土下座で女神に頼まれて仕方なく転生してみた。

モンド

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ケモ耳とドラゴンの卵

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ーー 森の中の生活とドラゴン


集落で暮らすようになって二ヶ月が経った。
かなり集落の生活レベルが上がってケモ耳達の見た目も、他の街の住人と変わらなく見える。

「ファースト様、今日は何をするんですか?」
ソーニャがいつの間にかそばにいて聞いてきた。何時来たんだ?

「今日は森で狩りだなそれでドラゴンでもいれば、そいつもかな。」
と言うと「ドラゴンですか。」と言って尻込みした。
「お前は行く必要ないだろ。」
と言うと
「ウウウウー。残念です。」
と唸ってトボトボと帰って行った。変なやつ。


空を飛びながら森の奥を目指す、相変わらず広い森だ。

大きな魔力を感じて山に出来た洞窟のようなところに降りる。
「ここは・・掘られてるな。この中にいるやつか?」
と独り言を言いながらファーストは奥へと入って行く。

かなり奥に大きな体のドラゴンがとぐろを巻くように横になって、ファーストの方を見ていた。
「敵意もなければ生気もないな。」
と呟くと、ドラゴンは念話で
「うむ、どれだけのモノが来たかと思ったら面妖な人の子供か。・・これも定めか。」
と独り言のように呟くとファーストをはっきりと見て
「我は爆竜と怒れられた古竜である。この身も生まれ変わりの時を迎えた、お前に出会ったのも何かの縁であろう。女神に頼んでいたのがお前か分からぬが、この体を代償に願う。我が生まれ変わりをしばらくの間、魔力を与えながら見守ってくれ。」
と言うとファーストの答えも聞かずに、光出しその魂が一つの卵となった。
「生まれ変わりか?」
と言いながらファーストはドラゴンの身体と卵を収納した。

「おおおー。レベルと魔力が上がったぞ。」
驚きながらもファーストは、洞窟を出ると森の探索を続けた。

その後も多くの魔物を狩ったファーストは、集落に戻ると半分ほどを食糧庫に入れ、卵をどうしようかと考えたがそのまま自宅にもちかえると。
「ここでいいか」
と適当なクションの上に置くと魔力を流し始めた。
「これ位か?」
と抵抗を感じたところで止めると、食事を作り出した。
ちょうど飯の準備ができたところで、
「ファースト様、帰ってきましたか?」
とソーニャの声が玄関からした。
「おお、今から飯を食べるとこだ。お前も食べるなら上がってこい。」
と声をかけると、いそいそと上がってきたソーニャは、自分用の食器を準備して
「頂きます」
と手を合わせて食べ始めた。

ケモ耳の集落の生活に馴染んでいたファーストは、古竜の言葉を思い出していた
「女神に頼んでいた・・。」
と、あの女神はファーストにこの世界を助けてくれと言ったくせに、詳しい事を話さなかったことに何か理由が有るのかそれともうっかりモノなのか。

それから一月ほど卵に魔力を与えながら過ごしていたら、ある日卵がかえった。
「ぴー。ぴー。」
長さ50cm程のトカゲと恐竜の間の子のような姿のドラゴンが、部屋に来たファーストをじっと見ていた。
「これほど早く外に出れるとは思わなんだ。」
念和を使ってドラゴンはファーストに語り始めた。

【ドラゴンの中で古竜の位に有るものは、不死の力を持ち肉体の限界と共に生まれ変わりをすると言う。ただ生まれ変わると、以前の記憶は有るものの全く違う性質になる事が有るそうで、その理由に魔力を与えた者の影響があると語った。
名前についても新しい名が欲しいと頼まれ、「ギドラ」と付けてやった。
今後もしばらく魔力を必要とするが、ここにいる必要はないと、いやもっと物珍しい所に連れて行けと言い出した。】

ファーストはその話を聞き、また旅に出ることにした。
ファーストはソーニャを含めたケモ耳達にそう伝えると、次の日には集落を出発した。

「何でお前がついてくるんだ?ソーニャ。」
当然のように荷物を担いでソーニャが付いてきた。
「だって一生お世話するって約束したから。」
となぜそんなことを言うのかと言う感じで、目を真っ赤にしてファーストを見て言った。
しょうがないか。
「足手まといにはなるなよ、その荷物渡せ。」
と言って荷物を収納した。
「えへへ。」
ソーニャは嬉しそうに笑った。


