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23.腕に中の幸福
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「ルカ、今日から、俺の愛を精一杯表現させてもらう、だから覚悟してくれ」
あの後、ルカにさらに宣言をした。この15年間俺はルカだけを見てきた。あるお茶会で白薔薇のお姫様のような美しいルカに出会い、婚約を申し込もうとして、実は男だと知ってからもずっとただ、ずっと愛してきた。
具体的にはルカの実家であるアクアマリン伯爵家の使用人の半分は俺の密偵だったりする。そのおかげでルカがどれほど、家でひどい扱いを受けていたかも知っていた。
三男で、美しい容姿や天使のような優しい心を持つルカを、その兄達は何故か虐げていた。そして父親もルカを能無しと罵っていた。母親も女装させられなくなってからはルカに興味を持たなくなり、ルカは頑張っていてもいつも酷い目にあわされてついに頑張ることを辞めて自堕落な方へ進んでしまった。ちなみに俺が密偵を送るまでは使用人にも不当な扱いを受けていたので、その不当な扱いをした奴らは全部リストにして、辺境伯領に好待遇で引き抜くと言って連れてきて地獄のような目にあわせてやった話は置いておこう。
さらに、学生時代は、成績は中の中で普通だが可愛くって美しいまさに白薔薇のお姫様のようなルカを狙う、薄汚い男共をボコボコに裏でしていた。野蛮な野郎だらけのあの学校で、皆が皆ルカを自分だけのお姫様にしようと必死だった。
しかし、天使であるルカはまだ汚れも男の汚い欲望も知らないのに、それを犯そうとする者達を許す選択肢はなかったので、俺が結成した「美しいルカエルを守る会」を暗躍させて、ルカの貞操は守った。
が、そのせいか今もルカはまだ自分が男を惑わす魅力があると気付いていないし、なぜか俺もルカをいじめた輩と一緒くたにされているのはとても悔しいし、度し難い。
「あ、あの……」
「どうした、ルカ??」
同じベッドで、可愛いルカを抱きしめて寝ようとしたら、ルカが困ったような顔をしている。その顔が物凄く庇護欲をそそるとルカは果たして認識しているのだろうか。その全てを守りたい、一度暴走しかけたがやはり俺はルカエルを守る騎士で居たい。大魔王と言われるが美しいルカ姫のには王子様は柄じゃない、あ、でも魔王って魔の王だから魔王子くらいなら許されるやもしれない。
「あまり近いとなんだか恥ずかしいです」
そうモジモジするルカ。頬を薔薇色に染めている。
(これ無意識にやっているのか、おかしいだろう、犯したい)
これはまずい。俺は紳士になるとあの日、再度、誓った、誓ったのに、ルカが可愛すぎて下半身に熱を感じる、まずい、犯したい、犯してしまいたいけど我慢だ、我慢しないと、犯しちゃダメだ犯しちゃダメだ犯しちゃダメだ。必死に自分言い聞かせて落ち着かせる、鎮まれ俺の下半身。
「ルカが恥ずかしがるのは可愛いな」
「えっ、可愛い!?いや、僕は可愛いよりかっこよくもないな、とりあえずただの僕は放蕩息子で……」
ルカは本当に謙遜過ぎる。この世の至高の存在でありながら、なんでそんなに謙虚なんだ。ああ、やっぱり犯したい。犯し尽くしたい。だめだ、考えるな、ただ要望だけ伝えるんだ。
「ルカは世界一美しいし可愛い、ルカを抱きしめて眠りたい」
「あばば、いや、あの……」
この可愛い天使はとりあえず腕の中に閉じ込めた。とりあえずこれからはガンガンルカを攻めて、ルカのナカをガンガンする権利を得るのだ。
「おやすみ、誰よりも愛おしいルカ」
その可愛い額にキスを落とす。そんな風にやっと夢を腕の中に閉じ込めて幸福が手に入るとその時は、思っていた。
あの後、ルカにさらに宣言をした。この15年間俺はルカだけを見てきた。あるお茶会で白薔薇のお姫様のような美しいルカに出会い、婚約を申し込もうとして、実は男だと知ってからもずっとただ、ずっと愛してきた。
具体的にはルカの実家であるアクアマリン伯爵家の使用人の半分は俺の密偵だったりする。そのおかげでルカがどれほど、家でひどい扱いを受けていたかも知っていた。
三男で、美しい容姿や天使のような優しい心を持つルカを、その兄達は何故か虐げていた。そして父親もルカを能無しと罵っていた。母親も女装させられなくなってからはルカに興味を持たなくなり、ルカは頑張っていてもいつも酷い目にあわされてついに頑張ることを辞めて自堕落な方へ進んでしまった。ちなみに俺が密偵を送るまでは使用人にも不当な扱いを受けていたので、その不当な扱いをした奴らは全部リストにして、辺境伯領に好待遇で引き抜くと言って連れてきて地獄のような目にあわせてやった話は置いておこう。
さらに、学生時代は、成績は中の中で普通だが可愛くって美しいまさに白薔薇のお姫様のようなルカを狙う、薄汚い男共をボコボコに裏でしていた。野蛮な野郎だらけのあの学校で、皆が皆ルカを自分だけのお姫様にしようと必死だった。
しかし、天使であるルカはまだ汚れも男の汚い欲望も知らないのに、それを犯そうとする者達を許す選択肢はなかったので、俺が結成した「美しいルカエルを守る会」を暗躍させて、ルカの貞操は守った。
が、そのせいか今もルカはまだ自分が男を惑わす魅力があると気付いていないし、なぜか俺もルカをいじめた輩と一緒くたにされているのはとても悔しいし、度し難い。
「あ、あの……」
「どうした、ルカ??」
同じベッドで、可愛いルカを抱きしめて寝ようとしたら、ルカが困ったような顔をしている。その顔が物凄く庇護欲をそそるとルカは果たして認識しているのだろうか。その全てを守りたい、一度暴走しかけたがやはり俺はルカエルを守る騎士で居たい。大魔王と言われるが美しいルカ姫のには王子様は柄じゃない、あ、でも魔王って魔の王だから魔王子くらいなら許されるやもしれない。
「あまり近いとなんだか恥ずかしいです」
そうモジモジするルカ。頬を薔薇色に染めている。
(これ無意識にやっているのか、おかしいだろう、犯したい)
これはまずい。俺は紳士になるとあの日、再度、誓った、誓ったのに、ルカが可愛すぎて下半身に熱を感じる、まずい、犯したい、犯してしまいたいけど我慢だ、我慢しないと、犯しちゃダメだ犯しちゃダメだ犯しちゃダメだ。必死に自分言い聞かせて落ち着かせる、鎮まれ俺の下半身。
「ルカが恥ずかしがるのは可愛いな」
「えっ、可愛い!?いや、僕は可愛いよりかっこよくもないな、とりあえずただの僕は放蕩息子で……」
ルカは本当に謙遜過ぎる。この世の至高の存在でありながら、なんでそんなに謙虚なんだ。ああ、やっぱり犯したい。犯し尽くしたい。だめだ、考えるな、ただ要望だけ伝えるんだ。
「ルカは世界一美しいし可愛い、ルカを抱きしめて眠りたい」
「あばば、いや、あの……」
この可愛い天使はとりあえず腕の中に閉じ込めた。とりあえずこれからはガンガンルカを攻めて、ルカのナカをガンガンする権利を得るのだ。
「おやすみ、誰よりも愛おしいルカ」
その可愛い額にキスを落とす。そんな風にやっと夢を腕の中に閉じ込めて幸福が手に入るとその時は、思っていた。
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