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85.初々しすぎるギル様(ルカ視点)
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「あの……ギル様……」
「だめだ、ルカ、そんなことは……」
真っ赤な顔をするギル様は可愛い。けれど僕らはいい大人である。そして、今別に僕はいやらしいことをしようとギル様に迫っているという訳では当然ない。
何をしようとしたかというと……。
「朝から手を繋いで歩くなんて、俺の心臓が爆発してしまう。ルカが、ルカのその綺麗な手が俺のこの血にまみれた汚い手で汚れてしまう!!」
「いや、あの、確かに僕の手は血まみれではないですが、その程度で汚れたりはしませんよ」
意識してギル様に笑顔を見せる、それは例えるならばナウシ〇で『ほら、怖くない。 怯えていただけなんだよね』とナウシ〇が言う時の表情を意識している。つまり怯える野生動物へのそれである。
ギル様と両想いになり、観察するまで気づいてなかったけれど、ギル様は人より、モレクとかに近い。
こちらが優しく両手を拡げて歩み寄っても怯えて逃げてしまうこともあるけれどそこは根気強く距離を詰めるのが大切そうだ。
「そ、その」
「さぁ、手を繋いで食卓へ行きましょう」
そのゴツゴツした無骨な手を優しく包み込む。すると耳まで真っ赤なギル様が恥ずかしそうに俯く。すごく可愛い。可愛いけど、こんなに初心で大丈夫だろうか??僕だってこれくらいでこんなにはならない。
それに僕らは両想いの恋人同士だ、手を繋いで抱き合ってキスして、もっとすごいこともする予定だ。けれど今のギル様を見るにもっとすごいことをする頃には僕らは老人になってしまいそうだ。
(それは、僕が我慢できないな……)
今まではとりあえず童貞を卒業できれば良いと考えていたけれど、僕は童貞より先に処女喪失してもいいと思っている。ギル様が好きだからそう覚悟できた。
けれど、とうのギル様がまるで純粋無垢な少年のような目で僕を見ているし、もっと言うと純粋無垢な少年のようなマインドで僕に接してくるからこちらとしても強引に押し倒すとかそういうのはなるべくなら控えたい。
あたたかいその手を繋いで食卓へ行く。ふたりきりの食卓……などではなく、
「可愛い、僕の弟達。今日も初心だね。その先にいつ進むんだい」
と笑顔のお兄様が居る。ちなみに最近いつも食卓に勝手に紛れ込んでくるが、ちゃんと自身の食事については別で準備して来ているし、テーブルメイクしてくれる使用人にはチップなどを渡しているらしい。その辺りは図々しくなく律儀なお兄様である。
とりあえず、手を離してお互い席についた。名残惜しそうなギル様が可愛いけど、一旦は仕方ない。
そこからいつものお兄様とギル様の漫才が始まる。
「うるさい。お前がなんでここにいる。かえれかえれ!!」
さっきまで真っ赤で照れていたギル様が、先ほどまで僕と繋いでいた手でシッシッと犬でも追い払うような仕草をしている。
もちろんお兄様はノーダメである。
「おはようございます、お兄様」
「ルキウス、どんどんいい顔になるね。このまま行くとルキウスがギルフェルを犯す日のがルキウスが犯される日より先に来そうだね。まぁ、どちらにせよ、私もぜひ参加を……」
「ふざけるな!!参加なんかさせない。それに、その、ルカは天使だ。えっと、だから、その……犯すなんてその、しない!!」
「「えっ!!」」
予想だにしない発言に思わず、僕とお兄様が叫んだ。流石に僕も男の子である。両想いの恋人とは心だけでなく身も結ばれたい。
「ギル様、えっと、僕はそんなに魅力がないですか??」
ちょっと、泣きそうになり確認すると、ギル様は焦ったように、
「あ、それはルカが俺を犯すなんてない、つまり無理やり犯すとかしないってことで、その……性的なことはその、いつか……」
真っ赤になる顔。トマトより赤い、可愛い。可愛いすぎて僕の理性がもたない。
だから……
「そうですよね、僕なんか魅力がないから性的なことなんてしたくないんですよね」
悲しい顔でそうわざといった。ギル様がそんなつもりがないことは百も承知だけれど、わざと悲しい顔をした方が効果的なことがあると最近学んだ。
案の定、ギル様のうろたえ方がすごくなる。
