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勇者レイと王女の闇 歪みし心 ※エロ回
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この世界に転移させられてから二週間 が経過していた。
そう、ユウキが修行の旅に出てからもう二週間が経過しているのだ。その間にユウキからの連絡は一度もない。
レイは目を覚ますとこの二週間の日課となっていた携帯の電源を入れようとする。もしかしたらユウキからの連絡が入 っているかもしれない……そう思っての行動である。
当然、レイは携帯の仕組みを知っている。電波の入らない携帯電話の電源をいくらつけようとも連絡が届くわけがない。それでも今日までレイは目覚めると電源を入れ、何もないことがわかると電源を落とし少しでもバッテリーが切れないように努めていた。ユウキが携帯電話を利用した連絡手段を発見、発明し連絡をよこすかもしれないからだ。
しかし、コンセントも発電施設もないこの国で携帯電話の電源がいずれは切れてしまうのは仕方のない事であろう。それがたまたま今日の朝であっただけなのだが電源の入らなくなった携帯電話にレイは苛立ちを覚える。幸せそうに隣で寝ている名前も知らない女をベッドから蹴り落とす。
ベッドから蹴落とされた女は突然やってきた衝撃に驚き目を覚ます。
「なにをなさいます……の。」
言いかけた言葉はレイの甘いマスクの下に隠されていた凶悪な顔を見てしまい先を言えなくなってしまう。
「…まだいたのか?」
その言葉に慌てて逃げるように部屋から女は飛び出して行く。
「ギャー!?」
醜い悲鳴が聞こえた気がするが用の済んだ名も知らぬ女になどレイには興味がなく、今は連絡手段の一つが潰れた事実にレイは頭を使っていた。どうすればユウキに連絡が取れるだろうというその事だけを考えていた。
(アイツが死ぬわけない。大丈夫だ、アイツは俺のサポート役だ。必ず俺の元に帰ってくる。あの時のように約束を交わしたのだから。この世界の通信システムがクソなだけだ。ユウキも連絡のやり取りができない事に困っているのだろう。それに、元居た世界のあの頃だって毎日顔は合わせていたがそんなに携帯で連絡を取っていなかったじゃないか。俺は俺のやりたい事をやってアイツを待っていればいい。後、1ヵ月して連絡もなく城にも戻らなければその時は俺から様子を見に行けばいいだけの話だ。)
ユウキは当然何も約束を交わしてはいない。けれどレイの中では魔王を倒すその時には、修行に出たユウキは当然サポート役として隣に立ち一緒に戦っているであろうことを想像し毎日を過ごしていたのだ。
「ユウキはナツミという邪魔な幼馴染みの声を無視して旅に出て行った。俺とは約束を交わして……。俺の役にたつために修行の旅に出ている。よくある漫画の展開ではないか、共に成長して再会を果たすというのは。」
既に、ナツミはレイに取っていらない存在となっていた。レイがナツミに対して持つ感情は先程追い出した女と同じレベルにまで下がっており誰かに聞かれない限りは思い出す事すらしなくなっていた。
「あらあら、随分と荒れていたようですわね。今お話をしてもよろしいかしら?」
扉から顔を覗かしているのはこの国の第一王女であるマリアンヌである。
「……好きにしろ。」
服を着始めようとしたレイにマリアンヌは待ったをかける。
「私と話をしている間、この子を抱いてはくれませんか?」
マリアンヌが部屋に入るとその手には鎖が握られていた。何故か衣服の一部が血に染まっていたがレイにとってはどうでもいい事の為、その手に握られている鎖の先だけに興味を持つ。
「ほら、何をしているのです?さっさと入りなさいな。」
ゆっくりと『四本足』で歩いてくる犬をレイは股間を固くしながら見ていた。
「へえ、アンタのお気に入りの女じゃないか。尻にそんなものまで生やしていい格好じゃないか。」
