらも大丈夫よ」
子どもたちも楽しそうに滑っていく姿を私は見送る。天候も晴天、風もなし!大丈夫そうね。
安心していたところにゴール地点近くのスタッフから連絡が入る。
『大変です!子ども一人行方不明の知らせです!……なんでも……あ、リヴィオさん!』
『どうした?』
会話に割り込んでくる。スタッフの慌てようが伝わる。
『スタートへ向かおうとしている前からいなかったそうで、勝つために先にコースに隠れているとか言っていたことが判明して!』
「え!?じゃあ、どこかにいるってこと?特徴は?」
『ピンクの帽子、スノースーツもピンクの女の子だそうです』
紛れて滑っているんじゃないの?と私は思うが……。
『こちらA地点。先頭集団に子供はいません』
私は通っていった人たちの姿を記憶から呼び起こす。……記憶力が半端ないセイラならではの能力を今こそ使う!うん……見た限り全身ピンクはいない。
「わかったわ。探してみるわ!」
『オレも行く!』
『僕も行くよ』
追いついたらしいジーニーもいる。
「じゃあ、頼むわね」
プツッと切る。この全体のコースは頭に入っている。私が子供ならどこに隠れるだろう?
ザアッと音をたてて、私は下の方へ滑っていく。隠れやすいところ……。
そうだわ!コースの傍に大木があったはずだ。あれは隠れやすい。子どもの体がしっかり隠すことができる。しかしその下は窪みができている。
大木のところからシクシクと小さく泣く声がした。ザザッと大木の根本へ行く。崖のようになっている窪みに落ちて泣いている女の子がいた。
私の顔を見て、ホッとしたらしく、さらにウワーーンと大声で泣き出した。
「みつかってよかった…」
おおーい!とその声を聞いて、リヴィオとジーニーもやってきたのだった。
スノーレースはけっきょく、ナシュレの街の人が一位となり、表彰台で拍手と景品を贈られた。
「さて!みなさんおつかれさまでしたー!昨日から仕込んでおきました。美味しいおでんをご賞味ください!」
『おでん??』
「それってなんだ?」
「うまいのか?」
ザワザワする人達。
「ナシュレの漁師町の皆さんと共同開発した魚のつみれ!練り製品たち!!どうぞ食べてみてくださーい!」
かまぼこ、ちくわ、イカやタコのはいったつみれなど新しいナシュレの漁師町の目玉商品となるような予感……。
そう。私、おでんを食べたかったのよーーっ!!
こっそり学校帰りに食べるコンビニおでん、お父さんの作る職人技の上品おでん、私の作る庶民的おでん……どれも大好きでした。
「こんにゃくはさすがにみつからなかったわねぇ……」
「何、ブツブツ言ってるんだ?大根、うまいな」
リヴィオがよく染みた大根を食べている。私の分も持ってきてくれたらしく、容器をほいっと渡してくれる。
「ありがとう!」
「やれやれ…何もなくて良かったな。焦ったな」
「リヴィオとジーニー、ごめんね。優勝逃しちゃったわね」
リヴィオは別にいいと言う。
ジーニーも煮玉子うまいなと食べながら言う。
「お遊びだ。参加するのがおもしろかった」
勝つつもりはないさとかっこよく言う。
「はぁ?おまえ、レース前からコースの地図を書いて、最短距離の計算してたよな?」
嘘つくなよーっ!とリヴィオが冷やかす。ジーニーは聞き流して、おでんのおかわりしようと言って、大鍋の方へ行った。
トトとテテがやってきて、ちくわが気に入ったのだーと私に言う。
「そういうリヴィオの方もやけに板を丁寧に磨いていたのだ!」
「二人共ムキになりすぎなのだ……なんか賭けていたのだ」
賭けていた??何を??と私はキョトンとして見ると、ギクッとし、リヴィオまで……おかわりしてこよう!と言って、おでんの鍋のところへ逃げていく。
熱いおでんを私は食べつつ、相変わらずジーニーとリヴィオは仲いいなーと見送る。
「おでん、好評でよかったわ!」
他の人達もおかわりをしているようだ。ホコホコとしたじゃがいもを私は口に入れる。串に刺さったすじ肉も柔らかく煮込まれていて歯ごたえととろりとした部分があって、美味しすぎる。
「ちょっとポトフに似てるのだー」
トトの言葉に確かにとうなずいた。洋風で言うとポトフよね。テテが練り製品がハマりそうなのだとつみれをアチチと言いつつ、口にしている。
「で、あの二人、何を賭けてたの?」
トトとテテが内容までは知らないのだーとクスクス、笑っていた。なんか知っていそうだけど、まぁ、いいかと晴れた冬の空を見上げた。
やっぱりおでんは最高ですっ!!
