48 / 50
高等部二年生
047※
しおりを挟む
大きいものが押し当てられて、蕾が、広げられていく。
知らぬ間に怜くんもゴムを着けていたようで、ぬめった質感が粘膜に触れた。
「っ……!」
無理。
真っ先に浮かんだ言葉は、それだった。
入るわけがない、そう思うのに。
「ひぁあん! あっ……ふっ……ぅんんっ!」
怜くんの亀頭に、前立腺をこすられて嬌声が上がる。
すぐに挿入の息苦しさに苛まれるけど、体は覚え立ての快感に震えていた。
熱にうなじを焼かれ、汗が噴き出る。
「っ……きつい、な……」
身悶えるぼくに、辛そうな怜くん。
もうここで終わりにしない? そう提案したくて口を開くも、出てくるのは喘ぎだけだった。
「あ……ぁあっ、ん……っ」
「保……っ」
進入を促すためか、怜くんに腰を掴まれる。
その刺激でさえ快楽に変わって、ぼくは背を反らせた。
「ひぁっ、あ……!」
おかしい。
いつもより敏感になってる気がする。
それが前立腺を刺激されたせいなのか、気持ちいいと口に出して言った自己暗示によるものなのかは判断できない。
ただいつになく体は感じ入って、目に見える形でそれを現す。
小刻みに体が跳ねるのを止められない。
「は……ぁ……保の、中は、熱いな」
そう言われても、自分では分かるはずもなく。
着実に怜くんが進入していることだけは、内側で増す圧迫感で知れた。
蕾が、広がって。
中も、広げられて。
自分の体に、そこまで柔軟性があることに驚く。
自然と目尻から生理的な涙がこぼれていた。
「怜、く……」
「んっ……半分は、入ったぞ」
「うそ……」
もうそんなに? まだ半分?
相反する二つの感想が、同時に頭に浮かぶ。
ぼくのものより一回りは太いし、長いのも知っている。
怜くんの身長では相応なのかも知れないけど、毎回見る度に大きいとは思っていた。勃起時は特に。
それが今、自分の中にあるというのだから……人体は不思議だ。
「もう、止める……?」
「んなわけないだろ。俺を生殺しにする気か」
怜くんも辛そうに見えるのに、結局のところ萎えていないのが答えなんだろうか。
ゆっくり時間をかけてくれているおかげか、思考する余裕が生まれていた。
早くもぼくの声は掠れてきているけど。
「全部挿れたいが、大丈夫そうか?」
「分からな……っんん」
汗が肌に滲むように、中が押し広げられていく。
時折、胸を掻きむしりたくなる衝動に駆られるけど、もうここまで来たのなら。
「いい……から、全部……挿れて」
一つに、なりたい。
体がどこまでもってくれるかは分からないけど、怜くんと深く繋がりたかった。
はぁ、と大きく息を吐く。
すると次は意識しなくても息が吸える。
「保……っ」
あぁ……怜くんが、入ってくる。
自分の体なのに、自分の知らない場所へ。奥深く。
ポロポロと涙がこぼれ、シーツを力いっぱい握り締めた。
「っ全部、入ったぞ。大丈夫か?」
「はふっ……ぅ……多分……」
消え入りそうなほど小さな声だったけど、怜くんには無事届いたようで、頷きが返ってきた。
シーツを握る手を、上から握られる。
「動くぞ」
「ぅんんっ……! あっ、くっ……!」
世界がブレる。
赤、緑、青……本来重なって一つになっているそれぞれの色が、階層ごとに揺れ動くように。
粘膜が引っ張られる感覚は、形容のしようがない。
