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83.新しいコレクションを手に入れた(ルカ視点)
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「ギル様、ダイヤモンド公爵様からのお手紙燃やしたのですか??」
僕は小首をかしげて可愛い感じで聞いた。けれどその目は笑っていない。ダイヤモンド公爵様と数日居て分かったのは、この人は本当に甥っ子を愛しているということだ。
それこそ、実の息子、またはそれ以上に強く大切にしていることが分かった。そんな人がいながらギル様は何故かその人を物凄い凶悪な犯人だと思っていたらしい。
僕からすると無条件で愛してくれる身内というものに、最近やっと会えたばかりなのもあり、そういう愛情にはとても飢えている。だから、それこそ尻に挿れても痛くないくらいギル様を溺愛しているダイヤモンド公爵様が邪険に扱われるのはなんだか許しがたかった。
だから、ちょっと意地悪な質問をした。結果、ギル様はプルプル震えていたが、
「燃やしてました、すいません」
と、無理やり謝らされた男子学生くらい棒読みで謝罪していた。そんなギル様に僕的にはもっとちゃんと反省してほしい気持ちがあったけれど、ダイヤモンド公爵様は優しくその髪を撫でて、
「ちゃんと謝れてギルエルは偉いね。流石、私の甥っ子だ」
とニコニコしていた。本当に、甥っ子に甘いんだなと思いつつも当人が許している以上はあまり突っ込まないことにした。
「……その、俺はもういい年です。頭を撫でるのは……」
「いくつになってもギルエルは可愛いな。本当に私にとっては天使のような子だよ。ルカ君、甥っ子はちょっと感情表現が苦手なところのある子だけれどどうか幸せにしてあげてほしい」
「もちろんです、公爵様」
「……俺がルカエルを支えるし、守るんだ」
少し不貞腐れている、ギル様。なんだろう、いつも魔王感があり怖いと思う場面が多かったけれど、公爵様の前だと借りて来た猫、もとい天界に連行された魔王くらい大人しい。
そんなギル様をまさに慈母のような微笑みで見ている公爵様。その和やかな光景に色々飛びそうになった時だった。
「ギルフェル!!ここがルキウスを監禁している憎き公爵の家かい??」
全く空気を読まずお兄様が推参してしまった。
「あっ……それは……」
色々ありすぎていつもと違いオロオロするギル様。そして……。
「貴方が、フルー大公殿か。初めまして。ギルベルトの叔父のベールバルド・ダイヤモンドと申し上げます。いつも甥がお世話になっています」
「……初めまして。私はフルー公国の大公、シオン・フルー。単刀直入に聞くが貴殿がルキウスを誘拐監禁したのは本当か??」
剣吞な顔で言った。完全に敵対モードである。
「お兄様、この方は悪い人ではありません。僕を見てください。今までで一番丁重に扱って下さいましたし、それにそもそも誘拐は誤解です」
「ルキウスがツヤツヤに!!えっ、まさかダイヤモンド公爵、貴方は弟を犯し……」
「まさか、可愛い可愛い甥っ子のギルエルの花嫁、私の義理の息子にそんなことはしません」
「……ギルエル??えっ、その、ギルフェル。話とだいぶ雰囲気が違うのだけれど……」
困惑しながらお兄様に見られている、ギル様の目が泳いでいる。完全に説明しどきを失っているらしい。
「お兄様、ギル様はダイヤモンド公爵様からのお手紙を燃やして、預かっているだけなのに誘拐と勘違いしていたのです。それに公爵様はこんなにギル様を愛している良い叔父様なんですよ」
と、先ほど見ていたギル様のアルバムを兄上に渡した。
「こ、これは!!大量の隠し撮り写真!??えっ、すごい!!嘘、小さなギルフェルだ!!この写真、その、焼きまわしできないでしょうか。特に私のコレクションにない、この辺りの年代のギルフェルを全て……」
「おい」
「ああ、フルー大公はギルエルの親友で、これからは義兄になる方だと聞いています。よろしければ好きなものを焼きまわししましょう。なんなら、この生まれたばかりの時とか……」
「うわぁ。最高すぎる。この小さな魔王様感。たまらない。プニプニ可愛い……」
「やめろ!!!」
