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高等部二年生
031
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資料室でのアクシデントから五日。
学園内で行われる催事の説明表が完成したのと同じくして、「抱かれたい」「抱きたい」ランキングも発表された。
思いの外、催事の説明表作りに時間がかかったのは、ぼくが資料室に行く度に怜くんが同行したせいだ。
あれ以来LANケーブルに絡まることはなかったけど、資料室で怜くんと二人っきりになるとどうしても……ごにょごにょと言葉を濁したくなることに時間を費やしてしまった。
説明表が完成に近付いた頃には、呆れ顔の眞宙くんにスプレー型の消臭剤を渡されて、とても申し訳ない気持ちになりました。
催事の説明表を作り終えた今、次はないと約束したい。
校内新聞で発表されたランキングの結果は、予想通りだった。
-------------------------------------
『抱かれたい』ランキング
一位 名法院 怜
二位 佐倉 眞宙
三位 上村 一紗
四位 板垣 八雲
五位 桜川 圭吾
-------------------------------------
見事に上位四人はBLゲーム「ぼくきみ」の攻略キャラだ。
しかしぼくとしてはチャラ男先輩より、桜川くんのほうが上じゃないかと思う。
これは親衛隊の組織票が入った結果かな……。
この結果を受けて、桜川くんの親衛隊が発足する日も近いだろうけど。
予想外だったのは、ぼくが「抱きたい」ランキングで一位を取ったことだ。
てっきり南くんが一位になるとばかり思ってたのに、南くんは二位だった。
風紀委員長の上村くんとしては、上位者に親衛隊長が選ばれたことで肩の荷が下りたみたいだけど。
念のため発表前には、ぼくにも注意を促す連絡がきたけど、親衛隊の人間にとっては今更な話だもんね。
何にしろ怜くんが「抱かれたい」ランキング一位であることは変わらない。
BLゲーム「ぼくきみ」のシステム上、他の攻略キャラとの好感度が拮抗してる場合は、怜くんが優先されるとしてもだ。
ゲーム主人公くんである七瀬くんと、怜くんには今後エッチなイベントが発生する。
これは避けられない。
避けてはダメなイベントだとも思う。
でもここ数日、資料室で体を寄せ合っていたせいか……どうしても心が納得してくれなかった。
ぼくがいるのに、七瀬くんと触れ合う必要はないよね? と。
……あぁ、うん、この疑問の答えはもう出てるんだ。
――いい加減、ただ性欲のはけ口にされてるだけだって気付けよ!
七瀬くんが言ったこの言葉は、体の関係を持っている親衛隊員に共通した事柄だ。
ぼくも例外じゃない。
だってこの学園は……。
「保? さっきから校内新聞片手にぼうっとしてるけど、大丈夫?」
「眞宙くん……うん、大丈夫だよ!」
教室でランキングを確認してから上の空になっていたらしい。
慌てて、何でもないと眞宙くんに笑顔を返す。
けれど眞宙くんの表情は心配げだった。
「嘘。大丈夫じゃない顔をしてるよ。保は嘘をつくのが下手なんだから、正直に白状したら?」
「うっ……別に嘘ってわけじゃ……」
「痛いところ突かれたって顔で何言ってるの。ランキングのせい?」
「ランキングのせい……というか」
原因は、目を逸らしたい現実にある。
なんて言ったら、眞宙くんはどう反応するかな。
漠然とした答えに困惑するだろうか。
しかしぼくの考えを他所に、眞宙くんは的確に悩みの範囲を狭めてきた。
「怜のこと?」
「ん……」
「最近は仲良さそうだったけど?」
必要以上に資料室で時間を過ごしていたことを指摘されて、頬が熱くなる。
「あ、あれは!」
「はいはい、どうせ怜が我慢できなくて、保に手を出したんでしょ。僕としては、ここのところ機嫌のいい怜を見てると、桜川くんじゃないけど『爆ぜろ』って言いたくなるよ」
「怜くん、そんなに機嫌いいの?」
「いいよ。資料室帰りは特に」
「あーうーあー……」
もうない! もう資料室に二人で行くことはないと思うから!
いや、機嫌がいいのは悪いことじゃないんだけどね!?
