あなたが選んだのは…金の王子(変態)ですか?銀の王子(変態)ですかそれとも黒の王子(変態)ですか?

キャロル

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ここでやっとこの物語の始まりである冒頭に戻る。

私の目の前にはこの国の最高権力者の面々、それはそれはお美しい女神のような御尊顔の王妃様と両脇に国王様と王弟(例の3人の変態王子のお父上)が麗しい顔首揃えてにこやかにこちらを和かにみていらっしゃいます。

そして、何故この場に大神官長様が?いらっしゃるの?

背中から変な汗が流れているような気がする、なんだろ、ネギ背負った鴨になった?がするのは気のせいだと思いたい。


私を可愛がってくれてる王妃様、尊敬してるし大好きです、ですが、大神官様がこの場に居るのがとても気になりませんか?

気になりますよね?


わかってますよ、入学してから数年、私も16歳今年卒業を迎えますよ、学園でのほほ~んと生活していてこの国の婚活事情のことなんて頭の片隅にもございませんでしたよ!

えー忘れてましたよ、つい昨日、目覚めるまで綺麗さっぱり忘れてましたよ。


何かと流されやすい私はつい、ほんとについ、魔が刺したとしか思えないとんでもないことやらかした気がするんですよ!冷静になって考えるとますますやばい事になっているような気がするんですよ。

テンパリすぎて柄にもなく敬語になったちゃった。



おいこら!ポンコツ神よ!

ほら、今こそ出番だ!お前の可愛い愛し子様のお願いだよ。

あのヘンテコなギフト返品不可っていうから、自力で制御してやっけどアンタとのテレパスは未だ健在よ!
聞こえてるんでしょ!


早よなんとかしろって!

一応神なんだからなんとかできるでしょ!このままだと私……、

(タダイマ、カミ…ハ…チョウキ…シュッチョウ…ノ…タメ…レンラク…フカ…デス……ケントウ…イノル…アディオス)


出張?神がどこ出張すんのよ!………!!!!マジふざけんな爺ィ!

(ツイシン……ジジィ…デハ…ナイ……イケオジ…ダ!)

爺ィ、居るんでしょう~もう、使えない。






「さぁ、可愛いリーシャ、答えてちょだい!あなたが選んだのはどの王子ヘンタイかしら・?勿論全員よね?わかってはいるけど、可愛いあなたの口から聞きたいし、ほら、一応夫にも序列ってあるでしょ?3人とも優秀だから誰が第一夫でもいいわよ?」


夫?婚約者すっ飛ばして?

あれ?なんか忘れてる?なんだろ、なんか忘れてるよな……、


「えーっと、王妃様?あの、少しわからないことがございまして、つかぬことをお聞きしますが、私の婚約者ではなく夫をこの3人の王子ヘンタイから選ぶことになっているのは何故でしょうか?
確かににさせて頂いてはいますが、私の記憶では以前父が選んだ婚約者候補からとりあえず5人まで絞った中に王子ヘンタイ達は入ってなかったと記憶しています、それに王族にこちらから求婚書を送ってはいませんし貰ってもいないのでお互いに婚約者候補として選ばれ、…ない…はず……まさか!」


「あら、まさかも何もあなたリーシャが入学してここ王宮にステイが決まった時に、あなたのお母様から求婚書が届けられ仮同居に同衾(強制添い寝)を1年以上経過し、この度めでたく閨教育と仮初夜を済ませ初夜の証であるリーシャの乙女の証と息子達の精のついたシーツも提出されたのよ!
後は誰を第一夫にするか決めて卒業と同時に結婚式をする手筈は整っているから、先んず夫の序列決めて神殿に提出すために
神官長も呼んでおいたわ!」

よ、呼んでおいたわ!ってドヤ顔で言われても………、笑顔だ、めっちゃ笑顔、これ選択肢ある?
この3人で決まりってことだよね。

そういえば、お父様から何度か手紙来てたけど、これの事だったのかな?後でいいやってすっかり放置してた、

どうしよう、見た目はね3人とも好みなんだよね、見た目はね!能力もハイスペックだしね!優良物件だけどね
ただ、思考と嗜好が変態ってどうなの?

