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第一章
勇1 召喚
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大理石で出来た大広間に重鎧を着た兵士や黒のローブを被った魔法師が、大規模な魔法陣を囲んでいた。
「くくく……さぁ、呼び出そう! 今代の勇者となり得る人物を!」
「「「はっ!」」」
魔法士達が魔力を練り上げ、詠唱を開始する。
少しずつ光を帯び始めた魔法陣は、その力を──世界の隔壁に穴を開ける力を解き放ち始める。
「さぁ、来るぞ! これであの憎き魔王を──中立などとほざく魔族共を殺せるっっっ!!!!」
魔法陣が一層強く光り、極光が部屋を包む。
その光が収束すると、魔法陣の中央に一人の少年と二人の少女が居た。
「ここは、何処だ?」
少年は言葉を零し、周りを見渡す。
「おお、これはこれは勇者様とそのお付きの方。ようこそおいでくださいました」
「誰だ?」
「これはこれは、失礼いたしました。私はランベル王国宰相、ヘルゲンで御座います。そちらに在らせられるのはランベル王国王女、ユーフィリア=ランベル様で御座います」
そう言って、部屋の入口に控えていた美少女を紹介する。
長く伸ばした金髪に水色の目。出るとこは出、引き締まるところはちゃんと引き締まった、所謂、男を魅了する要素の詰まった身体を揺らしながら勇者と呼ばれた男に近付いていく。
「《勇者様》、どうか、どうか、わたくし達の国をお救いください。悪虐非道なる魔王の手から我が国をお救いくださいっ」
勇者の手を掴み、その胸に沈める。それと同時に、目が怪しく光った。
だが、これに気付いた者は居ない。
ただここに、魔王が居たのならこう言ったであろう。
〝逃げろっ!〟と。
「くくく……さぁ、呼び出そう! 今代の勇者となり得る人物を!」
「「「はっ!」」」
魔法士達が魔力を練り上げ、詠唱を開始する。
少しずつ光を帯び始めた魔法陣は、その力を──世界の隔壁に穴を開ける力を解き放ち始める。
「さぁ、来るぞ! これであの憎き魔王を──中立などとほざく魔族共を殺せるっっっ!!!!」
魔法陣が一層強く光り、極光が部屋を包む。
その光が収束すると、魔法陣の中央に一人の少年と二人の少女が居た。
「ここは、何処だ?」
少年は言葉を零し、周りを見渡す。
「おお、これはこれは勇者様とそのお付きの方。ようこそおいでくださいました」
「誰だ?」
「これはこれは、失礼いたしました。私はランベル王国宰相、ヘルゲンで御座います。そちらに在らせられるのはランベル王国王女、ユーフィリア=ランベル様で御座います」
そう言って、部屋の入口に控えていた美少女を紹介する。
長く伸ばした金髪に水色の目。出るとこは出、引き締まるところはちゃんと引き締まった、所謂、男を魅了する要素の詰まった身体を揺らしながら勇者と呼ばれた男に近付いていく。
「《勇者様》、どうか、どうか、わたくし達の国をお救いください。悪虐非道なる魔王の手から我が国をお救いくださいっ」
勇者の手を掴み、その胸に沈める。それと同時に、目が怪しく光った。
だが、これに気付いた者は居ない。
ただここに、魔王が居たのならこう言ったであろう。
〝逃げろっ!〟と。
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