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13.僕のファーストキスがあああああ(ルカ視点)
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「あれ?へんき……ギル様。ベッドで行うのですか?」
いきなりベッドに乗せられた僕は思わず面食らう。儀式って多分血とかどんなに居たくなくても出るからどう見ても極上の羽毛布団とかの上でやっちゃだめだと思うんだ。
大魔王様は僕の家みたいに貧乏貴族じゃないからそういう感覚薄いのかもしれないけれど。
「そうだ。外などのような特殊な場所では行わない」
むしろ外が儀式って主体じゃないか?と思いつつどう考えてもこのフカフカの極上羽毛布団が血に染まるのは僕の中の勿体ない精神が待ったを出している。
「ええ。でも汚れちゃいますよね?」
(この羽毛布団は絶対高い。ああ、なんとしても守りたい)
「いくら汚れても、汚してもかまわない。また洗えば問題ないからな」
極上羽毛布団をあっさりクリーニングできる財力。うらやましい。その財源があったら僕ももう童貞チャレンジクリアしたかもね。ははは、悲しすぎるね。伯爵家の三男とか終わってるね。
「……そうですか、ギル様が良いなら僕は素直に従います」
もう、極上羽毛布団は諦めた。守りたかったけど所詮貧乏貴族の三男には守れるものなんてなにひとつなかったのさ。
「ありがとう。大丈夫怖くない」
まるで小動物にでも言い聞かせるように柔らかく声をかける大魔王様。
(顔が怖いな、怖いな)
そう震えていたら、大魔王様が突然僕の唇に吸い付いた。あまりの出来事に完全に時間が静止する。
(いやいやいや、な、なんで。これキス?いや、待って待って僕キスもまだなんだよ。ちゃんとしたのはフレンチはあるけども!!)
明らかに深いキスをしようとしている。これはまずい。僕のファーストキスが大魔王様とか笑えない。
(いや、でもこれキスというよりも……)
内臓をそのまま吸い上げられそうというか……だってこれ儀式だしな。仮に内臓を吸われなくても某極東国の妖怪河童が尻子玉抜くみたいに魂とか抜かれそうな気もする。
あまりの恐怖に僕は自らの、歯をがっちり食いしばる。侵入させてなるものか。
しかし、いきなり僕の脇腹を大魔王様が撫でる。それはくすぐりのようなこそばゆさだった。
「んんっ!!」
しかし、ここで口を開けたら人生終了だ。なんとしても阻止しなければいけない。真っ赤になりながらその攻撃をひたすら我慢する。
(伯爵家の三男舐めるな!!ないがしろにされたり酷い暴行とか兄らにされたりしてきたんじゃい!!)
ただ、ここでいきなり大魔王様が僕の鼻をつまんで呼吸できないようにしてきた。流石に僕は大魔王様と違う普通の人間なのでしばらく我慢したが、無理だった。
「ぶはぁ」
口を開いてしまった瞬間、口の中に舌が入り込んだ。
(まずい、殺られる!!)
「んんっ!!」
ガリッ!
咄嗟にその後の恐怖体験など忘れて僕は、その舌をかんだ。ほんのり鉄の味がした。あ、やばい大魔王様の血液胎内に取り込んだけど大丈夫かな?