ギル様の叫びも虚しくそれからしばらく、ギル様はダイヤモンド公爵様が居る手前強く出られないうちに、散々アルバムを見られて羞恥で死にかけていた。
僕は小首をかしげて可愛い感じで聞いた。けれどその目は笑っていない。ダイヤモンド公爵様と数日居て分かったのは、この人は本当に甥っ子を愛しているということだ。
それこそ、実の息子、またはそれ以上に強く大切にしていることが分かった。そんな人がいながらギル様は何故かその人を物凄い凶悪な犯人だと思っていたらしい。
僕からすると無条件で愛してくれる身内というものに、最近やっと会えたばかりなのもあり、そういう愛情にはとても飢えている。だから、それこそ尻に挿れても痛くないくらいギル様を溺愛しているダイヤモンド公爵様が邪険に扱われるのはなんだか許しがたかった。
だから、ちょっと意地悪な質問をした。結果、ギル様はプルプル震えていたが、
「燃やしてました、すいません」
と、無理やり謝らされた男子学生くらい棒読みで謝罪していた。そんなギル様に僕的にはもっとちゃんと反省してほしい気持ちがあったけれど、ダイヤモンド公爵様は優しくその髪を撫でて、
「ちゃんと謝れてギルエルは偉いね。流石、私の甥っ子だ」
とニコニコしていた。本当に、甥っ子に甘いんだなと思いつつも当人が許している以上はあまり突っ込まないことにした。
「……その、俺はもういい年です。頭を撫でるのは……」
「いくつになってもギルエルは可愛いな。本当に私にとっては天使のような子だよ。ルカ君、甥っ子はちょっと感情表現が苦手なところのある子だけれどどうか幸せにしてあげてほしい」
「もちろんです、公爵様」
「……俺がルカエルを支えるし、守るんだ」
少し不貞腐れている、ギル様。なんだろう、いつも魔王感があり怖いと思う場面が多かったけれど、公爵様の前だと借りて来た猫、もとい天界に連行された魔王くらい大人しい。
そんなギル様をまさに慈母のような微笑みで見ている公爵様。その和やかな光景に色々飛びそうになった時だった。
「ギルフェル!!ここがルキウスを監禁している憎き公爵の家かい??」
全く空気を読まずお兄様が推参してしまった。
「あっ……それは……」
色々ありすぎていつもと違いオロオロするギル様。そして……。
「貴方が、フルー大公殿か。初めまして。ギルベルトの叔父のベールバルド・ダイヤモンドと申し上げます。いつも甥がお世話になっています」
「……初めまして。私はフルー公国の大公、シオン・フルー。単刀直入に聞くが貴殿がルキウスを誘拐監禁したのは本当か??」
剣吞な顔で言った。完全に敵対モードである。
「お兄様、この方は悪い人ではありません。僕を見てください。今までで一番丁重に扱って下さいましたし、それにそもそも誘拐は誤解です」
「ルキウスがツヤツヤに!!えっ、まさかダイヤモンド公爵、貴方は弟を犯し……」
「まさか、可愛い可愛い甥っ子のギルエルの花嫁、私の義理の息子にそんなことはしません」
「……ギルエル??えっ、その、ギルフェル。話とだいぶ雰囲気が違うのだけれど……」
困惑しながらお兄様に見られている、ギル様の目が泳いでいる。完全に説明しどきを失っているらしい。
「お兄様、ギル様はダイヤモンド公爵様からのお手紙を燃やして、預かっているだけなのに誘拐と勘違いしていたのです。それに公爵様はこんなにギル様を愛している良い叔父様なんですよ」
と、先ほど見ていたギル様のアルバムを兄上に渡した。
「こ、これは!!大量の隠し撮り写真!??えっ、すごい!!嘘、小さなギルフェルだ!!この写真、その、焼きまわしできないでしょうか。特に私のコレクションにない、この辺りの年代のギルフェルを全て……」
「おい」
「ああ、フルー大公はギルエルの親友で、これからは義兄になる方だと聞いています。よろしければ好きなものを焼きまわししましょう。なんなら、この生まれたばかりの時とか……」
「うわぁ。最高すぎる。この小さな魔王様感。たまらない。プニプニ可愛い……」
「やめろ!!!」
ギル様の叫びも虚しくそれからしばらく、ギル様はダイヤモンド公爵様が居る手前強く出られないうちに、散々アルバムを見られて羞恥で死にかけていた。
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