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引き寄せられる運命
終わらない夜※
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「あ、あぁ…!んんっ。」
私はヴィンセントに文字通り串刺しになりながらゆっくりと揺さぶられていた。私を見つめるヴィンセントの青紫の瞳は、橙色のランプのゆらめきの灯りの中では夜の海の様だった。
身体が脈打つ中、私はヴィンセントの苦しげな表情に思わず指を伸ばして頬をなぞった。途端にグリッと腰が持ち上げられて、私はじっとしてられない気持ち良さに喘いだ。ヴィンセントはなぜか苦しそうに呻いて、それでもゆるゆると動くのは止めなかった。
胸の先端を硬い指先で摘まれたせいなのか、それとも口いっぱい舌を押し込まれたからなのか、私の疼きはとめどなく激しくなって、ヴィンセントを急き立てる様に腰を揺らした。まるでそれを待っていたかの様に、ヴィンセントの動きは大きくなった。
「あっ、ああっ、ダメっ!んんっ!」
私が追い詰められて、気持ち良さの先のもっと弾ける何かを掴めそうな気がしたその時、ヴィンセントはズルリと腰を引いて、一気に私に突き挿した。
私は目の前が白く弾ける様な気持ち良さに息も出来なかった。けれどヴィンセントもまた大きな声で唸りながら何度も私を抉り続けたので、私は終わらない絶頂にビクビクと身体を震えさせた。
私に押し付けた腰を何度か震えさせるヴィンセントを感じたので、私の中に子種を放ったのかも知れない。それは名実共に私が王弟の妻になった事と一緒で、その事が私に湧き上がる喜びを感じさせた。
重い瞼を閉じてぐったりとヴィンセントに抱き寄せられていると、ヴィンセントが私に何か囁いた。
「…ベス。大丈夫か。すまなかった。」
すまなかった?ヴィンセントは今の素晴らしい睦み合いを後悔しているの?私がゆるゆると瞼を開けると、ヴィンセントは心配そうに私を覗き込んでいた。
「いきなり激しくしてしまった。もう少し手加減するつもりだったのだが…。」
ヴィンセントの青紫の瞳はテオが私に向ける真っ直ぐなものとよく似ていて、私はそれを不思議に思った。テオを手に入れるために私と結婚したヴィンセントがそんな眼差しを私に向ける理由が無かったからだ。
でも私はそれ以上は考える事はできなかった。私を見つめていたヴィンセントがもう一度優しく唇を押しつけてきたので、私は無意識にそれを受け入れて、舌を伸ばしてその先を強請った。
私は失ったと思ったヴィンセントに執着しているのだろうか。胸を撫でるヴィンセントの大きな手が私に疼く様な気持ち良さを連れてくると、私は自分でもはしたなく思うほど甘い声が出た。
「もう一度、…エリザベス、もう一度だ。」
そう耳元で囁かれて私は何て返事をしたのだろう。甘く呻きながら私はヴィンセントの舌を胸の先に感じたし、硬い指先を脚の間に押し付けられてビクビクと身体を震わせた。
ヴィンセントの放った子種のせいで私の蜜壺は溢れんばかりで、後ろから挿れてきたヴィンセントの逞しいそれがブチュリと滑り良く入ってしまうと、四つん這いになった私は身体を支える事も出来なかった。
ヴィンセントに腰を掴まれてゆっくりと、でも休みなく抉られると訳もなく喘いで、私は再びあの白く弾ける様な瞬間を追いかけ始めた。時々鷲掴みされる胸を指先で弾かれて、その度にヴィンセントを締め付けて仰け反ってしまう。
気持ち良さげに呻くヴィンセントに、私は更に興奮して訳が分からなくなっていった。次第に余裕の無い動きになったヴィンセントが私をベッドに押しつけながら膝立てた私の尻に腰を打ちつけ始めて、私はもう弾ける間際だった。
