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おっさんは自給自足の生活なのか、無骨な木材だけで建てられた家の前には、小さな畑が作られていた。
傍には見覚えのあるゴーレムが鎮座していて、その横を通り抜けて玄関に入る。
ゴーレムは畑を荒らす動物避けか? 番犬代わりって可能性もあるか。
オレがいた場所からここまで一キロほどなのを考えると、肉は森で調達しているんだろう。
「まぁ適当にくつろいでくれ」
家の中に入るなり、おっさんは顔を洗いに行った。汚れてる自覚はあったらしい。
家は一階建てで、パッと見た感じには三部屋しかない。
玄関を入ってすぐに居間があり、窓際には流し台が備えられていた。
今、そこでおっさんが顔を洗っている真っ最中だ。
部屋を区切る壁はあるがドアはなく、居間からは寝室も浴室も見ることができる。
一応トイレの前には衝立が立てられていた。
おっさんの言葉通り、狭い家だが一人暮らしをする分には困らないのだろう。
あと気になった点といえば、人間はよく部屋に写真か肖像画を飾るイメージがあったんだが、おっさんの家には一つも見当たらないことぐらいか。
「さて……何だ、自己紹介でもするか?」
顔を洗ったおっさんは、片手にコップを持ってソファーに座った。
腹は満たされているので、オレも話を聞いてやるかとおっさんの前にポテポテと移動する。
「ふっ、私の独り言に付き合ってくれるのか? いや……君が聞いてくれるなら独り言にならずに済むかな?」
顎に蓄えたグレーのヒゲを撫でながら、おっさんは喋りだす。
よく見ると整った顔立ちのようだ。
肩まで伸びた髪を切るか、結んでくれたらもっと見栄えするだろうに。
「私の名前は……レイだ。今年で四十二になる。見ての通り、一人で細々と生活しているよ」
うーん、見覚えがあるような、ないような……。
レイの顔を眺めていると彼を知っている気がしないでもない。
特徴という特徴がないから、そう感じるのだろうか。
澄んだ空のような碧眼も、珍しい色ではないしな。
「……そうだな、普段はあまり飲まないんだが、酒を入れるか」
レイは持っていたコップをテーブルに置き、新たに小さなグラスに琥珀色の液体を注ぐと、またソファーに戻ってオレを見る。
そして昔、魔族に犯されたことを告白した。
レイは一口、酒をあおって唇を湿らす。
「あれは私がまだ十代だった頃……私は思春期の真っ只中で、つまらない反抗心の塊だった。周りから子ども扱いされることに、日々やるかたない憤懣を抱えていた。そんなとき別荘に行くことになったんだが、そこでも周りの大人たちは、口を揃えて勝手に出歩くなと私の行動を制限する。当然の如く、若かった私は反発した」
酒の入ったグラスを見つめるレイの目は遠い。
きっとここではない、過去の光景を思いだしているのだろう。
「私は見張りの目をかいくぐり、敷地の外へと出た。はじめて規律を破ったこと、一人で冒険に出たことに、私の胸は興奮に高鳴った。ただ敷地の外へ一歩出ただけだというのに、そのときの私は達成感に酔いしれ、現実を見れていなかったんだ。大人たちは、ただ私を守りたかっただけだというのに。……その直後、私は一人の魔族に捕まり、一日中犯され続けた。敷地内には魔族避けの魔法がかけられていたが、私は身勝手な感情でそれを無視したんだ。外に出たら魔族に襲われるなんて、子どもだましの迷信だとね」
バカだろう? とレイは自嘲する。