ーー 新たな旅。

ドラゴンとソーニャを連れたファーストは、人目を引いた。
次の街に入る際も
「ドラゴンの子供だと?従魔登録はしているのか?獣人?身分証は有るのか?」
と聞かれたが、ファーストが冒険者証を出して
「他は今からギルドで登録するよ。」
と言えば門を通してくれた。


言葉通り冒険者ギルドに向かうファーストとソーニャとギドラ。
ギルドの扉を開けて中に入ると、その場にいた冒険者が騒ついた。
「ありゃ何だ?ドラゴンの幼生か」
「おいありゃ、獣人じゃねえか?」
などと声がするのを無視して、受けつ家に向かうと
「冒険者登録と従魔登録を頼む。」
と声をかけた。

すると周りの冒険者が
「小僧には勿体無い。俺たちが代わりに使ってやるからお前は・・!」
途中から声が出せないばかりか、呼吸すらできなくなり泡を吹いて倒れた。
「お前らバカか?実力差も分からねえなら死んでも文句言えねえぞ。」
と言うと受付に
「早くしてくれよ。死人が出るぜ。」
と急がせた。

倒れた冒険者の仲間5人が剣を抜き今にもファーストに斬りかかろうとしたところで、
「やめとけ!本当に死ぬぞお前ら。」
と奥から出てきた男に一喝された。

「でもようギルマス、俺らにも面子がある。このままでは帰せないぜ。」
と言う冒険者に、ギルマスと呼ばれた男は
「死んだら面子もないだろう。アイツはここの誰より強えぜ。」
と言われて、顔を見合わせる冒険者達。

登録が済んだファーストは、振り返り。
「やるなら裏で相手してやるぜ、その気があるなら。」
と半分挑発的に声をかけた。
「ガキがいい気になりやがって、そこまで言われて引き下がれるか!」
と言う男についてファーストは、裏の訓練場に移動した。

1対5で、訓練場中央に立っていた。
「何時でも何を使っても良いぜ、時間が惜しいからな。」
と言うファーストに5人が一斉に斬りかかった。
「グラビティ」
とファーストが唱えると
「「「ぐえ!」」」
と言う声と共に5人が地面に縫い付けられた。
ファーストは大剣と取り出すと、5人に近づいて行く。
周りで見ていた見物人もこれから起こることに、生唾を飲む。
「もう良いだろ。これ以上は俺が相手になる。」
と先ほどギルマスと呼ばれた男が、木剣を手に訓練場に入ってきた。

「人の喧嘩に勝手に入ってくるのは感心しないな。」
と言いながらファーストは男に向き直る。
「俺も元S級だ。コイツらみたいには行かねえぜ。」
と自信溢れる男に、
「グラビティ」
と唱えるファースト。
「ぐう」
片膝を突き堪える男にファーストはさらに重力を重ねる。
「ぐはっー。」
堪えきれずに地面に張り付いた男に近づくファースト。
「で、出てきたは良いが何しにきたんお前は?」
と聞くとファースト。
声すら出せない男らにファーストは
「本当に実力差のわからぬギルマスの下では、コイツらみたいのがゴロゴロいるんだろうな。一つ忠告するぜ、次は首を切り落とすぜ。」
と言うと訓練場を出て行った、暫くすると押さえてけていた重力が消える。
「うっ。どんだけやべんだアイツ。」
ギルマスは泡を吐いている5人を治療室に運ばせて、よその街から来ていた情報を読み直した。

「アイツに間違えないようだ。暫く情報が無かったから、よその国に出たと思っていたが・・皆に注意しておこう。」
と呟いた。
その日のことは直ぐに冒険者仲間には伝わったが、信じたかどうかは別だった。


