その実を食べろ!〜全ての望みを叶えるスキルの実。

モンド

文字の大きさ
24 / 38

最後の古代都市?

しおりを挟む
ーー 水の大地(またの名を水中の大地)


世の山を迂回し北の進むと切り立った岩場に出た、下を見ると碧く輝く海が見えた。
「セシル様私こんな大きな川を始めてみますわ。」
とカレンが言うにを
「カレンこれはね海というものよ、舐めたらわかるわ塩っぱいから。」
という私に
「セシル様いかに私がものを知らなからと嘘をおっしゃっているのは分かりますよ。これだけの大きな水を塩っぱくするなんて不可能ですわ。」
とドヤ顔で言うのを
「まあ下に降りて自分の舌で確かめるのね。」
と答えて下りる算段を探した、最悪クロに乗せて降りてもいいが馬がね。

暫くするとタロウが下に降りる階段を見つけた、何とか馬も降りられそうだ。
馬車を収納して慎重に約300mほどの階段を降りていく。

「あー、やっと降りれましたね。一時はどうなるかと気が気ではありませんでした。」
とこの旅で御者をしてる若いカールという男がぼやいた。

下に降りると馬車道ではないが舗装されたような道がありその海側は白い砂浜が100m幅で続いている。
カレンがすかさず、サーシャを誘って海の波打ち際に行き水を救って飲む。
「わーっ!塩っぱい!・・・ううう、セシル様のいう事は本当でした。」
と泣きそうな声で呟いている声が聞こえた。

「セシル様何故海というのは塩辛いのですか?」
「いい質問だが私にも本当のことはわからないわ、生き物は全て元を辿れば海の中で生まれたそうだ。それだけ色々な成分が海には含まれているのだろうし、我らも塩がなければ生きてはいけないのが海にいた証拠だとも言える。それ以上は生の神秘であろうね。」
と答えた。

そんな話をしていると海から何かが上がってきた。
「きゃーっ!」
カレンとサーシャが声を上げて逃げてくる、その後を魚のようなエラを持つ人?が浜辺に上がってきて。
「旅人とお見受けします、驚かせてすまないが助けてくれないだろうか?」
と頭を下げてそういった。

「何か訳ありのご様子、私で力になれるなら力になりましょうが、その理由を尋ねても。」
という私に向き直って
「私は水の民と言われる魚人族の者です。ここ数年海の水が濁り海洋資源と言える魚や貝が取れなくなり我が民は困っております。地上の民には教会ゆかりの者が「浄化」という女神のスキルを使えると聞きました。そちらにいらっしゃる女性の格好から教会の関係者ではありませんか?」
とシスターメイを見ながら言った。
するとシスターメイがこたえる
「確かに私は女神教のシスターで浄化の魔法も使えますが、これほどの大きさのものに浄化の効果を与える事はできますまい。」
「そうですか流石にこれだけの広さでは無理ですか。」
がっかりした感じの男のさらにシスターメイは言う
「しかしご安心なされませ。あなたは運がいい。こちらにおられる方は女神の使徒様であられます。きっと貴方の民をお守りくださりましょう。」
と答えたのだ。

私は自分の魔法を確認する、確かに浄化を持っているが果たして海にどれだけ効果があるのか、と考えた時に
「聞き漏らしていました、海が汚れた原因は何ですか?」
と言えば希望が見えたと喜びの顔を見せた男性が
「はい、毒を吐く海洋ヒドラが現れたのです。」
と答えた、原因があるにであれば何とかなりそうね。と思った私は
「それでは海に中ですか?貴方の言う水の民の都は?」
と尋ねると
「はい暫くお待ちください。今から都に立ち戻り準備してまいります、ここで1日ほどお待ちを。」
と言うと海に飛び込みあっ言う間に姿を消した。

「セシル様、海に毒を吐くヒドラが現れたと聞きましたが私とサーシャがこの水を飲みましたが問題ないでしょうか?」
と心配顔で聞く
「これだけの水ですもの薄まって問題ないでしょう。それよりここに野営の準備をしてください。」
と指示した。

ー 海の中の古代都市


次の日約束通りあの男が数人の仲間を連れて姿を現した。
「お待たせしました、準備ができましたので行かれる方はこれをお飲みください。」
とポーションのようなものを差し出した
「これは?」
「これは水の中でも呼吸ができる薬草を煎じたポーションのような物です、これで1週間ほど水の中で生活が可能です。」
「それは面白い。それでは私から」
と言いながらそれを一気に飲み干した。
うまくも不味くもないな。