「ふふふ、素敵でしょ。勇者レイ様、たっぷりとイジメてあげてくださいな。この子、貴方に抱かれるのが嫌らしいのですわ。愚かな女ですわよね。」
見透かしたような瞳とニヤリと笑う口元にレイはいつかコイツも自分が支配してやろうと心の中で誓う。
レイは自分の事が嫌いな人間を征服する事と高飛車な女や思い通りにならない者を自分で壊したり自分のモノに変えていく事が好きなのである。
それは幼少期に受けた女たちからのイジメと成長して抱いた女達が簡単に抱いただけで自分の女になったと勘違いし捨てればすがりつき、泣きつき、屈する姿を見て自分はもう女達よりも上にいるのだと感じたからであり、その後にナツミを思い通りに支配した時の気持ちの高鳴りからなのだがレイ自身はその性癖の大元の理由について気づいていなかった。
だからこそ、マリアンヌによってつけられたと思われる顔や体にある痣など気にもせずに泣きそうな顔をして嫌がる瞳を向けている女というシチュエーションに身を置いた今、すぐにでも目の前の嫌がる女を犯してやりたいと思うのだった。
「よかったわねローラ。勇者様は貴女をお気に召して下さったようよ。今すぐに抱いて頂ける事になりそうですわ。」
マリアンヌは鎖を短めに持つと思い切り引っ張る。
「カハッ!?」
首を急に引っ張られ顔を王女の方に向けさせられたローラは苦し気な声をあげるが、強制的にマリアンヌと目を合わせられ恐怖で震える。マリアンヌは一瞬視線をローラから外すとニヤリと笑いローラの耳元に優しく現実を伝える。
「おめでとう。ローラ。」
痛みは突然やってきた。
「あ、あああ、ああああああああああああああ!!」
ローラは一瞬の激痛を感じた後、徐々にやって来る下腹部の痛みと違和感に泣き叫ぶ。
「いやーーーーーーーー!!」
レイはマリアンヌと目が合い、ニヤリッと共に口角をあがるのを確認すると容赦なく腰を打ち付け始める。
マリアンヌは涙を流し嗚咽を漏らしながら犯されているローラの顎をヒールの先で持ち上げる。
「げえっ、おえっ、あんっあっあ、嫌っ、嫌っ、げえっ、あうっ。痛いっ、痛いっ、うえっ、あっあああっ。」
「ほら、どうした!そんなに嫌なら吐いても構わないぞ?」
レイは相手の身体のことなど無視し、ひたすらに強く腰を打ち付ける。
「嫌がっているわりには貴女の顔は涙に濡れながら喜んでいるじゃない?この雌犬!」
「嫌っ、喜んでなんか!嫌ッ!マリアンヌ様、お許しを!」
ローラは逃げようと赤い滴を垂らしながらレイのモノを抜こうとする。
「マリアンヌ、いいんだろ?思いっきり中にぶちまけても。」
「ええ、そのつもりで来たのですから……私これにも飽きてきたのよね。」
「ならさっきの女みたいにその服の模様にしてしまうのか?」
「そんなわけないでしょう。この子はたっぷりとあの女と違いレイ様に注いでいただけるのですから。来年の楽しみを自ら刈り取るなんてマネは致しませんわ。」
会話の最中レイはワザと先端だけを入れ腰を動かしていた。ローラは絶望の中に希望を感じ痛みをこらえながら膨張し始める中の物を感じ取るように集中する。
「あら、少しづつ気持ちよくなってきたのかしら。声を押し殺し始めたわね。面白い。」
「マリアンヌ、悪い知らせがあるんだが。お前の楽しみを一つ奪う事になるかもしれない。オレは先っぽをこうしてこの女の腰を持たずに動かした刺激だけで今日はイキたい気分なんだ。オレを嫌うこの女が精子を放出する瞬間に腰をあげられたら中に流し込めずに終わってしまうかもしれん。」
「あら、それはこの子にとっては嬉しい知らせだこと。」
「そして俺はもうイキそうだ……そら、ラストスパートだ!」
ローラは唇を噛みながら痛みに耐え、自ら大きく腰を動かす。まるでいつ抜けてもおかしくないような大きな振り方をしその時を待つ。
「イクぞ!!」
レイが腰をワザと引く。
(このまま、腰を上げ抜けば!)