けれど何故か彼に悲壮感はなかった。どこか懐かしげに目を細めている。
これってトラウマを告白されてんだよな? 多分オレが、レイを犯したから。
「……私を捕まえた魔族は、この世のものとは思えないほど美しくて……性質が悪かった。一方的に快楽を押しつけられ、泣くことしかできない私に、その魔族は優しく笑いかけるんだ。私は何も悪くないと。大人に認められたいと藻掻いていた私を、最初に認めてくれたのが自分を犯す魔族とは、皮肉にもならない。魔族は終始私に甘い毒を与え続け……次の日になると、呆気なく解放した。解放されて一番に去来したのは、安堵ではなく、悲嘆だった。おかしな話だが、私はあの美しい魔族に捨てられたことが悲しかったんだ。私なんて捕らえ続ける価値もなかったのかと……」
ふむ、どこかで聞いたことがあるな。
被害者が、生存率を上げるために無意識に加害者へ心を寄せてしまう現象だ。
レイは、未だにその現象にとらわれているのか。
「その後は、まぁ……色々と大変だったが、結局その魔族も、選りすぐりの勇者が投入された先の大戦で死んだらしい。もう忘れようと思っていたんだが、君のせいで記憶が蘇ってしまったよ」
それはすまんな。
恨みがましそうにするわけでもなく、レイはオレに笑いかける。
ヒゲが伸び放題の状態でも整った顔立ちであることが分かるのだから、若い頃はさぞ美少年だったのだろう。
若かりし頃のレイを想像すると、彼を襲った魔族が羨ましい。
勇者が投入された大戦では、たくさんの魔族が死んだ。オレも含めてな。
魔王なき今、人間にとっては栄華を手にする最大の好機だろう。
オレは犯すのが好きだったが、魔王は殺すのが好きだったからな。
魔族は脳筋が多いのもあって、指揮する者がいなければ、すぐに体制は瓦解する。
魔王が倒されたことで……いや、よそう。今のオレには関係ないことだ。
オレ、ピンクスライム!
誰も殺したりしないよ! だから犯させて! ……あれ? 何か前世とほとんど考えてることが同じ気がする。
ぷるぷる一人弾んでいるオレをよそに、レイは寝支度をはじめた。
シャワーを浴びて、寝室へと向かう。
腹いっぱいじゃなかったら、オレも一緒にベッドに入るんだけどなぁ。
オレが与えたほど良い疲れと酒の力もあってか、レイはすぐに寝息を立てた。
こうなってしまうと手持ち無沙汰だ。
何か暇をつぶせるものはないかと部屋を見渡していたら、使ったまま放置されている食器が目に入った。
することもないので、窓際の流し台に登って食器に体を伸ばす。
レイは溜め込んでから一気に洗う性格なのか、皿が何枚か重なっていた。
ゼリー状の体でどこまでできるか不安だったものの、案外無理なく洗いものはできた。
といっても流水に一部体が流されたけどな! 今頃、排水溝の中では媚薬が出来上がってるかもしれない。
今の自分に何ができて、何ができないのか、確認しておくのに越したことはないだろう。
ちょうどレイも、家事は得意じゃないみたいだし。
そんな言い訳をしながら、今度はレイの家に来てから気になっていた、部屋の隅の掃除をはじめた。
だってホコリが溜まってるんだもんよ。
体の中にゴミを取り込み、家の外へと吐きだす。
こうしてみるとゼリー状の体は便利だ。ソファーの下にも潜り込めるのは大きい。
魔王に引き立てられて貴族になってからは、とんとすることがなくなっていた家事をするのは楽しかった。
つい調子に乗って風呂掃除まで終わらせてしまうぐらいには。
いやぁ、部屋が綺麗になって気持ちもスッキリだな!
