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高校生活

俺の爆弾発言

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俺の今まで疑問に思ってた事を思い切って言ってみた。俺はどうも脳があっちの世界寄りのせいか、こっちの世界の普通分かるだろって事が分からない事がある。今聞いたの事も、本気で分からないんだ。

3人はさっきまでギラついてた眼差しが引っ込んで、今度は鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしていた。

椿がおずおずと俺に尋ねた。

「…あのさ、今よく聞こえなかった気がするんだけど、もしかして発情期の作法の話したの?」

俺は眉を顰めて椿に視線を返すと言った。

「…作法ってなんだよ。俺そうゆうの全然見ないようにしてたから、全然知らないんだけど。だから俺が発情期きたら、女とするの?男とするの?男とするなら、俺って掘るの?掘られるの?って聞いたんだけど。これ以上簡単に質問できないよ。」


「ぐぁー、マジか。何でこの年になってそんな恥ずい事説明しなくちゃいけないんだ⁉︎地獄か?」

頭を抱えてがなってる椿を放って、俺は秋良に視線を合わせた。秋良はやおら立ち上がると、俺の手を取って歩き出した。それを見た二人も慌てて後から着いてきた。

「教えてやるけど、あんな場所で説明するような事じゃ無いからな。…雪、何かあったのか?お前がこんな事言い出すの初めてだろ?」

俺はさすが、ワニ系の秋良の手の大きさ半端ないと思いながら、手を引かれるままに答えた。


「あー、俺もう薬効かなくなりそうだから、準備しなきゃいけないんだ。それで実際のところどうなんだろうって思っただけ。」

秋良は突然立ち止まった。そこに追いついた二人は、様子のおかしい秋良と、ボンヤリ秋良を見つめる俺たちを交互に見つめた。

「薬って。お前もしかして、薬で発情期止めてたのか⁉︎」

椿と聖はギョッとして俺を見た。あれ?それってやっぱりそんな大ごとなの?俺は気まずい気持ちでボソボソと言った。

「…あぁ。ま、そうなるかな?理由はあるけどさ。」

俺たちはしばらく誰も何も言わなかったが、秋良がこんな廊下でこんな話は出来ないからと結局秋良の部屋へ俺たちを連れて行った。


寮室は個々の部屋が自由にカスタマイズ出来て、大きさも自由に選べる。俺は身体も普通で、あまり広いのはお化けが怖いから極々普通の標準仕様だ。

初めて入った秋良の部屋は、身体の大きさに合わせたのか、一番広い仕様だった。ベッドなんかキングサイズで、いや、もしかしてそれ以上? ソファセットも広々でガタイの良い椿や聖も十分座れる。俺たちが座ったのを見届けて、秋良は俺を見つめて言った。

「…それで?雪、俺たちには最初からちゃんと話せよ。」

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