「あら、ごめんなさい。こんな所に虫ですわ。」
そういうとローラの額にマリアンヌはヒールの踵を押し付けると思い切りねじりこむ。
額の突然の痛みから悲鳴をあげ泣き叫び、痛みから逃れるように後ろに後退したローラの耳にレイの残酷な宣告が聞こえてくる。
「あーあ、せっかくイク瞬間にうまく逃がしてやれたと思ったに、なあ、ローラ感じるか?」
「あ、え?ああ。ああああああっ!」
ローラは額の痛みで薄れていた異物が身体に流れて来る感触を段々と感じ始め絶叫する。
それを満足そうにマリアンヌは頬を染めながら色っぽいため息を吐くと右手の中指を舌でペロリと舐め十分に濡らすと自身の秘部へ這わせる。
「なんでも、誓い合った男がいるらしいわ。この子もういらないから明日解放してあげる予定だったのだけれども、普通に解放したのでは面白くないでしょ?私の見立てでは、今日が危険日のはずなのよ。よかったわね、もしかしたら明日抱かれる予定だった普通の田舎の男じゃなく、勇者レイ様の子供が宿るかもしれないわよ?ふふふ、あーっははははは。」
「いい趣味をしているな。」
「勇者レイ様には負けますわ。ワザと私に合図しましたでしょう。知ってますのよ?貴方、嫌がる女性にしか中に出してないでしょう。聞きましてよ?女を連れてくる役を授けた女中に。変な噂を立てられぬうちに私がその女中を騎士たちのおもちゃにしてさしあげたのだけれども思っていたよりもすぐに壊れてしまって。…」
「俺には関係ないけどな。」
レイはローラから自分のモノを抜き出すと泣き崩れるローラに興味を失いその変で好きなだけ泣かせておくことにする。
「私達はやはり同類のようですね。私の場合はあの王からの凌辱だったのだけれども。貴方の心にある闇の根底にあるのは何なのかしら?それにあなたは今誰に執着しているのかしら?私の将来の旦那様。」
「ふっ、お前に語る必要を感じないが……お前みたいな女なら俺の将来の嫁にはいいかもしれないな。アイツに心が向くことは永遠になさそうだし、こうして別の女を俺が抱いてもその中でこうして楽しめるのだからな。」
「?」
「気にするな。マリアンヌ、お前となら結婚してやっても構わないぞ。ただし、条件がある。好きでもないやつに永遠に抱かれても平気な顔で家族の振りをできる奴隷のようなやつ、もしくは演技者か人形のように命令を聞くやつが欲しいのだが……。」
「また難しい注文をするわね。いいわ、探しておきましょう。もしくは心を一度壊してから作りあげてみましょう。それにしても私が言えた事ではありませんがいい趣味ですわね……できた人形はあなたが私がお相手出来ない時に抱くのかしら?」
「いや、俺の唯一の仲間に与えるんだよ。」
「…そういうことですの。なんとなく見えてきた気がしますわね。でも、貴方のその歪み方は私好きよレイ。そうそうあなたの唯一の仲間の方が今どこにいるのか探らせておきましょう。気になっているのでしょう?」
「ああ、それを理解できるお前なら俺もお前を愛せそうだマリアンヌ。俺も代わりといってはなんだが、お前が動く時には望み通り悪しき王への復讐に手を貸そう。」
「ふふふ……やはりレイ様は私の求めていた勇者ですわ。レイ様、たまには私も愛してくださいね。王が私に執着していて定期的に抱きに来るとはいえ、私とレイ様の関係がバレても既に城の7割は私が裏で掌握しております。何かあってもこの城をレイ様の物にする準備は既に整っております。ですから王など気にせずお気軽にお呼び下さい。こうして愛の蜜を溢れさせながらお待ちしております。そして、あの男に見せつけながらレイ様に抱かれる日を心待ちしておりますわ。」
そう、ユウキが修行の旅に出てからもう二週間が経過しているのだ。その間にユウキからの連絡は一度もない。