「それで? 仲は順調そうなのに、何を悩むことがあるの?」
「……ぼくたちの、将来?」
ポロっと小さい声で出てしまった答えがそのままで、焦って首を振る。
「違う、今のは忘れて」
「保……」
考えてもどうしようもないことを言って、呆れられただろうか。
怖々視線を上げると、細められた夕焼け色の瞳と目が合った。
手を伸ばされて、頭を撫でられる。
その眞宙くんの表情がとても優しくて……ぼくは意味もなく泣きそうになった。
◆◆◆◆◆◆
「お前はいつから浮気性になったんだ?」
「はぇ?」
寮に帰る道すがら、怜くんにそんなことを言われ、咄嗟に意味が理解できない。
今日は生徒会の仕事がなかったので、空はまだ明るかった。
「ランキング発表早々に、二位と一位がただならぬ様子だという噂が、俺のところにまで流れてきたぞ」
教室で眞宙くんに頭を撫でられたことだろうか。
思わず眞宙くんと二人で顔を見合わす。
「あれぐらいのこと、過去に数え切れないぐらいあったと思うけど……?」
何故今になって噂になるのか。
ぼくが怜くんや眞宙くんと、幼稚舎からの幼なじみであることは周知の事実だ。
「ランキングの結果を見て、口さがない連中が増えたんだろ。一時的なものだろうが、しばらくは行動に気を付けろ」
と言われても、具体的にどうすればいいんだろう?
首を傾げるぼくの頭に、怜くんが手を置いた。
「端的に言うなら、俺以外の人間に触れさせるな」
「怜、それは僕も含めてってこと?」
「今回の噂の相手はお前だろう? 第一、俺としてはお前が一番油断ならない」
「僕が保の嫌がることをするとでも? 自分がフォローできないからって、八つ当たりは止めてくれないかな」
「ならお前は、保が噂に晒されてもいいって言うのか?」
「怜は、保が噂に一喜一憂すると思ってるの? 保はどう? 今回の噂を聞いて傷付いた?」
「えぇっと……」
あれよあれよという間に、怜くんと眞宙くんが言い合いをはじめた戸惑いから抜け出せない。
どうしてこうなった。
「ぼくは特に何も。所詮噂だし……」
「ほら、気にしてない」
一々噂を気にするようでは、この二人の幼なじみなんてやってられない。
二人にしても、自分の噂を気にするような人間じゃなかった。
「怜は噂にかこつけて、自分の独占欲を満たしたいだけだよね」
「その通りです。余裕のない男は、みっともないですよ。何より怜様が一番保にとって危険人物であることを、棚に上げないでください」
視界に入った桜色の髪に驚く。
いつの間に近付いていたのか、全く気配がなかった。
目を見開いたまま、現れた人物の名を呼ぶ。
「桜川くん!」
「保、保が一番気を付けないといけないのは、怜様だからな」
「圭吾、何しに来た」
桜川くんがぼくたちの会話に入ってくることは滅多にない。
声をかけてきたからには、何かしら理由があるはずだった。
「七瀬のことで、お耳に入れたいことが」
桜川くんから、七瀬くんの名前が出てドキリとする。
怜くんが答える前に、桜川くんは、怜くんの耳に口を寄せた。
「分かった、一度俺から話してみる」
「お手数をおかけします。それじゃ、保、くれぐれも怜様には気を付けて」
「お前は一言余計だ!」
用件が済んだ桜川くんは、何事もなかったかのように、ぼくに忠告だけを残して去った。
桜川くんが持ってきた話は、眞宙くんも気になったようで、直接怜くんに尋ねる。
「怜、七瀬くんのことで何かあったの?」
「想定以上に外部生の動きが速い。七瀬を旗本にしようという動きが活発化しているようだ」
「それはまた……」
「七瀬は変わらず、ランキングの発表は不必要だと訴えていたからな。それに呼応した形だろうが、とりあえず俺は七瀬自身に、外部生の旗印になるつもりはあるのか訊こうと思う」
どうやらこの足で、怜くんは七瀬くんの部屋を訪ねるらしい。
ということはもしかして……もしかする? ここで二人のエッチなイベントが発生!?
