【本編完結】変態王子は拗らせ獣人王子の時を止めてもふ逃げしましたが、発情した彼に責任を取らされました

ひよこ麺

文字の大きさ
8 / 13

07:時を止めて開かれる菊※

しおりを挟む
(どうしよう、セニョールレオンが壊れた!!)

ただ、もふっただけで完全にそのキャラクターが崩壊してしまっているレオンハルト王子に引きずられている。そして、大切なことなのだけれどレオンハルト王子はずっとはぁはぁ頬を赤らめてしている上に、もっと言うとその立派なキングレオンがお勃ちになっている状態、つまり臨戦態勢である。

百獣の王に周囲の生徒がさっきからすごい目でこっちを見ている。例えるならば、世界一美しい私とおそらく世界一カッコイイもふもふの彼がナニかを明らかにしようとしている、まぁナニなのだけれどそんな様子に周囲が驚きと、衝撃と、ショックを受けているようだ。

そのせいで、誰にも止められることもなく、そのまま僕はレオンハルト王子の部屋に連れ込まれていた。ちなみに一応抵抗したけれど、私は美しいし、足も速いけど割と非力なので力強い百獣の王の腕力には敵わなかっただけさ。それに関しては人間には向き不向きがあるので仕方ない。その分私は美しいからそのスキルがなかっただけだろう。

王子の私室に連れ込まれてカチャリと鍵を掛けられた。さっきまでは他人事のような感覚だったがいよいよまずい。これは説得して正気に戻そう。

「セニョールレオン、私はね……」

そう言葉を紡ごうとした時、レオンハルト王子が急に叫んだ。

「時を止めてくれ」

とんでもないメルヘンなことを口走った王子。意外に彼はもふもふメルヘンさんだったんだなと何故か親近感が湧いた瞬間、体がまるで石像になったように動かなかった。

(えっ、これは??)

「お前がしたのと同じことをさせてもらうから覚悟しろ」

レオンハルト王子は静止している僕の体を小脇に抱えてそのままベッド、キングサイズの立派なものに、そのワイルドな雰囲気からは信じられないくらいに優しく置いた。

きっと、眼鏡をかけているインテリ部分もあるからかもしれない。そんなことを考えているとふーっふーっと可愛らしく息を吐きながらレオンハルト王子は僕の服を脱がせていく、あまりのことに驚いているがもちろん体は動かない。

「はぁはぁ、綺麗だな、とても。ずっとずっと触りたかった」

そう言って、全裸に剥いた私の肌をレオンハルト王子は撫で始めた。

(待っておくれ!!私はもふもふではないから全然気持ち良くないはずだ!!)

それなのに、レオンハルト王子は幸せそうに脇腹や、脇、太ももの内側などを撫でている。なんだろう、とても恥ずかしい。それだけではない。何故か、王子は僕の桜色の美しい乳首を口に含んだ。

(待って、セニョールレオン!!私は君のお母さんではないから母乳は……っあん……なに??)

まるで舌で極上の味を味わうように、乳首を転がすように舐められて思わず変な声が出そうになるがもちろんでない、でないけれど何故か体が非常に熱くて、おかしいかもしれないけれど私の逸物が熱くなるのが分かる。

(どうしよう、逸物が熱いなんてこんなエロ同人みたいなの恥ずかしい)

しかし、レオンハルト王子はさらにそのワイルドな指で私に、禁断の花園、どこかの国では菊門などと呼ばれる場所を急に撫でている。そして、こともあろうか、いつの間にか脱いでいたレオンハルト王子の立派な逸物から既にでている白濁をその菊に塗り込み始めたのだ。

(ちょ、そこは出口だよ!!入口じゃないよ、それに白濁はえっと衛生的に……)

色々言いたいけれど完全に、未知の出来事、薄い本でしか見てこなかったことが起きていて時間が動いたら泣いてしまうかもしれない。しかし、レオンハルト王子の太い指が思ったより優しく優しく、菊を拡げるように出入りしている。

