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高貴な淑女の務め
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「クレア様お疲れ様でした。こちらに軽いものをご用意させて頂きました。どうぞゆっくりしてらして下さい。後ほど、閣下のお部屋までご案内いたします。」
そう、侍女長に微笑まれて、私は疲れた顔を引き締めて微笑み返した。
「ありがたいわ。流石に目が回りそうでしたもの。」
すると侍女長は楽しげに美しいカップに茶を注ぎながら言った。
「クレア様は大変でしたけれど、私どもはとても楽しい時間でしたわ。大奥様が領地へと引っ込んでしまわれたせいで、この王都の城には華やかさがありませんもの。男性を飾り立てるのは限界がありますでしょう?」
ヴォクシー閣下を飾り立てるのに限界はなさそうだけどと、悪戯な妄想を思い浮かべながら、私は美味しい紅茶と軽いケーキの様なものを口に運んだ。侯爵家の良いところは口にするものが全て美味しい所かしら。
少しお腹が膨れて余裕の出た私は、口元をナフキンで軽く押さえると周囲を見渡した。侍女長が指図しながら針子と広げた布地を確認しているのを眺めながら、一体ヴォクシー閣下は何枚私のドレスを作れば気が済むのかと眉を顰めてしまった。
結局無作法にも予告無しに我が家にやって来たヴォクシー閣下の馬車に乗せられて、そのまま侯爵家に連れて来られた私は、侯爵家御用達の仕立て屋に次々と試着させられた。
最初はドレスが気になっていた私もあまりの作業量に、途中からはぼんやりと立って、尋ねられる事に答えるのが精一杯だった。こんな贅沢な事は経験がなかったので、高貴な淑女にはそれなりに目が回る様な大変な一面もあるのだと、貴族界を覗き見た気分だった。
ヴォクシー閣下は仕事のキリが悪いとの事で、私は庭園へ降り口のある、こぢんまりとしながらも美しい部屋に通された。すっかり喉も潤った私は、テーブルの上の紅茶セットを横目にこれ以上飲んだらタプタプになるわと笑みを浮かべて、テラスへと足を踏み出した。
侯爵家の庭園は左右対称のシンメトリーの男性的な庭だった。美しく刈り上げられた植栽の中に左右に見事にそびえ立つ、真鍮のオブジェに巻きつく大輪の赤い薔薇は、秋薔薇だと言うのに見事な花つきで、まるでヴォクシー閣下のプライドの高さの様だと空を仰いだ。
美しいけれど隙のない庭園にため息をついた私は、右手奥に少し見える柔らかな色合いの中庭を発見して足を速めた。まぁ、こんな素敵なお庭もあったのね?
そこは白い壁に囲われて、表庭からは良く見えなかったけれど、凝ったレリーフの真鍮の門からは優しい色合いの薔薇や小花が咲き誇っているのが見えた。小さな噴水もある可愛らしいお庭を、私は門にしがみついて覗き込んでいた。
「随分と足を伸ばしたな。」
突然低い声で呼びかけられて、私はビクッと肩を飛び上がらせた。いつの間にか少し離れた場所にダミアンが立っていた。彼は少し疲れた表情で私を見て、そして門の向こうを眺めた。
「ダミアン様、どうしてここを閉めてしまってるんですの?こんなに素敵なお庭なのに。」
ダミアンは私の隣に立つと、ぼんやりとした表情で小さな噴水の立てる音を聞いている様だった。私がいつもと様子の違うダミアンを訝しげに見上げていると、ダミアンはズボンのポケットから小さくない鍵を取り出して門を開けた。
それから私に先に入る様に顎で合図した。私は嬉々として中庭に入ったものの、ハッとして振り返った。ダミアンはまだ入り口に突っ立っている。私は慌てて戻ると、ダミアンの手を引いて中庭へと引っ張り込んだ。
「万が一あなたに変な気を起こされて、ここに閉じ込められたら困りますもの。一緒に入ればその可能性は減るでしょう?」
私がそう言って笑いながら、念の為ダミアンの手を掴んだまま周囲を鑑賞しながら歩き出した。中庭は入ってみれば案外広くて奥には美しいテーブルセットがあつらえてあった。
「こんな美しい場所で紅茶をいただけたら、きっと素晴らしい気持ちでしょうね。」
すっかり黙りこくっているダミアンにいつもの調子は無くて、私は振り返ってダミアンを見上げた。彼はまるで痛いものを見るような表情で周囲を見つめていた。
こんな美しい場所なのに一体どうしてそんな顔をしているのかしら。私はハンカチで真鍮の凝った細工の椅子の上の葉っぱを振り払うと、ダミアンを座らせた。