七瀬くんにも同室の生徒がいるけど、必ずしも今、部屋にいるとは限らないし……。
ぼくは、どうしたらいいんだろうか。
学園内で行われる催事の説明表が完成したのと同じくして、「抱かれたい」「抱きたい」ランキングも発表された。
思いの外、催事の説明表作りに時間がかかったのは、ぼくが資料室に行く度に怜くんが同行したせいだ。
あれ以来LANケーブルに絡まることはなかったけど、資料室で怜くんと二人っきりになるとどうしても……ごにょごにょと言葉を濁したくなることに時間を費やしてしまった。
説明表が完成に近付いた頃には、呆れ顔の眞宙くんにスプレー型の消臭剤を渡されて、とても申し訳ない気持ちになりました。
催事の説明表を作り終えた今、次はないと約束したい。
校内新聞で発表されたランキングの結果は、予想通りだった。
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『抱かれたい』ランキング
一位 名法院 怜
二位 佐倉 眞宙
三位 上村 一紗
四位 板垣 八雲
五位 桜川 圭吾
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見事に上位四人はBLゲーム「ぼくきみ」の攻略キャラだ。
しかしぼくとしてはチャラ男先輩より、桜川くんのほうが上じゃないかと思う。
これは親衛隊の組織票が入った結果かな……。
この結果を受けて、桜川くんの親衛隊が発足する日も近いだろうけど。
予想外だったのは、ぼくが「抱きたい」ランキングで一位を取ったことだ。
てっきり南くんが一位になるとばかり思ってたのに、南くんは二位だった。
風紀委員長の上村くんとしては、上位者に親衛隊長が選ばれたことで肩の荷が下りたみたいだけど。
念のため発表前には、ぼくにも注意を促す連絡がきたけど、親衛隊の人間にとっては今更な話だもんね。
何にしろ怜くんが「抱かれたい」ランキング一位であることは変わらない。
BLゲーム「ぼくきみ」のシステム上、他の攻略キャラとの好感度が拮抗してる場合は、怜くんが優先されるとしてもだ。
ゲーム主人公くんである七瀬くんと、怜くんには今後エッチなイベントが発生する。
これは避けられない。
避けてはダメなイベントだとも思う。
でもここ数日、資料室で体を寄せ合っていたせいか……どうしても心が納得してくれなかった。
ぼくがいるのに、七瀬くんと触れ合う必要はないよね? と。
……あぁ、うん、この疑問の答えはもう出てるんだ。
――いい加減、ただ性欲のはけ口にされてるだけだって気付けよ!
七瀬くんが言ったこの言葉は、体の関係を持っている親衛隊員に共通した事柄だ。
ぼくも例外じゃない。
だってこの学園は……。
「保? さっきから校内新聞片手にぼうっとしてるけど、大丈夫?」
「眞宙くん……うん、大丈夫だよ!」
教室でランキングを確認してから上の空になっていたらしい。
慌てて、何でもないと眞宙くんに笑顔を返す。
けれど眞宙くんの表情は心配げだった。
「嘘。大丈夫じゃない顔をしてるよ。保は嘘をつくのが下手なんだから、正直に白状したら?」
「うっ……別に嘘ってわけじゃ……」
「痛いところ突かれたって顔で何言ってるの。ランキングのせい?」
「ランキングのせい……というか」
原因は、目を逸らしたい現実にある。
なんて言ったら、眞宙くんはどう反応するかな。
漠然とした答えに困惑するだろうか。
しかしぼくの考えを他所に、眞宙くんは的確に悩みの範囲を狭めてきた。
「怜のこと?」
「ん……」
「最近は仲良さそうだったけど?」
必要以上に資料室で時間を過ごしていたことを指摘されて、頬が熱くなる。
「あ、あれは!」
「はいはい、どうせ怜が我慢できなくて、保に手を出したんでしょ。僕としては、ここのところ機嫌のいい怜を見てると、桜川くんじゃないけど『爆ぜろ』って言いたくなるよ」
「怜くん、そんなに機嫌いいの?」
「いいよ。資料室帰りは特に」
「あーうーあー……」
もうない! もう資料室に二人で行くことはないと思うから!
いや、機嫌がいいのは悪いことじゃないんだけどね!?