お腹が、おかしくなりそう。
前後に揺すられる律動に、ただ耐える。
苦しいような、切ないような。
でも、それ以上に。
嬉しい、と心が叫ぶ。
一つになれた。
繋がった。
怜くんと。
ずっと、ずっと怖かったはずの繋がりに、満たされる。
「あっ、ぁあっ!」
「保……保っ……」
怜くん。
怜くん、大好き。
今は喘ぐことしかできないけど、この気持ちが少しでも伝わって欲しい。
そう願った瞬間、覚え立ての快感に体が弾んだ。
「ひぅんっ! あっ! そこ、い……っ」
「ここか?」
「んぁあ! だめっ、感じっ……いいの、だめっ」
「……どっちだ。言いたいことは、分かるが」
グイッと感じるポイントに、怜くんの亀頭が押し当てられる。
逃げたい、反射的にそう思うけど、逃げられない。
快感の波に襲われる。
「はぁあん! あっ! あっ! らめっ、ぁあっ」
もんどり打って、背中が浮く。
暴れるぼくの腰を、怜くんは掴んで放さなかった。
「やぁあっ、イクっ、イッちゃうぅ……!」
「なら、イケ。俺も……っ」
腰を振られ、肉がぶつかる衝撃が骨にまで響く。
湿り気を帯びた打撃音が、耳を犯した。
目線を下ろせば、シャツの裾から怜くんの引き締まった腹筋が覗いていて。
お互いに無防備な姿を晒していることを分からせる。
そして硬さを保った怜くんの中心が、彼も感じていることを伝えてくれた。
ぼくで感じてくれてる。
ぼくも怜くんに感じさせられてる。
改めてそれを意識すると、中が収縮するのが自分でも分かった。
より怜くんがぼくの感じる部分を圧迫し、体に一際大きな電流が走る。
「はぅぅっ、うっ! あっ、あっ……! ぁああああ!」
「くっ……ぅっ……」
お腹に力が入る。
それを感じた次の瞬間、意識が飛んだ。
知らぬ間に怜くんもゴムを着けていたようで、ぬめった質感が粘膜に触れた。
「っ……!」
無理。
真っ先に浮かんだ言葉は、それだった。
入るわけがない、そう思うのに。
「ひぁあん! あっ……ふっ……ぅんんっ!」
怜くんの亀頭に、前立腺をこすられて嬌声が上がる。
すぐに挿入の息苦しさに苛まれるけど、体は覚え立ての快感に震えていた。
熱にうなじを焼かれ、汗が噴き出る。
「っ……きつい、な……」
身悶えるぼくに、辛そうな怜くん。
もうここで終わりにしない? そう提案したくて口を開くも、出てくるのは喘ぎだけだった。
「あ……ぁあっ、ん……っ」
「保……っ」
進入を促すためか、怜くんに腰を掴まれる。
その刺激でさえ快楽に変わって、ぼくは背を反らせた。
「ひぁっ、あ……!」
おかしい。
いつもより敏感になってる気がする。
それが前立腺を刺激されたせいなのか、気持ちいいと口に出して言った自己暗示によるものなのかは判断できない。
ただいつになく体は感じ入って、目に見える形でそれを現す。
小刻みに体が跳ねるのを止められない。
「は……ぁ……保の、中は、熱いな」
そう言われても、自分では分かるはずもなく。
着実に怜くんが進入していることだけは、内側で増す圧迫感で知れた。
蕾が、広がって。
中も、広げられて。
自分の体に、そこまで柔軟性があることに驚く。
自然と目尻から生理的な涙がこぼれていた。
「怜、く……」
「んっ……半分は、入ったぞ」
「うそ……」
もうそんなに? まだ半分?