ギフトオフにしているといい所ばっかり目につくんだけど、うーん。

「王妃様、今すぐお返事しないとダメですか?」

「リーシャ、もしかして私の息子達嫌なのかしら?誰か好きな人いるの?(いてもダメよ、絶対私の娘にするんだから!)いないわよね?」

「嫌いとかではないです。(ヘンタイ嗜好がなければ)どちらかというと好ましいですが、急に話が進んでびっくりしてるんです。出すから少しお時間欲しいなーって思いまして…、」

「まぁ!好ましいと思ってくれて嬉しいわ(逃がさないわよ)チョット困惑してるのよね?でもね、済んでるようだから、もしかしてリーシャの中に新しい命が芽吹いてるかもしれないでしょ?
こういうことは早めに決めておいたほうがいいと思うの、ね?」

「あ、新しい命ですか?」

そういえば避妊てしてたかな?その辺記憶ないなぁ、はぁ、そっか、そうだよね先延ばしにしても同じことだよね、
いずれは最低3人は夫にしなくてはならないんだから、残念思考に残念嗜好だけど豆だし優しいしイケメンだし、
よし!決めた!


「リーシャ、その顔は決まったのね!さぁ答えて頂戴!」


「はい!3人の王子を夫とし第一夫は…金のヘンタ……、あ!…グラント王子にしたいと思います。(決められないから単純に年功序列でいいよね)」

「まぁ、グラントに決めたのね!ではリーシャここにサインして、後、こことここ、それとここもね!ふふ、完璧!
さぁ、神官長お願いね!
後は卒業式の翌日に結婚披露のパレードよ!
そうそう、リーシャのご家族全員呼んであるから、明日先に身内だけで神殿で結婚式よ!
あ!準備は整っているから心配しないでね!
じゃぁ、私は色々準備があるからお先に失礼するわね。」

「え?明日?結婚式?家族全員?兄達も?」

急展開に脳がショートしかけてる時入り口に向かった王妃様一行が私に追い討ちかけた。

「あ!いけない!いい忘れてたわ!リーシャの第一夫が王太子になることになっていたから、今日からグラントが王太子でリーシャは王太子妃よ!よろしくね!
明日の身内での結婚式の後国民に告知するわね、お披露目は卒業後に盛大にするから楽しみにしててね!」


………!!!!!!!!!!!!!
私が選んだ第一夫が王太子?

私が選んだってそんなことで決めていいの?


それより王子だからいずれ王になるのか…って私…王妃?……はぁ、そこまで考えてなかった。

王妃、やだな、めんどくさ!

ってか、偶然だけどなんとなく年功序列で選んでよかった。

なんとなくあの3人の中じゃグラン様が王に向いてそうだもんね、絶対王に向かないのはザルバ様かな?
私の適当さもたまには役に立つじゃん!


まぁ、なんとかなるよね、







なるよね?





(ナルト…イイデスガ……ゴブウン…イノル)


?なんかいった?

(イエ…ソラミミ…デス)

言ったよね?

(……イッテマセン)










実は婚約者選びをゆるゆる伸ばしていたリーシャに5人まで絞らせた時に
「独身が無理なら、優しくて私だけを愛してくれるなら誰でもいいんだけどなぁ」
という呟きを聞いた両親は前々から打診を受けていた王子達に求婚書を出していた。

学園入学時の12歳で実は婚約がほぼ整い後はリーシャが3人を受け入れればOKという訳だった。
これ実はギフトをうまく活用できていれば察することができたのだが、活用方法を熟知する前に
拒否ってしまい制御方法を間違えてしまった結果まんまと家族ぐるみで外堀埋められたのだった。

勿論神はご存知ですよ!

神なんですから!

ではなぜリーシャに教えなかったかって?

そりゃ、せっかく授けたギフトにケチつけたのと、リーシャの反応が面白いから、主に後者が理由ですね。

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