「それで? 仲は順調そうなのに、何を悩むことがあるの?」
「……ぼくたちの、将来?」
ポロっと小さい声で出てしまった答えがそのままで、焦って首を振る。
「違う、今のは忘れて」
「保……」
考えてもどうしようもないことを言って、呆れられただろうか。
怖々視線を上げると、細められた夕焼け色の瞳と目が合った。
手を伸ばされて、頭を撫でられる。
その眞宙くんの表情がとても優しくて……ぼくは意味もなく泣きそうになった。
◆◆◆◆◆◆
「お前はいつから浮気性になったんだ?」
「はぇ?」
寮に帰る道すがら、怜くんにそんなことを言われ、咄嗟に意味が理解できない。
今日は生徒会の仕事がなかったので、空はまだ明るかった。
「ランキング発表早々に、二位と一位がただならぬ様子だという噂が、俺のところにまで流れてきたぞ」
教室で眞宙くんに頭を撫でられたことだろうか。
思わず眞宙くんと二人で顔を見合わす。
「あれぐらいのこと、過去に数え切れないぐらいあったと思うけど……?」
何故今になって噂になるのか。
ぼくが怜くんや眞宙くんと、幼稚舎からの幼なじみであることは周知の事実だ。
「ランキングの結果を見て、口さがない連中が増えたんだろ。一時的なものだろうが、しばらくは行動に気を付けろ」
と言われても、具体的にどうすればいいんだろう?
首を傾げるぼくの頭に、怜くんが手を置いた。
「端的に言うなら、俺以外の人間に触れさせるな」
「怜、それは僕も含めてってこと?」
「今回の噂の相手はお前だろう? 第一、俺としてはお前が一番油断ならない」
「僕が保の嫌がることをするとでも? 自分がフォローできないからって、八つ当たりは止めてくれないかな」
「ならお前は、保が噂に晒されてもいいって言うのか?」
「怜は、保が噂に一喜一憂すると思ってるの? 保はどう? 今回の噂を聞いて傷付いた?」
「えぇっと……」
あれよあれよという間に、怜くんと眞宙くんが言い合いをはじめた戸惑いから抜け出せない。
どうしてこうなった。
「ぼくは特に何も。所詮噂だし……」
「ほら、気にしてない」
一々噂を気にするようでは、この二人の幼なじみなんてやってられない。
二人にしても、自分の噂を気にするような人間じゃなかった。
「怜は噂にかこつけて、自分の独占欲を満たしたいだけだよね」
「その通りです。余裕のない男は、みっともないですよ。何より怜様が一番保にとって危険人物であることを、棚に上げないでください」
視界に入った桜色の髪に驚く。
いつの間に近付いていたのか、全く気配がなかった。
目を見開いたまま、現れた人物の名を呼ぶ。
「桜川くん!」
「保、保が一番気を付けないといけないのは、怜様だからな」
「圭吾、何しに来た」
桜川くんがぼくたちの会話に入ってくることは滅多にない。
声をかけてきたからには、何かしら理由があるはずだった。
「七瀬のことで、お耳に入れたいことが」
桜川くんから、七瀬くんの名前が出てドキリとする。
怜くんが答える前に、桜川くんは、怜くんの耳に口を寄せた。
「分かった、一度俺から話してみる」
「お手数をおかけします。それじゃ、保、くれぐれも怜様には気を付けて」
「お前は一言余計だ!」
用件が済んだ桜川くんは、何事もなかったかのように、ぼくに忠告だけを残して去った。
桜川くんが持ってきた話は、眞宙くんも気になったようで、直接怜くんに尋ねる。
「怜、七瀬くんのことで何かあったの?」
「想定以上に外部生の動きが速い。七瀬を旗本にしようという動きが活発化しているようだ」
「それはまた……」
「七瀬は変わらず、ランキングの発表は不必要だと訴えていたからな。それに呼応した形だろうが、とりあえず俺は七瀬自身に、外部生の旗印になるつもりはあるのか訊こうと思う」
どうやらこの足で、怜くんは七瀬くんの部屋を訪ねるらしい。
ということはもしかして……もしかする? ここで二人のエッチなイベントが発生!?
七瀬くんにも同室の生徒がいるけど、必ずしも今、部屋にいるとは限らないし……。
ぼくは、どうしたらいいんだろうか。
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※11/12に10話加筆しています。
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