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23:ナイトドレスの良さがいまいちわからないピヨちゃん※
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「僕の愛する奧さん。大好きだから僕の秘密の……」
「それは話が終わってからでお願いします。転生者じゃないと本が読めないということですが、ナイアさんの番の方以外をどう探せばよいのですか??見つけないと読めない本とか意味がないので……」
そう話すと、ご機嫌だったヨグ様がちょっと不機嫌になったのが分かった。けれどここで引いたら意味がない。
「それについては予言で、ある場所に行けば会えるらしいけど……」
「ならそこに行けば……」
「いやだ」
何故か急につむじを曲げてしまった。ちょっと膨れているヨグ様をジトりと見つめながらどうしたものかと考える。
(普通に考えれば、契約不履行の話をすべきだが……)
「ヨグ様、転生者に聞けばあの本が読める。結果、僕の復讐が完遂して、ヨグ様の望む巣籠生活もできるようになるのに、何が不満です??」
『巣籠』の部分に明らかにちょっとビクっと反応したヨグ様が躊躇しているような顔をしているが、割と揺さぶられている気がする。もう一押しだろう。
「それとも僕との契約を解除した……」
「そんな訳ないでしょう。ずっとこの世界の始まりから出会うのを楽しみにしていた最愛の番。その番を手放したいなんて絶対にないし、何よりピヨちゃんは本当に魅力的なんだよ。無自覚だと思うけどみんなピヨちゃんを見るだけで欲情するレベルのフェロモン出てるからね。だから心配でしかたないんだ。特にその転生者について僕は詳細はしらないけど、絶対ピヨちゃんにメロメロになるはずだ。それが嫌なんだ、僕の奧さんが……」
「僕が浮気するような汚らわしい人間に見えますか??後、大切なことですが僕は性的な興奮はいまのところ貴方以外に感じません、悔しい話ですが」
「えっ、ピヨちゃんが欲情するのが僕だけ??えっ、本当に??」
コクリと頷くと、その瞬間再びヨグ様の胸の中に僕は抱き込まれた。力が強くて割と苦しい。
「あの……」
「嬉しい。ピヨちゃんが僕を旦那さんだと思ってくれてて嬉しい。分かった、ピヨちゃんにそいつの居場所教えてあげる。でもその前に……」
ヨグ様が熱の籠った目で僕を見つめている。
「まぁ、お預けしてましたし良いですよ。ただ……キッチンは嫌です。ちゃんとベッドルームにいきますよ??」
「なんで、此処でも僕は全然かまわないけど……」
「おじい様とナイアさんの前で僕を犯した場合、2度と貴方を夫として扱わないです」
「速攻ベッドルームに行こう、愛し合おう」
そのまま、ものすごく複雑そうな顔をするおじい様と、笑いをかみ殺しているような顔のナイアさんを置き去りに、お姫様抱っこされた僕はベッドルームに連れていかれた。
「はぁはぁ、ピヨちゃん、ううん。愛するルキオに触れられなくて辛かった。今日はちょっと手加減できないかもしれない」
いつもの部屋に入るなり、そう息を荒くしたヨグ様に服をとりあえず脱がされた。恐ろしく早い仕草に少しびっくりした。
なお、自身で服を脱いだヨグ様の体に亀甲縛りの縄が見える気がするが、それは敢えてずっとスルー予定でいる。
「別に、死なない範囲なら構いませんよ」
「本当に、今日のピヨちゃんは男前!!なんてハンサムなピヨちゃんなの!?」
さっき名前で呼んだはずなのにまたあだ名に戻り少し不服な気持ちだがその部分は置いといて、ヨグ様を見つめた。その吸い込まれそうな瞳も美しい顔も、逞しい体躯も全てが僕のものでもある。
(これで残念な精神が宿っていなければ完璧だけれど、一応僕を助けてくれているし、大切にしてもくれているので帰ってきたら少し望みを叶えてあげるつもりでいたから、まぁ多少は目をつむる)
「僕は元から割とカッコイイ方です」
「可愛いしカッコいいとか、やっぱり僕の奧さんは世界一だよ。よし、じゃあ、遠慮せずひとつ僕の要望としてこれを着てほしいんだけど……」
そう言って、果たして着る意味があるのかという限りなく全裸に近いナイトドレスを見せられた。
「別に着るのは構いませんが、着る意味あります??」
「あるよ。このナイトドレスはね、僕のこだわりで出来ているんだ。まずね。この表のデザイン。この薔薇の花のレースのところに丁度、可愛い乳首が来るんだ。それにより本物の薔薇のように色づくし、あとね、この後ろ、Tバックになっているんだけどここに真珠があしらわれていて、よい感じに擦れるはずなんだ。それで悶える姿を見たいんだよね」
そう恍惚の表情でいやらしいナイトドレスの自身のこだわりについて語り始める変態に、首を振る。
「そういう意味ではなくて、僕は今、小さい状態です。それでこれ着て欲情しますか??」
「するよ。むしろダボダボからティラノたんへ変化してぴったりになるまでが、僕の興奮ポイントなので安心して着てほしい」