ついでにレイの情報を探れないかと思ったが、部屋には家具を除くと、驚くほど私物がなかった。
家族と暮らしていたような子どもの頃の痕跡もなかったので、大人になってからここで一人暮らしをはじめたようだ。
話を聞いた限りじゃ、裕福な家の育ちっぽいしな。
一息ついたところで、オレは寝室に向かった。
寝息を立てているレイを見ながら、オレもベッドの傍で休むことにする。
何かあれば体の上にいるヘビが起こしてくれるだろう。このヘビは何故かオレに対して献身的だからな。
こうして意識を手放した後、ヘビに起こされたのは翌朝のことだった。
ヘビにゼリー状の体を貫通されて目が覚める。
……他に起こし方はなかったのか。
まぁ起こしてくれたんだからいいかとベッドを見ると、まだレイは眠っていた。
何で起こされたの? オレ。
傍には見覚えのあるゴーレムが鎮座していて、その横を通り抜けて玄関に入る。
ゴーレムは畑を荒らす動物避けか? 番犬代わりって可能性もあるか。
オレがいた場所からここまで一キロほどなのを考えると、肉は森で調達しているんだろう。
「まぁ適当にくつろいでくれ」
家の中に入るなり、おっさんは顔を洗いに行った。汚れてる自覚はあったらしい。
家は一階建てで、パッと見た感じには三部屋しかない。
玄関を入ってすぐに居間があり、窓際には流し台が備えられていた。
今、そこでおっさんが顔を洗っている真っ最中だ。
部屋を区切る壁はあるがドアはなく、居間からは寝室も浴室も見ることができる。
一応トイレの前には衝立が立てられていた。
おっさんの言葉通り、狭い家だが一人暮らしをする分には困らないのだろう。
あと気になった点といえば、人間はよく部屋に写真か肖像画を飾るイメージがあったんだが、おっさんの家には一つも見当たらないことぐらいか。
「さて……何だ、自己紹介でもするか?」
顔を洗ったおっさんは、片手にコップを持ってソファーに座った。
腹は満たされているので、オレも話を聞いてやるかとおっさんの前にポテポテと移動する。
「ふっ、私の独り言に付き合ってくれるのか? いや……君が聞いてくれるなら独り言にならずに済むかな?」
顎に蓄えたグレーのヒゲを撫でながら、おっさんは喋りだす。
よく見ると整った顔立ちのようだ。
肩まで伸びた髪を切るか、結んでくれたらもっと見栄えするだろうに。
「私の名前は……レイだ。今年で四十二になる。見ての通り、一人で細々と生活しているよ」
うーん、見覚えがあるような、ないような……。
レイの顔を眺めていると彼を知っている気がしないでもない。
特徴という特徴がないから、そう感じるのだろうか。
澄んだ空のような碧眼も、珍しい色ではないしな。
「……そうだな、普段はあまり飲まないんだが、酒を入れるか」
レイは持っていたコップをテーブルに置き、新たに小さなグラスに琥珀色の液体を注ぐと、またソファーに戻ってオレを見る。
そして昔、魔族に犯されたことを告白した。
レイは一口、酒をあおって唇を湿らす。
「あれは私がまだ十代だった頃……私は思春期の真っ只中で、つまらない反抗心の塊だった。周りから子ども扱いされることに、日々やるかたない憤懣を抱えていた。そんなとき別荘に行くことになったんだが、そこでも周りの大人たちは、口を揃えて勝手に出歩くなと私の行動を制限する。当然の如く、若かった私は反発した」
酒の入ったグラスを見つめるレイの目は遠い。
きっとここではない、過去の光景を思いだしているのだろう。
「私は見張りの目をかいくぐり、敷地の外へと出た。はじめて規律を破ったこと、一人で冒険に出たことに、私の胸は興奮に高鳴った。ただ敷地の外へ一歩出ただけだというのに、そのときの私は達成感に酔いしれ、現実を見れていなかったんだ。大人たちは、ただ私を守りたかっただけだというのに。……その直後、私は一人の魔族に捕まり、一日中犯され続けた。敷地内には魔族避けの魔法がかけられていたが、私は身勝手な感情でそれを無視したんだ。外に出たら魔族に襲われるなんて、子どもだましの迷信だとね」
バカだろう? とレイは自嘲する。
けれど何故か彼に悲壮感はなかった。どこか懐かしげに目を細めている。
これってトラウマを告白されてんだよな? 多分オレが、レイを犯したから。