「そんなことない!!ルカは全てが天使で魅力的だ。だから、本当は性的な、いやエッチなことだってしたい!!」
「じゃあ、しましょうよ今夜」
「だめだ、ルカ、そんなことは……」
真っ赤な顔をするギル様は可愛い。けれど僕らはいい大人である。そして、今別に僕はいやらしいことをしようとギル様に迫っているという訳では当然ない。
何をしようとしたかというと……。
「朝から手を繋いで歩くなんて、俺の心臓が爆発してしまう。ルカが、ルカのその綺麗な手が俺のこの血にまみれた汚い手で汚れてしまう!!」
「いや、あの、確かに僕の手は血まみれではないですが、その程度で汚れたりはしませんよ」
意識してギル様に笑顔を見せる、それは例えるならばナウシ〇で『ほら、怖くない。 怯えていただけなんだよね』とナウシ〇が言う時の表情を意識している。つまり怯える野生動物へのそれである。
ギル様と両想いになり、観察するまで気づいてなかったけれど、ギル様は人より、モレクとかに近い。
こちらが優しく両手を拡げて歩み寄っても怯えて逃げてしまうこともあるけれどそこは根気強く距離を詰めるのが大切そうだ。
「そ、その」
「さぁ、手を繋いで食卓へ行きましょう」
そのゴツゴツした無骨な手を優しく包み込む。すると耳まで真っ赤なギル様が恥ずかしそうに俯く。すごく可愛い。可愛いけど、こんなに初心で大丈夫だろうか??僕だってこれくらいでこんなにはならない。
それに僕らは両想いの恋人同士だ、手を繋いで抱き合ってキスして、もっとすごいこともする予定だ。けれど今のギル様を見るにもっとすごいことをする頃には僕らは老人になってしまいそうだ。
(それは、僕が我慢できないな……)
今まではとりあえず童貞を卒業できれば良いと考えていたけれど、僕は童貞より先に処女喪失してもいいと思っている。ギル様が好きだからそう覚悟できた。
けれど、とうのギル様がまるで純粋無垢な少年のような目で僕を見ているし、もっと言うと純粋無垢な少年のようなマインドで僕に接してくるからこちらとしても強引に押し倒すとかそういうのはなるべくなら控えたい。
あたたかいその手を繋いで食卓へ行く。ふたりきりの食卓……などではなく、
「可愛い、僕の弟達。今日も初心だね。その先にいつ進むんだい」
と笑顔のお兄様が居る。ちなみに最近いつも食卓に勝手に紛れ込んでくるが、ちゃんと自身の食事については別で準備して来ているし、テーブルメイクしてくれる使用人にはチップなどを渡しているらしい。その辺りは図々しくなく律儀なお兄様である。
とりあえず、手を離してお互い席についた。名残惜しそうなギル様が可愛いけど、一旦は仕方ない。
そこからいつものお兄様とギル様の漫才が始まる。
「うるさい。お前がなんでここにいる。かえれかえれ!!」
さっきまで真っ赤で照れていたギル様が、先ほどまで僕と繋いでいた手でシッシッと犬でも追い払うような仕草をしている。
もちろんお兄様はノーダメである。
「おはようございます、お兄様」
「ルキウス、どんどんいい顔になるね。このまま行くとルキウスがギルフェルを犯す日のがルキウスが犯される日より先に来そうだね。まぁ、どちらにせよ、私もぜひ参加を……」
「ふざけるな!!参加なんかさせない。それに、その、ルカは天使だ。えっと、だから、その……犯すなんてその、しない!!」
「「えっ!!」」
予想だにしない発言に思わず、僕とお兄様が叫んだ。流石に僕も男の子である。両想いの恋人とは心だけでなく身も結ばれたい。
「ギル様、えっと、僕はそんなに魅力がないですか??」
ちょっと、泣きそうになり確認すると、ギル様は焦ったように、
「あ、それはルカが俺を犯すなんてない、つまり無理やり犯すとかしないってことで、その……性的なことはその、いつか……」
真っ赤になる顔。トマトより赤い、可愛い。可愛いすぎて僕の理性がもたない。
だから……
「そうですよね、僕なんか魅力がないから性的なことなんてしたくないんですよね」
悲しい顔でそうわざといった。ギル様がそんなつもりがないことは百も承知だけれど、わざと悲しい顔をした方が効果的なことがあると最近学んだ。
案の定、ギル様のうろたえ方がすごくなる。
「そんなことない!!ルカは全てが天使で魅力的だ。だから、本当は性的な、いやエッチなことだってしたい!!」
「じゃあ、しましょうよ今夜」
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