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てっきりレイが目を覚ましたから、オレも起こされたんだと思ったんだが。
違うのか? ヘビは玄関のほうを向いて動かない。
誰か来たのだろうかと、寝室からリビングへ移動したときだった。
来訪者は鍵を持っていたのか、抵抗なく玄関のドアを開け放つ。
「失礼……――魔物っ!?」
現れた赤毛の青年は、太陽の光を背に身を屈め、腰に携えた剣を一閃させた。
細身の割に鍛えているのか、青年の素早い動きによってオレの体は上下真っ二つに寸断される。
青年はレイとは違い、シャツにズボンという軽装ではあるものの、身なりが良かった。
抜かれた刀剣も、高名な鍛冶士のものだろう。
曇り一つない刃には、周囲の景色が映り込んでいる。
跳ね上がった上半分の体からその景色を眺めながら、オレは下半分の体を青年へと伸ばした。
「ちっ、スライムか!」
そう! オレ、ピンクスライム!
なので物理攻撃は無効だ。
跳ねた上半分が重力に従い落下し、赤毛の青年へ伸ばした下半分の体と合体する。
「一旦外に……っ!?」
青年は家の中で魔法は使えないと悟り、外で迎え撃とうとするが、とき既に遅し。
オレの体は青年に取りついていた。
こうなってしまえば、いくら剣術に覚えがあっても宝の持ち腐れだ。
しかし青年は尚も抗おうと、外に向かって転げ出る。
地面に転がることで、自分の体からオレを剥がそうとしているらしい。
あっという間に、身なりの良かった青年の服が土で汚れるが、オレの知ったことではない。
「っ……この……! 離れっ、むぐっ!?」
ちょっと、うるさいから黙って。
まだレイも寝てるのに、とゼリー状の体で口を塞ぐ。
だが青年はスライムに襲われたときの対処法を心得ているのか、口を塞がれても動じずにオレを飲み込んだ。
……うん、普通のスライムだったら、自分の体が食われたことに驚いて身を剥がすんだけどな。
異能種でもあるオレは、普通とは違う。
そして催淫効果を持つピンクスライムだ。
「な、に……何だこれ……っ……体が、熱い……っ」
媚薬を作るときですら、ピンクスライムの体を水で薄めるっつーのに、原液で飲むからだよ。
ピンクスライムを飲み込んだことで、催淫効果が過度に現れることになった赤毛の青年は、顔を上気させながら自分の体を抱き締めている。
おっ、こいつ肌が褐色だな。レイが色白なのもあって、ブラウンの肌色には新鮮味があった。
「はっぁ……な、に……ぅんんっ」
もしかしてピンクスライムに遭遇したのははじめてか?
赤毛の青年は、見た感じ二十代前半。
大人の玩具として広く使われているピンクスライムだが、そのおかげで自然にエンカウントする確率は大分と減っている。
話には聞いたことがあっても、実際に遭遇したことはなかったのかもしれない。
それに青年は大人の玩具や媚薬に頼らなくても楽しめるお年頃だ。
体が火照り、感覚が敏感になることすら未経験かもしれなかった。
「ぁ……ぁあ……お前、なに、をっ……くっ」
どうやら体の異変の原因がオレであることには気づいているらしい。
一番の原因は、オマエがオレの一部を飲み込んだからだけどな!
敏感になった肌は、着ている服の衣擦れでも快感を覚えるのか、青年は問い質しながらも、快感に耐えようと頭を地面に擦りつける。
オレはといえば……こんな楽しそうな機会を、見逃すはずはなく。
ヌルリとゼリー状の体を青年の服の中へ潜り込ませた。
「なっ! やめ……っ……くぅ……うご、くなぁぁあっ」
折角だから、存分に快楽を教えてやるぜ!
