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17話
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さて、朝ご飯も無事食べ終わり、私はディアス様と訓練場へやって来ました。
そうです・・・お父様とディアス様の試合の時間です。
「ディアス様、私は見学席で見守っています!・・・あの、殺さない程度でお願いしますね?大怪我をすると部下に迷惑をかけてしまいますので」
「ああ、怪我をしないよう見学席で観ていてくれ。お義父上との試合は真剣勝負だがリリーが悲しむのはみたくない・・・俺は手加減は苦手なんだ」
ええ、身をもって知っておりますとも!あの時は死ぬかと思いました・・・。
「手加減が苦手なのは知っています。なので出来る限りでいいのでお願いしますわ」
「分かった。・・・努力する」
私はディアス様と別れて観やすい位置に移動した。
一晩経った訓練場の中は何故か見学者が沢山いた。大体は兵士達ね・・・あら?メイド達も数人見学しているのは何故ですの。
「ライラ、いる?」
「はい、こちらにいますよ」
多分いるだろうなと思い声をかけたらにゅっ、とライラが背後から現れた。その出方は怖いから止めて欲しいわ!
「ねぇ、兵士達は分かるけど何故メイドまで見学に来ているのかしら?」
「ああ、あのメイド達は特殊訓練を受けてるメイド達なのですよ。私もそうですが万が一領主様の屋敷に曲者なんかが侵入した場合、迅速に始末出来るように訓練しているメイドが何名かいます」
「え、それってメイドの仕事じゃ無くて見張りをしている兵士の仕事じゃないの?」
兵士が沢山いるのになんでメイドを変な方向に育ててるのかしら。
「それは、メイドだと油断して曲者を仕留めるのが簡単だから。と、奥様が言っておりました。あ、もちろん普通のメイドもいるので安心して下さい」
・・・なるほど、お母様の案だったのね。領主邸の守りはモンスターとの戦闘もあって国王様のいる城より堅いわ。だから小さなネズミも入れない。
おそらくお母様の思いつきでメイド達を鍛えているわね。
「ライラ?あまりにもお母様に無茶振りをされたら言いなさい。私がお母様に抗議するから」
「ありがとうございます。しかし、私も含め皆楽しく訓練しておりますので心配せずとも大丈夫です。奥様も死なない程度で内容を組んでいるので大丈夫です!」
それは大丈夫と言わない気がするのだけれど気のせいかしら。まぁ、今のところ元気みたいだし何かあったらお母様に言いましょう。
「あ、リリー様!そろそろ始まるみたいですよ」
ライラが訓練場に目をやり言った。
ディアス様とお父様が真ん中に立って試合の準備を始めた。二人はお互いの武器の確認をして不備がないかチェックして武器を構える。
「龍王様、全力でお相手願いたい。私の力では龍王様に敵わない、だが私の力がどこまで通用するか試したい!そして・・・私を倒したら娘との結婚を許そう!!」
お父様がディアス様に宣言した。お願いだからお父様が大怪我しませんように。
「もちろんだ!お義父上の相手として恥じぬよう全力でお相手するつもりだ。そしてお義父上を倒してリリーと結婚する!!」
・・・ディアス様、さっき言ったこと忘れていませんよね?全力で、とか言葉のあやですよね??心配になって来ましたわ。
「「行くぞっ!!」」
二人の戦いが始まった。
そうです・・・お父様とディアス様の試合の時間です。
「ディアス様、私は見学席で見守っています!・・・あの、殺さない程度でお願いしますね?大怪我をすると部下に迷惑をかけてしまいますので」
「ああ、怪我をしないよう見学席で観ていてくれ。お義父上との試合は真剣勝負だがリリーが悲しむのはみたくない・・・俺は手加減は苦手なんだ」
ええ、身をもって知っておりますとも!あの時は死ぬかと思いました・・・。
「手加減が苦手なのは知っています。なので出来る限りでいいのでお願いしますわ」
「分かった。・・・努力する」
私はディアス様と別れて観やすい位置に移動した。
一晩経った訓練場の中は何故か見学者が沢山いた。大体は兵士達ね・・・あら?メイド達も数人見学しているのは何故ですの。
「ライラ、いる?」
「はい、こちらにいますよ」
多分いるだろうなと思い声をかけたらにゅっ、とライラが背後から現れた。その出方は怖いから止めて欲しいわ!
「ねぇ、兵士達は分かるけど何故メイドまで見学に来ているのかしら?」
「ああ、あのメイド達は特殊訓練を受けてるメイド達なのですよ。私もそうですが万が一領主様の屋敷に曲者なんかが侵入した場合、迅速に始末出来るように訓練しているメイドが何名かいます」
「え、それってメイドの仕事じゃ無くて見張りをしている兵士の仕事じゃないの?」
兵士が沢山いるのになんでメイドを変な方向に育ててるのかしら。
「それは、メイドだと油断して曲者を仕留めるのが簡単だから。と、奥様が言っておりました。あ、もちろん普通のメイドもいるので安心して下さい」
・・・なるほど、お母様の案だったのね。領主邸の守りはモンスターとの戦闘もあって国王様のいる城より堅いわ。だから小さなネズミも入れない。
おそらくお母様の思いつきでメイド達を鍛えているわね。
「ライラ?あまりにもお母様に無茶振りをされたら言いなさい。私がお母様に抗議するから」
「ありがとうございます。しかし、私も含め皆楽しく訓練しておりますので心配せずとも大丈夫です。奥様も死なない程度で内容を組んでいるので大丈夫です!」
それは大丈夫と言わない気がするのだけれど気のせいかしら。まぁ、今のところ元気みたいだし何かあったらお母様に言いましょう。
「あ、リリー様!そろそろ始まるみたいですよ」
ライラが訓練場に目をやり言った。
ディアス様とお父様が真ん中に立って試合の準備を始めた。二人はお互いの武器の確認をして不備がないかチェックして武器を構える。
「龍王様、全力でお相手願いたい。私の力では龍王様に敵わない、だが私の力がどこまで通用するか試したい!そして・・・私を倒したら娘との結婚を許そう!!」
お父様がディアス様に宣言した。お願いだからお父様が大怪我しませんように。
「もちろんだ!お義父上の相手として恥じぬよう全力でお相手するつもりだ。そしてお義父上を倒してリリーと結婚する!!」
・・・ディアス様、さっき言ったこと忘れていませんよね?全力で、とか言葉のあやですよね??心配になって来ましたわ。
「「行くぞっ!!」」
二人の戦いが始まった。
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