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新たなるミッション:1
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アイザックのギルド加入の勧誘を断ってから、1か月が流れた。
あれから色々考えた結果、自分1人だけでギルド【幻夢】を立ち上げて、表向きはアイザック達のギルド【鋼の騎士団】の傘下に入る事にした。
俺の所持する戦艦は、一番小さな戦艦で、S&Mサイズの人型機体が2機しか積み込めない。
戦艦と言うよりは、運搬艇と言った方がシックリくるだろう。
何せ、アイザック達の戦艦セラフィエルに収納可能なサイズだ。
こうする事で、アイザックを含む創設初期メンバー以外の、ギルドメンバーの視線を気にせずに、竜騎兵をアイザック達の戦艦に運搬できる。
いずれは、小型で高速型の戦艦でも欲しいけど。
当分は、資金的に余裕も無いので無理だろう。
「アイザック。 次のミッションは何の予定だ?」
戦艦セラフィエルの操舵室にて、艦長席に座るアイザックに尋ねた。
「戦艦メンバーも増えてきて、同盟戦艦も集まって来たからな。
そろそろ、外海のミッションを受けてみたいと思う。」
俺たちが、今まで受けてきたミッションは、日本とユーラシア大陸部分に当たるミッションで。
この大陸間を超えたミッションの事を、外海ミッションと呼び。
海を越える手段。
つまりは、大陸間を超える事の出来る戦艦が無いと受ける事が出来ない。
そして、外海ミッションを受けるという事は、日本&ユーラシア大陸のエリアを超えるという事なので。
「エリアボスの討伐か……。」
★エリアボス:ゲーム用語★
*各エリアごとに設定されているボスで、レイドボスよりも強いと言われている。
*エリアボス初撃破の場合は、特殊ボーナス特典として、サーバーレア並のアイテムが貰えるのが多い。
「確か、3日前に、地球の騎士団が攻略失敗したんだよな。」
「その通りよ。」
後ろから、香織さんの声が聞こえたので慌てて振り向く。
「お久しぶりでう。」
《やべ、噛んだ…。》
「悠夜が噛んだ。」
香織さんの肩の上で、ケラケラと笑うレイ。
「レイ。 お願いね。」
「了解。 これが、その時のデータよ。」
香織さんが、レイに声をかけると。 正面のサブモニターに映像を映し出された。
「当時の地球の騎士団の戦艦構成員は40人。
これに、大型の同盟戦艦が2隻。
それと、外部からの応援として、中型の戦艦が2隻。
その時の討伐参加人数は132人。
参加機体の4割が、ランク7以下のノーマルランクの機体。
4割が、8から10のレアランクの機体。
2割が、11と12ランクのレジェンド機体よ。」
モニターを見る訳でも無く、レイが説明補足を入れる。
「かなり良い所までは削ったらしいんだがな。」
画面を見ながらアイザックが言う。
「公開用の戦闘記録では、エリアボスの耐久値の7割以上は削っているね。」
香織さんの肩から、俺の肩の上に乗り移りながらレイが言う。
「あと少しの所で、行動パターンが変わって、超高範囲での攻撃を仕掛けられて。
支援役の機体が過半数以上行動不能に陥っての敗戦よ。」
「さすがに、その超広範囲の攻撃の内容までは公開してくれないってか?」
「無料公開はな。」
「有料かよ。」
アイザックの言葉に突っ込む悠夜。
「さすがに、機体損傷率と、戦艦の損傷も激しかった上に。
消耗アイテムの補給分や、何やかんやで、かなりの損失だったらしいわよ。
で、情報を売りに出して。 少しでも負担を減らしたいって考えらしいわね。」
あれから色々考えた結果、自分1人だけでギルド【幻夢】を立ち上げて、表向きはアイザック達のギルド【鋼の騎士団】の傘下に入る事にした。
俺の所持する戦艦は、一番小さな戦艦で、S&Mサイズの人型機体が2機しか積み込めない。
戦艦と言うよりは、運搬艇と言った方がシックリくるだろう。
何せ、アイザック達の戦艦セラフィエルに収納可能なサイズだ。
こうする事で、アイザックを含む創設初期メンバー以外の、ギルドメンバーの視線を気にせずに、竜騎兵をアイザック達の戦艦に運搬できる。
いずれは、小型で高速型の戦艦でも欲しいけど。
当分は、資金的に余裕も無いので無理だろう。
「アイザック。 次のミッションは何の予定だ?」
戦艦セラフィエルの操舵室にて、艦長席に座るアイザックに尋ねた。
「戦艦メンバーも増えてきて、同盟戦艦も集まって来たからな。
そろそろ、外海のミッションを受けてみたいと思う。」
俺たちが、今まで受けてきたミッションは、日本とユーラシア大陸部分に当たるミッションで。
この大陸間を超えたミッションの事を、外海ミッションと呼び。
海を越える手段。
つまりは、大陸間を超える事の出来る戦艦が無いと受ける事が出来ない。
そして、外海ミッションを受けるという事は、日本&ユーラシア大陸のエリアを超えるという事なので。
「エリアボスの討伐か……。」
★エリアボス:ゲーム用語★
*各エリアごとに設定されているボスで、レイドボスよりも強いと言われている。
*エリアボス初撃破の場合は、特殊ボーナス特典として、サーバーレア並のアイテムが貰えるのが多い。
「確か、3日前に、地球の騎士団が攻略失敗したんだよな。」
「その通りよ。」
後ろから、香織さんの声が聞こえたので慌てて振り向く。
「お久しぶりでう。」
《やべ、噛んだ…。》
「悠夜が噛んだ。」
香織さんの肩の上で、ケラケラと笑うレイ。
「レイ。 お願いね。」
「了解。 これが、その時のデータよ。」
香織さんが、レイに声をかけると。 正面のサブモニターに映像を映し出された。
「当時の地球の騎士団の戦艦構成員は40人。
これに、大型の同盟戦艦が2隻。
それと、外部からの応援として、中型の戦艦が2隻。
その時の討伐参加人数は132人。
参加機体の4割が、ランク7以下のノーマルランクの機体。
4割が、8から10のレアランクの機体。
2割が、11と12ランクのレジェンド機体よ。」
モニターを見る訳でも無く、レイが説明補足を入れる。
「かなり良い所までは削ったらしいんだがな。」
画面を見ながらアイザックが言う。
「公開用の戦闘記録では、エリアボスの耐久値の7割以上は削っているね。」
香織さんの肩から、俺の肩の上に乗り移りながらレイが言う。
「あと少しの所で、行動パターンが変わって、超高範囲での攻撃を仕掛けられて。
支援役の機体が過半数以上行動不能に陥っての敗戦よ。」
「さすがに、その超広範囲の攻撃の内容までは公開してくれないってか?」
「無料公開はな。」
「有料かよ。」
アイザックの言葉に突っ込む悠夜。
「さすがに、機体損傷率と、戦艦の損傷も激しかった上に。
消耗アイテムの補給分や、何やかんやで、かなりの損失だったらしいわよ。
で、情報を売りに出して。 少しでも負担を減らしたいって考えらしいわね。」
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