レイは下半身から責めたので、赤毛の青年は上半身を重点的にいじることにする。
まずは手はじめに乳首からだな。おー、おー、既にビンビンじゃねぇか。
胸板はさほど厚くないものの、褐色の鍛えられた胸にあるツンツンと果実の種のように硬くなった先端に吸いつく。
すると青年は嘶き、地面を跳ねた。
「はぁぁぁんっ! ぁあ……うそ、だ……こんなのでっ……ふっぅぅ」
大きく背中を反らせながら戦慄く。
とうとう耐えきれなくなったのか、彼は自ら下着の中へ両手を差し込み、そして問答無用で竿を扱きだした。
「ふっ、ふっ! くぅぅん、ぁ……あっ! あぁ!」
赤毛の青年が快楽に酔いしれる間も、オレは彼の乳首を吸い続ける。
途中、果実の味が染みついた種を味わうように、コリコリと尖った先端をもてあそんだ。
「あひっ、やめっ……! あっ! あん! もう……こんなっ、だめ、だっ……! はぁん! あっ、あっ、あっ!」
チュブチュブとゼリー状のオレの体が褐色の胸の上で踊る。
一方青年も、自身から溢れるカウパーで水音を立てていた。
「こんな……っ………こんなのでっ……ふっ……ぅ、ぅううううっ!」
青年の腰が震え、腹が満たされるのを感じる。
彼から放たれた精液は、地面にシミを作った。
赤毛の青年の体から溢れでる精気がおいしい。
青年は荒くなった息を整えているが、そこにはまだ快感にとらわれている様子があった。
「はぁ……ぁ……ん、イッたのに……なんで……っ」
催淫効果のあるピンクスライムの体を飲み込んだせいだろうな。
本来薄めて使うものを原液のまま飲み込んだせいで、効果が持続しているに違いない。
オレもまだ腹に余裕があるし、付き合ってやるよ。
流石に地面に落ちた精液を舐める気にはなれないしな。
「あぁ……いやだ、も……離れろっ」
また褐色の肌の上で動きだしたオレを、赤毛の青年が掴もうとするが、まるで力が入っていない。
体格でいえばレイのほうががっしりしているものの、細身ながら最初の一太刀を見るに、彼も体を鍛えてはいるようだ。そうか、刀剣があるのか……。
オレはあることを思いつき、横たわる青年の胸から腹へと撫でるようにゼリー状の体を滑らせた。
青年の腹筋は綺麗に割れていて、その筋肉のくぼみ、ヘソの穴に潜りながら下半身を目指していく。
「なにを、する気だ……!」
レイもそうだったように、青年も手でオレの進行を阻もうとした。
無意味だけどな。もう完全に青年の体に取りついてるので、背中からでも回り込める。
髪色と同じ赤毛の陰毛の上を通り、更に下へ。
下着から取りだされ、外気に晒されている青年の中心を横目に通り過ぎたところで、やっと彼はオレの目指すところに気づいた。
「あっ!? う、うそだろ……!?」
違うのか? ヘビは玄関のほうを向いて動かない。
誰か来たのだろうかと、寝室からリビングへ移動したときだった。
来訪者は鍵を持っていたのか、抵抗なく玄関のドアを開け放つ。
「失礼……――魔物っ!?」
現れた赤毛の青年は、太陽の光を背に身を屈め、腰に携えた剣を一閃させた。
細身の割に鍛えているのか、青年の素早い動きによってオレの体は上下真っ二つに寸断される。
青年はレイとは違い、シャツにズボンという軽装ではあるものの、身なりが良かった。
抜かれた刀剣も、高名な鍛冶士のものだろう。
曇り一つない刃には、周囲の景色が映り込んでいる。
跳ね上がった上半分の体からその景色を眺めながら、オレは下半分の体を青年へと伸ばした。
「ちっ、スライムか!」
そう! オレ、ピンクスライム!
なので物理攻撃は無効だ。
跳ねた上半分が重力に従い落下し、赤毛の青年へ伸ばした下半分の体と合体する。
「一旦外に……っ!?」
青年は家の中で魔法は使えないと悟り、外で迎え撃とうとするが、とき既に遅し。
オレの体は青年に取りついていた。
こうなってしまえば、いくら剣術に覚えがあっても宝の持ち腐れだ。
しかし青年は尚も抗おうと、外に向かって転げ出る。
地面に転がることで、自分の体からオレを剥がそうとしているらしい。
あっという間に、身なりの良かった青年の服が土で汚れるが、オレの知ったことではない。
「っ……この……! 離れっ、むぐっ!?」
ちょっと、うるさいから黙って。
まだレイも寝てるのに、とゼリー状の体で口を塞ぐ。
だが青年はスライムに襲われたときの対処法を心得ているのか、口を塞がれても動じずにオレを飲み込んだ。
……うん、普通のスライムだったら、自分の体が食われたことに驚いて身を剥がすんだけどな。
異能種でもあるオレは、普通とは違う。
そして催淫効果を持つピンクスライムだ。
「な、に……何だこれ……っ……体が、熱い……っ」
媚薬を作るときですら、ピンクスライムの体を水で薄めるっつーのに、原液で飲むからだよ。
ピンクスライムを飲み込んだことで、催淫効果が過度に現れることになった赤毛の青年は、顔を上気させながら自分の体を抱き締めている。
おっ、こいつ肌が褐色だな。レイが色白なのもあって、ブラウンの肌色には新鮮味があった。
「はっぁ……な、に……ぅんんっ」
もしかしてピンクスライムに遭遇したのははじめてか?