「まったく、普通は殿方がこうするべきなのに。でも良いわ。私をここに招待してくれたのですから、許して差し上げますわ。ここのお庭の名前はありませんの?私だったら絶対名前を付けますわ。」
するとダミアンは少し笑みを浮かべてぼんやり中庭を眺めながら言った。
「…かつてはあったが、今はもう失われてしまった。私もここに入ったのは17年ぶりだ。13歳の時が最後だ。今も庭師はちゃんと手入れしてくれていたのだな…。」
私は噴水に手をかざして、ダミアンの言った言葉を頭の中で反芻しながら、冷たさに思わず笑った。
「ああ、もう冷たいですわ。夏だったらどんなに気持ちが良いでしょうね。このお庭はさしずめ天使の中庭ですわ。そうは思いませんか。時々天使が遊びに来る、そんな雰囲気がありますもの。」
するとダミアンは急に立ち上がると、私の側にやって来て、強張った表情で私の濡れた手を掴んだ。
「…君は私を混乱させる。ここに君を招待したのは私だが、本当は天使かもしれないな。二度と足を踏み入れる事などないと思っていたが、人生は分からないものだ。」
そう言うと、なぜか私をぎゅっと抱きしめた。私はなぜかダミアンに縋り付かれている様な気がして、振り解くことができなかった。実際ダミアンからは悲しみの様なものが伝わって来たからだ。
私が黙ってダミアンの背中をそっと撫でていると、ダミアンはハッとした様に我に返って私の手を引くと、足早に中庭から外に出た。鍵は掛けなかったので、もうあそこは解放する事にしたのだろうか。
小走りで手を引かれたせいで私が息を切らしていると、ダミアンは私をチラッと見て手を離した。
「今日作らせた衣装に乗馬用があったはずだ。それが出来次第、乗馬と洒落込もう。乗馬の社交場に顔を出すのも仕事のうちだからな。…今日はもう帰っていい。必要なものは過不足なく用意させる。また連絡する。」
そう言うと、まるで私の顔を見るのが気まずいとばかりに足早に城へと歩き去ってしまった。私は置いてけぼりを喰らった様だわ。それにしてもあの中庭でのダミアンは変だったわ。妙に感傷的で、酷く傷つきやすい感じだった。
あんな鉄仮面に柔らかな感情があるのはむしろ不思議な感じがするけれど、どんな人間だって他人に見せている一面が全てではないわね。
私は迎えに来た侍女に微笑んで手を振ると、もう一度あの中庭を訪れることが出来たらどんなに嬉しいかしらと考えていた。
そう、侍女長に微笑まれて、私は疲れた顔を引き締めて微笑み返した。
「ありがたいわ。流石に目が回りそうでしたもの。」
すると侍女長は楽しげに美しいカップに茶を注ぎながら言った。
「クレア様は大変でしたけれど、私どもはとても楽しい時間でしたわ。大奥様が領地へと引っ込んでしまわれたせいで、この王都の城には華やかさがありませんもの。男性を飾り立てるのは限界がありますでしょう?」
ヴォクシー閣下を飾り立てるのに限界はなさそうだけどと、悪戯な妄想を思い浮かべながら、私は美味しい紅茶と軽いケーキの様なものを口に運んだ。侯爵家の良いところは口にするものが全て美味しい所かしら。
少しお腹が膨れて余裕の出た私は、口元をナフキンで軽く押さえると周囲を見渡した。侍女長が指図しながら針子と広げた布地を確認しているのを眺めながら、一体ヴォクシー閣下は何枚私のドレスを作れば気が済むのかと眉を顰めてしまった。
結局無作法にも予告無しに我が家にやって来たヴォクシー閣下の馬車に乗せられて、そのまま侯爵家に連れて来られた私は、侯爵家御用達の仕立て屋に次々と試着させられた。
最初はドレスが気になっていた私もあまりの作業量に、途中からはぼんやりと立って、尋ねられる事に答えるのが精一杯だった。こんな贅沢な事は経験がなかったので、高貴な淑女にはそれなりに目が回る様な大変な一面もあるのだと、貴族界を覗き見た気分だった。
ヴォクシー閣下は仕事のキリが悪いとの事で、私は庭園へ降り口のある、こぢんまりとしながらも美しい部屋に通された。すっかり喉も潤った私は、テーブルの上の紅茶セットを横目にこれ以上飲んだらタプタプになるわと笑みを浮かべて、テラスへと足を踏み出した。
侯爵家の庭園は左右対称のシンメトリーの男性的な庭だった。美しく刈り上げられた植栽の中に左右に見事にそびえ立つ、真鍮のオブジェに巻きつく大輪の赤い薔薇は、秋薔薇だと言うのに見事な花つきで、まるでヴォクシー閣下のプライドの高さの様だと空を仰いだ。
美しいけれど隙のない庭園にため息をついた私は、右手奥に少し見える柔らかな色合いの中庭を発見して足を速めた。まぁ、こんな素敵なお庭もあったのね?
