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幕間:ガッドでの新生活
幕間⑫:悪党の処理とその後
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~カイト視点~
ソメインさんの調べた結果と今回の襲撃者の話をまとめたオランドさんの説明が終わっても少しの間、僕たちは何も言うことはできなかった。ラムスさんやグレイさんは普段は見せない激怒した様子を隠していないし、フォブスやノリスも怒っている。僕やポーラ、キアラは種族的に奴隷狩りには特に思うところがある。
重苦しい雰囲気の中、ラムスさんが最初に口を開いた。
「それほど大それたことをされていたのに気がつけなかったことを悔やむばかりですね。しかし、オランド。盗賊の討伐や今回の襲撃者を捕らえたとはいえ、いきなりそこまで分かった理由は?」
「はい。ジャームル王国とダーバルド帝国の小競り合いがひどくなった結果、ジャームル王国を通して奴隷をダーバルド帝国に移動させることが難しくなりました。その結果奴隷狩りが必要とする奴隷の数が少なくなり、盗賊から買い取る奴隷の数も減ったので、盗賊の実入りが減ったようです」
「・・・それが?」
「はい。盗賊は収入を増やすために、内乱後、活発になっていたジーンとガッドを結ぶ道に目を付け、普通に盗賊としての仕事を始めました。最初は小規模な盗賊を装っていましたが、調子に乗り死人が出ました。そのことが討伐に繋がったわけです」
「確かに、盗賊についての報告ではそうでしたね・・・」
「盗賊の暴走を聞いて、移動馬車の護衛をしていた冒険者はこの仕組みがバレることを危惧して撤退したようです。移動馬車を営む商会も撤退を検討していたようですが、そんな中、キアラ殿が移動馬車のチケットを買いました。どうやら客に『エルフ』がいた場合の儲けが一番多いらしく、最後にキアラ殿を罠にはめてから、撤退する予定だったようです。そこで冒険者をギルドで雇い、客に紛れて盗賊を潜ませることで冒険者が抵抗するまでもなく降伏するように仕向け、馬車を出したということです。そしていつものように襲われて捕まり、金を受け取って引き上げたと。今回は冒険者を助ける必要も無いので、売り払う中に加えたようですね」
「なるほど。最後に儲けを出して、逃げる資金にする予定だったのですね・・・」
「はい。そもそもが、捕らえた人たちの売り先に困った盗賊と奴隷狩りが結託し、そこに商品の供給元として移動馬車の商会が参加したようで、組織とも言えないような集団だったようです。そのため一度綻びが生じれば、崩れるのも早く、情報の漏洩も早かったようです。現にこの前捕まえた盗賊の親玉に話を聞きに行ったところ、隠す素振りもなくペラペラ喋りましたので」
「・・・・・・そうですか。状況は理解しました。移動馬車の商会や護衛役をしていた冒険者の行方も気になりますが、最優先は奴隷狩りですね。拠点の情報は?」
「はい。確認できています。領都から西へ少し進んだところにある林の中にある洞窟だそうです」
「分かりました。騎士団の出撃準備をしてください。出せる限りの兵力で一気に叩き潰します。こちらが襲撃者を捕らえたことが伝わる可能性も考慮して今晩中に決行します」
「はっ!」
♢ ♢ ♢
奴隷狩りの拠点の場所が分かっており、捕らえた奴隷狩りの証言で内部の構造や戦力についても分かっていたこともあり、奴隷狩りの拠点の制圧はあっという間に完了した。
僕たちも参加する気満々で準備していたのだが、ラムスさんに強く却下された。それどころか、ポーラが襲われた事実をコトハお姉ちゃんに報告すると言われ、それを止めるのに必死だった。
僕たちを預かっている立場のラムスさんからすれば報告するのは当然なんだろうけど、仮にコトハお姉ちゃんに知られれば、騎士ゴーレムを多数送ってきかねない。どのみち今の生活も、後1、2ヶ月で一旦区切りとなる予定だし、それまではこのままがいい。ポーラは少し帰りたくなっているらしいが、突然終わりというのも嫌だと言っていた。