ーー 冒険者はバカばっか。


宿に部屋を取り、昼間は商会や武器屋などを巡っていたが、夜はソーニャを残してギドラと森で狩りをしていた。

10日ほどして、魔物素材を買い取ってもらおうとギルドを訪れた。

2人と1匹でギルドに来たファースト達は、買取カウンターで
「魔物を買い取って欲しい。」
と言うと職員が
「魔物の量はどれほどで?」
と聞いてきたファーストのことを知っているようだ。
「倉庫一つかな。」
と答えるファーストの話を耳にしていた冒険者らが、大笑いして
「おい、聞いたか今の。倉庫1つ魔物を持ってきたそうだ。がははー。」
と笑いだし、その後も後をつけるようにファーストの後ろから、ごちゃごちゃ言い始めた。

「うるせえなぁ!弱えくせに自分が出来ないことがそんなに信じられねえのか。」
と言うとファーストの言葉に、冒険者らが
「俺たち相手に生意気なガキだ、Sランクパーティーの俺らに教えてもらおおか。」
と言いながら裏に向かう冒険者の後をついて行きながら、ファーストは振り向き
「見にきても良いが怪我をすることは覚悟しろよ。」
と野次馬に声をかけた、それに反応したのは半分。

訓練場に立つファーストの前に先ほどの男
「おいおい、1人で俺の相手をするつもりか?お前らもバカなのか?」
と言うとファーストに男が
「どんだけ自信家だよ。その口きけなくしてやるよ、来な。」
と挑発し始めた。

「グラビティ」
とファーストが唱えると、男は突然動きが止まり、重ね掛けで地面に縫い付けられた。
男の仲間も慌てて訓練場に上がる。
「全員でいいぜ。Sランクという強さを見せてくれよ。」
と挑発するファースト。

「調子に乗るんじゃねえ。」
と言いながら他の者が魔法でファーストを攻撃しながら、2人が同時に突っ込んでくる。
「グラビティ」「グラビティ」
と2度唱えると突っ込んできた2人が最初の男の横で、地面に縫い付けられた。
魔法攻撃してきた男の魔法はファーストに当たる前に霧散する
「何が起こった?」
動揺する男にファーストは、
「バインド」
と拘束魔法を唱える。
棒が倒れるように地面に倒れる魔法使い。
ファーストは地面に転がる4人に近づくと、大剣を取り出し1人の男の首に当てる
「お前らは相手の力量もわからぬバカだ。俺はこの間次にかかってきたら首を刎ねると言っていた、だから首を刎ねるぜ。」
と言うと
「嘘だろ!そんな話聞いてないぜ。」
と泣きそうな声の男に
「魔物がそう言ったら許してくれるのか?」
と聞き直す。
「そりゃ・・話なんか聞かねえが、お前は魔物じゃねえだろ。」
と言うのに
「だからバカだと言うんだよ。俺を止められるもんはこの世界にはいねんだぜ。いい加減覚悟しな。」
と言うと大剣を振り上げた。

「待ってくれ!」
この前のギルマスが駆け込んできた。
「何だお前か。俺は言ったよな次は首を刎ねると。」
と言うと
「そいつらは今日ここに戻ってきたばかりで、お前のことを知らなかったんだよ。許してくれ。」
と頭を下げたのに
「いい加減なこと言うなよ。ここに来ている奴らは、俺のこと聞いてるはずなのに俺の注意を聞かずに集まった。今から俺の言葉の意味を教える。」
と言うと
「スノー・ストーム」
と呟いた。
突然吹雪が運動場を吹き荒れる、野次馬で来ていた冒険者らは次々に寒さで倒れる。その中を歩き出したファーストは、ギルマスに
「今、俺の連れに手を出している奴がいる。」
と言い残すとギルドに戻って行った。


  ギルド内。

「離してください。ファースト様が怖くないんですか?」
とソーニャが掴まれた手を振り解こうとする。
反対の手はギドラを抱いている。

「あんなガキになにができる。今頃は死にかけてるだろうぜ。さあ来な」
と無理やり引っ張ろうとした時、男の腕が根本から切断された。
「うぎゃー。腕が・・・いてー。」
と言いながら転げ回る。
そこにファーストが現れる、
「汚い手で俺の連れに触るな!」
と声を上げた顔が怒りに満ちている。

