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発情期

祥一朗side戸惑う雪弥※

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目の前でポロポロと綺麗な涙を流す雪弥はことの他美しかった。私は食事を切り上げると、慌てて雪弥の側に行って膝に抱えると、もたれ掛かる雪弥の背中や髪を出来るだけ優しく撫でて、落ち着くのを待った。


去年、一部の三年に執拗に絡まれて困っていた雪弥は、人を寄せ付けず、友達である私の弟たちとも距離を取ろうと頑張っている、そんな生徒だった。そんな雪弥がある日、生徒会長だった私を自室に引き入れて相談事を持ち掛けて来た時は、正直驚いた。

ある意味世間知らずの雪弥を私は上手く言いくるめて、今のこの状況を作ったのだろうか。雪弥を手に入れたい人間は多いと言ったはずだけど、雪弥は私もその一人だとは気づかないのだろうか。雪弥を手に入れるチャンスを掴むために、私は自分の権力を行使して雪弥を困らせる三年を見せしめにしたんだ。


そんな事を思い出しながら、私は発情して呆然としている雪弥を裸にして、一緒にシャワーに打たれながら雪弥の滑らかな肌を手のひらで撫でて愛撫した。

雪弥の白い肌と赤い唇のコントラストは、女たちのベタつく口紅の赤い唇とは違って、なまめかしくて鮮やかだ。柔らかな唇を楽しんでいると、雪弥が伸ばして来た舌の甘さに、思わず貪りたくなったのをグッと堪えた。雪弥が恐れている、自分を見失う発情期を無事に終わらせるためにも、スタートは慎重にいきたかった。


唇から首筋、首筋から肩、胸、そして乳首に愛撫が到達すると、雪弥は酷く乱れた。ガクガクと揺れる身体は震えて、赤らんだ顔は蕩けていた。硬くなった尖りを口の中で執拗になぶると、雪弥の甘い嬌声が浴室に響いて、私の昂りは腹に届く勢いでブルンと揺れた。

「あ、ああんっ!んんっ、あぁ、いやっ!」

身体をくねらせて興奮を無意識に発散させようとする雪弥の身体が、私の筋肉質の硬い身体に擦れた。赤く充血した、ほとんど使っていない雪弥のビクつく昂りから先走りが飛び出して、ぐっしょりと濡れているのを感じると、我慢できずに自分の昂りを押し付けてゆるゆると揺さぶった。


雪弥はビクビクと震えながら荒い息が浅くなって、興奮がピークに差し掛かろうとしている様だった。私は硬い指先で優しく雪弥の昂りを撫で回した。かさの裏を何度か繰り返しなぞると、私にしがみつく力が強くなってガクガクと腰を揺らして逝った。

私は雪弥の出したねっとりする白濁を口にしたい気持ちを我慢しながら、それを雪弥の後ろの窄みに塗りつけた。

「雪弥、今度はこっちだ。怖がらないで、私に任せて…。」


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