「ああああああああああああ」
違う、今は逃げるべきだ。捕まったら、多分僕は舌を抜かれるかもしれない。最悪目玉とかも抉られるかもしれない。
泣きながら、僕は部屋を抜け出す。しかし、この家の構造など僕は知らない。積んでいる。
(とりあえず真っすぐ走ろう)
しかし、着ている服が大変動きにくい。しかも僕は今ノーパンだ。理由としては準備された服を着るとき一緒にあった下着が何故か女性ものっぽいのか、ドスケベ下着(具体的には尻の穴らへんが何故か空いているという代物か大事なところが全く隠れない紐パンなど)しかなかったからだ。
理由はさておき、大魔王様は何故あの下着を準備したのかは永遠の謎としたい。
「ギャッ!?」
鉄の棒か何かで殴られたような感覚がしてそのまま僕はその場に倒れてしまった。
いきなりベッドに乗せられた僕は思わず面食らう。儀式って多分血とかどんなに居たくなくても出るからどう見ても極上の羽毛布団とかの上でやっちゃだめだと思うんだ。
大魔王様は僕の家みたいに貧乏貴族じゃないからそういう感覚薄いのかもしれないけれど。
「そうだ。外などのような特殊な場所では行わない」
むしろ外が儀式って主体じゃないか?と思いつつどう考えてもこのフカフカの極上羽毛布団が血に染まるのは僕の中の勿体ない精神が待ったを出している。
「ええ。でも汚れちゃいますよね?」
(この羽毛布団は絶対高い。ああ、なんとしても守りたい)
「いくら汚れても、汚してもかまわない。また洗えば問題ないからな」
極上羽毛布団をあっさりクリーニングできる財力。うらやましい。その財源があったら僕ももう童貞チャレンジクリアしたかもね。ははは、悲しすぎるね。伯爵家の三男とか終わってるね。
「……そうですか、ギル様が良いなら僕は素直に従います」
もう、極上羽毛布団は諦めた。守りたかったけど所詮貧乏貴族の三男には守れるものなんてなにひとつなかったのさ。
「ありがとう。大丈夫怖くない」
まるで小動物にでも言い聞かせるように柔らかく声をかける大魔王様。
(顔が怖いな、怖いな)
そう震えていたら、大魔王様が突然僕の唇に吸い付いた。あまりの出来事に完全に時間が静止する。
(いやいやいや、な、なんで。これキス?いや、待って待って僕キスもまだなんだよ。ちゃんとしたのはフレンチはあるけども!!)
明らかに深いキスをしようとしている。これはまずい。僕のファーストキスが大魔王様とか笑えない。
(いや、でもこれキスというよりも……)
内臓をそのまま吸い上げられそうというか……だってこれ儀式だしな。仮に内臓を吸われなくても某極東国の妖怪河童が尻子玉抜くみたいに魂とか抜かれそうな気もする。
あまりの恐怖に僕は自らの、歯をがっちり食いしばる。侵入させてなるものか。
しかし、いきなり僕の脇腹を大魔王様が撫でる。それはくすぐりのようなこそばゆさだった。
「んんっ!!」
しかし、ここで口を開けたら人生終了だ。なんとしても阻止しなければいけない。真っ赤になりながらその攻撃をひたすら我慢する。
(伯爵家の三男舐めるな!!ないがしろにされたり酷い暴行とか兄らにされたりしてきたんじゃい!!)
ただ、ここでいきなり大魔王様が僕の鼻をつまんで呼吸できないようにしてきた。流石に僕は大魔王様と違う普通の人間なのでしばらく我慢したが、無理だった。
「ぶはぁ」
口を開いてしまった瞬間、口の中に舌が入り込んだ。
(まずい、殺られる!!)
「んんっ!!」
ガリッ!
咄嗟にその後の恐怖体験など忘れて僕は、その舌をかんだ。ほんのり鉄の味がした。あ、やばい大魔王様の血液胎内に取り込んだけど大丈夫かな?
「ああああああああああああ」
違う、今は逃げるべきだ。捕まったら、多分僕は舌を抜かれるかもしれない。最悪目玉とかも抉られるかもしれない。
泣きながら、僕は部屋を抜け出す。しかし、この家の構造など僕は知らない。積んでいる。
(とりあえず真っすぐ走ろう)
しかし、着ている服が大変動きにくい。しかも僕は今ノーパンだ。理由としては準備された服を着るとき一緒にあった下着が何故か女性ものっぽいのか、ドスケベ下着(具体的には尻の穴らへんが何故か空いているという代物か大事なところが全く隠れない紐パンなど)しかなかったからだ。
理由はさておき、大魔王様は何故あの下着を準備したのかは永遠の謎としたい。
「ギャッ!?」
鉄の棒か何かで殴られたような感覚がしてそのまま僕はその場に倒れてしまった。
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