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彼女たちの高校生活~事件編~
1 高1の時、芹菜と櫻子はN工高の男子二人にナンパされる
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高1の夏休み、鴫野芹菜と白石櫻子は二人して街で遊んでいた。二人は中学校が一緒で、同じバスケット部で友達になった。どちらかと言うと、櫻子が芹菜の相談相手になる事が多く、芹菜は恋愛や家族の事などで助けられていた。そして、同じ明日ヶ丘高校に入学し、同じクラスになった。
二人がゲーセンで遊んでいると、二人組の男子高校生に声を掛けられた。
「彼女たち、高校生だよね。見た所1年生かな?一緒に遊ぼうか。」
声を掛けてきたのは、三上蓮司と広岡琢海でN工業高校の2年生だった。初め櫻子と芹菜は無視していたが、しつこく付いてきた。櫻子は、茶髪の蓮司が遊んでいる風に見え、苦手な男子だったので振り切ろうとしていたが、どういう訳か芹菜が蓮司の言葉に乗ってしまった。芹菜を一人で行かせる訳にいかず、櫻子もカラオケに付いて行った。そこで2時間歌い、その日は何事もなく過ごしたが、帰り際に芹菜は連絡先を交換していた。
「芹菜、何で付き合ったりしたの?中学の時の事、まだこりないの?」
「だって、高校生になったんだから、男女交際ぐらい当たり前でしょ。内の学校は男子が少ないし、他校に求めないと一生恋愛できないよ!」
櫻子はあきれてしまい、何も言えなかった。この子は痛い目に合わないと、口で言ってもわからないなと思った。
芹菜から櫻子に連絡があったのは、1週間後の事だった。蓮司と連絡を取り合い、4人でグループ交際を提案されたという。しかも既に会う約束までしているという。櫻子は乗り気になれず、会って芹菜を説得しようと思い、渋々待ち合わせ場所に出掛けた。
4人で会った時には、芹菜はすっかり付き合う気になっていて、取りつく島もなかった。すぐに芹菜と蓮司は店を出て、櫻子は琢海と二人でファミレスにいた。琢海はやけに大人ぶっていて、任侠映画の健さんだか文ちゃんだかの話に夢中になっていた。櫻子はとても付いて行けず、会話も途絶えがちだった。二人で会うのはこれ切りにしよう、とその時思った。一方、芹菜はどうしているのか心配だった。
後日、櫻子は芹菜を呼び出して、話を訊いた。
「あの蓮司とはどうなったの?私は琢海とはもう会わないよ!」
「この前会った時に、正式に交際を申し込まれたの。その後、バイクで山に行って、無理矢理キスされた。私のことが好きなのかな?」
「もうキスしたの?知り合ってまだ2週間だよ!それって、芹菜の身体が目的なんだよ。中学の時と同じ目に合うよ。目を覚ましてよ!」
芹菜は悲しい目をしていたが、櫻子の心配をよそに、
「明後日、彼の家に誘われているんだよね。」と小さい声で言った。
「何それ、絶対駄目だよ!嫌な予感がするよ。行っちゃ駄目だよ!」
二人がゲーセンで遊んでいると、二人組の男子高校生に声を掛けられた。
「彼女たち、高校生だよね。見た所1年生かな?一緒に遊ぼうか。」
声を掛けてきたのは、三上蓮司と広岡琢海でN工業高校の2年生だった。初め櫻子と芹菜は無視していたが、しつこく付いてきた。櫻子は、茶髪の蓮司が遊んでいる風に見え、苦手な男子だったので振り切ろうとしていたが、どういう訳か芹菜が蓮司の言葉に乗ってしまった。芹菜を一人で行かせる訳にいかず、櫻子もカラオケに付いて行った。そこで2時間歌い、その日は何事もなく過ごしたが、帰り際に芹菜は連絡先を交換していた。
「芹菜、何で付き合ったりしたの?中学の時の事、まだこりないの?」
「だって、高校生になったんだから、男女交際ぐらい当たり前でしょ。内の学校は男子が少ないし、他校に求めないと一生恋愛できないよ!」
櫻子はあきれてしまい、何も言えなかった。この子は痛い目に合わないと、口で言ってもわからないなと思った。
芹菜から櫻子に連絡があったのは、1週間後の事だった。蓮司と連絡を取り合い、4人でグループ交際を提案されたという。しかも既に会う約束までしているという。櫻子は乗り気になれず、会って芹菜を説得しようと思い、渋々待ち合わせ場所に出掛けた。
4人で会った時には、芹菜はすっかり付き合う気になっていて、取りつく島もなかった。すぐに芹菜と蓮司は店を出て、櫻子は琢海と二人でファミレスにいた。琢海はやけに大人ぶっていて、任侠映画の健さんだか文ちゃんだかの話に夢中になっていた。櫻子はとても付いて行けず、会話も途絶えがちだった。二人で会うのはこれ切りにしよう、とその時思った。一方、芹菜はどうしているのか心配だった。
後日、櫻子は芹菜を呼び出して、話を訊いた。
「あの蓮司とはどうなったの?私は琢海とはもう会わないよ!」
「この前会った時に、正式に交際を申し込まれたの。その後、バイクで山に行って、無理矢理キスされた。私のことが好きなのかな?」
「もうキスしたの?知り合ってまだ2週間だよ!それって、芹菜の身体が目的なんだよ。中学の時と同じ目に合うよ。目を覚ましてよ!」
芹菜は悲しい目をしていたが、櫻子の心配をよそに、
「明後日、彼の家に誘われているんだよね。」と小さい声で言った。
「何それ、絶対駄目だよ!嫌な予感がするよ。行っちゃ駄目だよ!」
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