「セイラ!上手なのだ!」
「我らはこれなのだー!」
トトとテテが褒めてくれ、自分たちの二人乗りのそりを見せる。やけに大きい。
「優勝はいらないのだ!」
「単なる冷やかしなのだ」
私はそう言う二人乗りのそりの後ろに回り込む。
「風魔法のブースターを後ろに付けて言ってるのはこの口なのかなっ?」
ぷにーーっと人差し指で二人のほっぺを押す。ばれたか……としぶしぶ取り外している。マラソン大会でそういうことあったよね?
『スノーレース』
のぼり旗に書かれていて、パタパタと風に揺れている。
ザッ!と音がしてボードの板を片手で持ち、ジャンプし、着地!派手に上から滑ってきて登場したのはリヴィオだ。
きゃー!と女子達の歓声があがる。
………すごーく目立ってるんじゃない!?
スイーッと片足ずつに板をつけたジーニーがその後ろから冷静にやってきた。スキーの方を選んだらしい。今回は出場する。
「準備運動に張り切りすぎだろ」
「こんな良い滑り場があったとは知らなかった!」
ご機嫌でリヴィオは言う。
ここは山の方にあるナシュレの街の人御用達の冬の遊び場である。近くにはスケート場もある。
私は雪を固めて作った壇上に立つ。
「みなさん!今日は参加ありがとうございます!」
ナシュレの人達にのみならず、噂を聞いてやってきた近隣の人達もいる。うわあああ!と歓声をあげて盛り上げてくれる。
「優勝者には金一封!サニーサンデーのスペシャルボックス!温泉チケット10回分でーす」
イエー!と会場は寒さを吹き飛ばすほど盛り上がる。
「参加賞は銭湯チケット、雪だるま柄のタオルとクッキー缶です」
「雪だるま!カワイイ!」
雪だるま祭りは毎年開催していて、定着しつつあるので、実は冬季限定雪だるまキャラを模索中なのだ。……反応悪くないわねとニヤッとする。
「コースを完走後には皆に温かい食べ物を振る舞おうと思います。お楽しみにー!頑張りましょう!」
わーーー!と歓声をあげる参加者達。
「ん?今回はセイラ出ないのか?準備のために滑ってなかったか?」
リヴィオが私の『スタッフ』腕章を見てそう言う。
「今回は雪山で危険だし、レスキュー隊の方をするのよ。その準備運動よ」
それならオレもしたのに!声かけろよ!と言う。
「何も起こらない確率の方が高いのに、見てるだけってリヴィオ、つまんないでしょ?楽しんできなさいよ」
楽しめる人にはなるべく楽しんでもらいたいのがイベントというものだ。
私は山の上へ行く。スタートラインに立つ人たち。ガヤガヤとしているが、始まる時が来ると一瞬静まり、合図を待つ。
「みなさーん!気をつけていってらっしゃい!位置についてー!ヨーイドン!」
私の号令と共にスタートする。パァン!と音が鳴った。
「っしゃー!」
リヴィオは大人気なく、本気である。スタート時には後ろの方にいたのに、人々を追い越していく。段差のあるところにわざといき、クルッと一回転し、ザッと降り立つ。キャー!ステキー!と女子の歓声。
………絶対に狙ってしてんでしょ?と半眼になる私。
私も選手たちと並走しつつユルユルと滑っていく。コースを外れた人がいないかチェック。
シャッシャッ!とジーニーが軽やかに滑っていく。こ、これはっ!!最短距離を割り出してる!無駄なく進む姿。
やや遅れて『ヤッホー!』と私に手を降るトトとテテが来た。私も手を振りかえし……あああっ!!よそ見してると……。
バフッと雪の塊にツッコミ、雪まみれになる二人。『アハハハ!!』と大爆笑してる。
勝ち負け関係なく、楽しそうな二人を私はいいなぁ~と眺める。
『こちらA地点!異常なし!どうぞ』
トランシーバー型の通話機から連絡が入る。新製品だ。この日のためにトトとテテと作ってみた!