「……私を捕まえた魔族は、この世のものとは思えないほど美しくて……性質が悪かった。一方的に快楽を押しつけられ、泣くことしかできない私に、その魔族は優しく笑いかけるんだ。私は何も悪くないと。大人に認められたいと藻掻いていた私を、最初に認めてくれたのが自分を犯す魔族とは、皮肉にもならない。魔族は終始私に甘い毒を与え続け……次の日になると、呆気なく解放した。解放されて一番に去来したのは、安堵ではなく、悲嘆だった。おかしな話だが、私はあの美しい魔族に捨てられたことが悲しかったんだ。私なんて捕らえ続ける価値もなかったのかと……」
ふむ、どこかで聞いたことがあるな。
被害者が、生存率を上げるために無意識に加害者へ心を寄せてしまう現象だ。
レイは、未だにその現象にとらわれているのか。
「その後は、まぁ……色々と大変だったが、結局その魔族も、選りすぐりの勇者が投入された先の大戦で死んだらしい。もう忘れようと思っていたんだが、君のせいで記憶が蘇ってしまったよ」
それはすまんな。
恨みがましそうにするわけでもなく、レイはオレに笑いかける。
ヒゲが伸び放題の状態でも整った顔立ちであることが分かるのだから、若い頃はさぞ美少年だったのだろう。
若かりし頃のレイを想像すると、彼を襲った魔族が羨ましい。
勇者が投入された大戦では、たくさんの魔族が死んだ。オレも含めてな。
魔王なき今、人間にとっては栄華を手にする最大の好機だろう。
オレは犯すのが好きだったが、魔王は殺すのが好きだったからな。
魔族は脳筋が多いのもあって、指揮する者がいなければ、すぐに体制は瓦解する。
魔王が倒されたことで……いや、よそう。今のオレには関係ないことだ。
オレ、ピンクスライム!
誰も殺したりしないよ! だから犯させて! ……あれ? 何か前世とほとんど考えてることが同じ気がする。
ぷるぷる一人弾んでいるオレをよそに、レイは寝支度をはじめた。
シャワーを浴びて、寝室へと向かう。
腹いっぱいじゃなかったら、オレも一緒にベッドに入るんだけどなぁ。
オレが与えたほど良い疲れと酒の力もあってか、レイはすぐに寝息を立てた。
こうなってしまうと手持ち無沙汰だ。
何か暇をつぶせるものはないかと部屋を見渡していたら、使ったまま放置されている食器が目に入った。
することもないので、窓際の流し台に登って食器に体を伸ばす。
レイは溜め込んでから一気に洗う性格なのか、皿が何枚か重なっていた。
ゼリー状の体でどこまでできるか不安だったものの、案外無理なく洗いものはできた。
といっても流水に一部体が流されたけどな! 今頃、排水溝の中では媚薬が出来上がってるかもしれない。
今の自分に何ができて、何ができないのか、確認しておくのに越したことはないだろう。
ちょうどレイも、家事は得意じゃないみたいだし。
そんな言い訳をしながら、今度はレイの家に来てから気になっていた、部屋の隅の掃除をはじめた。
だってホコリが溜まってるんだもんよ。
体の中にゴミを取り込み、家の外へと吐きだす。
こうしてみるとゼリー状の体は便利だ。ソファーの下にも潜り込めるのは大きい。
魔王に引き立てられて貴族になってからは、とんとすることがなくなっていた家事をするのは楽しかった。
つい調子に乗って風呂掃除まで終わらせてしまうぐらいには。
いやぁ、部屋が綺麗になって気持ちもスッキリだな!
ついでにレイの情報を探れないかと思ったが、部屋には家具を除くと、驚くほど私物がなかった。
家族と暮らしていたような子どもの頃の痕跡もなかったので、大人になってからここで一人暮らしをはじめたようだ。
話を聞いた限りじゃ、裕福な家の育ちっぽいしな。
一息ついたところで、オレは寝室に向かった。
寝息を立てているレイを見ながら、オレもベッドの傍で休むことにする。
何かあれば体の上にいるヘビが起こしてくれるだろう。このヘビは何故かオレに対して献身的だからな。
こうして意識を手放した後、ヘビに起こされたのは翌朝のことだった。
ヘビにゼリー状の体を貫通されて目が覚める。
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何で起こされたの? オレ。
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