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本編
モフモフとオラトリオの教義に触れる
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風呂の準備が整うまでの間、イリアは中庭に置かれたベンチで待つことにした。
時折そよぐ風が、木の葉や花の香りを届けてくれる。
白い毛玉ことホワイティは、イリアの手にすっぽりと収まり、今は膝の上で丸まっていた。
「すみません、まさか神子様にご迷惑をおかけすることになるなんて……」
「構いませんよ。どうやら懐いてくれているようですし」
事情を訊くと、ホワイティは大きな鳥に咥えられて中庭にやって来たらしい。きっと近場の森で狩られたんだろう。
ファビオたちは、鳥がうっかりホワイティを落としたところに遭遇し、隠して育てることを決めたという。
「ここは神子様の神聖な居住区。勝手が許されないことはわかっています。でもみんなホワイティが可愛くて、別れたくなくて……」
「そういえば彼らはどういった立場の者なんですか?」
「みんなぼくと同じ、神子様の世話係です。寝室に入れるのはぼくだけですが、お食事やお風呂のお世話は、みんなでさせていただきます」
侍従として集められたんだろうか。
ただファビオも含め、その幼さが気になった。
ファビオのステータスを表示し、職業の「神子の世話係」に意識を向ける。
【神子の世話係】
試験に合格し、神子の居住区に入れる限られた者。
世話係に選ばれた者は親元を離れ、神子の居住区で生活する。
創造の神クレアーレの姿に倣い、声変わり前の少年に限られる。
どうやら、あえて幼い少年が選ばれているようだ。
「あ、食事はちゃんと調理師さんが作ってくださってます。居住区の一番奥に台所があって、そこだけは聖王様以外の大人も、立ち入るのを許可されています」
「じゃあそれ以外は子どもだけで? 掃除とか、大変でしょう?」
「大きなものを運ぶのは大変ですが、みんな魔法を使えるので、高い場所の掃除も問題ありません!」
そうだった。ここはファンタジーの世界だったと、イリアは自分の立場を思いだす。
しかし……。
「ご両親と別れて生活するのは寂しいですね」
「でもそれ以上に光栄なことです。神子様のお世話は、高位の神官である枢機卿ですらできませんから! ……神子様!?」
寂しいことは否定されず、気付いたときにはファビオを抱き締めていた。
動いたことで、寝ているのを邪魔されたホワイティが不満そうだけど、今は辛抱して欲しい。
「無理することはないんですよ?」
「い、いえ……あの……神子様にお仕えできるのは、ぼくたちも嬉しいんです。本当です! そのために頑張って試験を合格してきたのですから!」
ホワイティについて語っていた沈痛な表情とは違い、腕の中にいるファビオは頬を染め、紹介されたときと同じように瞳を輝かせていた。
うそを言ってるようには見えない。
「わかりました。ホワイティは洗ったら、あなたたちにお返ししますね」
「いいのですか?」
「もうあなたたちの大事な家族なんでしょう? 取り上げるようなことはしませんよ」
「あ、でも……」
「でも?」
ファビオが、イリアの膝の上で丸まるホワイティを見下ろす。
「ホワイティのほうが、神子様から離れないかもしれません」
それは想定外だった。
◆◆◆◆◆◆
風呂から出たホワイティは、名前通りの白さを取り戻した。
洗われている最中は、鳴き声で哀れみを誘ったけれど。
(……気持ちはわからないでもないですね)
イリアも少年たちの手によって、ホワイティ同様に洗われていた。
サッパリしたけれど、心安らかな時間だったとは言い難い。
脱衣所で、髪を風魔法によって乾かされながら、ふわふわになったホワイティを撫でる。
ファビオが言った通り、ホワイティのほうがイリアから離れようとしなかった。
(私の見た目も白いから、同族と思われたんでしょうか)
他の少年たちからも、神子様が預かってくださるならと異論は出なかった。
取り上げられてホワイティと会えなくなるよりはいいらしい。
「神子様、髪が乾きました」
「ありがとう」
お礼を言いつつ、ドライヤー役を買って出てくれた少年の頭を撫でる。
顔を真っ赤にして固まる様子を見ると、控えたほうがいいのだろう。しかしつい手が伸びてしまうのを、イリアは止められなかった。
ファビオが髪の乾き具合を最終確認し、尋ねてくる。