「……恋人がいるはずなのに、何故こんなに狭い??」とか「うう、耐え切れない早く俺を突っ込んで沢山出したい、でもこの狭いのに入れたら可愛い番が傷つく、だめだ、ちゃんと俺が入るまで広げないと」とか「クソ!!アナルビーズあったか??指だけで拡げてもし怪我したらどうする??ああ、こんなことならちゃんと諸々準備するべきだったけど、いきなり愛撫されたんだそんなことできるか!!」などなんか色々言いながらも優しく優しく僕の菊は開花させられていった。時が止まっているから全く分からなかったが、多分数時間していたかもしれない。

その頃には、レオンハルト王子は半分理性を失い、定期的にひとりでビクンビクンしていたし、私もなんかもう体の熱が永遠にたまり続けて頭がおかしくなっていた。

「よし、これで挿いる。やっと、可愛い番の雄マンコ犯せる。覚悟しろ」

(らめぇ……っ……ナカかゆぃ……ナカっ!!)

菊を拡げるように、レオンハルト王子の大きなモノがゆっくり胎内で質量を増す。ゆっくりゆっくり拡げられて最奥まで到達した瞬間、トンというような感覚がして頭の中に何とも言い難い映像、イメージするならば稲妻が落ちたような衝撃が走った。

(らめぇええええっ!!こわれゅううううううっ……ああああああああああああああ)

その後の記憶はものすごく曖昧で何があったのか私は記憶していない。
しおりを挟む
感想 45

あなたにおすすめの小説

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

強面龍人おじさんのツガイになりました。

いんげん
BL
ひょんな感じで、異世界の番の元にやってきた主人公。 番は、やくざの組長みたいな着物の男だった。 勘違いが爆誕しながら、まったり過ごしていたが、何やら妖しい展開に。 強面攻めが、受けに授乳します。

シナリオ回避失敗して投獄された悪役令息は隊長様に抱かれました

無味無臭(不定期更新)
BL
悪役令嬢の道連れで従兄弟だった僕まで投獄されることになった。 前世持ちだが結局役に立たなかった。 そもそもシナリオに抗うなど無理なことだったのだ。 そんなことを思いながら収監された牢屋で眠りについた。 目を覚ますと僕は見知らぬ人に抱かれていた。 …あれ? 僕に風俗墜ちシナリオありましたっけ?

婚約破棄を提案したら優しかった婚約者に手篭めにされました

多崎リクト
BL
ケイは物心着く前からユキと婚約していたが、優しくて綺麗で人気者のユキと平凡な自分では釣り合わないのではないかとずっと考えていた。 ついに婚約破棄を申し出たところ、ユキに手篭めにされてしまう。 ケイはまだ、ユキがどれだけ自分に執着しているのか知らなかった。 攻め ユキ(23) 会社員。綺麗で性格も良くて完璧だと崇められていた人。ファンクラブも存在するらしい。 受け ケイ(18) 高校生。平凡でユキと自分は釣り合わないとずっと気にしていた。ユキのことが大好き。 pixiv、ムーンライトノベルズにも掲載中

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

宰相閣下の執愛は、平民の俺だけに向いている

飛鷹
BL
旧題:平民のはずの俺が、規格外の獣人に絡め取られて番になるまでの話 アホな貴族の両親から生まれた『俺』。色々あって、俺の身分は平民だけど、まぁそんな人生も悪くない。 無事に成長して、仕事に就くこともできたのに。 ここ最近、夢に魘されている。もう一ヶ月もの間、毎晩毎晩………。 朝起きたときには忘れてしまっている夢に疲弊している平民『レイ』と、彼を手に入れたくてウズウズしている獣人のお話。 連載の形にしていますが、攻め視点もUPするためなので、多分全2〜3話で完結予定です。 ※6/20追記。 少しレイの過去と気持ちを追加したくて、『連載中』に戻しました。 今迄のお話で完結はしています。なので以降はレイの心情深堀の形となりますので、章を分けて表示します。 1話目はちょっと暗めですが………。 宜しかったらお付き合い下さいませ。 多分、10話前後で終わる予定。軽く読めるように、私としては1話ずつを短めにしております。 ストックが切れるまで、毎日更新予定です。

獣人将軍のヒモ

kouta
BL
巻き込まれて異世界移転した高校生が異世界でお金持ちの獣人に飼われて幸せになるお話 ※ムーンライトノベルにも投稿しています

獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果

ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。 そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。 2023/04/06 後日談追加

処理中です...