レイは目を覚ますとこの二週間の日課となっていた携帯の電源を入れようとする。もしかしたらユウキからの連絡が入 っているかもしれない……そう思っての行動である。
当然、レイは携帯の仕組みを知っている。電波の入らない携帯電話の電源をいくらつけようとも連絡が届くわけがない。それでも今日までレイは目覚めると電源を入れ、何もないことがわかると電源を落とし少しでもバッテリーが切れないように努めていた。ユウキが携帯電話を利用した連絡手段を発見、発明し連絡をよこすかもしれないからだ。
しかし、コンセントも発電施設もないこの国で携帯電話の電源がいずれは切れてしまうのは仕方のない事であろう。それがたまたま今日の朝であっただけなのだが電源の入らなくなった携帯電話にレイは苛立ちを覚える。幸せそうに隣で寝ている名前も知らない女をベッドから蹴り落とす。
ベッドから蹴落とされた女は突然やってきた衝撃に驚き目を覚ます。
「なにをなさいます……の。」
言いかけた言葉はレイの甘いマスクの下に隠されていた凶悪な顔を見てしまい先を言えなくなってしまう。
「…まだいたのか?」
その言葉に慌てて逃げるように部屋から女は飛び出して行く。
「ギャー!?」
醜い悲鳴が聞こえた気がするが用の済んだ名も知らぬ女になどレイには興味がなく、今は連絡手段の一つが潰れた事実にレイは頭を使っていた。どうすればユウキに連絡が取れるだろうというその事だけを考えていた。
(アイツが死ぬわけない。大丈夫だ、アイツは俺のサポート役だ。必ず俺の元に帰ってくる。あの時のように約束を交わしたのだから。この世界の通信システムがクソなだけだ。ユウキも連絡のやり取りができない事に困っているのだろう。それに、元居た世界のあの頃だって毎日顔は合わせていたがそんなに携帯で連絡を取っていなかったじゃないか。俺は俺のやりたい事をやってアイツを待っていればいい。後、1ヵ月して連絡もなく城にも戻らなければその時は俺から様子を見に行けばいいだけの話だ。)
ユウキは当然何も約束を交わしてはいない。けれどレイの中では魔王を倒すその時には、修行に出たユウキは当然サポート役として隣に立ち一緒に戦っているであろうことを想像し毎日を過ごしていたのだ。
「ユウキはナツミという邪魔な幼馴染みの声を無視して旅に出て行った。俺とは約束を交わして……。俺の役にたつために修行の旅に出ている。よくある漫画の展開ではないか、共に成長して再会を果たすというのは。」
既に、ナツミはレイに取っていらない存在となっていた。レイがナツミに対して持つ感情は先程追い出した女と同じレベルにまで下がっており誰かに聞かれない限りは思い出す事すらしなくなっていた。
「あらあら、随分と荒れていたようですわね。今お話をしてもよろしいかしら?」
扉から顔を覗かしているのはこの国の第一王女であるマリアンヌである。
「……好きにしろ。」
服を着始めようとしたレイにマリアンヌは待ったをかける。
「私と話をしている間、この子を抱いてはくれませんか?」
マリアンヌが部屋に入るとその手には鎖が握られていた。何故か衣服の一部が血に染まっていたがレイにとってはどうでもいい事の為、その手に握られている鎖の先だけに興味を持つ。
「ほら、何をしているのです?さっさと入りなさいな。」
ゆっくりと『四本足』で歩いてくる犬をレイは股間を固くしながら見ていた。
「へえ、アンタのお気に入りの女じゃないか。尻にそんなものまで生やしていい格好じゃないか。」
「ふふふ、素敵でしょ。勇者レイ様、たっぷりとイジメてあげてくださいな。この子、貴方に抱かれるのが嫌らしいのですわ。愚かな女ですわよね。」