ソーニャとギドラ以外のその場の者が、胸を押さえて苦しみ出す。
そこの現れたギルマスが
「何をしている。お前を捕らえるぞ!」
と叫んだ。
それを聞いたファーストは笑い出した。
「何がおかしい?ギルド内で相手を傷つければ犯罪だ。」
と言うのをさらに笑いながら
「その法は、神にも適用するのか?」
と聞く
「バカなことを言うな!本気だぜ、これは犯罪だお前が神で有るなら別だが。」
と答えるギルマスに
「なら俺は無罪だ。ただし俺に対する不敬はこれでは気が済まぬ。どうして償う。」
といえば、ギルマスは
「神!お前は神だと言うのか。」
と聞くのを
「俺はこの世界を管理する女神に頼まれて、この世界にきた男だ。この世界の法は俺には通用しない。俺に対する不敬は神に対する不敬で有る、返答せよどうするのだ。」
と強い言葉で問い詰めた。

元々ファーストはそんな気持ちを持って行動をしていない、好きなように行動しているだけで、適当に女神の名前を出しているだけで、どうでもいいのだ。
ただいつまでも絡まれるのが面倒なだけだ。

ギルマスは、判断に迷った。
確かにこの若者の強さは異常だ。だからと言って、本人が言うことを信じることもできない。
しかしもし本人が言うことが正しければ、この街どころか王国すら存亡の危機になる。
「待ってくれ、俺だけでは判断がつかないのだ。数日待ってくれ、連絡先を教えてくれないか。」
と判断を先延ばしすることにした。

ファーストらがギルドを出て行った後、ギルマスはどこに話を持って行くか考えていたとこに、買取職員が
「今の男が買取に出した素材を見てくれ」
と言うので見に行くと、そこには倉庫いっぱいの魔物しかもドラゴンが数頭見える。
「俺はこんな素材初めて見たよ。アイツはSランクの冒険者かい?」
と言う買取職員に
「Sランクでも1人じゃその素材は無理だ。」
と答えながら緊急通信で、王国内外のギルドに連絡を入れた。

スラクションとグリンの街のギルマスから連絡が届いた。
さらにセンターターク王国の冒険者の情報が付いてきた。
そしてダメ押しでサハラ王国の話が、この話は「神そのもののの存在」と書かれていた。

ギルマスは王国への報告もすぐに行うことにしたが、その取り扱いは慎重に対応するようにと注意書きをして。

5日後、ギルドからの呼び出しがあった。
ファーストは1人で向かう。
ギルドに入ると一瞬にして音がなくなった、緊張の中ゆっくりとファーストは歩いてカウンターに向かう
「呼ばれたが買取額が決まったのか?」
と言うと職員は慌てて首を横に振り
「それはまだです。あまりにも高額なので。」
と言うと奥の部屋に案内した。

奥の部屋に行くと、ギルマスが座っていた。
ファーストは立ったままだ。
「なぜ座らん?」
と言うギルマスに
「お前は馬鹿か?今まで二つの王国の国王でも上座に居座ることはなかったのに、お前はそこまで偉いのか。」
と叱りつけると、慌てて席を立ち入れ替わった。

「で話は何だ?俺は買取額が決まったのかと思って態々着てやったのに、くだらんことなら許さんぞ。」
と睨みつける。ギルマスは顔色をなくし。
「今回のことは俺が悪かった。オマエ・・いや貴方を悪く言ったことは間違いだった。そこで王国が是非会いたいと連絡を寄越した、行ってもらえないだろうか?」
「さっきの話を聞いてなかったのか?国王が自ら会いにきたから俺は許したんだ、その俺に出向いてこいとここの国王は言っているのか?」
と睨むと、顔色をなくしたギルマスは口をパクパクするばかりだった。

「俺に会いたくば、自ら出向いて来い。それが嫌なら干渉するな、と答えておけ。」
と言うとギルマスの部屋を出て行った。

その後我に戻ったギルマスは、さらに詳しく情報を求めてその事実を確認。
改めて王国にファーストの言葉を伝えた。

ここで王国はファーストの言葉を軽く見た。
「神を騙る不届き者、引っ捕えてここに連れて来い。」
と騎士隊に命じたのだ。
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