ふいに私の蜜壺の上の敏感な場所を後ろから指で撫で擦られて、私は絞り上げられる様な気持ち良さに目の前がチカチカして高みから放り出されると、ガクガクと膝を震えさせた。
「…エリザベス!」
その懇願する様に大きな声で私の名を呼ぶヴィンセントもまた、果てた様子で私は身体を揺さぶられながら何も分からなくなった。
気がつけば私は薔薇の香りの湯の中で、ヴィンセントに抱かれていた。温かなその揺らぎは、疲れ切った自分の身体を優しくほぐしていった。私は重い瞼を開ける事が出来ずに、ヴィンセントにされるがまま優しく洗われて柔らかな布で拭かれると、ベッドへとそっと降ろされた。
しばらくベッドの側に立っていたヴィンセントは、そっと私の唇に触れる様な口づけを落とすと、間仕切り扉を通って出ていった。パタンと扉が閉まる音がして、私はそっと目を見開いた。
ヴィンセントのベッドではなく、私は自分の部屋のベッドへと寝かされていた。閉じられた扉の向こうに部屋を歩く気配が暫く続いた後音がしなくなったので、ヴィンセントも眠りについたのだろう。
その時感じたのは寂しさだったのだろうか、それとも悲しみ?頬を伝う熱い雫が、ぼんやりした私の意識を覚醒させた。私たちは確かに熱い身体を繋げ合った。けれど、共にベッドで朝までは過ごさないのだ。私たちは愛し合っている訳じゃない。
ヴィンセントにとっては契約妻で、愛情を差し出す必要のない相手なのだから。ヴィンセントも言っていたわ。私たちは相性が良いって。
さっき私が溺れるほど感じたのはヴィンセントを愛する気持ちも手伝ったと思ったけれど、それは間違いなのかも知れない。『私たちは相性が良い。』その言葉をヴィンセントが告げた時は辱められて怒りが湧き上がってきたけれど、今となってはこの結婚には大事な要素の一つになったのかもしれない。
ヴィンセントが優しくしてくれたのは、ただの仕様なのだ。私は指先で涙を拭うと、ヴィンセントも私を愛しているのかもしれないと勘違いしそうになった自分に薄く笑って目を閉じた。
私はヴィンセントに文字通り串刺しになりながらゆっくりと揺さぶられていた。私を見つめるヴィンセントの青紫の瞳は、橙色のランプのゆらめきの灯りの中では夜の海の様だった。
身体が脈打つ中、私はヴィンセントの苦しげな表情に思わず指を伸ばして頬をなぞった。途端にグリッと腰が持ち上げられて、私はじっとしてられない気持ち良さに喘いだ。ヴィンセントはなぜか苦しそうに呻いて、それでもゆるゆると動くのは止めなかった。
胸の先端を硬い指先で摘まれたせいなのか、それとも口いっぱい舌を押し込まれたからなのか、私の疼きはとめどなく激しくなって、ヴィンセントを急き立てる様に腰を揺らした。まるでそれを待っていたかの様に、ヴィンセントの動きは大きくなった。
「あっ、ああっ、ダメっ!んんっ!」
私が追い詰められて、気持ち良さの先のもっと弾ける何かを掴めそうな気がしたその時、ヴィンセントはズルリと腰を引いて、一気に私に突き挿した。
私は目の前が白く弾ける様な気持ち良さに息も出来なかった。けれどヴィンセントもまた大きな声で唸りながら何度も私を抉り続けたので、私は終わらない絶頂にビクビクと身体を震えさせた。
私に押し付けた腰を何度か震えさせるヴィンセントを感じたので、私の中に子種を放ったのかも知れない。それは名実共に私が王弟の妻になった事と一緒で、その事が私に湧き上がる喜びを感じさせた。
重い瞼を閉じてぐったりとヴィンセントに抱き寄せられていると、ヴィンセントが私に何か囁いた。
「…ベス。大丈夫か。すまなかった。」
すまなかった?ヴィンセントは今の素晴らしい睦み合いを後悔しているの?私がゆるゆると瞼を開けると、ヴィンセントは心配そうに私を覗き込んでいた。
「いきなり激しくしてしまった。もう少し手加減するつもりだったのだが…。」