見透かしたような瞳とニヤリと笑う口元にレイはいつかコイツも自分が支配してやろうと心の中で誓う。
レイは自分の事が嫌いな人間を征服する事と高飛車な女や思い通りにならない者を自分で壊したり自分のモノに変えていく事が好きなのである。
それは幼少期に受けた女たちからのイジメと成長して抱いた女達が簡単に抱いただけで自分の女になったと勘違いし捨てればすがりつき、泣きつき、屈する姿を見て自分はもう女達よりも上にいるのだと感じたからであり、その後にナツミを思い通りに支配した時の気持ちの高鳴りからなのだがレイ自身はその性癖の大元の理由について気づいていなかった。
だからこそ、マリアンヌによってつけられたと思われる顔や体にある痣など気にもせずに泣きそうな顔をして嫌がる瞳を向けている女というシチュエーションに身を置いた今、すぐにでも目の前の嫌がる女を犯してやりたいと思うのだった。
「よかったわねローラ。勇者様は貴女をお気に召して下さったようよ。今すぐに抱いて頂ける事になりそうですわ。」
マリアンヌは鎖を短めに持つと思い切り引っ張る。
「カハッ!?」
首を急に引っ張られ顔を王女の方に向けさせられたローラは苦し気な声をあげるが、強制的にマリアンヌと目を合わせられ恐怖で震える。マリアンヌは一瞬視線をローラから外すとニヤリと笑いローラの耳元に優しく現実を伝える。
「おめでとう。ローラ。」
痛みは突然やってきた。
「あ、あああ、ああああああああああああああ!!」
ローラは一瞬の激痛を感じた後、徐々にやって来る下腹部の痛みと違和感に泣き叫ぶ。
「いやーーーーーーーー!!」
レイはマリアンヌと目が合い、ニヤリッと共に口角をあがるのを確認すると容赦なく腰を打ち付け始める。
マリアンヌは涙を流し嗚咽を漏らしながら犯されているローラの顎をヒールの先で持ち上げる。
「げえっ、おえっ、あんっあっあ、嫌っ、嫌っ、げえっ、あうっ。痛いっ、痛いっ、うえっ、あっあああっ。」
「ほら、どうした!そんなに嫌なら吐いても構わないぞ?」
レイは相手の身体のことなど無視し、ひたすらに強く腰を打ち付ける。
「嫌がっているわりには貴女の顔は涙に濡れながら喜んでいるじゃない?この雌犬!」
「嫌っ、喜んでなんか!嫌ッ!マリアンヌ様、お許しを!」
ローラは逃げようと赤い滴を垂らしながらレイのモノを抜こうとする。
「マリアンヌ、いいんだろ?思いっきり中にぶちまけても。」
「ええ、そのつもりで来たのですから……私これにも飽きてきたのよね。」
「ならさっきの女みたいにその服の模様にしてしまうのか?」
「そんなわけないでしょう。この子はたっぷりとあの女と違いレイ様に注いでいただけるのですから。来年の楽しみを自ら刈り取るなんてマネは致しませんわ。」
会話の最中レイはワザと先端だけを入れ腰を動かしていた。ローラは絶望の中に希望を感じ痛みをこらえながら膨張し始める中の物を感じ取るように集中する。
「あら、少しづつ気持ちよくなってきたのかしら。声を押し殺し始めたわね。面白い。」
「マリアンヌ、悪い知らせがあるんだが。お前の楽しみを一つ奪う事になるかもしれない。オレは先っぽをこうしてこの女の腰を持たずに動かした刺激だけで今日はイキたい気分なんだ。オレを嫌うこの女が精子を放出する瞬間に腰をあげられたら中に流し込めずに終わってしまうかもしれん。」
「あら、それはこの子にとっては嬉しい知らせだこと。」
「そして俺はもうイキそうだ……そら、ラストスパートだ!」
ローラは唇を噛みながら痛みに耐え、自ら大きく腰を動かす。まるでいつ抜けてもおかしくないような大きな振り方をしその時を待つ。
「イクぞ!!」
レイが腰をワザと引く。
(このまま、腰を上げ抜けば!)