赤毛の青年は、見た感じ二十代前半。
大人の玩具として広く使われているピンクスライムだが、そのおかげで自然にエンカウントする確率は大分と減っている。
話には聞いたことがあっても、実際に遭遇したことはなかったのかもしれない。
それに青年は大人の玩具や媚薬に頼らなくても楽しめるお年頃だ。
体が火照り、感覚が敏感になることすら未経験かもしれなかった。
「ぁ……ぁあ……お前、なに、をっ……くっ」
どうやら体の異変の原因がオレであることには気づいているらしい。
一番の原因は、オマエがオレの一部を飲み込んだからだけどな!
敏感になった肌は、着ている服の衣擦れでも快感を覚えるのか、青年は問い質しながらも、快感に耐えようと頭を地面に擦りつける。
オレはといえば……こんな楽しそうな機会を、見逃すはずはなく。
ヌルリとゼリー状の体を青年の服の中へ潜り込ませた。
「なっ! やめ……っ……くぅ……うご、くなぁぁあっ」
折角だから、存分に快楽を教えてやるぜ!
レイは下半身から責めたので、赤毛の青年は上半身を重点的にいじることにする。
まずは手はじめに乳首からだな。おー、おー、既にビンビンじゃねぇか。
胸板はさほど厚くないものの、褐色の鍛えられた胸にあるツンツンと果実の種のように硬くなった先端に吸いつく。
すると青年は嘶き、地面を跳ねた。
「はぁぁぁんっ! ぁあ……うそ、だ……こんなのでっ……ふっぅぅ」
大きく背中を反らせながら戦慄く。
とうとう耐えきれなくなったのか、彼は自ら下着の中へ両手を差し込み、そして問答無用で竿を扱きだした。
「ふっ、ふっ! くぅぅん、ぁ……あっ! あぁ!」
赤毛の青年が快楽に酔いしれる間も、オレは彼の乳首を吸い続ける。
途中、果実の味が染みついた種を味わうように、コリコリと尖った先端をもてあそんだ。
「あひっ、やめっ……! あっ! あん! もう……こんなっ、だめ、だっ……! はぁん! あっ、あっ、あっ!」
チュブチュブとゼリー状のオレの体が褐色の胸の上で踊る。
一方青年も、自身から溢れるカウパーで水音を立てていた。
「こんな……っ………こんなのでっ……ふっ……ぅ、ぅううううっ!」
青年の腰が震え、腹が満たされるのを感じる。
彼から放たれた精液は、地面にシミを作った。
赤毛の青年の体から溢れでる精気がおいしい。
青年は荒くなった息を整えているが、そこにはまだ快感にとらわれている様子があった。
「はぁ……ぁ……ん、イッたのに……なんで……っ」
催淫効果のあるピンクスライムの体を飲み込んだせいだろうな。
本来薄めて使うものを原液のまま飲み込んだせいで、効果が持続しているに違いない。
オレもまだ腹に余裕があるし、付き合ってやるよ。
流石に地面に落ちた精液を舐める気にはなれないしな。
「あぁ……いやだ、も……離れろっ」
また褐色の肌の上で動きだしたオレを、赤毛の青年が掴もうとするが、まるで力が入っていない。
体格でいえばレイのほうががっしりしているものの、細身ながら最初の一太刀を見るに、彼も体を鍛えてはいるようだ。そうか、刀剣があるのか……。
オレはあることを思いつき、横たわる青年の胸から腹へと撫でるようにゼリー状の体を滑らせた。
青年の腹筋は綺麗に割れていて、その筋肉のくぼみ、ヘソの穴に潜りながら下半身を目指していく。
「なにを、する気だ……!」
レイもそうだったように、青年も手でオレの進行を阻もうとした。
無意味だけどな。もう完全に青年の体に取りついてるので、背中からでも回り込める。
髪色と同じ赤毛の陰毛の上を通り、更に下へ。
下着から取りだされ、外気に晒されている青年の中心を横目に通り過ぎたところで、やっと彼はオレの目指すところに気づいた。
「あっ!? う、うそだろ……!?」
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