発言はド変態だが、びっくりするほど汚れない眼で言い切るヨグ様。
(まっ、いっか)
「分かりました。とりあえず着替えます」
「それは話が終わってからでお願いします。転生者じゃないと本が読めないということですが、ナイアさんの番の方以外をどう探せばよいのですか??見つけないと読めない本とか意味がないので……」
そう話すと、ご機嫌だったヨグ様がちょっと不機嫌になったのが分かった。けれどここで引いたら意味がない。
「それについては予言で、ある場所に行けば会えるらしいけど……」
「ならそこに行けば……」
「いやだ」
何故か急につむじを曲げてしまった。ちょっと膨れているヨグ様をジトりと見つめながらどうしたものかと考える。
(普通に考えれば、契約不履行の話をすべきだが……)
「ヨグ様、転生者に聞けばあの本が読める。結果、僕の復讐が完遂して、ヨグ様の望む巣籠生活もできるようになるのに、何が不満です??」
『巣籠』の部分に明らかにちょっとビクっと反応したヨグ様が躊躇しているような顔をしているが、割と揺さぶられている気がする。もう一押しだろう。
「それとも僕との契約を解除した……」
「そんな訳ないでしょう。ずっとこの世界の始まりから出会うのを楽しみにしていた最愛の番。その番を手放したいなんて絶対にないし、何よりピヨちゃんは本当に魅力的なんだよ。無自覚だと思うけどみんなピヨちゃんを見るだけで欲情するレベルのフェロモン出てるからね。だから心配でしかたないんだ。特にその転生者について僕は詳細はしらないけど、絶対ピヨちゃんにメロメロになるはずだ。それが嫌なんだ、僕の奧さんが……」
「僕が浮気するような汚らわしい人間に見えますか??後、大切なことですが僕は性的な興奮はいまのところ貴方以外に感じません、悔しい話ですが」
「えっ、ピヨちゃんが欲情するのが僕だけ??えっ、本当に??」
コクリと頷くと、その瞬間再びヨグ様の胸の中に僕は抱き込まれた。力が強くて割と苦しい。
「あの……」
「嬉しい。ピヨちゃんが僕を旦那さんだと思ってくれてて嬉しい。分かった、ピヨちゃんにそいつの居場所教えてあげる。でもその前に……」
ヨグ様が熱の籠った目で僕を見つめている。
「まぁ、お預けしてましたし良いですよ。ただ……キッチンは嫌です。ちゃんとベッドルームにいきますよ??」
「なんで、此処でも僕は全然かまわないけど……」
「おじい様とナイアさんの前で僕を犯した場合、2度と貴方を夫として扱わないです」
「速攻ベッドルームに行こう、愛し合おう」
そのまま、ものすごく複雑そうな顔をするおじい様と、笑いをかみ殺しているような顔のナイアさんを置き去りに、お姫様抱っこされた僕はベッドルームに連れていかれた。
「はぁはぁ、ピヨちゃん、ううん。愛するルキオに触れられなくて辛かった。今日はちょっと手加減できないかもしれない」
いつもの部屋に入るなり、そう息を荒くしたヨグ様に服をとりあえず脱がされた。恐ろしく早い仕草に少しびっくりした。
なお、自身で服を脱いだヨグ様の体に亀甲縛りの縄が見える気がするが、それは敢えてずっとスルー予定でいる。
「別に、死なない範囲なら構いませんよ」
「本当に、今日のピヨちゃんは男前!!なんてハンサムなピヨちゃんなの!?」
さっき名前で呼んだはずなのにまたあだ名に戻り少し不服な気持ちだがその部分は置いといて、ヨグ様を見つめた。その吸い込まれそうな瞳も美しい顔も、逞しい体躯も全てが僕のものでもある。
(これで残念な精神が宿っていなければ完璧だけれど、一応僕を助けてくれているし、大切にしてもくれているので帰ってきたら少し望みを叶えてあげるつもりでいたから、まぁ多少は目をつむる)
「僕は元から割とカッコイイ方です」
「可愛いしカッコいいとか、やっぱり僕の奧さんは世界一だよ。よし、じゃあ、遠慮せずひとつ僕の要望としてこれを着てほしいんだけど……」
そう言って、果たして着る意味があるのかという限りなく全裸に近いナイトドレスを見せられた。
「別に着るのは構いませんが、着る意味あります??」
「あるよ。このナイトドレスはね、僕のこだわりで出来ているんだ。まずね。この表のデザイン。この薔薇の花のレースのところに丁度、可愛い乳首が来るんだ。それにより本物の薔薇のように色づくし、あとね、この後ろ、Tバックになっているんだけどここに真珠があしらわれていて、よい感じに擦れるはずなんだ。それで悶える姿を見たいんだよね」
そう恍惚の表情でいやらしいナイトドレスの自身のこだわりについて語り始める変態に、首を振る。
「そういう意味ではなくて、僕は今、小さい状態です。それでこれ着て欲情しますか??」
「するよ。むしろダボダボからティラノたんへ変化してぴったりになるまでが、僕の興奮ポイントなので安心して着てほしい」
発言はド変態だが、びっくりするほど汚れない眼で言い切るヨグ様。
(まっ、いっか)
「分かりました。とりあえず着替えます」
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