「お着替えはよろしいのですか?」
「神子の衣は、汚れないようですから大丈夫です」
そもそも着替えを持ち合わせていない。
アイテム欄を見ても、必要最低限の回復薬があるだけだった。
「神子様のお召しものは、やっぱり凄いのですね!」
「そのようです。私しか着られないみたいですが」
「納得です。神子様以外、似合う方もおられませんよ」
きっと服もアバターに合わせたデザインなのだろう。
鏡の前に立てば、キャラクターデザイン担当者の本気が窺えた。
小さな顔に、華奢な体。
背中まで伸びる白髪はサラサラで、わずかな風でも靡く。
長い睫毛に縁取られた艶やかな金色の瞳は、一度見たら忘れられない。
骨格で辛うじて男性だとわかるぐらい、イリアは中性的な外見だった。
(これもオラトリオの教義に寄せられているんでしょうか)
大神殿の泉前にまつられている神の像は三体あるものの、何の神を信仰するかは信者の自由だ。
何せファンタジアには、数多くの神が「実在」する。
オラトリオとしては、その神々を代表して三体をまつっているに過ぎない。
これは入浴中に少年たちから聞いた話だけど、この三体を主神と仰いでいるわけでもないらしい。
神とはこう接するんですよ、というお手本のために選ばれた神のようだ。
中でも教義の中で一番多く登場するのが、創造の神クレアーレだった。
教義では、幼い少年姿のクレアーレを指して、性差のない子どものときが、人にとって最も神に近い時期とされ、手厚く保護するよう教えている。
要は「子どもは社会で守りましょう」ということだが、この教えを汲んで、ファビオたち幼い少年が、神子の世話係に選ばれてもいる。
少女がいないのは、神子が男性であるからだ。
そしてオラトリオでは、子どもに限らず性差の少ない者ほど神に近しい存在と考えられ、神官には中性的な人が多いという。
(エヴァルドは男の中の男! って感じでしたけど)
抱かれたときに感じた胸板の厚さ、腰に回された、たくましい腕の感触が蘇る。
しかしそれを思いだすと面映ゆくなり、軽く頭を振って考えを消した。
「神子様、このあとはどうされますか?」
「そうですね……食事には早いですし、中庭で涼みましょうか」
山の上にあるだけあって、居住区を含む大神殿の天候は変わりやすく、昼と夜の温度差も大きい。
けれど昼間の気温は一定で、晴れていれば過ごしやすかった。
ぶり返した羞恥を、風呂上がりの熱だと誤魔化して、イリアはファビオを伴い中庭へ移動した。
時折そよぐ風が、木の葉や花の香りを届けてくれる。
白い毛玉ことホワイティは、イリアの手にすっぽりと収まり、今は膝の上で丸まっていた。
「すみません、まさか神子様にご迷惑をおかけすることになるなんて……」
「構いませんよ。どうやら懐いてくれているようですし」
事情を訊くと、ホワイティは大きな鳥に咥えられて中庭にやって来たらしい。きっと近場の森で狩られたんだろう。
ファビオたちは、鳥がうっかりホワイティを落としたところに遭遇し、隠して育てることを決めたという。
「ここは神子様の神聖な居住区。勝手が許されないことはわかっています。でもみんなホワイティが可愛くて、別れたくなくて……」
「そういえば彼らはどういった立場の者なんですか?」
「みんなぼくと同じ、神子様の世話係です。寝室に入れるのはぼくだけですが、お食事やお風呂のお世話は、みんなでさせていただきます」
侍従として集められたんだろうか。
ただファビオも含め、その幼さが気になった。
ファビオのステータスを表示し、職業の「神子の世話係」に意識を向ける。
【神子の世話係】
試験に合格し、神子の居住区に入れる限られた者。
世話係に選ばれた者は親元を離れ、神子の居住区で生活する。
創造の神クレアーレの姿に倣い、声変わり前の少年に限られる。
どうやら、あえて幼い少年が選ばれているようだ。
「あ、食事はちゃんと調理師さんが作ってくださってます。居住区の一番奥に台所があって、そこだけは聖王様以外の大人も、立ち入るのを許可されています」
「じゃあそれ以外は子どもだけで? 掃除とか、大変でしょう?」
「大きなものを運ぶのは大変ですが、みんな魔法を使えるので、高い場所の掃除も問題ありません!」
そうだった。ここはファンタジーの世界だったと、イリアは自分の立場を思いだす。
しかし……。
「ご両親と別れて生活するのは寂しいですね」
「でもそれ以上に光栄なことです。神子様のお世話は、高位の神官である枢機卿ですらできませんから! ……神子様!?」