そんなわけでガッドのお屋敷で大人しく待っていたところ、翌朝一番に制圧完了の報告を受けた。
・・・・・・まあよく考えれば、元々強いバイズ公爵領の騎士団に加えて、コトハお姉ちゃんのおかげでかなり強化された魔法師団が総動員されていたわけで、僕たちが参加する余地など無かったのだ。
戦果としては奴隷狩りの戦闘員を多数捕まえ、または殺すことができた。加えてダーバルド帝国公認の奴隷商会の幹部だというハベス・モナックという男を拘束することができた。
どうやらこの男は、キアラを狙い盗賊討伐後の2ヶ月間、他の奴隷を売り捌きながら奴隷狩りを使って機会を窺っていたらしい。しかし、キアラが外に出る時は僕やフォブスが一緒にいたし、奴隷商人として人の強さを測る目は持っているのか、奴隷狩りでは太刀打ちできないと理解していたらしい。そのためキアラの調査に割く人員を減らしつつ、他の獲物を狙っていたとか。
ガッドの冒険者ギルドは規模が大きい。それは当然、この町には多くの依頼があり、冒険者のいい稼ぎ場だからだ。『エルフ』や『魔族』、その血を引く人は魔法が使えたり身体能力が高かったりと、冒険者に向いていることが多く、実際に冒険者になる人も多い。当然、この町にもそういった冒険者が多いわけだ。ポーラたちを襲った3人も、そういった冒険者を狙っていた最中にポーラを見つけたのだろう。
なにはともあれ、ガッドを中心に活動していたダーバルド帝国の息のかかった奴隷商会、そして奴隷狩りは処理された。
捕えた奴隷商人や奴隷狩りには、かなりきつい尋問が用意され、これまでに奴隷狩りに捕まり奴隷商人が売った人たちの行方を追うことになる。連中がどれだけ活動していたのかは定かでないので、既にダーバルド帝国や東の大陸に移動させられている人も多いだろうが、1人でも多く助け出したい、とラムスさんたちは全力で情報収集をしている。
僕たちを含め事情を知っている数組の冒険者パーティが、ソメインさんを通した冒険者ギルドからの特殊依頼として、調査に協力している。その中には一緒に盗賊のアジトを制圧したカルロスさんの率いるパーティや、エコーさんとケイジュさんの率いるパーティ、そして盗賊に捕まっていたドレッドさんもいる。みんな盗賊のアジト討伐したときの情報は持っているので、新たに説明する内容が少ないことに加えて、そもそも優秀な冒険者ばかりだったからだ。
♢ ♢ ♢
それから3ヶ月ほどが経過した。
これまでに奴隷狩りに捕まっていた人を、20名近くを保護することができた。中にはまだ5歳の子どももいて、憤りを感じると同時に、その子が親と再会したのを見て、「頑張って良かったな」と強く思った。
少し前にはコトハお姉ちゃんから、「森の中で奴隷商人を拘束し、6人の奴隷を保護した」との連絡がラムスさんにあった。なんでもその奴隷商人はロドス・モナックという名前で、こちらで捕えたハベス・モナックの弟だった。国境の緊張が高まり、ジャームル王国を抜けて東の海を目指すルートが使えなくなったことで、森を抜けカーラルド王国を通って海を目指すルートを開拓中だったとか。
尋問の結果得られた情報の中には、奴隷商人が奴隷を東の大陸に輸出する拠点だった小さな港の情報もあり、速やかに騎士団が制圧した。
解放された元奴隷は、ガーンドラバルでそれぞれ仕事についているらしいし、僕と歳が近い子もいるらしいので会うのが楽しみだった。
それから、キアラを狙っていたバーシャ男爵だ。制圧した奴隷狩りたちの拠点から、奴隷商人と奴隷狩りの関係を示す証拠が発見された。それをもとにラムスさんが父親で宰相のアーマスさんにバーシャ男爵を告発した。
そしてアーマスさんによって驚くほど早く拘束され、速やかにかつ内密に処刑された。アーマスさん曰く、ようやく新国家の貴族の整理が終わりかけらしい。そして新国家の建国関連の式典の準備などに入っている中で、小物の処理に時間を掛けたくなかったらしい。
派閥の関連でエズワルド侯爵と相談し、自分の派閥に傷を付けたくないエズワルド侯爵も全面同意の下、処理したらしい。