『B地点も順調です。一位は今のところリヴィオさんです』
「了解!こちらも大丈夫よ」
子どもたちも楽しそうに滑っていく姿を私は見送る。天候も晴天、風もなし!大丈夫そうね。
安心していたところにゴール地点近くのスタッフから連絡が入る。
『大変です!子ども一人行方不明の知らせです!……なんでも……あ、リヴィオさん!』
『どうした?』
会話に割り込んでくる。スタッフの慌てようが伝わる。
『スタートへ向かおうとしている前からいなかったそうで、勝つために先にコースに隠れているとか言っていたことが判明して!』
「え!?じゃあ、どこかにいるってこと?特徴は?」
『ピンクの帽子、スノースーツもピンクの女の子だそうです』
紛れて滑っているんじゃないの?と私は思うが……。
『こちらA地点。先頭集団に子供はいません』
私は通っていった人たちの姿を記憶から呼び起こす。……記憶力が半端ないセイラならではの能力を今こそ使う!うん……見た限り全身ピンクはいない。
「わかったわ。探してみるわ!」
『オレも行く!』
『僕も行くよ』
追いついたらしいジーニーもいる。
「じゃあ、頼むわね」
プツッと切る。この全体のコースは頭に入っている。私が子供ならどこに隠れるだろう?
ザアッと音をたてて、私は下の方へ滑っていく。隠れやすいところ……。
そうだわ!コースの傍に大木があったはずだ。あれは隠れやすい。子どもの体がしっかり隠すことができる。しかしその下は窪みができている。
大木のところからシクシクと小さく泣く声がした。ザザッと大木の根本へ行く。崖のようになっている窪みに落ちて泣いている女の子がいた。
私の顔を見て、ホッとしたらしく、さらにウワーーンと大声で泣き出した。
「みつかってよかった…」
おおーい!とその声を聞いて、リヴィオとジーニーもやってきたのだった。
スノーレースはけっきょく、ナシュレの街の人が一位となり、表彰台で拍手と景品を贈られた。
「さて!みなさんおつかれさまでしたー!昨日から仕込んでおきました。美味しいおでんをご賞味ください!」
『おでん??』
「それってなんだ?」
「うまいのか?」
ザワザワする人達。
「ナシュレの漁師町の皆さんと共同開発した魚のつみれ!練り製品たち!!どうぞ食べてみてくださーい!」
かまぼこ、ちくわ、イカやタコのはいったつみれなど新しいナシュレの漁師町の目玉商品となるような予感……。
そう。私、おでんを食べたかったのよーーっ!!
こっそり学校帰りに食べるコンビニおでん、お父さんの作る職人技の上品おでん、私の作る庶民的おでん……どれも大好きでした。
「こんにゃくはさすがにみつからなかったわねぇ……」
「何、ブツブツ言ってるんだ?大根、うまいな」
リヴィオがよく染みた大根を食べている。私の分も持ってきてくれたらしく、容器をほいっと渡してくれる。
「ありがとう!」
「やれやれ…何もなくて良かったな。焦ったな」
「リヴィオとジーニー、ごめんね。優勝逃しちゃったわね」
リヴィオは別にいいと言う。
ジーニーも煮玉子うまいなと食べながら言う。
「お遊びだ。参加するのがおもしろかった」
勝つつもりはないさとかっこよく言う。
「はぁ?おまえ、レース前からコースの地図を書いて、最短距離の計算してたよな?」
嘘つくなよーっ!とリヴィオが冷やかす。ジーニーは聞き流して、おでんのおかわりしようと言って、大鍋の方へ行った。
トトとテテがやってきて、ちくわが気に入ったのだーと私に言う。
「そういうリヴィオの方もやけに板を丁寧に磨いていたのだ!」
「二人共ムキになりすぎなのだ……なんか賭けていたのだ」
賭けていた??何を??と私はキョトンとして見ると、ギクッとし、リヴィオまで……おかわりしてこよう!と言って、おでんの鍋のところへ逃げていく。
熱いおでんを私は食べつつ、相変わらずジーニーとリヴィオは仲いいなーと見送る。
「おでん、好評でよかったわ!」
他の人達もおかわりをしているようだ。ホコホコとしたじゃがいもを私は口に入れる。串に刺さったすじ肉も柔らかく煮込まれていて歯ごたえととろりとした部分があって、美味しすぎる。
「ちょっとポトフに似てるのだー」
トトの言葉に確かにとうなずいた。洋風で言うとポトフよね。テテが練り製品がハマりそうなのだとつみれをアチチと言いつつ、口にしている。
「で、あの二人、何を賭けてたの?」
トトとテテが内容までは知らないのだーとクスクス、笑っていた。なんか知っていそうだけど、まぁ、いいかと晴れた冬の空を見上げた。
やっぱりおでんは最高ですっ!!
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