【前編完結】幻想世界《ファンタジーワールド》 機幻遊戯：ＧＡＬＡＸＹ ＳＯＵＬ－銀河の騎士

ギルド：２

「安心しろ。ギルド枠は必ず開けておく。」

アイザック。

「お前が居ないと、俺も桂子さんも、面白くないんだからな。」

そう言いながら席を立ち。悠夜の方に向かって近づくと、拳を握り悠夜の前に突き出す健太。

「入れて貰えない時は、俺が抜けて、お前と一緒にギルドでも立ち上げてやるさ。」

ニカっと笑顔を向けて言う健太。

「おう。」

悠夜は短く返事をして、突き出された拳に自分の拳を軽くあてる。

「私もですよ。」

いつの間にか、桂子も近くに来ていて、笑顔で悠夜に向かって右の拳を突き出していた。

「健太だけだと、騒がしいだけだからね。

ストッパーの桂子さんが居てくれないと、俺が困るから。」

そう言いながら、桂子の拳に、軽く拳をあてる。

香織は、黙ったまま見ている。

その香織を見て、悠夜が小声でボソッと言葉をこぼす。

「俺、嫌われてんのかな・・・。」

「隠れてスクショ（スクリーンショット）を撮ってたからな。」

悠夜の言葉に、健太が小声で返事を返す。

「そうですよ。隠れて許可も取らずに撮るのはいけません。」

桂子も、小声で言う。

「うい・・・。反省します・・・。」

そして、悠夜はサムソンの方に向くと。

「サムソンフレンド登録してくれないか？」

「ＯＫ、ＯＫ。」

そう言って、サムソンが悠夜に向かって、フレンド申請を飛ばす。

サムソンから飛ばされた、申請を了承する悠夜。

「宜しくな。大将。」

「その、大将っての辞めてくれない？」

「やだね。」

「４つ目の、お願いで。」

「お願いは、３つ迄と相場が決まっているのが普通だろう。」

意地悪く言うサムソン。


「それじゃ、話も纏まったことだし。今から、ギルハン（ギルドハンティング）でも行くか。」

悠夜たちの、やり取りを見ていたアイザックが言う。