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005.おっさん視点
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再度、森で彼を発見したときは不覚にも嬉しかった。
……もしかしたら彼女なのかもしれんが、ピンクスライムの性別など判別できん。
便宜上「彼」で問題ないだろう。
ピンクスライムといえば、乱獲のため希少種となっている魔物だ。
それがまさか、人の頭ほど大きいものが、未だ存在していたとは。
何故か彼の上でヘビがとぐろを巻いているのには笑いが漏れた。
話に聞いていた、ピンクスライムが他の生物から好かれるというのは真実だったらしい。
生物側も彼らが命を奪わないと本能で分かっているからだろう。
この森に魔物は生息しておらんはずだが、どこから出現したのか……。
ダメ元で、スライム壺を彼の進行上に置いた。
果たしてこのまま彼は、他のスライムと同様に中へ入ってくれるだろうか。
昨日、ゴーレムを連れ帰って、一つ気になる点があった。
魔法陣が書き換えられていたのだ。
まさかピンクスライムにそんな芸当ができるとは自分でも信じられんが、痕跡があった事実は変えられない。
大きさから見ても彼が異能種である可能性は高い。
私は俄然、彼に興味が湧いた。
不思議と彼を知ることができるのならば、体を差しだしてもいいと思えるほどに。こんなおじさんの精気でよければ、いくらでもくれてやろう。
間違っても最中は人に見せられるものではないが、相手はピンクスライムだ。
それに――。
昔の光景が頭を過ぎる。
美しく彩られているのは、過去の幻影だからか。
魔王と共に彼も葬られたと聞いたとき、忘れようと心に決めたはずだった。
しかし胸にはまだ、彼の肖像画がある。
バカバカしい話だ。
犯された相手に恋心を抱くなど。
けれど私は忘れられないのだ。
彼の指先が、優しく肌をなぞる繊細な感触を。悶える私に見せくれた微笑みを。緊張する私の身と心を、彼は会話と手管で丁寧に解きほぐしてくれた。
絹糸のような美しい銀髪を肩に流した彼は、後光を背負ったような、この世のものとは思えない麗しさだった。
後ろで感じる快楽と共に、私の心は大きく打ち震えた。
今では悲哀を伴うこの恋情を、ピンクスライムは束の間、忘れさせてくれる。
ゼリー状の体が見せる色合いが、今は亡きスズイロ卿の、瞳の色が変わる瞬間と同じように思えるのは……流石に気の迷いか。
案の定、地面を這うピンクスライムが、スライム壺に入ることはなかった。
跳びつく彼を反射的に剥がそうと藻掻く。
「くっ……この……ぁ」
しかし体は、これから訪れるであろう快楽に総毛立っていた。
「んっく……ぅぅ……っ」
鼓動が早くなり、額に汗が浮かぶ。
私の秘部に唯一触れたのは、あの美しい魔族だけだったというのに。
ゾワゾワと後孔を犯される背徳感に、私は喘ぐことで記憶に蓋をした。
……もしかしたら彼女なのかもしれんが、ピンクスライムの性別など判別できん。
便宜上「彼」で問題ないだろう。
ピンクスライムといえば、乱獲のため希少種となっている魔物だ。
それがまさか、人の頭ほど大きいものが、未だ存在していたとは。
何故か彼の上でヘビがとぐろを巻いているのには笑いが漏れた。
話に聞いていた、ピンクスライムが他の生物から好かれるというのは真実だったらしい。
生物側も彼らが命を奪わないと本能で分かっているからだろう。
この森に魔物は生息しておらんはずだが、どこから出現したのか……。
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果たしてこのまま彼は、他のスライムと同様に中へ入ってくれるだろうか。
昨日、ゴーレムを連れ帰って、一つ気になる点があった。
魔法陣が書き換えられていたのだ。
まさかピンクスライムにそんな芸当ができるとは自分でも信じられんが、痕跡があった事実は変えられない。
大きさから見ても彼が異能種である可能性は高い。
私は俄然、彼に興味が湧いた。
不思議と彼を知ることができるのならば、体を差しだしてもいいと思えるほどに。こんなおじさんの精気でよければ、いくらでもくれてやろう。
間違っても最中は人に見せられるものではないが、相手はピンクスライムだ。
それに――。
昔の光景が頭を過ぎる。
美しく彩られているのは、過去の幻影だからか。
魔王と共に彼も葬られたと聞いたとき、忘れようと心に決めたはずだった。
しかし胸にはまだ、彼の肖像画がある。
バカバカしい話だ。
犯された相手に恋心を抱くなど。
けれど私は忘れられないのだ。
彼の指先が、優しく肌をなぞる繊細な感触を。悶える私に見せくれた微笑みを。緊張する私の身と心を、彼は会話と手管で丁寧に解きほぐしてくれた。
絹糸のような美しい銀髪を肩に流した彼は、後光を背負ったような、この世のものとは思えない麗しさだった。
後ろで感じる快楽と共に、私の心は大きく打ち震えた。
今では悲哀を伴うこの恋情を、ピンクスライムは束の間、忘れさせてくれる。
ゼリー状の体が見せる色合いが、今は亡きスズイロ卿の、瞳の色が変わる瞬間と同じように思えるのは……流石に気の迷いか。
案の定、地面を這うピンクスライムが、スライム壺に入ることはなかった。
跳びつく彼を反射的に剥がそうと藻掻く。
「くっ……この……ぁ」
しかし体は、これから訪れるであろう快楽に総毛立っていた。
「んっく……ぅぅ……っ」
鼓動が早くなり、額に汗が浮かぶ。
私の秘部に唯一触れたのは、あの美しい魔族だけだったというのに。
ゾワゾワと後孔を犯される背徳感に、私は喘ぐことで記憶に蓋をした。
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