そこは白い壁に囲われて、表庭からは良く見えなかったけれど、凝ったレリーフの真鍮の門からは優しい色合いの薔薇や小花が咲き誇っているのが見えた。小さな噴水もある可愛らしいお庭を、私は門にしがみついて覗き込んでいた。
「随分と足を伸ばしたな。」
突然低い声で呼びかけられて、私はビクッと肩を飛び上がらせた。いつの間にか少し離れた場所にダミアンが立っていた。彼は少し疲れた表情で私を見て、そして門の向こうを眺めた。
「ダミアン様、どうしてここを閉めてしまってるんですの?こんなに素敵なお庭なのに。」
ダミアンは私の隣に立つと、ぼんやりとした表情で小さな噴水の立てる音を聞いている様だった。私がいつもと様子の違うダミアンを訝しげに見上げていると、ダミアンはズボンのポケットから小さくない鍵を取り出して門を開けた。
それから私に先に入る様に顎で合図した。私は嬉々として中庭に入ったものの、ハッとして振り返った。ダミアンはまだ入り口に突っ立っている。私は慌てて戻ると、ダミアンの手を引いて中庭へと引っ張り込んだ。
「万が一あなたに変な気を起こされて、ここに閉じ込められたら困りますもの。一緒に入ればその可能性は減るでしょう?」
私がそう言って笑いながら、念の為ダミアンの手を掴んだまま周囲を鑑賞しながら歩き出した。中庭は入ってみれば案外広くて奥には美しいテーブルセットがあつらえてあった。
「こんな美しい場所で紅茶をいただけたら、きっと素晴らしい気持ちでしょうね。」
すっかり黙りこくっているダミアンにいつもの調子は無くて、私は振り返ってダミアンを見上げた。彼はまるで痛いものを見るような表情で周囲を見つめていた。
こんな美しい場所なのに一体どうしてそんな顔をしているのかしら。私はハンカチで真鍮の凝った細工の椅子の上の葉っぱを振り払うと、ダミアンを座らせた。
「まったく、普通は殿方がこうするべきなのに。でも良いわ。私をここに招待してくれたのですから、許して差し上げますわ。ここのお庭の名前はありませんの?私だったら絶対名前を付けますわ。」
するとダミアンは少し笑みを浮かべてぼんやり中庭を眺めながら言った。
「…かつてはあったが、今はもう失われてしまった。私もここに入ったのは17年ぶりだ。13歳の時が最後だ。今も庭師はちゃんと手入れしてくれていたのだな…。」
私は噴水に手をかざして、ダミアンの言った言葉を頭の中で反芻しながら、冷たさに思わず笑った。
「ああ、もう冷たいですわ。夏だったらどんなに気持ちが良いでしょうね。このお庭はさしずめ天使の中庭ですわ。そうは思いませんか。時々天使が遊びに来る、そんな雰囲気がありますもの。」
するとダミアンは急に立ち上がると、私の側にやって来て、強張った表情で私の濡れた手を掴んだ。
「…君は私を混乱させる。ここに君を招待したのは私だが、本当は天使かもしれないな。二度と足を踏み入れる事などないと思っていたが、人生は分からないものだ。」
そう言うと、なぜか私をぎゅっと抱きしめた。私はなぜかダミアンに縋り付かれている様な気がして、振り解くことができなかった。実際ダミアンからは悲しみの様なものが伝わって来たからだ。
私が黙ってダミアンの背中をそっと撫でていると、ダミアンはハッとした様に我に返って私の手を引くと、足早に中庭から外に出た。鍵は掛けなかったので、もうあそこは解放する事にしたのだろうか。
小走りで手を引かれたせいで私が息を切らしていると、ダミアンは私をチラッと見て手を離した。
「今日作らせた衣装に乗馬用があったはずだ。それが出来次第、乗馬と洒落込もう。乗馬の社交場に顔を出すのも仕事のうちだからな。…今日はもう帰っていい。必要なものは過不足なく用意させる。また連絡する。」
そう言うと、まるで私の顔を見るのが気まずいとばかりに足早に城へと歩き去ってしまった。私は置いてけぼりを喰らった様だわ。それにしてもあの中庭でのダミアンは変だったわ。妙に感傷的で、酷く傷つきやすい感じだった。
あんな鉄仮面に柔らかな感情があるのはむしろ不思議な感じがするけれど、どんな人間だって他人に見せている一面が全てではないわね。
私は迎えに来た侍女に微笑んで手を振ると、もう一度あの中庭を訪れることが出来たらどんなに嬉しいかしらと考えていた。
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