ヴィンセントの青紫の瞳はテオが私に向ける真っ直ぐなものとよく似ていて、私はそれを不思議に思った。テオを手に入れるために私と結婚したヴィンセントがそんな眼差しを私に向ける理由が無かったからだ。
でも私はそれ以上は考える事はできなかった。私を見つめていたヴィンセントがもう一度優しく唇を押しつけてきたので、私は無意識にそれを受け入れて、舌を伸ばしてその先を強請った。
私は失ったと思ったヴィンセントに執着しているのだろうか。胸を撫でるヴィンセントの大きな手が私に疼く様な気持ち良さを連れてくると、私は自分でもはしたなく思うほど甘い声が出た。
「もう一度、…エリザベス、もう一度だ。」
そう耳元で囁かれて私は何て返事をしたのだろう。甘く呻きながら私はヴィンセントの舌を胸の先に感じたし、硬い指先を脚の間に押し付けられてビクビクと身体を震わせた。
ヴィンセントの放った子種のせいで私の蜜壺は溢れんばかりで、後ろから挿れてきたヴィンセントの逞しいそれがブチュリと滑り良く入ってしまうと、四つん這いになった私は身体を支える事も出来なかった。
ヴィンセントに腰を掴まれてゆっくりと、でも休みなく抉られると訳もなく喘いで、私は再びあの白く弾ける様な瞬間を追いかけ始めた。時々鷲掴みされる胸を指先で弾かれて、その度にヴィンセントを締め付けて仰け反ってしまう。
気持ち良さげに呻くヴィンセントに、私は更に興奮して訳が分からなくなっていった。次第に余裕の無い動きになったヴィンセントが私をベッドに押しつけながら膝立てた私の尻に腰を打ちつけ始めて、私はもう弾ける間際だった。
ふいに私の蜜壺の上の敏感な場所を後ろから指で撫で擦られて、私は絞り上げられる様な気持ち良さに目の前がチカチカして高みから放り出されると、ガクガクと膝を震えさせた。
「…エリザベス!」
その懇願する様に大きな声で私の名を呼ぶヴィンセントもまた、果てた様子で私は身体を揺さぶられながら何も分からなくなった。
気がつけば私は薔薇の香りの湯の中で、ヴィンセントに抱かれていた。温かなその揺らぎは、疲れ切った自分の身体を優しくほぐしていった。私は重い瞼を開ける事が出来ずに、ヴィンセントにされるがまま優しく洗われて柔らかな布で拭かれると、ベッドへとそっと降ろされた。
しばらくベッドの側に立っていたヴィンセントは、そっと私の唇に触れる様な口づけを落とすと、間仕切り扉を通って出ていった。パタンと扉が閉まる音がして、私はそっと目を見開いた。
ヴィンセントのベッドではなく、私は自分の部屋のベッドへと寝かされていた。閉じられた扉の向こうに部屋を歩く気配が暫く続いた後音がしなくなったので、ヴィンセントも眠りについたのだろう。
その時感じたのは寂しさだったのだろうか、それとも悲しみ?頬を伝う熱い雫が、ぼんやりした私の意識を覚醒させた。私たちは確かに熱い身体を繋げ合った。けれど、共にベッドで朝までは過ごさないのだ。私たちは愛し合っている訳じゃない。
ヴィンセントにとっては契約妻で、愛情を差し出す必要のない相手なのだから。ヴィンセントも言っていたわ。私たちは相性が良いって。
さっき私が溺れるほど感じたのはヴィンセントを愛する気持ちも手伝ったと思ったけれど、それは間違いなのかも知れない。『私たちは相性が良い。』その言葉をヴィンセントが告げた時は辱められて怒りが湧き上がってきたけれど、今となってはこの結婚には大事な要素の一つになったのかもしれない。
ヴィンセントが優しくしてくれたのは、ただの仕様なのだ。私は指先で涙を拭うと、ヴィンセントも私を愛しているのかもしれないと勘違いしそうになった自分に薄く笑って目を閉じた。
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