相反する二つの感想が、同時に頭に浮かぶ。
ぼくのものより一回りは太いし、長いのも知っている。
怜くんの身長では相応なのかも知れないけど、毎回見る度に大きいとは思っていた。勃起時は特に。
それが今、自分の中にあるというのだから……人体は不思議だ。
「もう、止める……?」
「んなわけないだろ。俺を生殺しにする気か」
怜くんも辛そうに見えるのに、結局のところ萎えていないのが答えなんだろうか。
ゆっくり時間をかけてくれているおかげか、思考する余裕が生まれていた。
早くもぼくの声は掠れてきているけど。
「全部挿れたいが、大丈夫そうか?」
「分からな……っんん」
汗が肌に滲むように、中が押し広げられていく。
時折、胸を掻きむしりたくなる衝動に駆られるけど、もうここまで来たのなら。
「いい……から、全部……挿れて」
一つに、なりたい。
体がどこまでもってくれるかは分からないけど、怜くんと深く繋がりたかった。
はぁ、と大きく息を吐く。
すると次は意識しなくても息が吸える。
「保……っ」
あぁ……怜くんが、入ってくる。
自分の体なのに、自分の知らない場所へ。奥深く。
ポロポロと涙がこぼれ、シーツを力いっぱい握り締めた。
「っ全部、入ったぞ。大丈夫か?」
「はふっ……ぅ……多分……」
消え入りそうなほど小さな声だったけど、怜くんには無事届いたようで、頷きが返ってきた。
シーツを握る手を、上から握られる。
「動くぞ」
「ぅんんっ……! あっ、くっ……!」
世界がブレる。
赤、緑、青……本来重なって一つになっているそれぞれの色が、階層ごとに揺れ動くように。
粘膜が引っ張られる感覚は、形容のしようがない。
お腹が、おかしくなりそう。
前後に揺すられる律動に、ただ耐える。
苦しいような、切ないような。
でも、それ以上に。
嬉しい、と心が叫ぶ。
一つになれた。
繋がった。
怜くんと。
ずっと、ずっと怖かったはずの繋がりに、満たされる。
「あっ、ぁあっ!」
「保……保っ……」
怜くん。
怜くん、大好き。
今は喘ぐことしかできないけど、この気持ちが少しでも伝わって欲しい。
そう願った瞬間、覚え立ての快感に体が弾んだ。
「ひぅんっ! あっ! そこ、い……っ」
「ここか?」
「んぁあ! だめっ、感じっ……いいの、だめっ」
「……どっちだ。言いたいことは、分かるが」
グイッと感じるポイントに、怜くんの亀頭が押し当てられる。
逃げたい、反射的にそう思うけど、逃げられない。
快感の波に襲われる。
「はぁあん! あっ! あっ! らめっ、ぁあっ」
もんどり打って、背中が浮く。
暴れるぼくの腰を、怜くんは掴んで放さなかった。
「やぁあっ、イクっ、イッちゃうぅ……!」
「なら、イケ。俺も……っ」
腰を振られ、肉がぶつかる衝撃が骨にまで響く。
湿り気を帯びた打撃音が、耳を犯した。
目線を下ろせば、シャツの裾から怜くんの引き締まった腹筋が覗いていて。
お互いに無防備な姿を晒していることを分からせる。
そして硬さを保った怜くんの中心が、彼も感じていることを伝えてくれた。
ぼくで感じてくれてる。
ぼくも怜くんに感じさせられてる。
改めてそれを意識すると、中が収縮するのが自分でも分かった。
より怜くんがぼくの感じる部分を圧迫し、体に一際大きな電流が走る。
「はぅぅっ、うっ! あっ、あっ……! ぁああああ!」
「くっ……ぅっ……」
お腹に力が入る。
それを感じた次の瞬間、意識が飛んだ。
177
あなたにおすすめの小説
彼はやっぱり気づかない!
水場奨
BL
さんざんな1日を終え目を覚ますと、そこは漫画に似た世界だった。
え?もしかして俺、敵側の端役として早々に死ぬやつじゃね?
死亡フラグを回避して普通に暮らしたい主人公が気づかないうちに主人公パートを歩み始めて、周りをかき回しながら生き抜きます。
竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜
レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」
魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。
彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。
【完結】婚約破棄したのに幼馴染の執着がちょっと尋常じゃなかった。
天城
BL
子供の頃、天使のように可愛かった第三王子のハロルド。しかし今は令嬢達に熱い視線を向けられる美青年に成長していた。
成績優秀、眉目秀麗、騎士団の演習では負けなしの完璧な王子の姿が今のハロルドの現実だった。
まだ少女のように可愛かったころに求婚され、婚約した幼馴染のギルバートに申し訳なくなったハロルドは、婚約破棄を決意する。
黒髪黒目の無口な幼馴染(攻め)×金髪青瞳美形第三王子(受け)。前後編の2話完結。番外編を不定期更新中。
義理の家族に虐げられている伯爵令息ですが、気にしてないので平気です。王子にも興味はありません。
竜鳴躍
BL
性格の悪い傲慢な王太子のどこが素敵なのか分かりません。王妃なんて一番めんどくさいポジションだと思います。僕は一応伯爵令息ですが、子どもの頃に両親が亡くなって叔父家族が伯爵家を相続したので、居候のようなものです。
あれこれめんどくさいです。
学校も身づくろいも適当でいいんです。僕は、僕の才能を使いたい人のために使います。
冴えない取り柄もないと思っていた主人公が、実は…。
主人公は虐げる人の知らないところで輝いています。
全てを知って後悔するのは…。
☆2022年6月29日 BL 1位ありがとうございます!一瞬でも嬉しいです!