「あら、ごめんなさい。こんな所に虫ですわ。」
そういうとローラの額にマリアンヌはヒールの踵を押し付けると思い切りねじりこむ。
額の突然の痛みから悲鳴をあげ泣き叫び、痛みから逃れるように後ろに後退したローラの耳にレイの残酷な宣告が聞こえてくる。
「あーあ、せっかくイク瞬間にうまく逃がしてやれたと思ったに、なあ、ローラ感じるか?」
「あ、え?ああ。ああああああっ!」
ローラは額の痛みで薄れていた異物が身体に流れて来る感触を段々と感じ始め絶叫する。
それを満足そうにマリアンヌは頬を染めながら色っぽいため息を吐くと右手の中指を舌でペロリと舐め十分に濡らすと自身の秘部へ這わせる。
「なんでも、誓い合った男がいるらしいわ。この子もういらないから明日解放してあげる予定だったのだけれども、普通に解放したのでは面白くないでしょ?私の見立てでは、今日が危険日のはずなのよ。よかったわね、もしかしたら明日抱かれる予定だった普通の田舎の男じゃなく、勇者レイ様の子供が宿るかもしれないわよ?ふふふ、あーっははははは。」
「いい趣味をしているな。」
「勇者レイ様には負けますわ。ワザと私に合図しましたでしょう。知ってますのよ?貴方、嫌がる女性にしか中に出してないでしょう。聞きましてよ?女を連れてくる役を授けた女中に。変な噂を立てられぬうちに私がその女中を騎士たちのおもちゃにしてさしあげたのだけれども思っていたよりもすぐに壊れてしまって。…」
「俺には関係ないけどな。」
レイはローラから自分のモノを抜き出すと泣き崩れるローラに興味を失いその変で好きなだけ泣かせておくことにする。
「私達はやはり同類のようですね。私の場合はあの王からの凌辱だったのだけれども。貴方の心にある闇の根底にあるのは何なのかしら?それにあなたは今誰に執着しているのかしら?私の将来の旦那様。」
「ふっ、お前に語る必要を感じないが……お前みたいな女なら俺の将来の嫁にはいいかもしれないな。アイツに心が向くことは永遠になさそうだし、こうして別の女を俺が抱いてもその中でこうして楽しめるのだからな。」
「?」
「気にするな。マリアンヌ、お前となら結婚してやっても構わないぞ。ただし、条件がある。好きでもないやつに永遠に抱かれても平気な顔で家族の振りをできる奴隷のようなやつ、もしくは演技者か人形のように命令を聞くやつが欲しいのだが……。」
「また難しい注文をするわね。いいわ、探しておきましょう。もしくは心を一度壊してから作りあげてみましょう。それにしても私が言えた事ではありませんがいい趣味ですわね……できた人形はあなたが私がお相手出来ない時に抱くのかしら?」
「いや、俺の唯一の仲間に与えるんだよ。」
「…そういうことですの。なんとなく見えてきた気がしますわね。でも、貴方のその歪み方は私好きよレイ。そうそうあなたの唯一の仲間の方が今どこにいるのか探らせておきましょう。気になっているのでしょう?」
「ああ、それを理解できるお前なら俺もお前を愛せそうだマリアンヌ。俺も代わりといってはなんだが、お前が動く時には望み通り悪しき王への復讐に手を貸そう。」
「ふふふ……やはりレイ様は私の求めていた勇者ですわ。レイ様、たまには私も愛してくださいね。王が私に執着していて定期的に抱きに来るとはいえ、私とレイ様の関係がバレても既に城の7割は私が裏で掌握しております。何かあってもこの城をレイ様の物にする準備は既に整っております。ですから王など気にせずお気軽にお呼び下さい。こうして愛の蜜を溢れさせながらお待ちしております。そして、あの男に見せつけながらレイ様に抱かれる日を心待ちしておりますわ。」
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