その後馬車などやその世話をする御者を残して私達は男の後をついて海に中に。

「セシル様凄いです、海に中はこんなに美しいのですね。」
とカレンが言えば案内役に男が
「本来はもっと美しいのです。」
と悲しい顔をした。
2時間ほど海を潜ると海の底に大きな都市が見えてきた。

ー 海中都市ポセイドン

大きなシャボン玉のような膜を越えると、そこには空気が存在していた。
「息ができてはいたが身動きがうまくできず心配しいていたがこれなら問題ない。」
ジャインがそう言うと他のメンバーも頷いていた。

「こちらにどうぞ。」
と案内されたのはまさに竜宮城を絵に描いたような宮殿だった。
中に入ると美しい女性が10人ほど出迎えて
「はるばるご苦労様です。私がここの長をしていますブルーです、使徒様。」
そう言うと中央の女性があたまをさげた。
「お初みお目にかかります、セシルと言いますブルー様。お困りのご様子私後方が及ぶといいのですが。」
「はいよろしくお願いいたします、先ずはヒドラの退治にその後浄化をよろしくお願いします。」
と言いながら宮殿の奥に案内され、すぐにヒドラ討伐隊の会議になった。

「こちらからは水の中ということで、私とクロが参加しましょう。」
「貴方達は怪我をした人たちの対応をお願いしますね。」
と言いつけてクロと共にヒドラの元に。

ー ヒドラとの戦い


ヒドラのいる海底洞窟に案内された私、覗いてみるとかなり大きなヒドラ。鯨級の大きさがあるわね。

「どのように攻撃するのですか?」
と問えば
「ヒドラは戦いでも死んでからも猛毒を出します。できれば毒をどうにかできるといいのですが。」
と退治自体よりもヒドラの毒が心配なようだ。
「私がこの洞窟を結界で塞ぎましょう、その後対峙した後は燃やし尽くすのはどうでしょうか?」
「それはいい考えですが、どうやって燃やすのですか水の中ですよ。」
という魚人族に
「こうするのよ。」
というが早いか
「結界」「水収納」
と唱えれば洞窟内の水があっという間に無くなった。
「おおこれなら問題ない、いくぞ!」
と魚人族の戦士が突撃してヒドラとの戦いとなった。
毒を吐き出すヒドラ、このヒドラは首が3つある、同時にあれを切り落とし体にある核を壊さなければ倒せない。

苦戦している魚人族に
「後ろに下がって!」
と指示して
「氷結」
と唱えるとヒドラの身体が凍りつき始める。
最後の首が凍りつき動きを止めたヒドラにクロが近づき首を切り落とすと身体を真っ二つに切り裂いた、するとそこに核が見えた。
魚人族の戦士がそれにモリを打ち込むとパカッと割れた核と共に凍りついていたヒドラの身体が溶け始める。
私は
「煉獄の炎」
と唱えると、ヒドラの身体が地獄の炎に焼かれ始めあっという間に灰となった。
その灰を収納した私は海側に振り向き
「浄化」
「解毒」
と唱えた。
眩しい光が私から放たれ、海に中に浸透していく。光が通過した水は蒼く透き通り浄化されたのが分かった。
暫くすると見渡す限りの海の水が生まれ変わったように変わったのが分かった。
「これで大丈夫でしょう。」
私がそういうと魚人族の戦士が皆膝をつき頭を垂れて感謝の意を示した。


ー 海の幸を堪能する

綺麗に生まれ変わった海に水の民は、大いに感謝し私たちをもてなしてくれた。
やっぱり私は前世の記憶のためか海産物や海の幸が好きだ。
魚の塩焼きに刺身、貝汁にわかめの味噌汁、エビやカニの焼き物からウナギの蒲焼に似たもの、何故か昔の記憶を呼び覚ます味ばかり?
「ブルー様、これらの料理は昔から有るのですか?」
と聞けば
「以前ここを訪れた勇者なる者がこの調理法を教えたと伝えられています。」
と言う、そんなこともあったんだと思うがどうでもいいこと、美味しいは正義です。

沢山の海の幸をいただき私達は、陸へと帰った。

「主人様今回の旅はどこも面白かったですね。こんな旅ならいつでもいいです。」
現金なタロウがそう言った。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ

ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。 見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は? 異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。 鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

国外追放だ!と言われたので従ってみた

れぷ
ファンタジー
 良いの?君達死ぬよ?

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

俺、何しに異世界に来たんだっけ?

右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」 主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。 気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。 「あなたに、お願いがあります。どうか…」 そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。 「やべ…失敗した。」 女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!

処理中です...