☆2,022年7月7日 実は子どもが主人公の話を始めてます。
囚われの親指王子が瀕死の騎士を助けたら、王子さまでした。https://www.alphapolis.co.jp/novel/355043923/237646317
【完結済み】乙男な僕はモブらしく生きる
木嶋うめ香
BL
本編完結済み(2021.3.8)
和の国の貴族の子息が通う華学園の食堂で、僕こと鈴森千晴(すずもりちはる)は前世の記憶を思い出した。
この世界、前世の僕がやっていたBLゲーム「華乙男のラブ日和」じゃないか?
鈴森千晴なんて登場人物、ゲームには居なかったから僕のポジションはモブなんだろう。
もうすぐ主人公が転校してくる。
僕の片思いの相手山城雅(やましろみやび)も攻略対象者の一人だ。
これから僕は主人公と雅が仲良くなっていくのを見てなきゃいけないのか。
片思いだって分ってるから、諦めなきゃいけないのは分ってるけど、やっぱり辛いよどうしたらいいんだろう。
婚約破棄署名したらどうでも良くなった僕の話
黄金
BL
婚約破棄を言い渡され、署名をしたら前世を思い出した。
恋も恋愛もどうでもいい。
そう考えたノジュエール・セディエルトは、騎士団で魔法使いとして生きていくことにする。
二万字程度の短い話です。
6話完結。+おまけフィーリオルのを1話追加します。
陰キャな俺、人気者の幼馴染に溺愛されてます。
陽七 葵
BL
主人公である佐倉 晴翔(さくら はると)は、顔がコンプレックスで、何をやらせてもダメダメな高校二年生。前髪で顔を隠し、目立たず平穏な高校ライフを望んでいる。
しかし、そんな晴翔の平穏な生活を脅かすのはこの男。幼馴染の葉山 蓮(はやま れん)。
蓮は、イケメンな上に人当たりも良く、勉強、スポーツ何でも出来る学校一の人気者。蓮と一緒にいれば、自ずと目立つ。
だから、晴翔は学校では極力蓮に近付きたくないのだが、避けているはずの蓮が晴翔にベッタリ構ってくる。
そして、ひょんなことから『恋人のフリ』を始める二人。
そこから物語は始まるのだが——。
実はこの二人、最初から両想いだったのにそれを拗らせまくり。蓮に新たな恋敵も現れ、蓮の執着心は過剰なモノへと変わっていく。
素直になれない主人公と人気者な幼馴染の恋の物語。どうぞお楽しみ下さい♪
転生したら嫌われ者No.01のザコキャラだった 〜引き篭もりニートは落ちぶれ王族に転生しました〜
隍沸喰(隍沸かゆ)
BL
引き篭もりニートの俺は大人にも子供にも人気の話題のゲーム『WoRLD oF SHiSUTo』の次回作を遂に手に入れたが、その直後に死亡してしまった。
目覚めたらその世界で最も嫌われ、前世でも嫌われ続けていたあの落ちぶれた元王族《ヴァントリア・オルテイル》になっていた。
同じ檻に入っていた子供を看病したのに殺されかけ、王である兄には冷たくされ…………それでもめげずに頑張ります!
俺を襲ったことで連れて行かれた子供を助けるために、まずは脱獄からだ!
重複投稿:小説家になろう(ムーンライトノベルズ)
注意:
残酷な描写あり
表紙は力不足な自作イラスト
誤字脱字が多いです!
お気に入り・感想ありがとうございます。
皆さんありがとうございました!
BLランキング1位(2021/8/1 20:02)
HOTランキング15位(2021/8/1 20:02)
他サイト日間BLランキング2位(2019/2/21 20:00)
ツンデレ、執着キャラ、おバカ主人公、魔法、主人公嫌われ→愛されです。
いらないと思いますが感想・ファンアート?などのSNSタグは #嫌01 です。私も宣伝や時々描くイラストに使っています。利用していただいて構いません!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる