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厳しい世界と海の家
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ーー 厳しい世界
ーー 自然の猛威は人の力では超えられないかもしれない・・・。
赤の休みが近づいてきた今、今年も自然災害に備えなければならない。
いかに魔法のある世界でも、自然災害を全て防ぐことなど出来はしない。
私は地球の記憶を頼りに、防災の備えを次ぎ次に提案し実施してゆく。
この世界では、地下街は有効な避難場所のようだ。
私は大きな街を中心に、地下街を兼用した避難場所を作り始めた。
小さな村や集落は、個人の家や長の家の地下に避難の地下室を作って回った。
食料などは既に転移陣の活用で問題ない、後は建物の強度くらいだ。
補強ようの資材をある程度配布すると、自分達で補強するように指示した。
ーー 赤の休み
想像通り、早くから暑い季節になった。
夕方には夕立のような激しい雨が降ることもある。
日本に戻ったみたいだな、懐かしさを感じるな。
郷愁を感じていた私。
領主代行のミカエル男爵を呼んで
「男爵、準備の進行具合を教えてくれ。」
「はい伯爵、伯爵領内の避難所の準備は全て終わりました。しかし今年も嵐が来るのでしょうか?」
と疑問顔のミカエル男爵に
「雨が降り続けば、水が溢れるし、天候が急変すれば竜巻や雹が降ることもある。自然はドラゴン並みに大きな被害をもたらすのだよ。準備は防ぐのではなく備えることなのだよ。」
と噛んで教えるように説明した。
赤の季節に近づくに連れて、私の予想通り激しい雨が数日間降り続いた。
私は転移魔法で、河川の危険そうな場所に飛びながら、水位や堤防の状態を確認した。
堤防については、危険性に合わせて結界魔法を掛けて回る。
水位が予想以上高くなっている、堤防が決壊しなくても水が越えそうだ、越える水をコントロールするために、私は人の住まない地域へ水をわざと流して水位をコントロールした。
この大雨は、セガール王国内に猛威を震いかなりの地域が、水に沈んだようだが死者などはいなかった。
国王からの呼び出し。
大雨が上がって数日後、領内の被害を確認し終わった私は、川の水を外に流したことでほとんど被害が無かったことに安堵していた。
そこに国王名で呼び出しを受けた。
「エストニア伯爵お呼びにより駆けつけました。」
と国王の前に控えると
「その方を呼んだのは、此度の水害でかなりの被害が出ておるようだ。そこでこれからのことを含めて、対策を考えてくれぬか。」
と下命された。
私は宰相に王国内の被害状況を尋ね、その原因と対策及び今必要な援助について話し合った。
「予想を超える雨が降り続いために、堤防を越えたり、堤防を壊したりした水が住宅地等に流れ込み被害が拡大したものですね。
これを防ぐには、川の形状から危ない箇所が分かりますので、基準となる川の水位がわかる工夫をして、それを越えたら危険な場所、水が乗り越える前に、他所に流すための仮の池や川を作っておくのがいいと思います。
今被害が出ているものは、泥水に浸かった建物や食料品の問題でしょう。
泥水には危険な菌が存在するので、食べ物は基本的に廃棄し、建物は洗浄の後消毒を施すのが良いと思います。」
と意見を言えば
「よくもそこまで、対策ができるものだ。分かった直ぐに対応しよう。」
ということで話は終わった。
ーー 赤の季節
災害の対策をしているうちに赤の季節に変わっていた。
領地を代行のミカエル男爵に任せ、私は避暑地に行くことにした。
卒業が目前となった妹にも声をかけて、別荘に向かった。
「お久しぶりですね、お兄様。私の事などお忘れになったと思っていましたわ。」
とほっぺを膨らます妹に
「すまない、少々忙しくてな。忘れたりしてないぞ。」
と答えると「嘘ですよ。」と言いながら別荘に入って行った。
シロはかなり大きくなったため、どこでも連れて行けなくなったが、ここなら問題なく連れてこれる。
広い敷地にシロを放つと、嬉しそうに駆け回っていた。
専属の料理人達が常駐しているのでここはいつ来ても問題ない、広い風呂に浸かりながら
「ああー。」