こうして、長いようであっという間だったバイズ公爵領の領都ガッドでの生活は、いろいろな経験や新たな出会いをもたらし、僕やポーラを成長させてくれた。
ソメインさんの調べた結果と今回の襲撃者の話をまとめたオランドさんの説明が終わっても少しの間、僕たちは何も言うことはできなかった。ラムスさんやグレイさんは普段は見せない激怒した様子を隠していないし、フォブスやノリスも怒っている。僕やポーラ、キアラは種族的に奴隷狩りには特に思うところがある。
重苦しい雰囲気の中、ラムスさんが最初に口を開いた。
「それほど大それたことをされていたのに気がつけなかったことを悔やむばかりですね。しかし、オランド。盗賊の討伐や今回の襲撃者を捕らえたとはいえ、いきなりそこまで分かった理由は?」
「はい。ジャームル王国とダーバルド帝国の小競り合いがひどくなった結果、ジャームル王国を通して奴隷をダーバルド帝国に移動させることが難しくなりました。その結果奴隷狩りが必要とする奴隷の数が少なくなり、盗賊から買い取る奴隷の数も減ったので、盗賊の実入りが減ったようです」
「・・・それが?」
「はい。盗賊は収入を増やすために、内乱後、活発になっていたジーンとガッドを結ぶ道に目を付け、普通に盗賊としての仕事を始めました。最初は小規模な盗賊を装っていましたが、調子に乗り死人が出ました。そのことが討伐に繋がったわけです」
「確かに、盗賊についての報告ではそうでしたね・・・」
「盗賊の暴走を聞いて、移動馬車の護衛をしていた冒険者はこの仕組みがバレることを危惧して撤退したようです。移動馬車を営む商会も撤退を検討していたようですが、そんな中、キアラ殿が移動馬車のチケットを買いました。どうやら客に『エルフ』がいた場合の儲けが一番多いらしく、最後にキアラ殿を罠にはめてから、撤退する予定だったようです。そこで冒険者をギルドで雇い、客に紛れて盗賊を潜ませることで冒険者が抵抗するまでもなく降伏するように仕向け、馬車を出したということです。そしていつものように襲われて捕まり、金を受け取って引き上げたと。今回は冒険者を助ける必要も無いので、売り払う中に加えたようですね」
「なるほど。最後に儲けを出して、逃げる資金にする予定だったのですね・・・」
「はい。そもそもが、捕らえた人たちの売り先に困った盗賊と奴隷狩りが結託し、そこに商品の供給元として移動馬車の商会が参加したようで、組織とも言えないような集団だったようです。そのため一度綻びが生じれば、崩れるのも早く、情報の漏洩も早かったようです。現にこの前捕まえた盗賊の親玉に話を聞きに行ったところ、隠す素振りもなくペラペラ喋りましたので」
「・・・・・・そうですか。状況は理解しました。移動馬車の商会や護衛役をしていた冒険者の行方も気になりますが、最優先は奴隷狩りですね。拠点の情報は?」
「はい。確認できています。領都から西へ少し進んだところにある林の中にある洞窟だそうです」
「分かりました。騎士団の出撃準備をしてください。出せる限りの兵力で一気に叩き潰します。こちらが襲撃者を捕らえたことが伝わる可能性も考慮して今晩中に決行します」
「はっ!」
♢ ♢ ♢
奴隷狩りの拠点の場所が分かっており、捕らえた奴隷狩りの証言で内部の構造や戦力についても分かっていたこともあり、奴隷狩りの拠点の制圧はあっという間に完了した。
僕たちも参加する気満々で準備していたのだが、ラムスさんに強く却下された。それどころか、ポーラが襲われた事実をコトハお姉ちゃんに報告すると言われ、それを止めるのに必死だった。
僕たちを預かっている立場のラムスさんからすれば報告するのは当然なんだろうけど、仮にコトハお姉ちゃんに知られれば、騎士ゴーレムを多数送ってきかねない。どのみち今の生活も、後1、2ヶ月で一旦区切りとなる予定だし、それまではこのままがいい。ポーラは少し帰りたくなっているらしいが、突然終わりというのも嫌だと言っていた。
そんなわけでガッドのお屋敷で大人しく待っていたところ、翌朝一番に制圧完了の報告を受けた。
・・・・・・まあよく考えれば、元々強いバイズ公爵領の騎士団に加えて、コトハお姉ちゃんのおかげでかなり強化された魔法師団が総動員されていたわけで、僕たちが参加する余地など無かったのだ。