寂しいことは否定されず、気付いたときにはファビオを抱き締めていた。
動いたことで、寝ているのを邪魔されたホワイティが不満そうだけど、今は辛抱して欲しい。
「無理することはないんですよ?」
「い、いえ……あの……神子様にお仕えできるのは、ぼくたちも嬉しいんです。本当です! そのために頑張って試験を合格してきたのですから!」
ホワイティについて語っていた沈痛な表情とは違い、腕の中にいるファビオは頬を染め、紹介されたときと同じように瞳を輝かせていた。
うそを言ってるようには見えない。
「わかりました。ホワイティは洗ったら、あなたたちにお返ししますね」
「いいのですか?」
「もうあなたたちの大事な家族なんでしょう? 取り上げるようなことはしませんよ」
「あ、でも……」
「でも?」
ファビオが、イリアの膝の上で丸まるホワイティを見下ろす。
「ホワイティのほうが、神子様から離れないかもしれません」
それは想定外だった。
◆◆◆◆◆◆
風呂から出たホワイティは、名前通りの白さを取り戻した。
洗われている最中は、鳴き声で哀れみを誘ったけれど。
(……気持ちはわからないでもないですね)
イリアも少年たちの手によって、ホワイティ同様に洗われていた。
サッパリしたけれど、心安らかな時間だったとは言い難い。
脱衣所で、髪を風魔法によって乾かされながら、ふわふわになったホワイティを撫でる。
ファビオが言った通り、ホワイティのほうがイリアから離れようとしなかった。
(私の見た目も白いから、同族と思われたんでしょうか)
他の少年たちからも、神子様が預かってくださるならと異論は出なかった。
取り上げられてホワイティと会えなくなるよりはいいらしい。
「神子様、髪が乾きました」
「ありがとう」
お礼を言いつつ、ドライヤー役を買って出てくれた少年の頭を撫でる。
顔を真っ赤にして固まる様子を見ると、控えたほうがいいのだろう。しかしつい手が伸びてしまうのを、イリアは止められなかった。
ファビオが髪の乾き具合を最終確認し、尋ねてくる。
「お着替えはよろしいのですか?」
「神子の衣は、汚れないようですから大丈夫です」
そもそも着替えを持ち合わせていない。
アイテム欄を見ても、必要最低限の回復薬があるだけだった。
「神子様のお召しものは、やっぱり凄いのですね!」
「そのようです。私しか着られないみたいですが」
「納得です。神子様以外、似合う方もおられませんよ」
きっと服もアバターに合わせたデザインなのだろう。
鏡の前に立てば、キャラクターデザイン担当者の本気が窺えた。
小さな顔に、華奢な体。
背中まで伸びる白髪はサラサラで、わずかな風でも靡く。
長い睫毛に縁取られた艶やかな金色の瞳は、一度見たら忘れられない。
骨格で辛うじて男性だとわかるぐらい、イリアは中性的な外見だった。
(これもオラトリオの教義に寄せられているんでしょうか)
大神殿の泉前にまつられている神の像は三体あるものの、何の神を信仰するかは信者の自由だ。
何せファンタジアには、数多くの神が「実在」する。
オラトリオとしては、その神々を代表して三体をまつっているに過ぎない。
これは入浴中に少年たちから聞いた話だけど、この三体を主神と仰いでいるわけでもないらしい。
神とはこう接するんですよ、というお手本のために選ばれた神のようだ。
中でも教義の中で一番多く登場するのが、創造の神クレアーレだった。
教義では、幼い少年姿のクレアーレを指して、性差のない子どものときが、人にとって最も神に近い時期とされ、手厚く保護するよう教えている。
要は「子どもは社会で守りましょう」ということだが、この教えを汲んで、ファビオたち幼い少年が、神子の世話係に選ばれてもいる。
少女がいないのは、神子が男性であるからだ。
そしてオラトリオでは、子どもに限らず性差の少ない者ほど神に近しい存在と考えられ、神官には中性的な人が多いという。
(エヴァルドは男の中の男! って感じでしたけど)
抱かれたときに感じた胸板の厚さ、腰に回された、たくましい腕の感触が蘇る。
しかしそれを思いだすと面映ゆくなり、軽く頭を振って考えを消した。
「神子様、このあとはどうされますか?」
「そうですね……食事には早いですし、中庭で涼みましょうか」
山の上にあるだけあって、居住区を含む大神殿の天候は変わりやすく、昼と夜の温度差も大きい。
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