と長い息を吐く。
温泉はいいものだ、日本人の血が騒ぐようだ。
風呂から上がると、テーブルの上に料理が運ばれていた。
エールを持ってきたメイドに礼を言いながら、氷魔法で冷やして飲む。
「美味い。」
思わず出た声に、妹が
「私も頂戴したいですわ。」
と言うのでおかわりついでにメイドに持ってこさせると、同じように冷やしてやった。
「これは美味しいですね。」
満足げな妹。
この世界では、妹の歳でも普通に酒を嗜むのだ。
成長が早いだけのことはある。
数日間、妹と川遊びや小さな打ち上げ花火をして楽しんだ後。
「どうする?俺はこの後海の家に行く予定だが。」
と尋ねると、
「もちろんついて行きますが、友達を連れて行きたいのですが?」
と聞いてきた。
「ああいいぞ、誰だ迎えに行こうか?」
と聞けば、
「多分今日のうちには来ると思います。」
というので待っていると、メアリースクイブ王女とルシリーア嬢だった。
それならと私はクロニアル伯爵に連絡を入れて、海の家にと転移した。
ーー グスタング王国、海の家
転移してきた私たちを何故か、ルビー嬢が出迎えていた。
「どうして貴方が?」
という私に彼女は
「この前の激しい嵐の後始末に、私が来ていたのですわ。当主不在の館は意外と狙われやすいので。」
と言うのを聞いて
「それはお手数かけました。それなら私がいない時は自由に使っていただいても結構ですので、部屋を4つほど確保してもらえれば。」
というと、笑顔で同意するルビー嬢だった。
これで男1人に女4人なので、私は移転魔法でクロニアル伯爵の家に飛ぶ。
「やあ、準備できたかい?」
家に入るなりそういうと
「本当君はなんでも早すぎるよ。でも丁度準備ができたとこだ、行こうか。」
と笑顔で応じてくれた。
戻った二人の前に水着姿の4人の女性が海に向かうところだった。
「お兄様、海で泳いできますわね。冷たい飲み物ご準備お願いします。」
と言いおくと皆を追いかけて砂浜へ。
「何だ、予想以上に多いな。」
とクロニアル伯爵の呟き。
「君も行っていいぞ。私はすることがあるからな。」
と言うと
「あそこに男一人はキツイからいいや。」
と答えるクロニアル伯爵に笑顔で同意した。
ふと疑問を口にした私、
「クロニアル君、君はどの子が本命なの?」
と。
すると急に慌て出すクロニアル君。
「急に何を言い出すんだ、エスト君。君こそどうなんだい?」
と質問を返してきた
「私はまだ誰も。まだ暫くは自由でいたので。」
と答えてその話は終わった。
ーー 女子会の話
波打ち際にテントを立てて、冷たい微アルコール入りのジュースをいただきながら、女性たちは恋バナに夢中になっていた。
「これお美味しいわね。」
と言うとメアリーにクレアが
「お兄様の得意な飲み物です。」
と答える。
先ほどまで、学園内やその後の交友関係での恋バナを開いていた女性たちが、突然無口になった。
ルビー嬢が
「そう言えば、エストニア伯爵様はご婚約しているのですか?こちらではそのようなお年だと思っていたのですが。」
と言う質問に皆がクレアに目を向けた。
「お兄様はまだ誰も特定の方はいらっしゃらないですわ。お母様がその気ではないようですし。」
「それはどうしてですの?エストニア伯爵ご本人はどうなのですか?」
畳み掛けるようにメアリーが聞く。
「よくわかりませんが、お兄様には想い人はいないと思いますわ。最近私とばかり相手をさせられるので。」
と答えた。
それからはクレアに次から次に、エストニア伯爵の趣味や好みなどの質問が矢のようにされた。
ついでにクロニアル伯爵のことも話題にのぼったが、大いに興味を見せる女性はいなかった。
何故かホッとした表情の女性がいた。
ーー 海の家での遊び。
海といえば。
・海の中探索
・船での遊び
・浜辺の遊び
・花火
・BBQ
と言うのはリーマンだった頃の私の思い込みであろうか。
以前作った海中散歩ようのヘルメットは改良され、ホースが付いていない。
酸素ボンベではないが2時間ほど、呼吸するのに問題ない小型の魔道具を取り付けたのだ。
皆で海の中を散策して大いに遊び、海の幸でBBQで腹を満たし、夜には打ち上げ花火で涼んだ。
「このような遊びは本当に初めてだわ。」
メアリーも大喜びだ。
この世界でこのような平和で幸せが、誰にでも味わえるように私は努力しようと思った。
ーー 自然の猛威は人の力では超えられないかもしれない・・・。
赤の休みが近づいてきた今、今年も自然災害に備えなければならない。
いかに魔法のある世界でも、自然災害を全て防ぐことなど出来はしない。
私は地球の記憶を頼りに、防災の備えを次ぎ次に提案し実施してゆく。
この世界では、地下街は有効な避難場所のようだ。
私は大きな街を中心に、地下街を兼用した避難場所を作り始めた。
小さな村や集落は、個人の家や長の家の地下に避難の地下室を作って回った。
食料などは既に転移陣の活用で問題ない、後は建物の強度くらいだ。
補強ようの資材をある程度配布すると、自分達で補強するように指示した。
ーー 赤の休み
想像通り、早くから暑い季節になった。
夕方には夕立のような激しい雨が降ることもある。
日本に戻ったみたいだな、懐かしさを感じるな。
郷愁を感じていた私。
領主代行のミカエル男爵を呼んで
「男爵、準備の進行具合を教えてくれ。」
「はい伯爵、伯爵領内の避難所の準備は全て終わりました。しかし今年も嵐が来るのでしょうか?」
と疑問顔のミカエル男爵に
「雨が降り続けば、水が溢れるし、天候が急変すれば竜巻や雹が降ることもある。自然はドラゴン並みに大きな被害をもたらすのだよ。準備は防ぐのではなく備えることなのだよ。」
と噛んで教えるように説明した。
赤の季節に近づくに連れて、私の予想通り激しい雨が数日間降り続いた。
私は転移魔法で、河川の危険そうな場所に飛びながら、水位や堤防の状態を確認した。
堤防については、危険性に合わせて結界魔法を掛けて回る。
水位が予想以上高くなっている、堤防が決壊しなくても水が越えそうだ、越える水をコントロールするために、私は人の住まない地域へ水をわざと流して水位をコントロールした。
この大雨は、セガール王国内に猛威を震いかなりの地域が、水に沈んだようだが死者などはいなかった。
国王からの呼び出し。
大雨が上がって数日後、領内の被害を確認し終わった私は、川の水を外に流したことでほとんど被害が無かったことに安堵していた。
そこに国王名で呼び出しを受けた。
「エストニア伯爵お呼びにより駆けつけました。」
と国王の前に控えると
「その方を呼んだのは、此度の水害でかなりの被害が出ておるようだ。そこでこれからのことを含めて、対策を考えてくれぬか。」
と下命された。
私は宰相に王国内の被害状況を尋ね、その原因と対策及び今必要な援助について話し合った。
「予想を超える雨が降り続いために、堤防を越えたり、堤防を壊したりした水が住宅地等に流れ込み被害が拡大したものですね。
これを防ぐには、川の形状から危ない箇所が分かりますので、基準となる川の水位がわかる工夫をして、それを越えたら危険な場所、水が乗り越える前に、他所に流すための仮の池や川を作っておくのがいいと思います。
今被害が出ているものは、泥水に浸かった建物や食料品の問題でしょう。
泥水には危険な菌が存在するので、食べ物は基本的に廃棄し、建物は洗浄の後消毒を施すのが良いと思います。」
と意見を言えば
「よくもそこまで、対策ができるものだ。分かった直ぐに対応しよう。」
ということで話は終わった。
ーー 赤の季節
災害の対策をしているうちに赤の季節に変わっていた。
領地を代行のミカエル男爵に任せ、私は避暑地に行くことにした。
卒業が目前となった妹にも声をかけて、別荘に向かった。
「お久しぶりですね、お兄様。私の事などお忘れになったと思っていましたわ。」
とほっぺを膨らます妹に
「すまない、少々忙しくてな。忘れたりしてないぞ。」
と答えると「嘘ですよ。」と言いながら別荘に入って行った。
シロはかなり大きくなったため、どこでも連れて行けなくなったが、ここなら問題なく連れてこれる。
広い敷地にシロを放つと、嬉しそうに駆け回っていた。
専属の料理人達が常駐しているのでここはいつ来ても問題ない、広い風呂に浸かりながら
「ああー。」
と長い息を吐く。
温泉はいいものだ、日本人の血が騒ぐようだ。
風呂から上がると、テーブルの上に料理が運ばれていた。
エールを持ってきたメイドに礼を言いながら、氷魔法で冷やして飲む。
「美味い。」
思わず出た声に、妹が
「私も頂戴したいですわ。」
と言うのでおかわりついでにメイドに持ってこさせると、同じように冷やしてやった。
「これは美味しいですね。」
満足げな妹。
この世界では、妹の歳でも普通に酒を嗜むのだ。
成長が早いだけのことはある。
数日間、妹と川遊びや小さな打ち上げ花火をして楽しんだ後。
「どうする?俺はこの後海の家に行く予定だが。」
と尋ねると、
「もちろんついて行きますが、友達を連れて行きたいのですが?」
と聞いてきた。
「ああいいぞ、誰だ迎えに行こうか?」
と聞けば、
「多分今日のうちには来ると思います。」
というので待っていると、メアリースクイブ王女とルシリーア嬢だった。
それならと私はクロニアル伯爵に連絡を入れて、海の家にと転移した。
ーー グスタング王国、海の家
転移してきた私たちを何故か、ルビー嬢が出迎えていた。
「どうして貴方が?」
という私に彼女は
「この前の激しい嵐の後始末に、私が来ていたのですわ。当主不在の館は意外と狙われやすいので。」
と言うのを聞いて
「それはお手数かけました。それなら私がいない時は自由に使っていただいても結構ですので、部屋を4つほど確保してもらえれば。」
というと、笑顔で同意するルビー嬢だった。
これで男1人に女4人なので、私は移転魔法でクロニアル伯爵の家に飛ぶ。
「やあ、準備できたかい?」
家に入るなりそういうと
「本当君はなんでも早すぎるよ。でも丁度準備ができたとこだ、行こうか。」
と笑顔で応じてくれた。
戻った二人の前に水着姿の4人の女性が海に向かうところだった。
「お兄様、海で泳いできますわね。冷たい飲み物ご準備お願いします。」
と言いおくと皆を追いかけて砂浜へ。
「何だ、予想以上に多いな。」
とクロニアル伯爵の呟き。
「君も行っていいぞ。私はすることがあるからな。」
と言うと
「あそこに男一人はキツイからいいや。」
と答えるクロニアル伯爵に笑顔で同意した。
ふと疑問を口にした私、
「クロニアル君、君はどの子が本命なの?」
と。
すると急に慌て出すクロニアル君。
「急に何を言い出すんだ、エスト君。君こそどうなんだい?」
と質問を返してきた
「私はまだ誰も。まだ暫くは自由でいたので。」
と答えてその話は終わった。
ーー 女子会の話
波打ち際にテントを立てて、冷たい微アルコール入りのジュースをいただきながら、女性たちは恋バナに夢中になっていた。
「これお美味しいわね。」
と言うとメアリーにクレアが
「お兄様の得意な飲み物です。」
と答える。
先ほどまで、学園内やその後の交友関係での恋バナを開いていた女性たちが、突然無口になった。
ルビー嬢が
「そう言えば、エストニア伯爵様はご婚約しているのですか?こちらではそのようなお年だと思っていたのですが。」
と言う質問に皆がクレアに目を向けた。
「お兄様はまだ誰も特定の方はいらっしゃらないですわ。お母様がその気ではないようですし。」
「それはどうしてですの?エストニア伯爵ご本人はどうなのですか?」
畳み掛けるようにメアリーが聞く。
「よくわかりませんが、お兄様には想い人はいないと思いますわ。最近私とばかり相手をさせられるので。」
と答えた。
それからはクレアに次から次に、エストニア伯爵の趣味や好みなどの質問が矢のようにされた。
ついでにクロニアル伯爵のことも話題にのぼったが、大いに興味を見せる女性はいなかった。
何故かホッとした表情の女性がいた。
ーー 海の家での遊び。
海といえば。
・海の中探索
・船での遊び
・浜辺の遊び
・花火
・BBQ
と言うのはリーマンだった頃の私の思い込みであろうか。
以前作った海中散歩ようのヘルメットは改良され、ホースが付いていない。
酸素ボンベではないが2時間ほど、呼吸するのに問題ない小型の魔道具を取り付けたのだ。
皆で海の中を散策して大いに遊び、海の幸でBBQで腹を満たし、夜には打ち上げ花火で涼んだ。
「このような遊びは本当に初めてだわ。」
メアリーも大喜びだ。
この世界でこのような平和で幸せが、誰にでも味わえるように私は努力しようと思った。
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