戦果としては奴隷狩りの戦闘員を多数捕まえ、または殺すことができた。加えてダーバルド帝国公認の奴隷商会の幹部だというハベス・モナックという男を拘束することができた。
どうやらこの男は、キアラを狙い盗賊討伐後の2ヶ月間、他の奴隷を売り捌きながら奴隷狩りを使って機会を窺っていたらしい。しかし、キアラが外に出る時は僕やフォブスが一緒にいたし、奴隷商人として人の強さを測る目は持っているのか、奴隷狩りでは太刀打ちできないと理解していたらしい。そのためキアラの調査に割く人員を減らしつつ、他の獲物を狙っていたとか。
ガッドの冒険者ギルドは規模が大きい。それは当然、この町には多くの依頼があり、冒険者のいい稼ぎ場だからだ。『エルフ』や『魔族』、その血を引く人は魔法が使えたり身体能力が高かったりと、冒険者に向いていることが多く、実際に冒険者になる人も多い。当然、この町にもそういった冒険者が多いわけだ。ポーラたちを襲った3人も、そういった冒険者を狙っていた最中にポーラを見つけたのだろう。
なにはともあれ、ガッドを中心に活動していたダーバルド帝国の息のかかった奴隷商会、そして奴隷狩りは処理された。
捕えた奴隷商人や奴隷狩りには、かなりきつい尋問が用意され、これまでに奴隷狩りに捕まり奴隷商人が売った人たちの行方を追うことになる。連中がどれだけ活動していたのかは定かでないので、既にダーバルド帝国や東の大陸に移動させられている人も多いだろうが、1人でも多く助け出したい、とラムスさんたちは全力で情報収集をしている。
僕たちを含め事情を知っている数組の冒険者パーティが、ソメインさんを通した冒険者ギルドからの特殊依頼として、調査に協力している。その中には一緒に盗賊のアジトを制圧したカルロスさんの率いるパーティや、エコーさんとケイジュさんの率いるパーティ、そして盗賊に捕まっていたドレッドさんもいる。みんな盗賊のアジト討伐したときの情報は持っているので、新たに説明する内容が少ないことに加えて、そもそも優秀な冒険者ばかりだったからだ。
♢ ♢ ♢
それから3ヶ月ほどが経過した。
これまでに奴隷狩りに捕まっていた人を、20名近くを保護することができた。中にはまだ5歳の子どももいて、憤りを感じると同時に、その子が親と再会したのを見て、「頑張って良かったな」と強く思った。
少し前にはコトハお姉ちゃんから、「森の中で奴隷商人を拘束し、6人の奴隷を保護した」との連絡がラムスさんにあった。なんでもその奴隷商人はロドス・モナックという名前で、こちらで捕えたハベス・モナックの弟だった。国境の緊張が高まり、ジャームル王国を抜けて東の海を目指すルートが使えなくなったことで、森を抜けカーラルド王国を通って海を目指すルートを開拓中だったとか。
尋問の結果得られた情報の中には、奴隷商人が奴隷を東の大陸に輸出する拠点だった小さな港の情報もあり、速やかに騎士団が制圧した。
解放された元奴隷は、ガーンドラバルでそれぞれ仕事についているらしいし、僕と歳が近い子もいるらしいので会うのが楽しみだった。
それから、キアラを狙っていたバーシャ男爵だ。制圧した奴隷狩りたちの拠点から、奴隷商人と奴隷狩りの関係を示す証拠が発見された。それをもとにラムスさんが父親で宰相のアーマスさんにバーシャ男爵を告発した。
そしてアーマスさんによって驚くほど早く拘束され、速やかにかつ内密に処刑された。アーマスさん曰く、ようやく新国家の貴族の整理が終わりかけらしい。そして新国家の建国関連の式典の準備などに入っている中で、小物の処理に時間を掛けたくなかったらしい。
派閥の関連でエズワルド侯爵と相談し、自分の派閥に傷を付けたくないエズワルド侯爵も全面同意の下、処理したらしい。
こうして、長いようであっという間だったバイズ公爵領の領都ガッドでの生活は、いろいろな経験や新たな出会いをもたらし、僕やポーラを成長させてくれた。
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